食事は楽しく!11ヶ月の赤ちゃんが手づかみ食べできる離乳食
11ヶ月の赤ちゃん。離乳食の手づかみもさかんになる時期です。
手づかみで食べることは、赤ちゃんの食事への楽しみを増やし、フォークやスプーンで食事を食べることにスムースにつながっていくと言われています。
手づかみ食べをさせたいとき、ママはどういった離乳食を赤ちゃんに用意してあげたらよいのでしょう。
赤ちゃんが手づかみしやすく美味しいと思える離乳食を出してあげれば、赤ちゃんはより手づかみすることを楽しいことと思うようになり、食事をとることが好きになるでしょう。
さあ、たくさん手づかみで食べさせてあげましょう!
赤ちゃんが「好き」で手にくっつきにくい食材から試してみます
離乳食を生後5~6ヶ月でスタートして、手づかみ食べが始まるのはその5~6ヶ月後位からになります。
その間色々試した食材の中で、赤ちゃんの食いつきがよく、触れた時の食感がベトベトしないものを探してみましょう。
大きいものはつかみやすくスティク状にしてあげます。赤ちゃんがパン粥が好きだったというときはパンを、うどんが好きだというときはマカロニなどを初回は10本ほど用意してあげるとよいかもしれません。
市販の卵ボーロなども上手に利用すると、小さい粒を指で食べることで手先の訓練になります。
比較的早い時期から始められる「野菜ステック」
赤ちゃんが手づかみで食べることに興味をもち始めた頃は、にんじんやリンゴなどを1×1cm×長さ5cmくらいの大きさにカットしお皿にのせて赤ちゃんにあげてみましょう。
歯が生え始めて口の中がムズムズする時期の赤ちゃんは食べることはなくても握って口にくわえてハグハグして満足していることもあります。
月齢が進んで11ヶ月くらいになったら、赤ちゃんの口の動きは上下左右とだいぶ大人と同じような動きができるようになり、自分の口よりも大きいものは歯を使って噛み切って一口分だけ食べるようになっていきます。
その時期になったら1×1cm×長さ5cmのにんじんを薄めのダシと少量の砂糖としょうゆで柔らかくなるまで30~40分煮ましょう。
手づかみ食べに少し慣れてきたら「ステックバナナ」
通常バナナは輪切りにすることが多いですが、ここではスティク状にカットしましょう。
まずバナナの皮をむき、両端を切り落とします。次に真ん中を切って2等分にします。横においたバナナを横に2分割します。そしてそれぞれをまた2分割します。
そうすると1×1cm×長さ5~6センチのバナナのスティックが4本できます。バナナはヌルヌルしていて手づかみしにくいですが、バナナが好きな赤ちゃんでしたら手づかみして食べてくれる可能性が比較的高いと思います。
バナナは栄養価も高い果物です。おやつの時にバナナスティクを出してあげれば、手づかみを楽しみながら栄養もとれてもよいですね。
ただし、バナナはアレルギーアレルギーを引き起こしやすい食材なので、赤ちゃんの様子をしっかりチェックすることを忘れないで下さいね。
栄養のバランスも色味もきれいな「ロールサンドイッチ」
デザートサンドイッチやおかずの入ったサンドイッチなど、一つのプレートで栄養バランスも彩りもよくおすすめの一品です。
・サンドイッチ用のパン(耳つきの食パンで作る場合は12枚切りがおすすめ)
・月齢に合ったペースト状のベビーフード(果物や野菜、肉、魚、クリームなど)
まず、サンドイッチ用のパンを用意します。6枚切、8枚切だとサンドイッチにする時にパンが切れてしまうので、不向きです。
ペースト状のベビーフードをサンドイッチ用のパンに塗り、巻き寿司を作るようにクルクルと丸めます。丸めたら幅1cmくらいにカットして完成です。
手づかみ用とママがスプーンであげる用の2種類のご飯を用意しなくてよいのもママにとって嬉しいですね。
パンを焼くのは苦手なママにもオススメ!「フライパンで蒸しパン」
ホームベーカリーを持っていないママにとってパンを焼くというのはとても大変なこと。粉まみれになりながら、生地を作り2度発行させオーブンで焼く。それで上手くできなかったなんてことになると、ほんとうに悲しくなります。
でもパンが好きな赤ちゃんに何か作ってあげたい!そんな時に簡単に作れるのが蒸しパンです。
現在ではホットケーキミックスをお手軽パン作りに使われることが多いですが、赤ちゃんには小麦粉で1から作ってあげたい!そう思うママも多いことでしょう。
蒸しパンは材料を混ぜて蒸すだけなので失敗が少ないです。蒸し器は必要ありません。フライパンでできるのです。
・基本(ベース)
薄力粉100g+水80~90ml(粉っぽくならない程度)+ベーキングパウダー小さじ1
・追加する食材(お好みでチーズやカボチャ、さつまいも、バナナやリンゴなど)
生地を型に入れたら、1センチほど水を張ったフライパンに並べて置きふたをして、沸騰するまで強火で沸騰したら弱火で8~10分蒸します。
噛むことが上手になってきたら少し歯ごたえのある「おやき」にトライ
おやきと言っても白い皮の中に高菜が入っていたりするものではなく、余ったご飯やジャガイモを使って作る少し厚みのあるおせんべいのようなものです。
・ご飯のおやき:ご飯(残ったものでもOK)+鰹節、青のり
・ジャガイモのお焼き:ジャガイモ小さめのもの1個+片栗粉+チーズやシラス
ご飯が固めの時には少し水を足してレンジで温めます。そして、鰹節や青のりをまぜしょうゆを2、3滴入れます。よく混ぜたらラップでくるみながら直径3~5cmほどのおにぎりを作って熱したフライパンにのせてからつぶして平たくします。
手で押すと手にご飯がついてしまうので、軽く水に濡らしたフライパン返しでつぶすと上手くいきます。
焼きおにぎりではないのでご飯が固まってきたら裏返して反対側も焼きます。フライパンから持ち上げた時に一枚になっていればよいです。
また、ジャガイモを使う場合ですが、茹でたジャガイモを潰してチーズや湯通ししたシラスなどを入れてよく混ぜます。その際ボソボソ感が気になる時は、片栗粉を小さじ1弱入れます。
おにぎりの時と同様サランラップにくるんでお団子状にした後、熱したフライパンの上でつぶします。
両面をこげない程度に火を通せば完成です。
楽しく手づかみさせることは楽しい食生活にもつながります
人にとって食べることはいくつになっても楽しく気持ちを和やかにさせるものです。
ママが作ったご飯を赤ちゃんが手でグチャっと握って潰すと、ママからしたら「せっかくつったのになんで?」と思うこともあるでしょう。でもこの行為は手づかみで食べることにつながっていきます。
手づかみで口に運ぶことを始めるとさらにスプーンやフォークなどの食器にも興味をもち始めます。
ママはしばらくの間は汚されてあたりまえ、と思って食事の際は足元に新聞紙をひくなどしてみましょう。新聞紙なら食後にそのまま捨ててストレスも減らせますね。
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