ベビーマッサージのオイル選びの8つのポイントと使用上の注意点
ベビーマッサージに欠かせないのが、ベビーオイル。ママの肌と赤ちゃんの肌の滑りを良くして、摩擦を少なくしてくれる、必須アイテムです。
初めてベビーマッサージに挑戦するときは、「いったいどんなオイルを選べば良いのだろう」と迷ってしまうママも多いはず。
赤ちゃんのために選びたいオイル、選択や使用の際の注意点など、気になる点をまとめます。
この記事の目次
赤ちゃんのために選びたいオイルの特徴4つ
赤ちゃんの肌のことを思うなら、オイル選びは重要なポイント。チェックするべきポイントを4つ紹介します。
「植物性」であること
ベビーマッサージに使うオイルを選ぶときに、まずチェックするべきポイントは、「どのような原材料から作られているオイルなのか」という点です。
ベビーオイルには、石油を精製して作られる「鉱物性」のオイルと、木の実や種、葉から作られた「植物性」のオイルがあります。
ベビーマッサージでは、「植物性」を選択すると安心です。
もちろん鉱物性オイルも、何度も精製することで不純物が取り除かれ、安全性が確保されているものがほとんどです。
とはいえベビーマッサージでは、身体全体にオイルを塗ることになります。植物性オイルの方が肌への浸透力が高く、脂肪酸やミネラル、ビタミンなども含まれています。
保湿効果も高く、肌トラブルが起きるリスクも少ないので、ぜひ植物性オイルを選択してください。
「無添加」であること
ベビーマッサージで使うオイルは、赤ちゃんの皮膚を通して体内に吸収されていきます。まだまだ小さく、そして繊細な赤ちゃんだからこそ、「オイル」以外の成分にも気を配ってください。
ベビーオイルの中には、酸化防止剤などの添加剤が含まれているケースがあります。余計な刺激を与え、肌トラブルの原因になってしまうことも…。
無添加オイルなら、赤ちゃんの肌にも優しく、手や足についたオイルを舐めてしまったときでも安心です。
対象年齢に合っていること
ベビーオイルの中には、「対象年齢」が定められているものもあります。どれだけ「品質が良いオイル」であっても、赤ちゃんの肌に負担になるものはオススメできません。
ベビーオイルを選ぶときには、必ず裏面もチェックしてください。特に新生児期は、使えるオイルも限られていますから注意しましょう。
伸びが良く、マッサージをしていて心地良い!
ベビーマッサージの目的は、肌同士の触れ合いを通じて、ママと赤ちゃんが心を通わせること。
「触れたり触れられたりして、気持ちいいな」と感じられることが重要なのです。そのためにオイルは、伸びが良く肌馴染みが良いものを選んでください。
ベビーマッサージでは、まずママの手の中でオイルを温めてから行います。このときに、「なかなか伸びない」と感じるオイルは、赤ちゃんにストレスを与えてしまう可能性も。
ママの手で温めているときに、するするとした感触を味わえるものをえらんでください。
▼ベビーマッサージのメリットについてはコチラも参考にしてみて!
安心して使えるベビーマッサージ用オイル10選
自分で詳細をチェックするのが難しい場合には、ぜひこちらを参考にしてみてください。おすすめ商品10選を紹介します。
- 無印良品「ホホバオイル」
- 無印良品から発売されているオイルの中でも、「低刺激で赤ちゃんにも安心!」と人気が高いのがホホバオイル。べたつきが少なく、伸びも抜群!ストレスフリーで使えます。安心の日本製で香料・着色料は一切含まれていません。サイズ展開も豊富なので、「小さなボトルでまずはお試し」しやすい点も魅力です。
- アロベビー「アンジュベビーマッサージオイル」
- 元小児科看護師でベビーマッサージ師という経歴を持つ、蛯原英里さんが監修しているオイルです。海外製品も多い中、「日本人の赤ちゃんの肌質に合う」ことを重視して作られています。100%天然由来成分配合で、伸びの良さも抜群!低刺激で皮膚に優しいので新生児期から毎日使えます。
- ニールズヤード「レメディーズベビーマッサージオイル」
- 赤ちゃんのデリケートな素肌のために作られた、優しい香りのマッサージオイルです。コスメブランドとしてもその名を知られるニールズヤードが、オーガニックにこだわって開発しています。生後3カ月を迎えた後から使用できます。
- DHC「薬用ナチュラルベビーオイル」
- オリーブバージンオイルを生成して作られており、若いオリーブの実を砕いたときにとれる貴重な成分を贅沢に配合しています。皮脂に似た成分が、敏感な肌を優しく包みます。天草誘導体配合、無香料・無着色の薬用オイルです。
- ヴェレダ「カレンドラベビーオイル」
- 肌荒れに強いとされる「カレンドラ」を主原料として、ドイツで誕生した人気のオイルです。ゴマ油やアーモンド油が含まれており、さわやかな柑橘系の香りも魅力。美肌に厳しい芸能人やモデルが愛用することでも知られており、軽いタッチで使えます。
- エルバビーバ「ベビーオイル」
- まるでローションのように、さらさらとした感触で使えるオイルです。オーガニックスキンケアブランドが自信を持って提供しているこちらは、成分の99%以上がオーガニック成分で作られています。パッケージがオシャレで、贈り物セットにも人気です。
- AMOMA「カレンデュラオイル」
- ヨーロッパでは、肌が弱い赤ちゃんにとって必須と言われるカレンデュラオイル。赤ちゃんの肌にも優しく浸透してくれます。妊娠中の会陰マッサージや乳頭ケアにも使えるアイテムとして人気です。ただしキク科の植物にアレルギーがある方は、使用を控えてください。
- パックスベビー「パックスベビーオイル」
- 肌が弱い赤ちゃんでも安心して使える!と人気が高いのがパックスベビーオイル。合成化学成分は、一切使用していません。赤ちゃんの皮脂に含まれるのと同様の成分をたっぷりと配合しており、肌馴染みや使い心地も抜群!心地よいマッサージの中で、しっかりスキンケアできます。
- アトピコ「スキンケアオイル」
- 精製椿油100%で作られた、低刺激のオイル。椿油の主成分は、皮脂にも含まれるオレイン酸トリグリセリドです。赤ちゃんの薄い皮膚の上にベールを作り、全身を優しく守ってくれます。薬局などで手軽に購入できる点も人気です。
- babybuba「ベビーオーガニックオイル」
- ECOCERT オーガニックコスメティック認証を取得しているボディオイル。プッシュ式のノズルで、必要量だけ素早く出せます。有機栽培で作られた原料を贅沢に配合しており、爽やかな香りでママと赤ちゃんを癒してくれます。女性の肌ケアにもお勧めのアイテム。潤いを守ってくれます。
マッサージ前に必ずチェック!使い方の注意点とは?
オイルを使ってマッサージをする際には、赤ちゃんの安全のため、注意するべきポイントもあります。
トラブルを避けるためにも、ぜひこれらの項目をチェックしておきましょう。
使用期限は守れていますか?
一度開封したベビーオイルには、使用期限があります。オイルが酸素に触れると、徐々に酸化が進行してしまい、品質が劣化するためです。
特に肌への優しさを特徴とするベビーオイルには、酸化防止剤無配合の商品も多くあります。必ず「開封後、どれだけ期間が経過しているのか」をチェックしてください。
どれだけの期間使えるのかは、オイルの種類によっても異なります。
ホホバ種子油 | 約1年 |
---|---|
マカダミアオイル | 約1年 |
オリーブオイル | 1~3ヶ月 |
スイートアーモンドオイル | 1~3ヶ月 |
グレープシードオイル | 1~3ヶ月 |
ヒマワリ種子油 | 1~3ヶ月 |
ベビーオイルの商品情報をチェックすれば、主成分がどの種類なのかわかるはずです。上記目安を過ぎてしまったら、赤ちゃんへの使用は避けましょう。
また使用期限は、保管状況によっても左右されます。期限内であっても、色や香りが変化したオイルは使用しないようにしてください。
エッセンシャルオイルは生後6カ月以降
ベビーマッサージを行う際に、アロマテラピーで使われるエッセンシャルオイルを活用したいという方もいるでしょう。
アロマの世界は非常に奥が深いです。心身ともにリラックスさせたり、眠りにつきやすくしてくれたりするオイルは、マッサージでも人気です。
ただしベビーマッサージの場合、最初からエッセンシャルオイルを使うのはオススメできません。
赤ちゃんの皮膚は非常に繊細で、体内にエッセンシャルオイルの成分を吸収し過ぎてしまう可能性があるためです。
もしもエッセンシャルオイルをベビーマッサージに取り入れたいなら、生後6カ月を迎えてからにしてください。
また、どのようなエッセンシャルオイルを用いるのか、自己判断するよりもアロマの専門家の意見を聞いた方が良いでしょう。
ベビーマッサージで一般的に使われるオイルは「キャリアオイル」と呼ばれるもので、香りはついていません。
それでも、ママの優しいタッチや声かけが、赤ちゃんには充分良い作用を与えてくれますから大丈夫。保湿効果で乾燥肌対策もバッチリです。
「無理にエッセンシャルオイルを取り入れる必要はない」ということを、頭に入れておいてください。
パッチテストを必ず行う!
「安全・高品質」をうたっているベビーオイルだからといって、盲目的に信じるのはオススメできません。
どのようなオイルであっても、人によって「合う・合わない」という問題は起こりうるからです。
大人にとってはなんでもないような刺激が、赤ちゃんにとっては大きなトラブルになってしまう可能性もあります。
ベビーオイルを使うときには、必ず事前にパッチテストを行いましょう。
やり方は以下のとおりです
- オイルを少量とり、赤ちゃんの太もも、内側に塗る。(10円硬貨大)
- 15~20分放置する。
- 赤くなっていないか、湿疹が出ていないか確認する。
赤ちゃんの状態に問題がなければ、ベビーマッサージを開始しましょう。
「普段使っているオイルだから」と安心せず、きちんとテストを行うことでトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
▼ベビーマッサージのやり方についてはコチラも参考にしてみて!
安心・安全なベビーオイルをたっぷりと使うことが、ベビマのコツ!
ママと赤ちゃんのコミュニケーション手段として役立ってくれる、ベビーマッサージ。育児生活中の癒しになります。
ママも赤ちゃんも心地よく過ごすためには、肌馴染みの良いオイルを、たっぷりと使うことがコツ。
特に最初のベビーオイル選びでは、悩みを抱えることも多いでしょう。赤ちゃんの肌に負担をかけないオイルを、ぜひ上手に選んでみてくださいね。
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