生後6ヵ月ハーフバースデーを手作りメニューやケーキでお祝いしよう!

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2017/04/17

赤ちゃんの生後6か月のお祝いとして定着したハーフバースデー。

生後6か月にもなれば外出もできますが、赤ちゃんはちょうど離乳食を始めた頃。まだまだ大人と同じものを食べることはできないので、ハーフバースデーのお祝いは外食よりもお家でという方が多いようです。

大人と同じものが食べられなくても、赤ちゃんにもお祝いメニューを食べさせてあげたい!というパパ・ママ。ぜひ手作りでお祝いメニューを用意してみましょう。

今回はいつもの離乳食をアレンジして作る手作りのお祝いメニューや離乳食ケーキのレシピをご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

まずは準備から!離乳食で作るお祝いメニューの下ごしらえ

ハーフバースデーのお祝いメニューを作るにあたって、大切なのはなんといっても下ごしらえです。

調理の効率が良くなるだけでなく、赤ちゃんが口に入れたときの食べやすさにも関わる重要なポイントです。

生後6か月は、まだ離乳食を始めてまもない頃。赤ちゃん用の調理法に慣れていないパパ・ママも多いことと思います。

ここでは、これからご紹介するお祝いメニューで使用するおかゆや野菜などの下ごしらえ方法をご紹介します。今後の離乳食作りにも使えるので押さえておきましょう。

お米や炊いたご飯から作る【10倍がゆ】

離乳食を始めるときに最初に食べさせるものといえば10倍がゆですね。10倍がゆの10倍とは、お米の量に対して水が10倍という意味です。

スプーン1杯分のお米をおかゆにするには、スプーン10杯分のお水を使って炊くということです。

おかゆはお米から作る方法と、炊きあがったご飯から作る方法があります。

<お米から作る手順>

  1. お米をとぎ、水気をきって鍋に入れる
  2. お米を計った器やスプーンと同じもので10杯分の水を鍋に入れる
  3. 強火で加熱し、沸騰してきたら弱火(とろ火)で約40分ほど加熱
  4. 水が足りなくなりそうなときは足し、トロトロになるまで加熱する
  5. トロトロになったら火を止めて鍋にふたをして30分ほど蒸らして完成
炊飯器におかゆモードがある場合は、鍋で作るときと同じ分量のお米と水を炊飯器に入れ、おかゆモードで炊くと楽です。

<ご飯から作る手順>

  1. 炊きあがったご飯をラップで包んで指でつぶすか、すり鉢でつぶす
  2. ご飯を計った器やスプーンと同じもので5杯分の水を鍋に入れる
  3. 中火または強火で加熱し、沸騰してきたら弱火にする
  4. 泡だて器で混ぜながら、ご飯が柔らかくなるまで約20分ほど加熱
  5. トロトロになったら火を止めて鍋にふたをし、15分ほど蒸らして完成
炊きあがったご飯で作るときは、水の量はご飯の量の5倍です。炊きたてのご飯を使うほうが美味しくできますが、冷ご飯を使う場合はレンジなどで温めて使いましょう。

お祝いメニューの彩りに欠かせない【にんじん】

甘みのあるにんじんは、喜んでパクパク食べてくれる赤ちゃんも多い野菜です。彩りも鮮やかなので、離乳食のお祝いメニューにはぜひ使いたい食材ですね。

<にんじんの下ごしらえ>

  1. 皮をむき、大きめに切る
  2. 鍋ににんじんを入れ、にんじんが隠れるか隠れないかぐらいに水を入れる
  3. 火にかけ、竹串やつまようじがスッと貫通するくらい柔らかくなるまで煮る
  4. すり鉢でつぶすか、おろし器ですりおろす
  5. 赤ちゃんが食べ慣れていない場合はうらごし器でさらになめらかにする
にんじんは大きめに切ったほうが火の通りが早く、甘く仕上がります。また、ご飯を炊くときにアルミホイルににんじんをくるんで炊飯器に入れ、一緒に炊く方法も簡単でおすすめです。

やさしい甘さと調理のしやすさがおすすめ【さつまいも】

さつまいもは赤ちゃんのお腹にもやさしく、甘みもあって離乳食向き。ペーストにするときもゆるさを調節しやすく、お祝いメニューのように盛りつけにこだわりたいときも使いやすいのがうれしい食材です。

<さつまいもの下ごしらえ>

  1. 厚めに皮をむき、1cmくらいの輪切りにする
  2. 10分ほど水につけてアクをとる
  3. 鍋にさつまいもを入れ、さつまいもが隠れるか隠れないかくらいに水を入れる
  4. 火にかけ、少し煮崩れするくらいまで煮る
  5. 器にとり、スプーンやフォークの背などでつぶすか、すり鉢ですりつぶす
  6. パサつきや固さが気になる場合は、少しずつお湯を加えてなめらかにのばす
にんじんと同じようにアルミホイルにくるんで炊飯器で炊くこともできますが、紅あずまなどのホクホク系のさつまいもはすりつぶした後にパサつきが気になることも。なめらかな状態に調節しましょう。

硬い皮は加熱後に取るのがポイント【かぼちゃ】

ほっくりと甘くて美味しいかぼちゃですが、調理の際は皮の硬さが少々厄介です。ケガをしないように、安全に皮を取り除きましょう。

<かぼちゃの下ごしらえ>

  1. かぼちゃを1個丸ごと使う場合は、丸ごと電子レンジで加熱(600wで2分ほど)
  2. 包丁が入れやすい硬さになったら半分に切り、スプーンなどで種とわたをくりぬく
  3. 皮がついたまま切り分ける
  4. 皮を下にして鍋に入れ、かぼちゃの表面と同じくらいの高さに水を入れる
  5. 火にかけ、竹串やつまようじがスッと刺さるくらいまで加熱する
  6. お湯から取り出し、包丁やスプーンなどで皮を取り除く
  7. フォーク・スプーンの背やすり鉢を使いなめらかにつぶす
加熱することでかぼちゃの皮は取り除きやすくなります。ゆでた後のかぼちゃはやわらかいので、つぶす・すりつぶす・うらごしするなど、どの方法でも調理しやすいです。

甘くて食べやすく、色みもきれい【キャベツ】

葉物野菜は繊維がしっかりしているものが多く、キャベツもそのひとつ。フードプロセッサーやブレンダーなどの調理器具を使わない場合は少し手間に感じますが、硬い繊維を取り除いてあげましょう。

<キャベツの下ごしらえ>

  1. 調理するキャベツの葉を一枚ずつ流水で洗う
  2. 葉を広げ、白くて硬い芯の部分や太い葉脈を包丁でそぎ落とす
  3. 大きくざく切りにし、鍋に入れる
  4. キャベツと同じくらいの高さまで鍋に水をいれる
  5. 火にかけ、クタクタにやわらかくなるまで加熱する
  6. やわらかくなったキャベツを2~3mmのみじん切りにする
  7. すり鉢ですりつぶす
  8. うらごし器でうらごしをして、大きな繊維を取り除く
  9. 水分が足りないようならお湯などでのばす
ゆでた後にしっかりとみじん切りをすることで、すりつぶしやうらごしの作業がやりやすくなります。

離乳食の赤ちゃんにも特別な一皿!お祝いメニューを手作り

記念日やお祝いごとのときには、食事も普段よりランクアップしたり、特別メニューを用意してお祝いしますよね。いつもと違う、特別感のある食事は、お祝い気分をいっそう盛り上げてくれます。

しかし、ハーフバースデーでは赤ちゃんはまだ生後6か月。もちろん大人と同じ食事を食べることはできませんし、口にできる食材も限られています。

でも、大人だけお祝いメニューを食べて、主役の赤ちゃんはいつものおかゆ、というのも寂しいですよね。パパ・ママが、赤ちゃんでも食べられる、ハーフバースデーの離乳食メニューを作ってあげましょう。

食べるときはレンジでチン!見た目もかわいい離乳食ケーキ


お祝いといえばケーキははずせない!というパパ・ママにぜひ作っていただきたいのが離乳食ケーキです。

少ない材料で作ることができ、離乳食を始めたばかりの赤ちゃんでも食べられるメニューです。

<材料>

  • おかゆ(10倍粥などかなりゆるいものでもOK)
  • 野菜ペースト(さらさらの液状でもOK)

用意する道具=シリコン型、セルクル、プリン型などカップの形状の型

  1. 型におかゆを流しこみ、冷凍庫で固める
  2. おかゆが固まったら、野菜ペーストを流しこむ
  3. 1と2をくりかえし、層を作っていく
  4. 層ができたら型からはずし、お皿にのせる
残りの野菜ペーストでケーキの上にイラストや文字を書いたり、少し固さのあるかぼちゃなどの野菜ペーストを丸め、ショートケーキのイチゴのように飾り付ければ華やかです。

赤ちゃんに食べさせてあげるときは、レンジで解凍してから食べさせてあげましょう。またその際、解凍した離乳食ケーキに温めムラが生じ、熱い部分と冷たい部分ができる場合があります。

食べさせる前にパパやママの手のひらにひとさじ取って温度を確認するなど、赤ちゃんがやけどをしないように気を付けてくださいね。

キャラクターや赤ちゃんの名前を入れて!スペシャルプレート

食べるときにレンジで解凍せずにそのまま食べさせたいときや、凍らせている時間がない!というパパ・ママにおすすめなのが離乳食で作るスペシャルプレートです。

一枚のお皿の上に色々な食材で作ったペーストを盛り付けるだけなのですが、盛り付け次第で見た目も楽しいスペシャルメニューになります。

ここでは、ご参考までにクマのキャラクターのプレートの盛り付けをご紹介します。
ハーフバースデーのメニューの盛り付け例

<使用した食材>

  • おかゆ
  • さつまいも
  • にんじん
  • キャベツ
  • かぼちゃ

このプレートでは、メインのクマの顔にかぼちゃとさつまいものペーストを混ぜたものを使っています。かぼちゃやさつまいもは、ゆでてつぶしてもゆるゆるにならず、適度に固さがあるので使いやすい食材です。

最近はさつまいももたくさん種類がありますが、成形しやすいねっとりとした種類がおすすめです。「安納芋」「紅はるか」「シルクスイート」などがありますが、これらは甘みも強いので赤ちゃんもよく食べてくれます。

野菜のペーストは、ゆでたり蒸してから、つぶす・すりおろす・うらごしするなどして作りますが、さつまいもはじっくりと加熱して焼き芋にすることで甘みが増すので、時間があれば焼き芋で作ると美味しいですよ。

筆者が紅はるかで焼き芋をする際は、芋にフォークをプスプスと刺して全体に穴をあけ、アルミホイルで包み、予熱なしのオーブンで180℃で90分焼いてしっとりさせています。

赤ちゃんの名前の部分には、野菜のペーストで書いた名前の下におかゆを敷いています。文字が上手く書けなかった際に下のおかゆごとスプーンですくい取ればきれいに文字の修正ができるのでおすすめですよ。

どんなプレートにしよう?と迷ったら、普段から赤ちゃんの身の回りにあるキャラクターグッズや、パパ・ママの好きな動物、ペット、乗り物などをモチーフに考えてみましょう。

また、その際はあまり細かいところまで再現しないようにすることもポイントです。ペンで紙にイラストを描くのとは勝手が違い、スプーンや箸、つまようじなどで食材の形を整えていくため、細かいほど難易度が上がります。

そのほか、作るときのポイントとしては、

  • 初めに簡単にイメージ図を描き、色合いを考えながら何の食材を使うか決める
  • 盛り付けを始める前に全ての食材をペースト状にして準備しておく
  • 自分が使いやすい器具(スプーン・つまようじ等)を準備しておく

このように、盛り付ける作業をする前にどれだけ下準備をしておくかで作業の効率が変わってきます。食材のペーストなどは冷凍しておけば普段の離乳食にも使えるので、時間のあるときにあらかじめ作っておくのもおすすめですよ。

不格好でも手作りの味わい。頑張りすぎないで楽しみましょう

決まったお祝いの形式がないからこそ、色々な楽しみ方ができるハーフバースデー。主役は赤ちゃんですが、家族でお祝いすればパパ・ママにとっても特別な記念日になります。

「細かい作業が苦手」「料理が不得意」というパパやママも、思いきって手作りのお祝いにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

離乳食ケーキの形が少し崩れてしまったりするのも、手作りならではの味わいです。完璧に仕上げることよりも、作る過程を楽しみましょう。

まだ離乳食も始まって間もない頃で、普段の離乳食作りも試行錯誤しているというパパ・ママも多いと思いますが、離乳食ケーキやお祝いプレートに挑戦することで、離乳食作りのステップアップにもなります。

愛情のこもった手作りのお祝いメニューは、赤ちゃんも喜んでくれます。たとえ全部食べられなくても、パパやママのお祝いの気持ちは、赤ちゃんに伝わっていますよ。

にお部屋の飾りつけも一緒にすると、より気分が盛り上がりますよ。

▼ハーフバースデー向けの飾りつけについてはコチラも参考にしてみて!

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