妊娠中は酷いつわりで悩む妊婦さんが続出!つわりの主な原因3つ
妊娠すると、妊婦さんの5割から8割がつわりを経験すると言われています。主に妊娠2か月から始まり、安定期に入ると落ち着いてきます。
私自身、妊娠するとほぼ同時にひどいつわりに悩まされるようになり、最初は自分に何が起きたのか分かりませんでした。
その一方でまったくつわりを感じない人もいます。このような差異はどうして起きるのでしょうか。原因はなんのでしょう。
つわりの本当の原因はまだよくわかっていません
実は、つわりがなぜ起きるのか、明確な原因はまだ立証されていません。元も子もない言い方なのですが、はっきりしたことは分からないのです。
それはつわりの多様性にあります。
- 一人目の時と二人目妊娠の時の症状が違う
- 吐き気が酷いひとや、食欲が異常にあるひともいる
- 肉体的に表れるものと、精神的に表れるものがある
- 貧血になったり、日中の眠気が酷くなったりする
そしてこれらの症状が、複数現れる人もいたりして、酷い場合には重症妊娠悪阻という深刻な状態に陥ってしまいます。
重症妊娠悪阻になると嘔吐が激しくなってしまい、食事や水分が十分に取れなくなってしまって非常に危険です。
症状が進行してしまうと、体が脱水症状を起こし脳に障害が現れるなど母体が危険にさらされます。
ここまで酷い妊娠悪阻になると、ママの体を守るために中絶を選択しなくてはならなくなったり、そうでなくても入院して治療しなくてはなりません。
このような重篤な症状に至る人もいる一方で、妊娠初期から全くつわりの症状が無く食欲も普通で体重も変化せず、出産まで普通の生活が出来る方もあります。
つわりの解明もこれから研究が待たれるものの一つです。すべての妊婦さんが安全安心に妊娠期を過ごせるように、効果的な対処法が開発されるといいですね。
つわりの原因とされているものは主に3つ
つわりの原因はまだ解明中とかきましたが、仮説としていくつかの理由が候補に挙げられています。
先に書きましたように、つわりの症状は実に多様で人それぞれです。ですからどの仮説もつわりの症状を網羅している訳ではありません。
ですが、仮説の段階だとしても、理由が分かって苦しむのと訳も分からず苦しいのとでは気持ちの有り方がかなり違ってくるでしょう。
つわりの原因は大きく3つが想定されています。これが正解、というものはまだみつかっておらず具体的な対策も考案されていません。
あくまで、参考の一つにしていただくためにこれから解説して行きます。少しでも原因に近いものを知っていると、気が楽になるかもしれませんから。
ホルモンの急激な分泌のよるもの
妊娠に成功すると、ママの体からはヒト絨毛性ゴナドトロピンと言う名前のホルモンが急激に分泌され始めます。
このホルモンの働きは、卵子が排出された後、卵胞が変化して形成される黄体というものの働きを刺激ます。
この黄体から放出されるのが黄体ホルモンと呼ばれるエストロゲンとプロゲステロンで、双方とも子宮内膜の成長や胎盤の形成など、妊娠の継続に不可欠な働きをします。
黄体の働きは妊娠を維持して無事出産へと導くために必要なものです。そしてその動きをサポートいているのが、ヒト絨毛性ゴナドトロピンなのです。
この一連の女性ホルモンの変化は、妊娠すると自然に起こるものです。しかし妊婦さんには体質の差というものがあります。
つわりの原因の有力なものとして考えられているのが、このホルモンの分泌が過剰で急激に切るために、体が着いて行っていない可能性があるというものです。
しかしホルモンがどれだけ分泌されているのか測ることは出来ませんから、これはまだ仮説の段階とされています。
ママの体が拒絶反応を起こしている
よく、女の子ならつわりが軽くて男の子ならつわりが重い、などと言われます。女の子は自分と同質の存在だけど、男の子は異質な存在だから。
異質な存在を体の中に引きうけているから、拒否反応が起こってつわりが重くなるのだ、昔からこんな風に考えられていたそうです。
民間療法の積み重ねによる見解なので一概にそうとは言い切れませんが、現実につわりが酷かった私は男のを出産しました。
案外一理ある考え方なのかもしれません。そして妊娠する、ということは、パパからもらった命という自分以外の物を受け止める事でもあります。
人の体には、免疫という外界からの異物から自分の体を守ろうとする自然な働きが備わっています。
その免疫の働きが、お腹にやってきた赤ちゃんを一時的に「異物」と認識するために、拒絶反応を起こしてつわりが起こるのではという様に考えられています。
実証することはできませんが、妊娠を継続するためにもまずはママの体す安全に保たなくてはなりません。
そのために、あまり急激な動きをさせないように、体に負荷をかけてママが自分でなるべく安静にするように導いているのです。
こちらも体質による差が大きいと考えられていて、免疫の働きが比較的緩やかな妊婦さんはつわりの症状も軽いのかもしれません。
自律神経の働きが乱れるから
つわりの原因と考えらえているもう一つのものが、自律神経の働きが混乱してしまうからというものです。
自律神経とは、手を動かしたり足を動かしたりなど自分の意思でコントロールできる神経とは違い、それ自体が「自律」して働いている神経の事です。
自律神経には交感神経と副交感神経の二種類があります。
- 交感神経
- 人の体の活動を活発にさせる神経のこと。主に運動をするときなどにその動きが激しくなっていく。
交感神経が活発になるとまず血圧が上昇し、肺や気管支の働きが拡張し、心臓機能も亢進し、血管は収縮される。
肉体が緊急事態に入ったと認識された時に刺激され、戦闘態勢を取り、現状から逃避するためのサポートをする神経と言える。
- 副交感神経
- 人の体の動きを鎮静化させるたの神経。リラックスするためには、この神経の働きを活発にさせるのが効果的とされている。
副交感神経の働きが活発になると、交感神経とは全く反対の働きをする。つまり、血圧が下がり血管が拡張し、心肺の働きは穏やかになっていく。
体を休ませる時に働く神経で、睡眠中などはこの副交感神経の働きが優位になっているので、質の良い睡眠を得られたりする。
妊娠中は体内のホルモン量の急激な変化で、この自律神経の働きが大いに乱れています。そのためにつわりが起こるのではと考えられているのです。
つわりの症状として頭痛があげられることもありますが、それは交感神経の働きが活発なために脳への血流が減っているからかもしれません。
どのみち妊娠中の自律神経の働きがママの体調に影響を与えるのは確かなようです。リラクゼーション法を試すことでつわりが改善するとの報告もあります。
つわりの原因はまだ解明中。体質によるものも大きい
以上みてきましたように、つわりの原因というものは完全に解明されたとは言えないのが現状です。
出来る事なら妊娠中にはあまりつわりを経験したくないものですよね。重症化すれば入院して治療をうけなくてはなりませんから。
しかしひとつだけ言えるのは、妊娠中のつわりは母体や赤ちゃんが原因ではないのだということです。
つわりがあまりにも酷いと、気分が落ち込んでしまってマイナス思考になるので、自分のせいでつわりが起こっているのだと責めてしまうママも多いのです。
つわりは決してママの生活の仕方が原因でおきているのではありません。仕事を続けている人は、仕事のストレスでつわりが酷くなることもあるかもしれませんね。
それでもママが悪いわけではありません。妊婦さんでも仕事を優先したいという方がいるのは当然です。社会で責任ある立場を全うされているのですから。
ただ、つわりを軽くするためにもストレスはなるべく溜めないようにするのが得策と言えるでしょう。
ストレスは心にも体にも大きな負担を抱えています。大切な赤ちゃんという新しい命を抱えている今は、その影響も大きくなります。
妊娠中にはなるべく心も体も穏やかに、リラックスして過ごせるといいですね。そのために自分なりのリラクゼーション法を工夫してみてください。
-
無記名さんさん
つわりで食べられないものは赤ちゃんにとって有害??
-
みやさん
たしかに一理あるかも。
私は刺身がまず一番にダメになりましたが、食中毒を防ぐためなのかな?
かわりにパン、うどんなどの糖質がむしょーに食べたくなりました。 -
はじめてママさん
あるコンビニの惣菜類はきもちわるくなるんだけど、久々に食べてやっぱりきもちわるくなった。 有害なのかな?って思ったんだけど、やっぱりそうなのかも
-
無記名さんさん
青魚大好きだったのに妊娠してから一切食べられなくなった…
でもDHAが必要?葉酸と鉄のサプリは飲んでるけど、DHAもサプリで摂った方がいいのかなー? -
無記名さんさん
どこからの出典か、誰が書いたのか何も明記されていないひどい記事。妊婦はネットでいろんな情報に振り回されず、ちゃんと価値あるソースから判断するべき。
-
無記名さんさん
甘いものがダメになりました。甘いものが入っているであろう箱を見ただけで吐き気。太りすぎないよーに注意ってことですね
-
無記名さんさん
チョコがダメになりました!漬物とか塩辛いのが好きになりました!
MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪
まだデータがありません。