喃語が多い赤ちゃんにどう接すればいい?コミュニケーションの取り方

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2017/01/02

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「お腹が空いたよ」「眠たいよ」と、自分のしてほしいことをパパやママに伝えるために、初めは泣いてばかりだった赤ちゃんも、しばらくすると泣き声以外の声を出すようになります。

赤ちゃんがこちらを見つめてニコニコしながら「あー」「うー」と声を出してくれるだけで、成長を感じてうれしい気持ちになりますよね。

しかし、赤ちゃんが何を言っているのかを理解するのはなかなか難しいもの。「たくさん話しかけてくれてるけど、どうやって返してあげたらいいんだろう」と思うパパやママも多いのではないでしょうか。

この、赤ちゃん独特の可愛らしい声は、クーイングや喃語というもので、小さな赤ちゃんのうちしか聞くことができないものです。

今しかできない、クーイングや喃語の赤ちゃんとのコミュニケーション。パパやママも一緒に楽しみながら、赤ちゃんの言葉の発達を応援してあげましょう。

赤ちゃんの言葉の発達は、無意識のクーイングから喃語での会話に

赤ちゃんはいつから話せるようになるのでしょうか。言葉がどのように発達していくのかを赤ちゃんの月齢を大まかにくくって見ていきましょう。

【0~2か月頃の赤ちゃん】泣いて欲求を伝える

産まれてしばらくは赤ちゃんは話すことができないため、基本的に何か訴える時は泣いて伝えるしか方法がありません。

そのため、「お腹がすいたのかな」「お尻が濡れて気持ち悪いのかな」と、パパやママは探り探り。小さな赤ちゃんに振り回されることもしばしばです。

筆者も、「何て言っているのか分かればいいのに」と思いながら、毎日息子のお世話に明け暮れています。

産まれてから2か月頃の赤ちゃんは泣くことでしかコミュニケーションをとれません。パパやママは、想像力を働かせてお世話をすることになります。

また、この時期の赤ちゃんは、「うーん!うーん!」と唸り声をあげることがありますが、これはほとんどがお腹に空気がたまって苦しいことが原因です。

  • 授乳のあとは必ず背中をさすったり、優しくトントンしてげっぷをさせる
  • げっぷが出にくい子はしばらく時間をあけてもう一度さする・トントンする
  • お腹を時計回りに優しくくるくるとマッサージして腸を動かし、おならを促す
  • 一回の授乳量を増やし、まとめ飲みさせて空気を飲む回数を減らす

唸り声が気になる場合は、パパやママがお手伝いして、赤ちゃんのお腹から空気を出してあげましょう。

【2・3か月頃の赤ちゃん】ご機嫌なときの可愛い声!クーイングが始まる

この頃になると、のどの奥を「クー」と鳴らすクーイングが始まります。

クーイングとは、英語で「cooing」といい鳥の鳴き声を意味します。赤ちゃんが「クー」とのどを鳴らす音が、鳥の鳴き声に似ていることからこのように呼ばれています。

クーイングは赤ちゃんの機嫌がいいときに出すことが多く、授乳の後や抱っこのときなどによく聞くことができます。時には手足を動かしながら、「ウックー」「アックー」とニコニコしながら声を出します。

クーイングで発する声には意味はありませんが、クーイングは赤ちゃんが次の喃語に進むための練習をしているようなものです。

赤ちゃんの声にパパやママが反応してあげると、赤ちゃんは「声を出すのって楽しいな」と感じるので、もっと声を出したくなります。

赤ちゃんが「ウックー」と声をあげたら、パパやママも「ウックー」と返してあげたり、「おしゃべり上手だね」などと話しかけてあげるといいでしょう。

クーイングの始まる前後にキーキー声などの奇声が始まりますが、これも赤ちゃんの成長過程の一つで、感情表現が広がったためです。

これが原因で声帯を傷めたりすることはないので心配いりません。

【4・5か月頃の赤ちゃん】初期の喃語がスタート

クーイングに加え、初期の喃語が聞かれるようになります。この時期の喃語は「アー」「ウー」などの母音がほとんどです。

クーイングは赤ちゃんがご機嫌なときに聞かれることがほとんどですが、何か不快なことがあるときも喃語を発声するようになり、表情も豊かになってきます。

今まではお腹が空いたり、お尻が気持ち悪かったりすると、泣き声で不快感を伝えていた赤ちゃんですが、「ウー」とムッとした感じの声を出して訴えたりすることもあります。

そんなときに顔を覗き込むと、口をへの字にしていたり、怒ったような顔をしている子もいます。声で訴えるようになるので、「泣く回数が減ったな」と思うパパやママもいるかもしれません。

【6~8か月頃の赤ちゃん】どんどんおしゃべりに

生後6か月になると、本格的に喃語が出てきます。この喃語がいわゆる「赤ちゃん言葉」というものです。

「アー」「ウー」だったのが「アウアウ」と2つ以上の音を組み合わせて発声できるようになったり、「バブバブ」など、母音だけでなく子音も聞かれるようになってきます。

この頃になると、パパやママも、赤ちゃんがただ声を出しているのではなく「お話をしているな」と感じられることが多いです。

【9・10か月頃の赤ちゃん】意味のある言葉を使いはじめ、成長が感じられる

大人の話す言葉の意味が少し伝わるようになってきます。

また、自我が芽生え始めるので、赤ちゃんからの意思表示も盛んになり、言葉の種類も増えてきます。

大きな声をあげてパパやママの気を引こうとしたり、両手をあげて抱っこを要求してくるようになる子、名前を呼ばれると振り向く子もいます。

はっきりとした単語はまだ話せない子も多いですが、少しずつ赤ちゃんなりに意味を含んだ言葉を発するようになり、お腹が空いて「マンマ」と言ったり、車を見て「ブー」と言ったりするようになります。

ただ、言葉の発達はとても個人差が大きいものです。9か月で単語を話せる子は成長が早いな、と思っておいたほうがいいでしょう。早い子もいれば、1歳を過ぎてから単語が出てくるという子もいます。

1)1歳では25%の子供がまだ単語1つ(ママ、パパなど)を言えません。
2)1歳6か月の100人中98人が単語を2個しべれます(まだしゃべれない子もいます)。
3)2歳の誕生日頃では50%の子供が2語文(ママ スキ、パパ アッチなど)をしゃべれません。
4)3歳になればほとんどの子は2語文をしゃべれてます。

【11か月~1歳の赤ちゃん】大人の真似や指差しが始まる

この頃になると、大人の話す言葉をだいぶ分かるようになり、言うことを聞いて行動できるようになってきます。

たとえば、「そのおもちゃ、ママにちょうだい」と言うと渡してくれたり、逆に欲しいものがあるときは指差しをして教える子もいます。

大人のしぐさを見て手を振ってバイバイしたり、電話の時の「もしもし」を真似するなど、おしゃべりに加えて身振り手振りも活発に。

絵本にも興味が出てくる頃なので、一緒に絵本を見ながらおしゃべりしたり、指差しをしてコミュニケーションを楽しめるようになりますよ。

赤ちゃんは自分の意思を伝えたいときに指差しをします。興味のあるおもちゃで一緒に遊んであげたり、「どっちがいい?」とおもちゃを選ばせたりすると、指差しを引き出しやすくなります。

喃語は赤ちゃんなりのメッセージです

パパやママをはじめ、大人には何て言っているのか分かりにくい喃語。しかも、何か意図して言っているときもあれば、純粋に声を出すことを楽しんでいるときもあります。

「最近たくさん声を出すようになってきたけど、どうしたらいいんだろう」と、パパやママも最初は戸惑ってしまいますよね。

赤ちゃんの喃語が始まったら、パパやママ、周りの大人はどうしてあげるのがいいのでしょうか。

無視すると不安に。できるだけ応えてあげて

喃語のなかには、特に意味を持たないで発している声もあります。かといって、単語に聞き取れないものは無視していいのかというと、そうではありません。

たとえば「ア!」と一声だけ発したときでも、赤ちゃんに目を向けてみましょう。

赤ちゃんの視線の先におもちゃがあったら、「あのおもちゃを取りたい」とか「あそこにおもちゃがあるよ」と教えているのかもしれません。

人に話しかけて無視されたらさみしい気持ちになりますが、赤ちゃんも同じです。声が聞こえたら、可能な限り目を向けたり声をかけてあげましょう。

はっきりとした言葉になっていない、「ア」「ウ」といった声でも、パパやママに何かを知らせていることがあるので、できるだけ反応してあげるといいですね。

分からなくてもOK。大切なのは聞いてあげる姿勢

とはいっても、何か声を出しているけれどまったく意味が分からないというときもあります。でも、意味が分からなくてもいいのです。

新生児の頃は赤ちゃんが泣いたとき、パパやママは「どうしたのかな」と手探りでオムツを替えたり、抱っこをしたりしていたと思います。

喃語を話すようになった赤ちゃんには、「どうしたのかな」を声に出して言ってあげたり、「お腹がすいたのかな?」「お尻が気持ち悪いのかな?」と予想して聞いてあげましょう。

赤ちゃんは、パパやママが声をかけてくれることで「ちゃんと聞いてくれているな」「パパやママが近くにいるな」と安心します。

もし何か要求しているわけでもなさそうなときは、「あら、そうなの」「お話するの楽しいね」など、あいづちを打って話し相手になってあげるといいですね。

おしゃべりな赤ちゃんとのコミュニケーションのポイント

赤ちゃんの中には、先ほどお伝えしたように、何か要求する以外にもたくさん喃語でおしゃべりする子もいます。

赤ちゃんの声は可愛いですが、ずーっと話しかけられているとさすがに疲れてしまったり、どう接したらいいのか分からなくなってきてしまうこともありますね。

そんなときの対応の仕方や、赤ちゃんのコミュニケーション能力を育むのに効果的な、お話しするときのポイントをいくつかご紹介します。

話しかけるときはやさしくゆっくり

せっかくお話しするのなら、少しでも赤ちゃんが早く言葉を覚えてくれるように、効果的に話しかけてあげたいですね。

赤ちゃんは、パパの低い声よりもママの高い声のほうが反応すると言われています。話しかけるときは、少し高めの声を意識するのがおすすめです。

また、赤ちゃんの喃語のように、なるべく短い言葉で話しかけるのもおすすめです。やさしく、ゆっくりと語尾を伸ばして話しかけてあげましょう。

目を合わせてお話しを楽しむ

赤ちゃんが声を出したら、赤ちゃんの目を見てにっこりと笑ってお返事をしてあげましょう。そうすることで赤ちゃんは「ちゃんと聞いてくれているんだな」と安心します。

さらに、「声を出してお話しするのは楽しいことなんだ」と感じるようになり、「もっとパパやママとお話ししたい!」とやる気がでてきます。

きちんと赤ちゃんと向き合って話すと、赤ちゃんもパパやママの方を見て、頑張って応えてくれますよ。

無理に言葉を教えないで、話す楽しさを大切に

早くたくさんの言葉を覚えてほしくなりますが、まずは赤ちゃんに「お話しするのって楽しいな」と思ってもらうことが大切です。

喃語をたくさん話すようになってくると、言い間違いなども出てきますが、あまりきっちりと注意してしまうと、話すことへのやる気をそいでしまいかねません。

また、話すことを急かされたりしてあせってしまうと、どもるようになってしまうこともあります。

正しい言葉を教えてあげることも大事ですが、まずは赤ちゃんのやる気を重視です。お話ししている中で言い直してみるなど、さり気なく伝えてあげるようにしましょう。

側にいるパパ・ママが赤ちゃんの気持ちを代弁

無理に言葉を教え込まなくても、パパやママが赤ちゃんの気持ちを代わりに言葉にしてあげることで、赤ちゃんは言葉や感覚を覚えていきます。

たとえば、赤ちゃんが手をぶつけてしまって泣いてしまったので、「おてて痛かったね」となでなでしてあげたとします。これは自然にやっているパパやママも多いかもしれませんね。

実は、パパやママがそうして声に出すことで、「これは痛いっていうことなんだ」と赤ちゃんはお勉強しているのです。

ほかにも、遊んでいるときに「楽しいね」、お食事の時に「おいしいね」など、赤ちゃんの様子を見ながら声をかけてあげるといいでしょう。

パパやママからたくさん話しかけてあげる

赤ちゃんは声を出して遊ぶのも楽しいのですが、それ以上に話しかけてもらうことが大好きです。パパやママ、周りの大人が声をかけてくれるのは、赤ちゃんにとってとてもうれしいことです。

とはいえ、どんなことを言ってあげたらいいのか、ちょっと迷ってしまうときもあるかと思います。月齢の低い赤ちゃんや大人しい赤ちゃんで、反応も控えめだったりすると、こちらも何となく無言になってしまいますよね。

そんなときは、赤ちゃんの視線の先にあるものを話題にしてみましょう。たとえば、「お日さまが出ていいお天気だね」「かわいいワンワンがいるね」という感じです。

もしずっとベッドで仰向けになっていて、ぼーっと天井を見ていたら、「同じ景色で飽きたかな?」と少し抱っこしてあげるのもいいかもしれません。

赤ちゃんは、言葉を理解できていなくても、パパやママの表情や声のトーンを感じ取って、パパやママがどんな気持ちでいるのかをつかもうとします。

話せなくても大人を見ておしゃべりをする準備を始めているので、どんどん話しかけてあげることで言葉の発達を促してあげましょう。

赤ちゃんのおしゃべりに疲れてイライラしてしまったら

ここまで、たくさん話しかけてあげましょうとお伝えしてきましたが、パパやママだって親とはいえ人間です。疲れて頭痛のする日や忙しくてグッタリする日もあると思います。

しかし、おしゃべりが楽しくて仕方がない赤ちゃんは待ったなしで話しかけてきます。体調や気分が悪い時も笑顔でお話ししないといけないのは非常に辛いことですよね。

そんなときの対処法をいくつかご紹介しますので、参考にしてみてください。

5分だけ1人になる
限界がきたら、赤ちゃんが安全な場所にいることを確認し、「ちょっとトイレ行ってくるね」など声をかけて、トイレや別の部屋に5分だけ引きこもって落ち着きましょう。短い時間ですが、意外と気持ちをリセットできます。
散歩に出る
外に出ると落ち着く赤ちゃんは多いようです。抱っこ紐やベビーカーに乗せてお散歩をするとすぐに寝てしまう子もいます。パパやママの気分転換にもなるのでおすすめです。
おもちゃで遊んでもらう
パパやママが相手をできそうにないときは、少しの間プレイジムやぬいぐるみなどで遊んでもらいましょう。おもちゃを相手に1人でおしゃべりしてくれる子もいるので、その間にパパやママは休憩タイムをとりましょう。

赤ちゃんやご家庭の事情によって状況はさまざまだと思いますが、室内で赤ちゃんとずっと2人きりにならないことがポイントです。

1人の時間がどうしても作れないときは、逆に外に出て色々な人がいるところへ行ってみましょう。

喃語が少なくて不安。問題はあるの?

喃語が多く、うるさいくらいにお話しする赤ちゃんもいれば、逆にあまり言葉を出さない赤ちゃんもいます。

検診などでおしゃべりな子を見ると、「あれっ、うちの子は全然しゃべらないのに」と不安になってしまうパパやママもいるのではないでしょうか。

喃語が少ないことは病気などと関係があるのでしょうか。どんなことが考えられるのかを見ていきましょう。

赤ちゃんの個性という可能性も

赤ちゃんの中には性格的に大人しい子もいます。あまりお話をしないなと感じたら、パパやママが話しかけたときの赤ちゃんの様子を観察してみましょう。

  • うれしそうににっこりと微笑む
  • 何か言いたそうに手足を動かす
  • パパやママが話しかけているのをじっと聞いている

こんな風に、赤ちゃんがパパやママとコミュニケーションをとろうとしている様子が見られるかもしれません。

何かを伝えようとしている、わかろうとしている、伝達する。
コミュニケートしようとしている素振りがあれば、心配はいりません。
言葉は後からついてくるものです。

言葉の発達は個人差が大きいものです。2歳までにお話しできるようになる子もいれば、3歳を過ぎてから単語を言えるようになる子もいます。

生後4・5か月から喃語が始まるとお伝えしましたが、その時期になってあまり喃語が聞かれなくてもあせることはありません。赤ちゃんに話しかけながら見守ってあげましょう。

気になるようならかかりつけ医に相談を

病気や発達障害には、「喃語が少ないこと・喃語を話さないこと」が症状のひとつとして、関連性があるとされているものがあります。

【自閉症】 
喃語がない。ほかにも、音に対する反応が鈍かったり、周りへの関心がなく眼が合わないといった様子が見られる。
【知恵遅れ(精神遅滞)】 
喃語が少ない。症状の重さによっては運動面の発達の遅れも見られる。周りへの反応が鈍い。
【難聴】 
最初は喃語などの言葉が出ていても、いずれ消えてしまう。音に対する反応はないけれど、大きな音など特別な音にのみ反応することも。
【脳性まひ】 
ほとんどの子が喃語が少なく、運動面での発達も遅れが出る。

いずれも、喃語が少ない・話さないというだけでは判断することができません。あくまでも、症状のひとつとしてあげられるということです。

ただ、わが子の成長に関して一度気になることが出てくると、ずっとモヤモヤと不安になってしまうものですよね。そんなときは、かかりつけの小児科の医師に相談してみましょう。

信頼しているかかりつけの医師からアドバイスをもらったり、はっきり「問題ありません」と言ってもらうとパパやママの気持ちも軽くなり、モヤモヤも解消します。

「このまま言葉が出なかったらどうしよう」
そんなあなたの不安なまなざしが、お子さまをかえって不安にさせるのです。

パパやママが不安に思っている気持ちが赤ちゃんに伝わってしまうと、余計に言葉が出てこなくなるという悪循環にもなりかねません。

パパやママがゆったりとした気持ちでいることは、赤ちゃんに安心感をあたえるという意味でもとても大切なことなのです。

言語発達が遅れる危険も!テレビのつけっぱなしにはご注意

ほとんどの家庭に1台は置いてあるテレビ。誰も見ていなくてもつけていたり、まるでBGM代わり番組を流し続けてしまうことも多いですよね。

ところが、うっかりテレビをつけっぱなしにしているその状況が、赤ちゃんの言葉の発達を遅らせている可能性があるのです。

 最近,小児科医や発達の専門家から,言語発達や社会性の遅れがある幼児の中に,テレビ・ビデオ(以下,テレビと記す)を長時間視聴しており,テレビ視聴を止めると改善が見られる例があることが報告され,テレビの長時間視聴が発達に悪い影響を及ぼす可能性が指摘されています.

赤ちゃんは、パパやママをはじめとした、周りの人とのコミュニケーションを楽しむ中で言葉を身につけていくとお伝えしてきましたが、テレビやビデオは一方的に情報を流すものです。

赤ちゃんの言葉は、テレビから音や映像を受け取るだけでは発達しません。それどころか、はっきりとした単語を話すのが遅れるだけでなく、喃語も少なくなってしまうのです。

  • テレビはつけっぱなしにしない・長時間見せない
  • テレビを見せるときは1人で見せず、大人も一緒に話したり歌いながら見る
  • 授乳中や食事中は消す
  • テレビを見たら消す習慣や見るときのルールを決める

テレビを赤ちゃんに見せるときは、これらのポイントに注意して見せてあげるようにしましょう。

喃語が多い赤ちゃんには、たくさんお話しすると優しい心が育つ!

おしゃべりな赤ちゃんに対して、パパやママは戸惑ったり、イライラしてしまうこともあるかもしれません。

ですが、喃語のおしゃべりは赤ちゃんの優しい心を育てるチャンスです。

赤ちゃんは、パパやママが反応してくれたり、笑顔で話しかけてくれることで「愛されているな」と確認しています。

また、それと同時に、パパやママを信頼していくことを覚えます。優しい心を育てるには、この信頼する気持ちがとても大切です。

「自分はパパやママに大切にされているんだな」と愛情を感じて育った子には、相手を大切にしようという気持ちが芽生えていきます。

たくさん喃語を話す赤ちゃんの相手をするのは大変ですが、親としては思いやりのある優しい子に育ってほしいと思いますよね。

まずはパパやママが気持ちにゆとりを持って、赤ちゃんとの会話を楽しむことが大事です。

毎日頑張り続けるのではなく、息抜きの時間をとれるように工夫して、わが子の成長を見守ってあげましょう。

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