乗り物好き男の子に贈りたい!電車や働く車などのおすすめ絵本10選
男の子は乗り物が大好き!乗り物の絵本を買ってあげたいと思い、本屋で絵本を手に取ってみてもどれが良いのかわからず悩んでしまいます。
ましてや乗り物と言っても様々。自動車、バス、新幹線、機関車、そして、飛行機に船。また、ショベルカーやトラックなどの工事現場で働く車。
あと、みんなが大好きな消防車に救急車、そしてパトカー!よく見かけるゴミ収集車や宅急便車などもありますね。
これらの車を題材にした本は、相当な数があります。
ぜひ店頭でオススメされている本以外にも挑戦してみましょう。きっと素敵な絵本との出会いがありますよ。
でも、全く興味を持ってくれなかったらどうしよう…せっかく買うのだから失敗したくない!
そう思うママのために、昔から受け継がれる名作から新しいものまで人気の絵本を10冊揃えてみました。最後におまけで図鑑も2冊ご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
0歳向け!乗り物絵本デビューにオススメ絵本
0歳向けの絵本としては、【いないいないばぁ】や【だるまさんシリーズ】などが定番ですね。男の子には乗り物絵本も1冊いかがでしょうか。
【がたんごとんがたんごとん】
https://www.amazon.co.jp/dp/4834002721
出版社:福音館書店
対象年齢:0歳~
本体価格(税抜き):800円
黒い汽車が「がたんごとん」と駅へ向かいます。駅に着くと誰かが待っていて「のせてくださーい」と言って汽車に乗り込むというシンプルな流れが繰り返されます。
赤ちゃんはこのようなシンプルな繰り返しが大好き!また、電車に乗るのは、哺乳瓶やリンゴ、バナナ、コップ、猫などの赤ちゃんにとっても身近な物ばかり。
私の息子がバナナをわかるようになった時期は、バナナを指さして「バ!」と何度もそのページを見ていました。
対象年齢は0歳からですが、0歳の時に無反応だった子が3歳になってから大のお気に入りになったというレビューも多々あります。0歳だけでなく長く楽しめる絵本です。
0歳の赤ちゃんは、「がたんごとん」という楽しい擬音によく反応します。膝の上に子供をのせて、電車ごっこをしながら楽しむのもいいですね。
この絵本は、赤ちゃんの出産祝いやちょっとしたプレゼントとしてとても人気です。第二弾として「がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん」も出版されているのでそちらもチェックしてみましょう。
パパも読んだことあるかも?!山本忠敬さんの絵本4選!
乗り物絵本と言ったらこの人!乗り物絵本の第一人者、山本忠敬さん。書店でも必ずと言っていいほど目立つ位置に置かれる名作ばかりです。
実はパパも山本さんの絵本を読んでいたなんてことがあるかもしれません。昔パパが読んでもらっていた本を、今度はパパが子供に読んであげるのも素敵ですね。
【しょうぼうじどうしゃじぷた】小さいけど頑張り屋!男の子の心をわし掴み
https://www.amazon.co.jp/dp/4834000605
出版社:福音館書店
対象年齢:4歳~小学校初級
本体価格(税抜き):900円
子供たちは消防車や救急車などの緊急車両が大好き。非常事態に駆けつけるみんなのヒーローなんです。
この絵本は、そんな緊急車両好きな子にオススメ!昔から読み継がれている大人気の作品です。私は友人に勧められたこともありましたが、表紙のレトロな可愛さに惹かれて買ってしまいました。
ストーリーをご紹介します。はしご車ののっぽくん、高圧車のばんぷくん、救急車のいちもくさんは、いつも大きな火事の現場で大活躍。
その一方、ジープを改良した小さな消防車のじぷたは、小さなぼやの時しか出動させてもらえずみんなの笑いもの。じぷたは、自分のことがちっぽけな存在に思えて悲しくなります。
しかし、最後にはじぷたの大活躍により山火事を防ぎ、子供たちの人気者になるというお話。
小さいけど働き者のじぷたの働きに心打たれます。じぷたの努力が認められたときには、あーよかった!と晴れ晴れとした気持ちになります。
緊急車両が毎ページ登場し、見ごたえがあります。特にのっぽくん、ばんぷくん、いちもくさんの大活躍する火事のシーンは大迫力なので子どもたちはくぎ付け!
男の子には最も読んでもらいたい、プレゼントしたい絵本の一つです。
【しゅっぱつ しんこう!】定番中の定番!電車好きはおさえておきたい一冊
https://www.amazon.co.jp/dp/4834000869
出版社:福音館書店
対象年齢:2歳~4歳
本体価格(税抜き):900円
電車好きな男の子は必ずと言っていいほど持っているであろう一冊。
お母さんとみよちゃんの電車の旅。特急列車から急行列車、そして普通列車に乗り換え、おじいさんの待つ駅に向かいます。
鉄橋で電気機関車とすれ違ったり、山を登ったり、トンネルをくぐったり…スピード感と臨場を感じられ、幼児向けとは思えない美しく丁寧に書かれた絵に感動します。
絵は古臭さもありますが、おじいさんのいる田舎の雰囲気や空気感が伝わってきてそこがまた良いです。
今では珍しい駅員さんが切符を切っているシーンもあります。電車の絵がとても細かく素晴らしいので、電車好きな大人も楽しめる絵本だと思います。
【のろまなローラー】地道に頑張るローラー!心を育む一冊
https://www.amazon.co.jp/dp/4834000893
出版社:福音館書店
対象年齢:4歳~小学校初級
本体価格(税抜き):900円
工事現場で見かける舗装用ローラー車が主人公。道を行ったり来たりしているローラーの後ろを、大きなトラックや自動車たちが「じゃまだ」と言い、?りつけたりバカにしながら追い抜いていきます。
しかしこの後、先ほどの車たちはパンクして止まってしまいます。ため息をついたり泣いていたりと困っています。
のろまなローラーは、バカにされたにもかかわらず、みんなに優しい言葉をかけて追い越していきました。そして最後には感謝されることになるのです!
丁寧に仕事をする大切さ、感謝されることの喜び、努力をすれば報われるといったことを学べる一冊です。
対象年齢は4歳からですが、1歳3カ月の息子は興味を持って見ています。ごろごろごろ、ぶっぶっぶっなどの音や、ページをめくるたびに色々な車が出てくるのが楽しいようです。
初版は1965年の絵本ですが、古臭さを感じさせない可愛らしい絵本です。5色程度しか色を使わずシンプルに仕上げていて、淡い色合いが心を癒してくれます。
【とべ!ちいさいプロペラき】大きさなんか関係ない!壮大で勇気を与える一冊
https://www.amazon.co.jp/dp/4834016390
出版社:福音館書店
対象年齢:3歳~小学校初級
本体価格(税抜き):900円
電車関係の絵本はたくさんありますが、飛行機の絵本は探してみると意外と少ないです。その中でいいなと思ったのは、やはり山本忠敬さんのこの絵本!
大迫力な飛行機に子供たちはくぎ付けになることでしょう。見開き2ページを使って、ドーン!と大きなジャンボジェット機や長い滑走路、小さいプロペラ機が大空を飛ぶ様子が表現されています。
内容は、ジャンボジェット機と自分を比較して自信を失った小さいプロペラ機が、そのジェット機に励まされ、初飛行を成功させる物語。ストーリー展開は少し【しょうぼうじどうしゃじぷた】に似ています。
しかし、壮大なスケール感、空を飛ぶ爽快感を感じられたり、ジャンボジェット機の励ましの言葉に大人も心打たれたりと、じぷたとはまた違った楽しみがあります。
対象年齢は3歳からとなっていますが、絵が大きくわかりやすいので1歳からでも見て楽しめます。
飛行機好きにはたまらない一冊、そうじゃなくても、飛行機が好きになること間違いなしです!
単純そうで意外と深い!知育効果が期待できる絵本2選
絵本の読み聞かせには知育の効果があります。言葉を鍛えるもの、好奇心を育むもの、心を育てるものなど。
絵本の読み聞かせにより、脳は刺激を受けて発達します。今回は特にオススメの乗り物絵本2冊をご紹介します。
【せんろはつづく】障害物が次々と!子供に問いかける列車の絵本
https://www.amazon.co.jp/dp/4323013639
出版社:金の星社
対象年齢:未記載(オススメは1歳~)
本体価格(税抜き):1200円
電車や汽車が走る絵本はたくさんありますが、これは線路を作っていくストーリー。単純ですが実は奥深く、そして電車遊びが好きな子にピッタリな絵本です。
子供たちが川や山の障害物を乗り越えて、線路をつなげていき、最終的に駅を作ります。障害物にぶつかると、「~があった どうする?」と問いかけ、一つずつ解決し、線路をつなげていきます。
ページをめくる度にこの先どうなっていくのかな?と想像力を掻き立てられる絵本です。絵が可愛いので女の子にもオススメです。
このように問いかける乗り物絵本は珍しいです。これをきっかけに、何か問題があった時には「どうする?」と質問してみましょう!きっとこの絵本に出てくる子供たちのように解決策を導き出すことでしょう。
また、プラレールなどの電車あそびをしていると、この本の子供たちのように様々なアイディアをひねり出すようになったという声もあります。
文章量は少ないので、1歳から楽しめる絵本です。よく見ると、猫やウサギなど小さな動物たちがたくさんいて、私の息子は楽しそうに指差しをしていました。息子が少し大きくなったら、一緒に考えながら読んでいきたいなと思える絵本です。
こちらの【せんろはつづく】はシリーズ化されており、【せんろはつづく どこまでつづく】と【せんろはつづく まだつづく】も出版されています。
【のりもの つみき】つみき遊びがより楽しくなる一冊
https://www.amazon.co.jp/dp/406216888X
出版社:講談社
対象年齢:0歳~
本体価格(税抜き):850円
この本はリアルな乗り物は出てきません。全てのページが積み木です!穴あきタイプのしかけ絵本で、ポップな色合いがオシャレなので女の子にもオススメです。
「のりものつみき、つみきでのりもの なにつくる?」という合言葉でページをめくると、積み木できた自動車がバスや船、機関車、飛行機、最後にはロケットに変化していきます。
乗り物が出来上がる度に、ブーンブーン!やプシュー!ポッポー!などのわかりやすい音が書かれていて楽しく読めます。
文章量からすると0~1歳向けかなと思うところですが、積み木遊びの発想力やひらめきに大きな影響を与えてくれる絵本になります。じっくり見れば見るほど、よく考えられた奥深い絵本です。
本自体は赤ちゃん用の分厚いタイプなので、何度めくっても破れたりクタクタになる心配はありません。赤ちゃんから積み木遊びをする年代まで長く使えます。
作者のよねづゆうすけさんと言えば、優しい動物の絵、特にフレンチブルドックやフクロウなどでご存知の方も多いことでしょう。知らない人でも、雑貨屋などでメモ帳やポーチなどを気付かぬうちに目にしていると思います。
男性が書いたとは思えない優しい癒し系の絵。そんな彼が生み出す絵本も要チェックです!
パパも夢中に!大人も一緒に楽しめる乗り物絵本
パパも子供のころは乗り物絵本に夢中になったことでしょう。そんなパパを童心に返らせる一冊をご紹介します。
【ダットさん】国産旧車の魅力がいっぱい!パパと楽しめる一冊
https://www.amazon.co.jp/dp/477461064X
出版:教育画劇
対象年齢:3、4歳~
本体価格(税抜き):1000円
国産の旧車たちが登場!登場人物は「ダットさん」(フェアレディ2000)、「ヨタハチちゃん」(トヨタ・スポーツ800)、「エスハチくん」(ホンダ・S800)。
ストーリーは、トラックにさらわれたエスハチくんを、ダットさんとヨタハチちゃんが救出に向かうというもの。とてもスリリングでスピード感のある展開となっています。
最後には、ある呪文で車が空中にふわりと浮く展開に…この最後の景色は、月に照らされなんとも美しく、この世界観に引き込まれてしまいます。
50年代のアメリカを彷彿させるような色彩や絵のタッチがとてもオシャレ!車に興味のないママも楽しめる絵本です。車はもちろん、背景もこだわって細かく描かれています。
また、ギュオー ギュギュギュオー、グオーン グオオオオーッ、ベリベリベィーン バリバリバィーン、ビュィーン ビュィィーッといった車の音の表現が多彩です。ぜひパパに張り切って読んでもらいましょう!
話題のツペラツペラさんの乗り物絵本をご紹介!
tupera tupera(ツペラツペラ)は、亀山達矢さんと中川敦子さんのご夫婦によるユニット。
- 【しろくまのパンツ】(ブロンズ新社)で第18回日本絵本賞読者賞とマルセイユ子供の本大賞2014グランプリを受賞。
- 【パンダ銭湯】では第3回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリを受賞し、多くの人気作があります。
【やさいさん】やシール遊びの絵本【かおのーと】もツペラツペラの作品で、どこの本屋さんに行っても彼らの本がたくさん並んでいます。そんなツペラツペラさんの乗り物絵本をご紹介します。
【いろいろ バス】数えきれない程の物や生き物が登場!
https://www.amazon.co.jp/dp/4477026595
出版社:大日本図鑑
本体価格(税抜き):1300円
赤いバスがやってきて、そのバスに赤いトマトやタコが乗り降りします。赤いバスの後には、黄色いバス、緑のバス、黒いバスと続きます。
そして、最後のページには7台の色の違うバスが勢ぞろい!そのバスそれぞれから、同じカラーの食べ物や生き物たちがドッと降りてきます。
あまりの種類の多さにこんなものまで?!と驚かされ、このページはずーっと見ていても飽きません。
1歳を過ぎると絵本に出てくるものと実際の物がどんどん一致するようになってきます。ストーリーよりも、自分のわかるものが出てくると楽しい時期。そんな時に最高の絵本です!
色の勉強にもなるので、出産祝いや1歳のプレゼントにオススメです。ツペラツペラさんの絵本に登場するモノたちの表情が可愛らしくたまりません。
ヘタウマとはこう言うことを言うのでしょう。私にも書けるかもと思わせる素朴で愛らしいキャラクターたちに心をギュッと掴まれます。
海外にも乗り物絵本はたくさん!海外作家の作品にも注目!
男の子が乗り物好きなのは、日本でも世界でも同じ。海外作家の作品にも乗り物絵本はたくさんあります。絵本選びも世界に目を向けてみるのはいかがでしょうか。
今回ご紹介するのは、いつも働いている車たちが眠りにつくお話の絵本。寝かし付けにピッタリな絵本は、お月様がテーマになることが多く、乗り物が出てくるのは珍しいですね。
【おやすみ、はたらくくるまたち】おやすみ前にベッドで読みたい一冊
訳:福本友美子
出版社:ひさかたチャイルド
対象年齢:3、4歳~
本体価格(税抜き):1300円
この作者は息子二人を持つママ。次男は乗り物好きで、寝る前にはいつも知っている乗り物の名前を挙げては興奮していました。
パワフルな乗り物たちも夜にはエンジンを止めて眠りにつく。そんなことを想像するようにしたことがきっかけで作られた絵本です。
工事現場の乗り物たちが擬人化され、働いたり眠ったりする様子は機関車トーマスを彷彿させます。カッコいい中に可愛らしさがあり、ユーモラスさも感じられる乗り物たち。
出てくる乗り物は全部で5台。クレーン車、ミキサー車、ブルドーザー、ショベルカー、ダンプカー。これらの乗り物が一日の仕事を終え、それぞれが眠りにつく様子が描かれています。
おやすみ前のベッドタイムにピッタリの一冊です。夢の中に大好きな乗り物たちが出てくるかもしれませんね。
おまけ!乗り物を学べる図鑑を2冊ご紹介します
最後におまけ!絵本ではないのですが、図鑑にも多くの乗り物が登場します。男の子の図鑑デビューにピッタリな初級の図鑑を2冊ご紹介します。
【こどもずかん くるまとでんしゃ】乗り物好きにはたまらないイラストの図鑑
発売元:学研
対象年齢:0~4歳
本体価格(税抜き):950円
この図鑑は「こどもずかんシリーズ」の車と電車版。可愛いイラストで、丸ごと一冊数えきれない程の乗り物が描かれています。
ベビーカーや三輪車、アイスクリーム販売車など、こんなものまで?と驚かされます。新幹線やバスのページでは、乗り物の中の様子も描かれています。
乗り物だけでなく、運転手さんや消防士さん、子どもたちなどたくさんの人が描かれており、可愛らしいので堅苦しくない印象の図鑑です。
紹介されている乗り物には、それぞれ英語表記とその読み方が書かれています。対象年齢は4歳までですが、英語の勉強にはもっと長く使えるでしょう。パパとママも一緒に英語の勉強ができますね。
【はじめてのずかん300 BCキッズおなまえいえるかな?英語付き】図鑑デビューにオススメな一冊
対象年齢:0~4歳
本体価格(税抜き):980円
こちらは写真の図鑑。先にあげた【こどもずかん くるまとでんしゃ】と同じように英語表記と読み方が書かれています。
乗り物だけに特化した図鑑ではありませんが、60種類以上の乗り物が掲載されています。トンネル清掃車やサファリバス、キャベツ収穫機などの普段なかなか目にすることのない乗り物まで!
私は息子の1歳の誕生日に頂いたのですが、タイミングとしてはピッタリでした。1歳になった途端に身の回りの物や乗り物に興味を示すようになり、毎日のようにこの図鑑を持ってきては指をさして「これは何?」と言っているようです。
子どもが興味を持つような身の回りの物が一冊にまとめられているので、初めての図鑑としてオススメです。
乗り物絵本には魅力がいっぱい!お気に入りの1冊を見つけよう
乗り物絵本10冊と図鑑を2冊ご紹介しましたが、気になる本に出会えましたか?乗り物絵本には昔から読み継がれている名作から新しいものまでたくさん。
夢とロマン、力強さや優しさを感じたり、知育的要素があるなど乗り物絵本には魅力がいっぱいです。
その中からその子のお気に入りの一冊が出てくることでしょう。もしかすると将来の夢を抱くきっかけになるかもしれません。ぜひ多くの乗り物絵本を読んであげてくださいね。
あと、出産祝いやちょっとした贈り物として乗り物絵本はいかがでしょうか。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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