子供のマグやコップ、水筒の茶渋汚れは食塩ですっきり!安心安全な落とし方
毎日きれいに洗っているつもりでも、ふと気づくとコップや水筒、急須などに付着いてしまっている茶渋。
使うのは『食塩、お水のみ』というシンプルな茶渋撃退アイテム。この二つを使ってのお手入れ方法をご紹介します。
たった3ステップ!塩を使った茶渋の落とし方
恥ずかしながら、我が家にあった茶渋ぎっしりのマグカップの写真を使って方法を解説していきます。
まずは茶渋を落とすために用意するものをご紹介します。
- 茶渋の汚れを落としたい物(カップ、水筒など)
- 塩
※塩はテーブルに置くサラッとした塩でも調理用の粒が荒めの塩でもどちらでも構いません。ただ、岩塩だとコップや水筒の表面を傷つけてしまう可能性があるので、注意してください。
この2つが用意が出来たら、あとは簡単な3つのステップで茶渋をきれいにすることが出来ます。手順を追いながら詳しく見ていきましょう。
1、コップに塩を入れ、お水を少量加える
完全に塩が解け切らず、ざらざらとした手触りが残るくらいまで水を少量加えます。
液体状というよりも、塩が若干ペースト状になるくらいの少量の水が望ましいので、湿った手で作業する場合は水を加えなくても構いません。
2、気になる汚れに塩をこすりつける
1の手順で出来た湿った塩を、コップの中の気になる汚れに手でこすりつけます。マッサージクリームを肌に塗り込む感覚でこすりつけていってください。
もし水筒など手が届きにくい場所の茶渋を落としたい時は、水筒用の細長いスポンジに塩を直接付けて擦って頂いても構いません。
ゴムなどについた茶渋を安心安全に落とす際は重曹を使った方法がおすすめです。
茶渋を塩でこすっていくと、どんどんと塩の方に茶渋の色が移って塩が茶色っぽく変化していくのが分かると思います。
塩が全体的に茶色くなったら真っ白い新しい塩を追加してまたこすり続けてください。完全に汚れが取れるまではその繰り返しです。
3、水でよくすすげば終了!
汚れが完全に落ち切ったら、最後にコップの中の塩を水で洗い流します。
これで茶渋クリーニングは完了です。びっしりとこびりついていた茶渋がきれいになったのが分かるかと思います。
しかも、普段口にしている調味料を使って落としているので洗剤で洗う必要はありません。もしすすぎ残しがあっても心配ありません。
塩で茶渋が落ちるメカニズムと注意点
では、なぜ塩で茶渋がこんなにきれいに落とせるのでしょうか。また、行う際の注意点はないのでしょうか。
- 茶渋を落としたメカニズム
- 注意点
一つずつ見ていきましょう。
茶渋の正体はタンニン!塩の成分と結合する性質
実は茶渋の正体はお茶やコーヒーに含まれるタンニンという成分が色素沈着した物で、歯の黄ばみとして知られている「ステイン」と同じものです。
このタンニンが色素沈着した茶渋やステインは、塩つまり塩化ナトリウムの成分と結びつく性質があります。
だから、茶渋を塩でこするとその色素が塩の方に移っていくのがよく見えたというわけです。
物によっては効果が半減することも…行う際の注意点
この塩を使っての茶渋落としには、いくつかの注意事項があります。
まず、手順を説明した際にも言及しましたが、ゴムなどの柔らかいものについた茶渋にはあまりおすすめしない方法です。
新しい茶渋であれば塩でも効果がある程度出ますが、内部に色素沈着が起こってしまっている場合は塩だけでは完全に落とすことが出来ません。
また、水筒など細長いもので、手や指の届かない場所にある茶渋を落とす場合は、細長いスポンジを使って塩をこすりつけるなどの工夫が必要になります。
塩をこすりつけるのが難しい場所の茶渋を落とす際にはあまり有効ではない手段になりますので、注意してください。
安心安全な材料で茶渋落とし!
普段口にするものを洗う際、しかもお子さんが使うものであったらなおのこと、安心安全な物を使って洗い物をしたいと考えるのは当然の事です。
育児中の忙しい中、なかなか普段からコップや水筒をピッカピカに洗い上げておくのは難しいですよね。
ぜひ、安心安全な材料を使っての家事を楽しみながら取り組んでいけるといいですね。
MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪
まだデータがありません。