子供の体は未熟…カフェインのリスクについて

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2017/03/17

カフェインといえば、少し前に日本で起こってしまったエナジードリンク過剰摂取による死亡事故を思い、大人でもその摂取量や考え方について慎重になっている方が増えている物質であることでしょう。

しかし、カフェインは私たちの生活となかなか完全には断ち切ることができません。

私たち大人が嗜好品として摂取するかに関わらず、お友だちがチョコレートを食べていて羨ましかったり、レストランでは入店直後に緑茶やウーロン茶を差し出されることもある等、幼い子供にも意外と関わりの深いカフェイン。

成長ホルモンの分泌が盛んな成長期の子供にはカフェインはあまり良くないとは聞きますが、具体的にどうしてダメなのか、どの程度の摂取であれば許容範囲なのか等、子供に関わるカフェインのリスクについて考えてみましょう。

未熟で成長過程の子供への影響は大!大人とは違う乳幼児の体の特徴!

大人にとってカフェインは、死亡例を含むさまざまなリスクはあるものの、「仕事がはかどる」「眠気がおさまる」といったメリットを感じてその影響をプラスに取り、コーヒー等を嗜好品とされている方が多いですね。

しかし、子供にとっては、そのカフェインの“効果”はほとんど“負担”“成長阻害”といった形で現れてしまうのです。

まずは子供の体の特徴を知り、カフェインの影響について考えてみましょう。

未熟な子供の体にとってカフェインは成長を阻害する物質!

子供にはカフェインはより注意が必要です。

その大きな理由は、子供の体が未熟で成長過程にあるから、というものです。

  1. 消化機能が未熟であることにより影響が出やすくなる
  2. カフェインの効果が成長に悪い影響をもたらす

主にこの2つの理由により、子供にはできるだけカフェインを与えない方が良いとされています。

カフェインの消化や分解に時間がかかり乳幼児の胃腸への負担が大きい

具体的に、乳幼児へのカフェインがもたらすリスクを見ていくと、乳幼児はまず「カフェインをうまく消化・分解できない」ということが大きなポイントとなってきます。

消化機能が未熟な乳幼児は、カフェインだけでなくさまざまなものの消化・分解・吸収等にとても時間がかかります。

ということは、子供の体にカフェインが入ってきた場合、それが長く体にとどまることになります。

よって、体に大きな負担がかかったり、これから紹介する副作用がより起こりやすい状態が作り出されてしまうのです。

大人にとっては“効果”でも子供にとっては悪影響!“○○作用”に要注意!

カフェインの特徴として最初に紹介した「○○作用」といういくつかの作用は、例えば以下のようなものがありましたね。

  • 興奮作用
  • 覚醒作用
  • 利尿作用

カフェインを摂取し、未熟な子供の体の中でこれらの作用が起こりはじめると、大人のように「眠気が吹き飛んでラッキー」という悠長なことは言っていられなくなるのです。

次の項目で詳しく紹介しますが、時に正常な成長の妨げや、放っておくと命に関わる事態までを引き起こしてしまうカフェイン。

特に乳児期には、その影響による体力の消耗も激しいと言われます。大人の感覚で子供に「少しくらい」とカフェイン含有物をわたしてしまう前に、カフェインが子供にもたらす影響をよく知りましょう。

カフェインが子供に与える影響を紹介!大人よりも注意が必要!

では、実際にカフェインが子供にどのような影響を与えるかを見ていきます。

睡眠の質が下がり生活の乱れ・心身の不調をもたらす!

カフェインの覚醒作用により、子供が眠れなくなったり、途中で目が覚めてしまうなど睡眠の質が下がります。

夜しっかりと眠れず、結果的に昼夜逆転と生活が乱れてしまったり、不眠や睡眠不足・睡眠の質の低下が心身の不調をもたらしてしまうことも多いです。

成長記の子供にとって、夜しっかりと眠ることはとても大切なことです。カフェインの“効果”はそれを阻害してしまいます。

イライラや不安感そして攻撃的に!?興奮作用が子供の精神に影響!

カフェインには、気分を高揚させるといった興奮作用もありますね。

大人では「ここ一番!」「今日が勝負!」といった日に、その作用を得るためにコーヒーや栄養ドリンクを摂取する人は多いでしょう。

しかし子供の場合は、自律神経が安定しない状況は本人にとっても負担であり、また上の睡眠の質の低下も加わりイライラしやすく、また自分の感情のコントロールが(正常時でも)苦手な小さな子供はより攻撃的になってしまう場合もあります。

不眠も重なり頭痛等も起こりやすくなるほか、落ち着かずソワソワし不安感に襲われる等、精神面でもつらい状況が発生しやすくなります。

赤ちゃんや小さなお子さんの場合、「眠れない」「落ち着かない」「○○が痛い」といったことを言葉でパパやママに伝えることができませんよね。

よって、興奮作用はいつもよりひどくギャン泣きのような状態で現れたり、攻撃性となって現れる場合も多いのです。

また、攻撃性よりも不安を感じる症状が強く出た場合、一見子供は大人しく見えることでしょう。

しかし、そのような状態に気付かれずカフェインを摂取する生活を続けていると、もう少し大きくなってくると「うつ」をはじめとした精神疾患のリスクも上がってくるようです。

飲んでいるのに脱水に!?体力の消耗にも注意!

カフェインを摂取した影響で、脱水症状になってしまうというリスクもあります。

カフェインを摂取するということは、子供では多くの場合、緑茶や烏龍茶、コーラ飲料等を“飲むことによって”摂取していますよね。

しかし、しっかりと飲み物を飲んで水分を摂っているにもかかわらず、子供が脱水症状やかくれ脱水の状態になってしまうケースも多いのです。

不思議に感じますが、これはカフェインの“利尿作用”によるものです。

カフェインの作用である利尿作用の影響で、たくさんおしっこが出てしまう他、その作用やカフェインが未熟な胃腸を刺激したことによる下痢や、体の水分が奪われていった結果便秘になってしまうこともあります。(カフェインは刺激物です。)

(大人でも、「コーヒー等を飲むと下痢をしたりトイレが近くなり、その後便秘になってしまう」という人は多いようです。)

子供の場合カフェインの排出にも時間がかかり、このような状況が続いてしまってもうまく周りの大人に伝えることができません。

また、子供の体内に必要な水分量の割合は大人よりも多いです。

「おしっこが多いな」「けれどしっかり緑茶を飲んだし大丈夫だろう」なんてのんびりと構えていると、脱水症状が危険な状態になるまでリスクのサインを見逃してしまうことにもなりかねません。

カルシウム等の排出を促す作用も!依存からの長期摂取にも注意!

また、カフェインにはミネラルを体から排出してしまう作用もあるのです。

  • カルシウム
  • 鉄分
  • 亜鉛

これらの成長に必要な物質がカフェインの影響で流れ出てしまい、正常な成長を妨げてしまうこともあります。

ママが日々苦労して栄養バランスを考え作った離乳食や幼児食に含まれていたミネラル分も、カフェインの作用で流れ出てしまうのですね…。

日々カフェインを摂りつづけなければこれは一時的な現象のようですが、カフェインには依存性もあるため(大人ではよく「コーヒー中毒」等と表しますよね)、子供でも注意が必要です。

あの飲み物やお菓子にもカフェインが!身近なカフェイン含有飲料・食品をチェック!

今回は、赤ちゃんや子供のカフェインによる影響の話がメインテーマとなっているため、ここからは「カフェインと子供」について、より細かく見ていきたいと思います。

カフェインが含まれているのはコーヒーだけではない!

カフェインが含まれているのは、コーヒーだけではなく、緑茶や紅茶、烏龍茶等にも含まれます。

また、同じく全日本コーヒー協会の資料では、子供たちが大好きなコーラ飲料にもカフェインが含まれているとの(以下のような)記載があります。

その量は、コーラ飲料100mlあたりカフェイン量10~13mgとなっています。

また、お菓子メーカーの公式サイトにも、チョコレートにもカフェインが含まれていることが記載されています。

株式会社明治によると、ミルクチョコレート1枚(50g)のカフェイン含有量はレギュラーコーヒー(150ml)と比較すると6分の1程度の量とのこと。カフェイン含有ということで子どもへの影響が気になりますね。

カフェインが含まれていてる身近なものをまとめます。以下のような飲料・食品については注意をしておいた方が良いことがわかりますね。

  • コーヒー(コーヒー飲料を含む)
  • 紅茶
  • 緑茶
  • 烏龍茶
  • コーラ飲料
  • チョコレート
  • ココア
  • 栄養ドリンク(幼い子供が口にするものではないため、詳細は省いています)

カフェインは子どもにとって身近なもの!?与えなくても口にする可能性が高い!

全日本コーヒー協会のHPには、下記のようなことが分かる含有量がグラフ化されています。

  • 玉露は、カフェインの影響が気になるコーヒーの約2.5倍もカフェインを含んでいる
  • 煎茶・烏龍茶もコーヒーの半分のカフェインを含んでいる

このようなことがわかります。

ご家庭で赤ちゃんに積極的にこれらのお茶を飲ませているママはいないか少数派でしょう。

しかし、「カフェインが入っていない麦茶と間違えて烏龍茶の茶葉を沸かせて飲ませてしまった」「飲食店でお水ではなく緑茶が出てきたけれど飲ませて大丈夫なのか」といった経験や疑問をお持ちのママは多いでしょう。

さらに、1~2歳にもなれば子供自身がチョコレートを欲しがったり、幼稚園くらいの年齢になると「コーラを飲みたい」と言い出す場合も多いですね。

コーヒー以外でも、カフェインを含んでいる飲料や食品はたくさんあり、それらは子供にとって身近であったり時に魅力的なものという場合も多いのです。

ママが意図しない場面で子供がカフェインと出会い、口にするかもしれない場面も多いということですね。

カフェインが子供に与えるリスクを知り、子供の飲み物やお菓子の与え方を今一度考えてみましょう。

▼子供にカフェインの飲食物はいつから?という内容についてはコチラも参考にしてみて!

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