幼稚園でも使える水筒のタイプは?ママも子供も満足できる選び方
幼稚園に入園するのを機に、子供の水筒を準備する家庭も多いのではないでしょうか。園で使う水筒はデザインも大切ですが、機能性などにも注目しながら選ぶことも大切です。
ここでは水筒の特徴をおさえながら、おすすめの水筒の選び方をご紹介します。
この記事の目次
年代別で考える!子供がのみやすいおすすめの水筒タイプ
色々なたいぷの水筒がたくさん並んでいる売り場で、どれにしようかと悩んでいるママも多いでしょう。
子供がどんなことができる段階になっているかで選ぶタイプも変わってきます。子供の成長に合わせて水筒を選んでみましょう。
年少さんのおすすめはストロータイプ
幼稚園に入ったばかりの年少さんは、身の回りのことがまだ上手くできない未熟な段階。後先の判断がつかない子が多い年代です。
幼い年少さんには『ストロータイプ』をお勧めします!自分で簡単に扱えて、飲むときにこぼさず飲めますよ!
このタイプはほとんどがワンタッチ式です。飲み口も手軽に開けられます。
年中さんのおすすめは直飲みタイプ
年中さんになると、自分のことも少しずつできるようになり、周囲にも少しずつ配慮できるようになってきます。
年少のときより運動量が増え、体格も大きくなった年中さんには、たくさん飲める『直飲みタイプ』のものをお勧めします!
直飲みタイプはそのまま飲めるという利点はありますが、水筒を傾けすぎるとこぼれてしまうことがあります。
それでも子供が嫌がる場合や、ストロータイプも併せて使いたいのなら、「ストロータイプ+直飲みタイプ」の両方使える『2WAYタイプ』の水筒もあります。検討してみてはいかがでしょう。
直飲みタイプの水筒もストロータイプと同様ほぼワンタッチ式なので、子供には扱いやすいですね!
年長さんのおすすめはコップタイプ
年長さんは、自分の身の回りのことがほぼ出来るようになり、後先の判断もできるようになってきます。
手先も器用になってきているため『コップタイプ』の水筒がお勧めです!
こぼさずコップに注ぐ方法学んだり、直飲みよりも清潔に使用できるいうことを学ぶことができます。
コップタイプの水筒も、「直飲みタイプ+コップタイプ」の両方が使える『2WAYタイプ』の水筒もあります。使い分けができたり、長く使うことができるのでおすすめです。
水筒のサイズや量は?子供にあった大きさの水筒を選んで!
水筒選びには、サイズや量などの『大きさ』も重要です。
サイズが小さすぎると量が足りなくなる、サイズが大きすぎると重くて持ち運びが大変という面が懸念されます。
水筒の大きさは、子供の体格に合った持ちやすいサイズのものや、飲みやすい量を考えて選んであげましょう。
容量別のポイントは以下の通りです。サイズ選びの参考にしてみてくださいね。
- 300~350ml
- 扱いやすいサイズで、持ち運びしやすい大きさです。園内で使用する場合、先生が水筒の中身を補充してくれるのならこのサイズがお勧めです。
- 500~700ml
- 小さな子供には、少し大きめで多少の重みがあります。持参した水筒の中身だけで水分補給をすると決められている場合は、このサイズがお勧めです。暑い夏や普段から水分を多くとるなど、体格が少し大きめの子供には適度のサイズです。
- 1L以上
- 延長保育があり、運動量が多く体格の大きい子供向けのサイズです。かなり大きく、重さもあるため持ち運びが大変だというデメリットがあります。中の容量にかなりの余裕を持ちたい場合は様子を見ながら持たせてみましょう。
園外保育や遠足の時には、運びやすいサイズを持たせたいですよね。
ただし、指定サイズがある園もありますので、購入前に確認しておくと安心ですね。
どう持たせる?暑い時期の行事やお弁当の水分補給の水筒の持たせ方
暑い時期に行う運動会などの行事や、お弁当でお茶も出ない園の場合は、できるだけ多く水分を用意してあげたいですよね。
子供の水分の取り方で水筒のサイズや水筒の持たせ方も変わってきます。
【持たせる水筒の目安】
水筒2本持ち | 水筒1本持ち | |
---|---|---|
年少 | 500ml+350ml | 600~800ml |
年中~年長 | 500ml+500ml | 800ml以上 |
- 大きめの水筒を1本持たせる→荷物はかさばらないけれど、重くて飲む時にこぼれてしまったり、飲みにくい
- 2本持ち→飲むときには問題はないものの、荷物がかさばってしまう
年少さんは飲みやすさを優先して、水筒2本持ちをお勧めしますが、年中と年長に関しては子供の使い方次第になりますので、子供と相談しながら決めてもよいでしょう。
また、園で水筒2本持ちはなしだったり、飲みやすさを考えてあまり大きいものは持参させないなどのルールがある可能性もありますので、必ず事前に確認をしておくことをおきましょう。
保冷・保温は必要?水筒の素材別メリット・デメリット
保冷・保温機能の違いだけではなく、水筒の素材によって重さが変わってきます。
水筒には『プラスチックタイプ』と、『ステンレスタイプ』の2種類のタイプがありますので、違いを比較しながら素材選びをしましょう。
プラスチック素材の水筒の特徴
- メリット
- ステンレスより軽いので、持ち運びに便利。キャラクターなどかわいいデザインの水筒が多い。購入価格が安価なものが多いので購入しやすく買い替えしやすい。食洗機対応の水筒がある。
- デメリット
- 保冷・保温機能のものがない。(ただし、保冷機能のみ付いている水筒もある)落とすと割れる場合があるなど、ステンレスの水筒より壊れやすい。においがつきやすい。
年少さんは水筒の扱いに慣れていないので、頻繁に落としてしまうことがあります。持ちやすさを重視し、軽くて壊れても買い替えしやすい『プラスチックタイプ』を選んであげるのがお勧めです!
ステンレス素材の水筒の特徴
- メリット
- 保冷・保温機能が付いている。『サーモス』や『象印』などのブランド水筒があり、ポットと同じような構造を取り入れているため、保冷・保温効果の持続時間が長くて安心して使うことができる。プラスチックの水筒よりにおいがつきにくい。落とした時にへこむことはあるが、割れる心配がなく壊れにくい。水筒の造りが丈夫。
- デメリット
- プラスチックより重たく、飲み物を入れると重さが増す。 キャラクターなどのかわいいデザインの水筒が少ない。購入価格が高価なものが多く、買い替えしにくい。
年中さん以降では園外でも水筒を使用する機会があり、物も丁寧に扱うようになりますので、高くても長く使えることを考えて、保冷・保温機能付きの丈夫な『ステンレスタイプ』を用意してあげてもよいでしょう。
保冷・保温は機能としてあったほうが便利ですが、まずはサイズや使い勝手を優先して選んでみましょう。
保冷・保温機能付きの水筒の持参は、園での水筒の使い方や指定がある場合もありますので、事前に確認しておくと安心ですね。
プラスチックタイプもステンレスタイプも、購入する水筒のメリットやデメリットを知っておけば、どちらが子供にあっているかを検討して購入することができます。
タイプ別のおすすめ水筒はズバリこれ!
水筒のタイプにサイズそして素材など、色々な種類の水筒があるなかで、ずばりどういった水筒が人気でおすすめなのでしょうか。実際の水筒がどんなものがあるのか確認してみましょう。
ストロータイプのおすすめはサーモス真空断熱ストローボトル
サーモスのストロータイプの水筒は、ストローの先端が曲がっているので飲みやすく、保冷専用のステンレス製魔法瓶なので冷たい温度をキープできるところがポイントです。
キャップのユニット部分のお手入れも簡単に丸洗いができ、パーツも別売りしているので清潔を保つことができます。
直飲みタイプのおすすめはスケーターのステンレスボトル
スケーターの直飲みタイプの水筒も、保冷専用のステンレスボトルですが、超軽量で持ち運びしやすい点がおすすめです。
飲み口はワンタッチ式になっていて、誤動作によるロック機能がついているのでリュックの中に入れてもこぼれることなく持たせることができます。
コップタイプのおすすめはサーモスの真空断熱2WAYタイプ
サーモスのコップタイプの水筒は、保温と保冷がついた水筒で高い保温力と保冷力が実現されています。
ボトルは丸洗いができるので、清潔に保つことができ、コップと直飲みの2通りを選んで使える優れものです。
ママがお手入れがしやすい水筒を!衛生面を考えることも重要
水筒は洗いにくく、忙しいママにとってはお手入れのしにくい水筒は避けたいものです。
『直飲みタイプ』と『コップタイプ』は、比較的お手入れしやすいのですが、『ストロータイプ』は構造が複雑なため、お手入れもしにくくなります。
洗いにくいストロータイプは、ストローの中に直接泡を噴射できる便利なスプレー洗剤も売られているので、上手に利用してみましょう。
水筒のお手入れで気をつけたい点がいくつかありますので確認してみましょう。
- サビや汚れの原因になるので、持ち帰ったらすぐに洗いましょう
- ふたやパッキンは菌やカビが付きやすいので、外して洗いましょう
- 硬いスポンジ(研磨粒子入りのザラザラ面)で洗うと傷の原因になるので避けましょう
- 水分は残さずよく切り、十分に乾燥させましょう
- ふたなどの複雑な形のものはよく洗い流しましょう
- パッキンが古くなったら交換をするようにしましょう(使用後1年が交換の目安です)
- 本体外側は水滴の跡がつきやすいので、乾いたふきん等ですぐにふきましょう
奥までしっかり洗えるような柄が付いたスポンジを用意しておくと便利ですね。パッキンなどの部品はできれば定期的に交換をしましょう。交換パーツの取り扱いは、水筒を購入する前に確認しておきましょう。
▼水筒の茶渋汚れの落とし方についてはコチラも参考にしてみて!
水筒の中身にも気を配ろう!園に持たせるおすすめの飲み物
園に持っていく飲み物に関しては、事前に園に確認しておきましょう。
ほとんどの園は『お水、お茶、麦茶のどれか』を持参するよう推奨しています。
糖分の取りすぎは肥満になりやすい上に、虫歯もできやすくなります。頻繁に水分補給をする園生活には不向きです。
『暑い時には冷たい飲み物』を、『寒い時には温かい飲み物』を飲ませてあげたいと思うママさんも多いことでしょう。
ママも子供も満足できる素敵な水筒を見つけよう!
かわいいキャラクターやお気に入りのデザインの水筒を持っていくことで、お友達同士で話題になることもあり、園に行くのが楽しみになる子供もいます。
ママや子供がお互いに満足して、長く付き合える水筒を見つけられることが一番!ですが、子供に選択させることも大事です。
園児のうちは機能などのメリットをまだ理解できない子も多いです。