子供がつけた汚れ洗濯方法!血液汚れ・うんち汚れ・泥汚れも落とす技
子どもは、いつも頑固なシミでびっくりするほど服を汚して帰ってきます。保育園・幼稚園に行きはじめると特にすごいですよね。
時には鼻血やうんち・泥汚れなど、落としにくい汚れもあります。服全体を「もはや前衛アート」というほど絵具で汚してくることもありますね。
落ちない染みは漂白剤よね!といつもシミ取りに漂白剤をたっぷり塗っていたら、体操服に穴があいてボロボロになった…というママ友がいました。
この方法では衣服が傷むうえ、実はしっかり落ちません。汚れの特性に合ったひと手間を加えることが、頑固な汚れを落とすコツなんです。
シミ抜き剤を使っても、ハイターをかけてもイマイチ落ちが悪い…そんな汚れにお悩みの時に役立つ方法もピックアップします。
それでは、子どもの服やシーツの汚れを上手に落とすための秘訣や、汚れごとの落とし方などをご紹介していきます。
この記事の目次
ひどい汚れを落とす秘訣と秘密兵器を6つ知っておこう
「こんなシミ、絶対落ちない!」と泣きそうになっているママ、大丈夫です。まずはひどい汚れを目の当たりにしたときにも絶望せずにすむ、秘訣と秘密兵器をご紹介します。
- 部分洗い・予備洗いしてから洗濯機へ入れる
- 洗濯板を活用する
- 固形洗濯石けんを用意する
- クレンジングオイルや消毒用エタノールを使う
- 食器用洗剤やボディソープを使う
- つけおきをする
また酵素入り洗剤など、基本の洗濯洗剤も最近はハイパワーなものが販売されています。我が家の汚れに合うものを選びましょう。
1.部分洗い・予備洗い…いきなり洗濯機にイン!では落ちない
部分的な血液シミやうんちのひどい汚れ、パパの服のえり・袖口汚れなどの染み抜きは、部分洗い・予備洗いが効果的です。
うんちや嘔吐物などは、固形物をあらかじめ落としておかないと排水溝が詰まってしまうこともあります。
局地的な汚れや固形物がくっついている汚れは、必ず部分洗い・予備洗いをしましょう。
予備洗いの上手な方法に関しては、それぞれの汚れの性質によって異なります。後ほど汚れごとにご紹介します。
2.洗濯板…100円ショップで買えちゃう優れた洗濯アイテム
洗濯板は、洋服のシミ汚れもピンポイントで落とせる強い味方です。1枚用意しておきましょう。
洗濯板なんて、桃太郎のおばあさんの時代の物なんじゃ…と思っている方、今は100円ショップやホームセンターで安く売っているお洗濯のマストアイテムなんですよ。
木製のもの・プラスティック製のもの・シリコン製のものなどありますが、汚れ落ちは木製が優れているようです。
洗濯板のメリットをご紹介します。
- 汚れた場所だけピンポイントで洗える
- ゴシゴシ洗いでも衣類が傷みにくい
- サイズがいろいろあり、小さな物なら邪魔にならない
洗面所やお風呂など、いろいろな場所で使えますよ。収納にも場所をとりません。
3.固形洗濯石けん…おすすめはウタマロ!汎用性が高い
固形洗濯石けんも、一家にひとつ用意したいアイテムです。ちなみに私のオススメは人気の「ウタマロ石けん」です。
ウタマロ石けんは全国のホームセンターやドラッグストアで手軽に手に入る洗濯用の固形石けんです。
古式ゆかしい石けんで、1個100円前後ととってもリーズナブルなのですが、泥汚れから皮脂汚れまでビックリするほどよく落ちるんです!
スポーツをしている子や泥遊びが盛んな園児がいる家庭なら、ウタマロ石けん+洗濯板の組み合わせが大いに活躍してくれるのではないでしょうか。
最近は液体せっけんタイプも出ていますが、汚れ落ちはやはり固形石けんの方が高いように感じます。
緑の色付きですが、服が緑になることはありません。逆に塗ったところがわかりやすいので便利です。
4.クレンジングオイルや消毒用エタノール…油汚れ用に準備
ママがお化粧落としに使うクレンジングオイルは、油性の汚れを落とすのに大いに役立ちます。
クレンジングオイルは素肌に使うものなので、すぐ汚れになじみますし洗いも簡単です。使い勝手が良いところがポイントです。
エタノールも油汚れに役立ちますが、色落ちの心配があります…。また叩き洗いをしなければならないので、ちょっと手間がかかります。
エタノールは感染症が気になる季節の手指の消毒にも役立ちます。小さな子どもがいる家庭なら、やはりひとつ用意しておくと安心でしょう。
5.食器用洗剤・ボディソープ…特に食器用洗剤は強力な兵器
食器用洗剤やボディソープは、油脂汚れや皮脂汚れを落とすのに役立つアイテムです。
落としにくい汚れもちょっとつまみ洗いしておくだけで、あとは洗濯機で洗えばきれいさっぱり!ということもありますよ。
クレンジングオイルやエタノールと同様に、食器用洗剤やボディーソープはどこの家庭にもあるものです。ちょっとお洗濯に転用できるので、覚えておきたいアイテムですね。
6.つけおき…全体的にドーンと汚された時はつけ置き洗いを
全体的に汚れが強い場合など、つけ置きをしておくだけで汚れの落ちはかなり違ってきます。
つけ置きとは、洗濯前にお湯や洗剤を溶かした液に洗濯物を30分から1時間ほどつけておくことを言います。
つけ置きには、オススメのアイテムがあります。
準備するもの
- 大き目の洗面器やバケツ
- 30度~40度くらいのお湯
- 洗濯用洗剤
- 酸素系漂白剤
では、基本のつけ置き洗いをご紹介しましょう。
- バケツや洗面器にぬるま湯を入れる
- 洗濯用洗剤と漂白剤をよく溶かす
- 洗濯物を入れてしばらく時間を置く
かなりしっかり落ちるので、色柄物の場合は色落ちするケースがあります。注意して行ってくださいね。
魔法のひと手間…子どもに自分で予備洗いをさせてみましょう
予備洗いや下洗いなど、シミ抜き方法はけっこう面倒なものです。しかし子どもはそんなことお構いなし!どんどん汚してきますよね。
そこで、予備洗いやシミ抜きのひと手間を、子どもにやってもらってみましょう!
- お風呂場で、体を洗っている間お湯につけておく
- 服の汚れに、子供自身の手で石けんを塗ってもらう
- 小さな洗濯板で手もみ洗いをさせる
自分で洗濯のひと手間をすることで、汚さないように着る意識や洗濯してくれるママへの感謝の気持ちも少しは生まれてくれるかもと期待もしつつですね。
また、子供が成長して一人暮らしをはじめたとき、結婚して家事を分担するときに大いに役立つ知恵になりますよ。
血液・嘔吐物・うんちなど、体液・排泄物汚れの洗濯方法
それでは、実際に具体的な汚れ落としの方法についてご紹介します。まずは子どもに多い血液汚れなどから見ていきましょう。
- 鼻血など血液染み
- 嘔吐物・吐しゃ物
- うんち汚れ
- 車のシートや布団など洗濯できないもの
1つずつ詳しうk説明していきます。
【鼻血など血液汚れ】…たんぱく汚れは高温のお湯はダメ
鼻血など血液汚れは、できる限り素早く洗うことがポイントです。血液は時間が経つほど落としにくくなります。
血液ジミには、注意しなければならないポイントがあります。
- たんぱく質の汚れなので、高温で固まる
- 時間が経つと硬く固まる
- 血液部分だけ漂白すると、輪ジミが残る
以上のポイントを踏まえて落としてみましょう。血液汚れ専用のランジェリー用洗剤でもいいのですが無い場合でも落とせる方法です。
- 40度以下のぬるま湯で血をだいたい洗い流す
- 古い血液は、40度以下のぬるま湯につけて少々ふやかす
- ボディソープか食器用洗剤を塗る
- 洗濯板を使って、汚れの周囲までもみ洗いする
- ぬるま湯でよく洗い流し、汚れの落ち具合を確認する
- だいたい落ちたように見えたら、固形石けんを塗る
- 洗濯機で洗剤を入れて洗う
血だらけシーツなどこの方法でもちょっと不安…という場合は、洗濯機で洗う前に前述でご紹介した「つけおき」をしてみましょう。
古くて頑固な血シミは、大根おろしをガーゼで包み、汁をトントンつけると良いと言われています。
大根に含まれている分解酵素が血シミを分解してくれるそうですよ。これだけでは汚れが完全に落ちないので、それから上の工程でしっかり洗いましょう。
我が家では、この方法でいつも鼻血シーツを洗っています。多少時間が経ったものでも、根気強く繰り返すことで落ちていきます。
今ついたばかりの新鮮な血液なら、たんぱく汚れに強いボディソープか食器用洗剤だけでキレイに落ちてしまいますよ。
また血液汚れは重曹でも落とすことができます。今は100円ショップでも安く手に入りますし、エコなので活用してみましょう。
- バケツや洗面器にぬるま湯を張る
- 洗濯物を、汚れが一番上にくるように入れて漬ける
- 重曹を汚れ全体が隠れるくらいたっぷり振りかける
- 1日おいたあと、洗濯する
普段重曹でお掃除や洗濯をしているというママは、試してみてくださいね。
重曹は使いにくいというママには、セスキ炭酸ソーダが使いやすくてオススメです。布ナプキン洗いにも効果的ですよ。
また、布団は血液などがついても洗濯しにくいものです。水洗いOKの場合は、シーツと同じような方法で汚れた部分を中心にシミ抜きしましょう。
水洗いができないタイプの布団を子どもに使わせる場合は、防水シーツや枕カバー・布団カバーなどを重ねたり、タオル生地などのカバーをしてできるだけ下まで浸透しないようにしましょう。
【嘔吐物・吐しゃ物】…ウイルス感染の場合は二次感染に注意
ロタウイルスやノロウイルスで子どもがシーツに大々的に吐き戻した…そんな時も、しっかり落とせる方法があります。
実は我が家は、今年家族全員がロタにかかり、1週間ほど毎日のように吐しゃ物の処理を続けていました。
自分も病気でフラフラな状態でも、なんとかできた方法です。試してみてくださいね。
- 二次感染を防ぐため、ママはマスクとゴム手袋をつける
- 嘔吐物・吐しゃ物をキッチンペーパーなどで取り除くか、トイレで流す
- ぬるま湯で汚れた部分をさっと洗い流す
- 食器用洗剤を塗り、洗濯板でもみ洗いする
- ぬるま湯でよくすすぎ、汚れ落ちを確認する
- あまり落ちていなかったらもみ洗いとすすぎを繰り返す
- 塩素系漂白剤の溶液を作ってつけおきする
- 固形石けんを塗り、洗濯機で洗剤を入れて洗う
嘔吐物・吐しゃ物は、吐いた物をきちんと処理しなければ排水管を詰まらせてしまいます。ニオイがきつくてつらいですが、そこはしっかり処理しましょう。
二次感染を防ぐためにはつけ置きをした方が安心です。
ふつうの衣類系漂白剤は液体酸素系漂白剤です。塩素系漂白剤は白くする力が強く、色物は色落ちしてしまいます。
塩素系漂白剤には、ノロウイルスなどに効果を発揮する次亜塩素酸ナトリウムが含まれています。充分喚起をして扱いましょう。
つけおきは色落ちが心配なので、具合が悪いときは色落ちしてもよいものを着せておくと良いですね。
【うんち汚れ】…すぐに洗って!黄ばみには天日干しがコツ
赤ちゃんがいるご家庭では、おなじみの汚れです。
赤ちゃんのものですので、安心成分の洗剤で洗いましょう。
- うんちをできるだけぬるま湯でよくすすぐ
- 食器用洗剤かウタマロリキッドをつけてもみ洗いする
- ぬるま湯ですすぎ落として、汚れ落ちを確認する
- 落ちるまで繰り返す
- 赤ちゃん用洗剤を入れて洗濯機で洗う
- 必ず天日干しする
うんちの色の主成分はビリルビンといって、天日で分解されます。そこで天日干しすることが重要なんですよ。それだけでけっこう色落ちします。
先述しましたが、ウタマロ石けんシリーズには、固形のウタマロ石けんと液体洗剤のウタマロリキッドがあります。
ウタマロ石けんにはより白さを際立たせる蛍光増白剤という成分が配合されています。そのため、泥汚れなどはビックリするほどよく落ちます。
でも赤ちゃんの服には、添加物はなるべく使いたくありませんよね。
そこで、蛍光増白剤などが配合されないリキッドがオススメなのです。食器用洗剤も、心配なら赤ちゃん用の哺乳瓶洗い用洗剤を使うと良いでしょう。
【車のシートや布団など】…洗濯できないものは根気強く
車のシートや布団など、丸洗いできないものに鼻血がくっついた!ということもありますよね。
また食べこぼしや飲みこぼし、おもらしや酔って吐いた…など、けっこう「嘘でしょう…」とパパママが泣きたくなる事態は起きるものです。
そんな時は、できるだけ素早くケアしましょう!鼻血を含め汚れはすべてスピードとの勝負です。
- 嘔吐や食べこぼしなら、固形物をきれいに取り除く
- 酸素系漂白剤を40度以下のぬるま湯で薄める
- 古い歯ブラシを漂白剤液につけ、汚れをすり落とす
- 古タオルで浮いた汚れを吸い取る
- 根気強く何度も繰り返す
- 最後にぬれタオルで洗剤成分をしっかりふき取る
- 乾いたタオルで水分をふき取り、乾燥させる
酸素系漂白剤のほか、血液用のランジェリー洗剤や固形石けんをぬるま湯で溶いた物も効果的です。
いきなり漂白液をつけるのではなく、まずは目立たない場所で漂白効果による色落ちを確認してから落としてください。
色落ちや質感を損ねる可能性が高い高級革シートは、ディーラーへ持ち込み専門家にキレイにしてもらいましょう!
布団も、子供が使うものは白物を避け、色柄がついたものや丸洗いOKのものにすると多少の汚れも目立たなくなります。
羽根布団などもカバーを必ずかけて使用してくださいね。カバー自体も白物を避けると、汚れが目立ちにくいですよ。
我が家では吐きやすい年頃・年齢の頃は、掛け布団の首周りにあたる部分にタオルなどを縫い付け、カバー代わりにしていました。
クレヨンや絵の具など、文房具・遊び道具系の汚れの落とし方
幼稚園・保育園に通うようになると、ベットリくっつけてくるのがこのタイプの汚れです。
- 水性ペン
- 油性ペン
- 鉛筆・色鉛筆
- クレヨン
- 絵具
- 墨汁
それぞれの落とし方をご紹介します。
【水性ペン】…水性だから、できるだけ早めにささっと洗う
水性ペンは、水に溶ける特性を持っています。水と固形石けんで簡単に落とすことができますよ。
汚れた部分に石けんをつけて、洗濯板などを使ってもみ洗いをします。爪や指を傷めないためにもおすすめです。
そのあとは普通に洗濯機で洗いましょう。汚れが取れにくい場合は、もう一度固形石けんをたっぷりつけてもみ洗い・洗濯を繰り返します。
- 汚れに固形石けんをつける
- 汚れた部分をもみ洗いする
- すぐに洗濯機で洗濯洗剤を入れて洗う洗う
もみ洗いしたままきちんとすすがず放置しておくと、薄いシミが広がって残ってしまいます。すぐに洗えない場合は、しっかりすすいで汚れ具合を確認しましょう。
【油性ペン】…クレンジングオイルで油汚れを浮かせて落とす
油性ペンの汚れは、ママのクレンジングオイルの出番です。クレンジングオイルを汚れに直接なじませましょう。
- 汚れにクレンジングオイルをのばす
- 指先でよくなじませる
- ぬるま湯で汚れ部分をしっかり洗い流す
- 流した後、再度周囲のぼんやりシミが残っていないかチェック
- ぼんやりシミが残っていたら、1から繰り返す
- すぐに洗濯機で洗濯洗剤を入れて洗う
時間を置いて乾くと、ぼんやりとしたシミがうっすら残ってしまうので注意しましょう。また、エタノールも力を発揮してくれます。下記がエタノールを使ったペン汚れの落とし方です。
- いらない布を2枚用意する
- 布の1枚を汚れの下に敷き、汚れにエタノールをしみこませる
- もう1枚の布で汚れをトントン叩き、下の布に汚れをうつす
- 洗濯機で洗濯洗剤を入れて洗う
【鉛筆・色鉛筆】…消しゴムは落ちにくくなる!洗濯で落とそう
消しゴムでこすっても、あまり落ちません。固形石けんでもみ洗いがオススメ方法です。
- 鉛筆汚れに固形石鹸をぬりつける
- 指先・洗濯板でもみ洗いする
- 水で流して様子を見、落ちが悪かったら繰り返す
- 洗濯機で洗濯洗剤を入れて洗う
時間が経過してしまった汚れも、あきらめずにトライしてみてくださいね。
【クレヨン】…油性の汚れ!だからクレンジングオイルの出番
クレヨンは油性の文房具。口紅に近い感覚です。そこでクレンジングオイルを使って落とします。
- クレヨン汚れにクレンジングオイルをなじませる
- 汚れが強い場合は、食器用洗剤を加えてなじませる
- もみ洗いしてぬるま湯で洗い流す
- 何度か繰り返して、周囲のぼやけシミを防ぐ
- 洗濯機で洗濯洗剤を入れて洗う
油性の汚れが強い場合や、クレヨンのように固形の油脂分がくっついた場合は、より洗浄力が強い食器用洗剤が役立ちます。合わせ技でいきましょう。
【絵の具】…そのまま洗濯はNG!必ずもい洗いしてから洗濯機に投入して
派手な絵具汚れも、予備洗いをきちんとすればスッキリきれいに落ちます。そのまま洗濯してしまうと、落ちなくなるので要注意です。
- 絵具汚れ全体に食器用洗剤をまんべんなくぬる
- 洗濯板などを使ってもみ洗いをする
- ぬるま湯でよくすすいで汚れ落ちの様子を見る
- 落ちが悪い場合は繰り返す
- もう一度すすぎ、洗濯機で洗濯洗剤を入れて洗う
絵の具には普通の洗濯用洗剤も効果的です。最後の洗濯機洗いをする際、洗濯用洗剤を汚れた部分にしみこませておくとより安心ですね。
【墨汁】…細かい炭素の粒子は、ついたら即洗濯しましょう
墨汁は、古くから「ついたら絶対落ちないシミ」と言われてきました。
でも、多少衣類は傷みますが、シミを目立たなくする方法ならあるんです!
墨汁の落とし方には、すぐに洗えるケースと時間が経ってしまったケースの2種類があります。家庭の書初めなどで汚した場合は、すぐに洗うべき簡単な方法でやってみましょう。
- 墨汁をすぐに洗える時
-
- 歯磨き粉と使い古しの歯ブラシを用意する
- 墨汁がついたところを水で洗い流す
- 墨汁のシミに歯磨き粉をつける
- 歯ブラシで優しくこすり洗いする
- 水で流して歯磨き、を何度か繰り返す
- 薄くなったらもう一度歯磨き粉を塗りこむ
- 洗濯洗剤を入れて洗濯機で洗う
研磨剤タップリの歯磨き粉と歯ブラシを使うため、繊維は傷みます。傷んでも構わない書道用のスモックなどで試してくださいね。
- 墨汁をつけてから数時間経過してしまった時
-
- キッチン用のマジックリンを用意し、2~3倍にうすめる
- うすめたマジックリン液を汚れた場所にしみこませる
- さらに洗濯用固形石けんを塗り、もみ洗いする
- 流水で素早く汚れを洗い流す
- 汚れ部分を確認し、1から手順を繰り返す
- シミが目立たなくなったら、固形石鹸を塗る
- 洗濯機で洗濯洗剤を入れて洗う
シミから墨汁がぶわっと浮き上がります。このとき、注意しないと汚れていない部分にまで汚れを広めてしまいます。
墨汁汚れが浮き上がってきたら、流水で手早く流しましょう。墨汁汚れのシミ落としはスピードとの勝負です。
墨汁は落ちにくさマックスの汚れです。落としにくく繊維も傷めやすいので、できれば書道は最初から周囲を片付け、汚れても良い服で行いましょう。
泥遊びや草の汁・上履き・靴など、外遊びや園生活の汚れ
幼稚園・保育園に通っていると、園庭や帰り道に激しく汚してくることもあります。
- 泥汚れ
- 草の汁
汚れを気にせず思い切り遊んでもらうためにも、落とし方をマスターしましょう。
【泥汚れ】…まずは乾かす!乾いてしまえばホコリ汚れに
泥汚れは絶望しなくて大丈夫!コツは「乾燥」と「かき出し」です。ではさっそく落とし方をご紹介します。
- 泥汚れを天日干しなどで自然乾燥させる
- よく乾いたら、ブラッシングしたり軽くたたいて泥を叩き落とす
- 繊維の奥に入ってしまった泥は歯ブラシで軽くかき出す
- 大方の泥が落ちたら、固形石けんをぬる
- 汚れの範囲が広い場合は、基本のつけ置きをする
- 洗濯機で洗濯洗剤を入れて洗う
これだけなんです。泥は水分を含んでいると落ちにくくシミになりますが、一度完全に乾燥させてしまうと粒子の細かい砂状になります。
こうすれば、ホコリと同じ。叩くだけでけっこう落ちてしまうんですよ。
泥汚れはまず乾かすべし!と覚えましょう。
靴下などにしみこんで乾燥させても落ちない泥のような汚れは、直接ウタマロ石けんなどを塗りこんで洗濯板でもみ洗いし、洗濯機洗いがおすすめです。
【草の汁】…意外と頑固な草汚れには、固形石けんでもみ洗い
芝すべりなどでベットリ緑の汁を付けて帰ってきても、これまでご紹介したワザを駆使すればちゃんとキレイになりますよ。
草の汁は水分ですが、草には油脂分も含まれているので水だけでは落とすことができません。固形石けんが役立ちます。
- 汚れをぬるま湯に浸す
- 固形石けんを汚れ部分に塗る
- もみ洗いをする
- ぬるま湯でよく洗い流し、汚れ落ちを確認する
- 擦ったような汚れが残っていたら、次のステップへ進む
- 固形石けんをもう一度塗り込む
- 繊維の奥まで洗うような感覚でブラシで叩き洗いする
- もみ洗い後よく洗い流し、確認する
- 固形石けんを塗って、洗濯機で洗濯洗剤を入れて洗う
基本は固形石けんを付けてもみ洗い&すすぎを繰り返すだけです。ちょっとした汚れならすぐに落ちますし、頑固な汚れは繰り返しで薄くなっていきますよ。
【上履き・外履き】…できるだけボロボロにしない上手な洗い方
上履きはちょっと洗濯機では洗えませんが、お風呂のついでにササっと洗ってきれいになっちゃう方法をご紹介します。
まずは、靴の裏側を見ましょう。粘土や泥などは溝からしっかりこそいでおきましょう。
クレヨンなどを踏んでいると、あとで溶けてあちこちにシミついてしまうので注意!あらかじめ落としておいてくださいね。
- 靴をさっとお湯で流し、裏についた粘土・クレヨンなどをこそげ落とす
- 汚れがひどい場所に固形石けんを塗る
- そのままバケツに入れてお湯を注ぎ、つけ置く
- 再度固形石けんを塗って、靴洗い用タワシで洗う
- すすぐ
靴洗い用の洗剤は研磨剤が入っているので、キレイになりますが靴もボロボロになりますよね。固形石けんでもよく落とせますよ。試してみてくださいね。
カレーやトマトソース・チョコなど、食べ物・飲み物系の汚れ
食べ物の汚れは、いつ襲い来るかわからない強敵です。しかもカレーにミートソース・ケチャップ…と、ボスキャラ級がたくさんいます。
- カレー
- トマトソース・ミートソース
- ソース・ケチャップ・醤油
- チョコレート
- お茶
でも大丈夫!基本の落とし方をマスターすれば、けっこうキレイに落ちちゃいますよ。
【カレー】…食べこぼしの定番!王道の汚れは食器用洗剤で
カレーって、白い服を着ているときに限ってこぼしたりしますよね。つけたらすぐにしっかりシミ抜き洗濯しましょう。
カレーの汚れの主成分は油と香辛料の色素です。そこで、食器用洗剤が効果を発揮します。
- お湯でカレー部分をさっと洗い流す
- 食器用洗剤をなじませ、洗濯板でもみ洗いする
- お湯でよくすすぎ、汚れ落ちを確認する
- 何度か繰り返し、食器用洗剤を再度なじませる
- 洗濯洗剤を入れて洗濯機で洗う
油と色素が混じったものは、とても落としにくいんですよね。そこで油汚れに強い食器用洗剤の出番なのです。
【トマトソース・ミートソース】…黄ばみが残らないよう素早く
トマトソース・ミートソースも基本的にはカレーと同じです。輪ジミを残さないよう、素早く広めに処理しましょう。
- お湯でトマトソース部分をさっと洗い流す
- 食器用洗剤をなじませ、洗濯板でもみ洗いする
- お湯でよくすすぎ、汚れ落ちを確認する
- 何度か繰り返し、食器用洗剤を再度なじませる
- 洗濯洗剤を入れて洗濯機で洗う
でも、トマトソースの場合は油やたんぱく汚れと混ざっています。天日だけではちょっと落ちにくいものです。
何度か頑張ってもうっすら残ってしまった場合は、固形石けんを塗って再度チャレンジしてみましょう。
【ソース・ケチャップ・醤油・マヨネーズ】…成分を知って洗おう
しょっちゅう使う調味料って、それだけ子どもが服につけてしまう回数も多いものですよね。撃退方法をチェックしておきましょう。
まずは水性の醤油やソースです。
- シミをできるだけはやく水ですすぐ
- 食器用洗剤を垂らして周囲を含めもみ洗いする
- 洗濯洗剤を入れて洗濯機で洗う
付けてしまったばかりのシミなら、これだけで充分落ちます。しかし、時間が経過するほどシミが頑固に残りやすくなります。
外出先でつけてしまったら、シミの部分をつまんで水で洗うか、おしぼりタオルなどで挟んで叩き、シミを下の布に移します。
帰宅したらすぐに食器用洗剤をつけてしっかりもみ洗いをし、洗濯機で洗いましょう。時間との勝負です。
ケチャップの場合、リコピンを含んでいるので黄ばみが多少落ちにくくなります。固形石けんを塗って洗ったあと、天日干しでリコピンの色素を抜きましょう。
目立ちにくいマヨネーズも、放置すると輪ジミになります。食器用洗剤を揉みこんで洗濯するだけで、キレイに落ちますよ。
【チョコレート】…ああベットリ!乾燥させてからもみ洗いを
チョコレートも、子供が良く服につける汚れです。細かい粒子の炭素と油のコラボレーションなので、非常に落としにくいですよね。
ベットリと固形状態のチョコがくっついたまま洗濯を始めると、固まったチョコが溶けだして周囲に広がり、シミが拡大します。
- お湯でチョコレート部分をふやかす
- チョコレート部分を周囲から包囲するように食器用洗剤を塗る
- 洗濯板でもみ洗いする
- 何度か繰り返し、あらかた落ちたら食器用洗剤を再度塗る
- 洗濯機で洗濯用洗剤を入れて洗う
ちょっとチョコアイスを垂らした、ココアをこぼした程度なら、食器用洗剤でもみ洗いして洗濯するだけでもけっこうキレイになりますよ。
【お茶】…色は薄めでもシミになりやすい!手早く洗濯しよう
お茶って、毎日飲むものなのに意外とシミになると落ちにくいですよね。時間が経つと茶渋は落ちなくなってしまうのです。
そこで、お茶がついたらすぐに洗う!がポイントです。外出先なら、つまみ洗いするかおしぼりでトントンたたき、シミを薄めておきましょう。
- お茶がついた部分に食器用洗剤か固形石けんを塗る
- 洗濯板でもみ洗いする
- 洗濯機で洗濯洗剤を入れて洗う
お茶にはもともと油分が含まれていないので、すぐに洗えばこれだけでもOKです。しみついたことに気付かず、うっかり放置しないように気を付けてあげたいですね。
シミの成分や特性を知って、手早く予備洗い&洗濯機洗い
すべての汚れに言えることは、事前にちょっと予備洗いをしておくこと、そしてすぐに洗うことです。
どんな汚れも時間が経つほど落ちにくくなります。特に血液や食べ物のシミは落としにくくなるので、できるだけすぐ、無理ならその日のうちに洗濯してしまいましょう。
早く対応すればするほど、手間もかけずに済みます。また子どもの服なら、お風呂タイムなどを利用して子ども自身に予備洗いしてもらってもいいですよね。
ここでご紹介した方法は、一般的な木綿やポリエステルなどの素材で行う方法です。
麻や絹など、特殊な素材や質感がある衣類もあります。必ず洗濯前にタグをチェックし、色柄ものは色落ちや傷みがないか確認してから行ってください。
オシャレ着など、どうしても失敗が許されない服は、専門家のクリーニング店にお任せしましょう。
落とし方がわかれば、子どもの遊びに目くじらを立てる必要がなくなります。大らかな気持ちで遊ばせるためにも、洗濯方法をマスターしましょう。
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堺大勢さん
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