年子育児は4つのコツで乗り切ろう!上の子をケアしながら楽しく育児
年子のメリットデメリットを知った上で、子供を授かりたいなと思っているパパママもいらっしゃるでしょう。
しかし、年子育児はママ一人で乗り越えるのはとても大変な部分も多いです。
一番困るのは、二人を連れての買い物や、病院などの外出です。買い物は、ネットショッピングを利用したり、パパと一緒に出かけ1週間分まとめ買いをしたりして、お散歩や公園以外は、なるべく出かけないで済むようにするなどの工夫がいります。
また二人目の妊娠には出産後のママの体の回復状況もかかわってきます。
大体1~2年くらいがもっとも辛抱をしなくてはならない期間でしょうか。そこで、私自身も直面した”年子育児を乗り越えるちょっとしたコツ”をご紹介します。
この記事の目次
まずママの体をチェック!年子妊娠には体調管理が大切
1人目を産んだあと数ヶ月で年子にするかどうかの判断はしなければなりません。若いうちは産後の回復も早いかもしれませんが、体の調子の戻りは個人差があります。
1ヶ月検診をめどに次のような症状についてチェックしておき、気になることは遠慮せずドクターに質問し、診てもらいましょう。
- 悪露が終わり、子宮が回復しているか
- 会陰切開の傷口の治り具合はどうか
- 乳房や脇のリンパの腫れる乳腺炎になっていないか
- 出産時の骨盤や筋肉の疲労からくる排尿障害は大丈夫か
- 出産時のいきみでの切れ痔、脱肛の処置について問題はないか
また、産後何ヶ月か生理が来ないかもしれませんが、排卵はありますので妊娠することは可能です。
年子ということは立て続けの妊娠、出産となりますので、まずはママの体と心が元気かどうかという所が判断材料になります。ホルモンのバランスが乱れて体が不調だったり、赤ちゃんの世話が苦痛なようでしたら無理はやめておきましょう。
一人目の時の妊娠時にも必要であった「葉酸」を赤ちゃんをしっかりと迎え入れるための準備として、積極的に摂取しておきましょう。
妊娠前からお腹の赤ちゃんのために摂りいれたい成分「葉酸」を効率よく摂取しよう!
パパが家事や育児に積極的かどうか、ママを応援してくれているかどうかも大切です。育児を楽しんでくれているようならまず前向きに考えても大丈夫です。
賛否両論あるハーネス(迷子ひも)は、使ったほうが安心
出かけるときベビーカーを押すと両手がふさがります。下の子をベビーカーに乗せ、上の子を一人歩かせることになるわけです。気をつけて見ていても車道へ飛び出しはしないかと心配です。
「ハーネス」いわゆる迷子ひもを使いたいっ!と切実に思うかもしれませんね。でも、世間的には、「犬じゃないんだから」とか、「ひもで繋ぐなんて虐待だ」など、昔はなかった育児グッズだけに批判的な意見も多いのは事実です。ママが世間の冷たい批判に耐えられるかどうかが問題となります。
実は私はその頃、まだハーネスがポピュラーじゃない時代で存在を知りませんでした。でも一度だけ私が使っていた小さなポシェットを上の子に付けて、ショルダー紐をベビーカーにつないで買い物に出たことがあります。
お出かけ中、車道で「ヒヤッ」とした経験から考え出したことでした。でも実際に歩いてみると、どうも悪いことをしているような気持ちになってしまい帰りは外してしまいました。
これは気持ちの問題なんだなと思います。子供の安全には変えられませんので年子を連れ歩く場合ハーネスの必要性は高いと思います。
上の子に寂しい思いをさせない、プチママお願い作戦
上の子の性格にもよりますが年子の場合、赤ちゃんがえりせず赤ちゃん誕生を素直に受け止めてくれるようです。周りからの声かけがとても大切で、それによってある程度上の子の感情をコントロールできます。
赤ちゃんは、『可愛い小さい弱い』から守ってあげてね!と教えます。
ママがオムツを替えるときやミルクをあげる時も、上の子に「一緒に手伝って」「ママを助けて」と、上の子を頼りにして、お手伝いをしてもらったあとは「偉いね」「助かったよありがとう」などと褒めてあげましょう。
実際にできることとしては、ミルクをあげる時に哺乳瓶を持たせたり、一緒に子守唄を歌わせたりすることです。そのうちに、赤ちゃんのことを大事に思うようになります。
よくありがちな、嫉妬から下の子を叩いたり、つねったりという事はしないはずです。
下の子が泣きだして、ママが一人でよしよしすると上の子は寂しく感じますし、嫉妬も芽生えます。
そんな時は「どうして泣いているのかな。ミルクかなオムツかなどう思う?」と上の子に声をかけながら下の子をあやしてみてください。上の子の頭の中は「どうして泣いてるの?」の答えを考えることでいっぱいいっぱいになるので、ヤキモチは出てきません。
座れるようになったら、二人共テーブルチェアを使っての食事が断然楽!
下の子も座って食事ができるようになったら、二人共コンパクトなテーブルチェアを利用しましょう!3歳くらいまで使えます。
ピッタリ体が収まりずり落ちることもありません。折りたたんで持ち運びできるものもあります。これはしっかりしたテーブルなら外食時の使用もできます。
テーブルにドッキングさせて子供たちを座らせたら、胸には食べこぼしポケット付きエプロン、床には新聞紙をセットしてスタンバイ。こうしておけば、撒き散らし食べこぼしも怖くありません。できなくても自分で食べる楽しみを体験させてあげましょう。
ママも座ったまま介助ができるのでとても楽です。テーブルにかかる二人分の体重バランスだけ気をつけてくださいね。
同時に甘えてきたり、ママの取り合いは公平に「じゅんばんこ」
「二人同時に」はよくあることですが一方に偏るのはよくありません。上の子に「我慢してね」は可哀想です。
何かわかりやすいルールや決めゼリフがあるといいですね。例えば、必ず「じゅんばんこね」と言ってから、一人ずつ相手します。
「じゅんばんこ」と言われたら、後先が交互でもちゃんとママは自分の事も見てくれたり聞いてくれたりしてくれるという確信を持つことが出来ます。そうすれば、おとなしく待ってくれるようになりますよ。
どっちが先にするのかは、その都度交互にしてあげましょう。
余談ですが、「子供たちに公平に接する」ということは、結構大切なことなんです。子供にとって、公平、不公平は非常にわかりやすいルールで、公平は正しく不公平は間違っているという判断です。
親が公平に接しようとすることが、子供には「正しいことをしている親」と映り、正義感を育てることにつながります。(ドロシー・ロー・ノルト レイチャル・ハリス著の「子供が育つ魔法の言葉」の一節にも書かれていますので参考にしてみてくださいね。)
体力勝負と共に心配事も…それは出費に関する事です
ただしやはり気に留めておくべきことがあります。それはこれからの「教育」「進学」のことです。子供の教育にはお金がかかりますので、園や学校、そして習い事や塾などの教育費はやっぱり気になります。
年子なので、立て続けに大きな出費がある…と考えると憂鬱でないとは言えません。ただ、子供たちが学校を出てしまえば一息つけます。年子は、この教育の期間がネックとなります。
いっぺんに教育費が必要になる分期間は最短です。下の子が学校を出るまでの期間、ここが頑張りどころになりますね。
一気に子育て頑張るぞ!の気持ちでうまくいく「年子育児」
ちょっと大きくなってくると、年齢が近いためライバル心も芽生えるようです。出来た出来ないで競争になったり、きょうだいが褒められたら「よし、自分も!」と頑張ったり。
同じように二人一緒に育てても、性格や個性は全く違うきょうだいに成長するのは不思議なものです。でもそういった別々の成長をほぼ同時に見ていけるので楽しいと思います。
年子を育てるには、ママが「一気に子育てやるぞ!」という気持ちがあればうまくいきますよ。金銭面が心配かもしれませんが、年子だからこそ早くママが社会復帰を果たし収入を得ることもできるんです。
私たち女性は、「ママ、妻、嫁、私」と役割が沢山あって大変ですよね。一人の女性「私」としての生き方をしっかり早く取り戻せるのは、意外に楽な「年子育児」だとお分かりいただけたでしょうか。選択肢の一つとして参考になさってくださいね。
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