赤ちゃんを蚊から守ろう!最新の虫除け対策と商品の選び方
花火大会や夏祭り、プールや旅行など、夏はイベントが盛り沢山。赤ちゃんを連れてお出かけする機会も増えますね。
そこで最も気になるのが虫除け対策です。
2014年に東京でも感染が確認され、話題になったデング熱。デング熱を始め、日本脳炎やマラリアも蚊を媒介して感染する感染症です。
また、中南米を中心に感染が報告されているジカ熱も蚊を媒介して感染します。ジカ熱はデング熱などと比べると症状が軽いため気づきにくいですが、妊婦さんが感染すると胎児が小頭症の障害が起こる可能性が指摘されています。
皮膚の弱い赤ちゃんや妊婦さんは、出来る限り蚊に刺されないようにしたいものです。
赤ちゃんがなぜ蚊に刺されやすいのか、その理由をお伝えするとともに、蚊に刺されないための対策や最新の虫除けグッズについて詳しくご紹介いたします。
また、虫除け対策をしたにもかかわらず、虫刺されができてしまった!そんな虫刺されの対処方法についてもご説明いたします。
この記事の目次
赤ちゃんが蚊に刺されやすい理由?蚊の性質と赤ちゃんの特徴の関連性
一般的に、赤ちゃんは大人よりも蚊に刺されやすいと言われています。それはなぜでしょうか。
赤ちゃんの特徴を挙げます。
- 大人よりも体温が高い
- 新陳代謝が活発で汗をかきやすい
- 呼吸回数が多い
蚊は、「熱」(体温)、「汗」、「二酸化炭素」の3つが大好き。これらを感知することにより、人や動物に近づいてきます。
そのため、大人よりも体温が高い赤ちゃんはどうしても刺されやすくなります。また、新陳代謝がよく汗っかきであること、大人よりも呼吸回数が多いことも刺されやすくなる理由です。
大人とは違い、赤ちゃんは自分で蚊を追い払うことができません。大人がしっかりと虫除け対策を取り、赤ちゃんを蚊から守ってあげることが大切です。
お出かけ時に必須の虫除け対策は?
外にお出かけする時には必ず虫除け対策を行いましょう。戸外での対策には、以下のようなものが挙げられます。
- なるべく肌の露出を避ける
- 濃い色や黒っぽい色の服装を避ける
- 水たまりや茂みに近づかない
- 虫除けスプレーや虫除けパッチを使う
- 蚊帳で覆う
それぞれ詳しくご説明いたします。
なるべく肌の露出を避ける
暑い夏場にはどうしても薄着になり、肌の露出が増えますが、肌を出している部分は汗もかきやすいため、蚊に刺されやすくなります。
羽織ものなどでなるべく肌の露出を避けましょう。
蚊にもさまざまな種類があり、その種類によって活動時間も異なります。
日本に多い蚊は一般的に夕方から夜にかけて活発に活動すると言われています。蚊の活動が活発になる時間帯の外出を避けることも大事です。
蚊は濃い色を好む傾向があり、日焼けをしていない肌よりも、日焼けをした肌の方が蚊に刺されやすい傾向があります。
紫外線は体に悪影響を及ぼすと言われており、肌を露出させないことは日焼けを防ぐためにも大切です。
濃い色や黒っぽい色の服装を避ける
先述したように、蚊は薄い色よりも濃い色を好む傾向があります。赤ちゃんもママもいっしょにおでかけする家族も、なるべく濃い色や黒っぽい色の服装を避けるようにしましょう。
せっかく露出をさけていても、濃い色の服を着ていて蚊が寄ってきてしまっていては元も子もありません…。
水たまりや茂みに近づかない
蚊は水たまりに産卵して繁殖します。庭や家の周りに水たまりがある場合には、できるだけ近づかないようにしましょう。
また、水たまり自体を庭や家の周りに作らないという事前の対策も必要です。
外出先でも同様です。水場や茂み、雨水の溜まりやすい場所に近づかない、アウトドアに出かける際には長袖を着るなど、できる限りの注意が必要です。
虫除けスプレーや虫除けパッチを使う
花火大会や盆踊りなど、夏には夕方に開催されるイベントがたくさんあります。夏の楽しみの一つですよね。
蚊が活発に活動する時間帯に外出する場合には、必ず虫除けスプレーや虫除けパッチなどの虫除け剤を使用しましょう。
虫除け剤と一言でいっても、実にたくさんの種類やタイプがあります。どれを選んだらいいのか迷いますね。
虫除け剤の選び方やグッズをご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。
また、紫外線を防ぐためにも、虫除け剤とともに日焼け止めも併用しましょう。
- 日焼け止めと虫除け剤を両方使用する場合
-
どちらを先に塗れば良いか迷いますね。厳密にはどちらが先という決まりはないそうです。
虫除け剤はスプレータイプのものが多いですので、日焼け止め→虫除け剤という順番の方が虫除け剤の効果が妨げられません。
まず日焼け止めを肌に塗り、日焼け止めが乾いてから、虫除け剤をつけるという順番が良いようです。
蚊帳を使う!ベビーカー用もあるので覆ってみて
赤ちゃんは大人よりも蚊に刺されやすいことはこれまでにもお伝えしました。
蚊を虫よけなどで防ごうと対策しても、その効果が薄れてしまうとここぞ!とばかりに寄ってきてしまいます。
そんなときは、「蚊帳」を使って赤ちゃんを覆ってみてください。
古い昔から蚊の侵入を防いできた働き者の”蚊帳”は、効果が高く安心。薬などに頼るのではなく蚊自体を赤ちゃんに寄せ付けないという原理なのでおすすめです。「となりのトトロ」にも登場しますよね!
ベビーベットに天蓋の様に付けるタイプも出ているなど、最近ではデザイン性の高いものが主流となっていてインテリア性もあります。
「蚊帳の外」など慣用句にもなっているほど日本では古くから親しまれてきた”蚊帳”を就寝時などに活用してみてはいかがでしょうか。
また、外出時にも使える蚊帳もあるんですよ。最近では、ベビーカーをすっぽり覆ってくれる便利なベビーカー専用の虫除けカバーが売られています。
ベビーカーに乗っている赤ちゃんは動きが少ないため、より一層蚊のターゲットにされやすくなります。
蚊帳のように蚊を物理的にシャットアウトできるため、蚊を防ぐ効果が高いです。虫除け剤と併用して使えば、効果が一層高まります。
『Angle ベビーカー蚊帳ネット』
Angle
参考価格:1,980円
http://www.amazon.co.jp/dp/B00KNNGMS8
細かい目のネットをベビーカーにすっぽり被せて使うベビーカー用の蚊帳ネットです。フリーサイズでどのベビーカーにも装着できます。手頃な価格なのも人気です。
お部屋の中での虫除け対策は?
家にいる時には、お部屋の中でも虫除け対策を行いましょう。室内での虫除け対策には、以下のようなものがあります。
窓を開ける時には必ず網戸をする
夕方など風通しがよくなる時間帯には、空気の入れ替えや、お部屋を涼しくするために窓を開けることがあります。
窓を開けた際には必ず網戸をしましょう。できるだけ蚊を室内に侵入させないことが大事です。
網戸へスプレーするタイプの虫除けも併用するといいですね。
『虫コナーズ 窓ガラス・アミド用スプレー』
キンチョー
参考価格:864円
http://www.amazon.co.jp/dp/B00CM443VY
窓ガラスや網戸、すだれなどにスプレーしておくだけで殺虫効果を発揮するエアゾールタイプの虫除けです。安全性、速効性の高い、ピレスロイド系成分を配合。効果は約2ヶ月持続します。害虫に直接かけても殺虫効果があります。
窓を開けて洗濯物を取り込む際には、洗濯物に蚊が付いてないかチェックし、洗濯物を払ってから取り込むように心がけることも大切です。
安心・安全!昔ながらの蚊帳を利用する
昔ながらの日本独特の虫除けの道具である「蚊帳」。蚊帳は物理的に蚊の侵入を防ぐ効果があります。
最近はおしゃれでデザイン性の高いものも多く、ベビーベッドに取り付けられる蚊帳もあります。
赤ちゃんの空間を、蚊帳を使うことでしっかりと蚊から守ってあげましょう。
蚊取り線香や電子蚊取り器などの虫除けを使う
昔ながらの蚊取り線香や、煙の出ないベープやアースノーマットなどの電子蚊取り器を使用して、虫除け対策を行うことができます。
蚊取り線香や電子蚊取り器などには、「ピレトリン」もしくは「ピレスロイド」という殺虫成分が含まれています。これは、除虫菊などの薬草に含まれている天然の殺虫成分で、虫に対しては殺虫効果を発揮します。
しかしながら、哺乳類はこの成分を分解することができるため、非常に安全性は高いと言われています。
また、微量でもかなりの速攻性があるという優れた特長をもっています。濃度が薄いところでも忌避(蚊が嫌がって近づいてこない)効果を発揮します。
(1) 速効性であること
(2) 忌避(イヤがって近づかない)効果があること
(3) 追い出し効果(フラッシングアウト)があること
(4) 安全性が高い
・ ピレスロイドは害虫の皮膚や口から入り、神経に作用しマヒさせて虫を退治します。また、哺乳類・鳥類など恒温動物の体に入ってもピレスロイドは速やかに分解され、短時間で体外へ排出されてしまいます。
・ 動物の体内だけでなく自然界においても、光、空気、熱に触れると他の殺虫剤よりも分解しやすい性質があります。つまり、必要な時に必要な場所で効力を発揮して、その役目が終われば、すぐに分解されて消えていくという環境にも優しい殺虫剤です。引用…キンチョー HP
ただし、蚊取り線香の煙は刺激が強いため、赤ちゃんに直接煙が当たらないように気をつける必要があります。
また、電子蚊取り器を使用する場合も、赤ちゃんの手の届かない場所に置くようにしてくださいね。
置き場所に注意はしていても、夜寝る時などはどうしても心配になるもの。そんな時には、お部屋全体にワンプッシュするだけで効果を発揮するスプレータイプもおすすめです。
『蚊がいなくなるスプレー 255日 無香料 24時間 55ml』
キンチョー
参考価格:1,127円
http://www.amazon.co.jp/dp/B00Q89NRH0
4.5~8畳のお部屋にワンプッシュで24時間効果を発揮します。ピレスロイド系の殺虫成分により安全性は高く、速効性があります。24時間効果が続くため、活動時間が異なる蚊のさまざまな種類にも対応できます。
種類やタイプも豊富、最新の虫除けグッズをご紹介
外出する際には忘れずに使用したい虫除けグッズ。一言で虫除けグッズといっても様々なたいぷがありますよね。
- スプレータイプ
- 肌に直接塗るクリーム(ローション)タイプ
- 洋服やベビーカーなどに貼るパッチタイプ(シールタイプ)
- 足首や手首につけるリングタイプ
- 吊り下げタイプ
種類やタイプが非常に豊富でどれを選んでいいのか迷ってしまいます。
一般的に、直接肌につける虫除け剤には「ディート」と呼ばれる成分が含まれています。日本で販売されている虫除けグッズにも、ディートが含まれている製品はたくさんあります。
国民生活センターのHPによれば、ディートは一般的には毒性が低いとされているが、まれに体への影響があるとの報告があります。
海外では、高濃度のディートを含む製品の販売を禁止している国や、幼児への使用を厳しく制限している国もあります。
日本でも厚生労働省の薬事法により、幼児への使用における用量や使用回数についての注意事項を明記することとされています。
ディートが含まれている虫除けグッズを使用する場合には、使用上の注意をよく読み、赤ちゃんの月齢や子供の年齢に合わせた注意事項をしっかり守って使うことが重要です。
ディートが含まれている虫除けは6ヶ月未満の赤ちゃんには使用できません。また、6ヶ月以上2歳未満の子供には1日に1回まで、2歳以上12歳未満の子供には1日1~3回までの使用回数とするように、厚生労働省にて規制されています。
小児(12歳未満)に使用させる場合には、保護者等の指導監督の下で、以下の回数を目安に使用すること。なお、顔には使用しないこと。
・ 6か月未満の乳児には使用しないこと。
・ 6か月以上2歳未満は、1日1回
・ 2歳以上12歳未満は、1日1~3回
(中略)
製造販売業者は、ディートを含有する製品の「使用上の注意」等が改訂された旨が消費者等に理解されるよう情報提供すること。また、ディートを含有する製品を取り扱う薬局、販売業者、一般小売業者等においては、消費者に対し、ディートを含有する製品の「使用上の注意」等が改訂された旨の情報提供に努めること。
天然成分由来のオーガニック虫除けスプレー
赤ちゃんや小さな子供のために使う虫除けスプレーは、できるだけディートフリーの(ディートが配合されていない)ものを使いましょう。
天然ハーブやアロマ由来の天然成分からなるオーガニック虫除けスプレーがおすすめです。ディートのような劇的な殺虫効果はありませんが、天然由来成分のため、肌が敏感な赤ちゃんには安心・安全に使用できます。
天然成分由来のオーガニック虫除けスプレーをいくつかご紹介いたします。
- 『アロベビー UV アウトドアミスト』
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販売価格:2,250円(税抜)
http://item.rakuten.co.jp/babycresco/alobaby_08/これ1本で「虫除け」と「紫外線カット」の2つの効果を備えた、1本二役をこなす便利なオーガニック虫除けスプレーです。
100%天然由来の成分から作られていて、純国産なのも安心。無添加・無香料・無着色で肌の弱い赤ちゃんにも気軽に使えます。
自然素材由来の爽やかな香りで、赤ちゃんもママも癒やされます。新生児から使えるのがいいですね。
- 『オーガニックマドンナ アロマガードミスト 80ml』
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販売価格:1,620円(税込)
http://www.amazon.co.jp/dp/B003CJRBXAオーガニックマドンナは、日本人の肌に合わせて作られた、国産オーガニックスキンケア製品です。
オーガニック植物成分の配合率90%以上の高配合率の製品づくりを目指しています。
アロマガードミストは、天然由来成分100%配合(うち98%はオーガニック成分)のミストタイプのオーガニック虫除けローションです。
虫の苦手な香りであるシダーウッド、レモングラス、シトロネラがブレンドされています。防腐剤無添加、アルコールフリーのため、赤ちゃんや敏感肌の方でも安心、安全です。
使用箇所や使用回数などにも制限はなく、新生児の赤ちゃんから使えます。
- 『パーフェクトポーション アウトドアボディスプレー 125ml』
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パーフェクトポーション(PERFECT POTION)
販売価格:1,512円(税込)
http://www.amazon.co.jp/dp/B002BGHVT4オーガニック先進国であるオーストラリア生まれのブランド「パーフェクトポーション」。シトロネラ、
ペパーミント、ユーカリ、ティーツリー、シダーウッドなどがブレンドされた、天然成分100% のオーガニックスプレーです。柑橘系の爽やかな香り。
生後6ヶ月以降の赤ちゃんから妊婦さんまで使用できます。
- 『made of Organics オーガニックアウトドア モスガードスプレー 50ml』
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たかくら新産業
販売価格:810円
http://www.takakura.co.jp/fs/takakura/M10085made of Organics は、厳しいオーガニック認定を数多く取得し、オーガニック100%にこだわったオーストラリア生まれのブランドです。
保湿効果のあるアロエベラ液汁をベースに、ラベンダー、シトロネラ、レモンマートルなどの天然精油がブレンドされています。
アルコールフリーのため、敏感肌の小さな子供にも直接体にスプレーして使うことができます。生後6ヶ月以降の赤ちゃんから使用できます。
- 『エルバビーバ バズスプレー 120ml』
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エルバビーバ(erbaviva)
販売価格:2,592円(税込)
http://www.amazon.co.jp/dp/B005J0KRSGカリフォルニア生まれで、ナチュラル、オーガニックなスキンケア製品を提供している「エルバビーバ」。
エルバビーバの製品は、オーガニックにとことんこだわり、良質な原料を使用した「未来のこどもたちのために」考えられたピュアで優しい製品であることが特徴です。
エルバビーバ バズスプレーは、シトロネロール、レモンユーカリ、レモングラスがブレンドされた爽やかな香りのオーガニックボディスプレーです。
生後6ヶ月以上の赤ちゃんや妊婦さんまで使用できます。(6ヶ月未満の赤ちゃんへの使用は医師と相談)
- 『Meeway ハーブの虫よけスプレー アロマオイルの優しい香り 100ml』
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ミーウェイ
参考価格:1,490円(税込)
http://www.amazon.co.jp/dp/B013DOAWTIディート無添加の安心・安全なレモンユーカリオイルの虫除けスプレーです。レモンユーカリを始め、ティーツリー、ラベンダー、ニーム、西洋アカマツ(ヨーロッパパイン)などの天然精油が配合されています。
海藻由来成分のフコダインを配合することで伸びが良く、オーストラリアから直接原料を仕入れたエミューオイル配合により保湿効果も得られます。
効果持続時間は2~3時間。優しさ第一で作られた香りの良い虫除けです。
アロマで蚊を寄せ付けない、手作り虫除けスプレー
虫除けに効果があると言われているアロマオイル(精油)には、以下の様なものがあります。
- ペパーミント
- ユーカリ
- ティートリー
- シダーウッド
- シトロネラ
- ローズマリー
- ゼラニウム
- レモングラス
虫によって苦手とする成分が異なるため、使い分ける方が効果が高いです。
ご自分の好きな香りをブレンドして手作りした虫除けスプレーであれば、虫除け効果とリラックス効果のダブル効果が得られます。
また、日本では古くから「ハッカ油」を使った虫除けが使われていました。
ハッカ(ミント)のにおいを虫が嫌がるとされており、殺虫効果はありませんが、ハッカは手に入れやすく、価格も安いので、普段使いにとても便利です。
<ハッカ油スプレーの作り方>
用意するもの
無水エタノール(10ml)
ハッカ油(20~40滴)
精製水(90ml)
スプレー容器
【作り方】
- 無水エタノールにハッカ油を入れてよく混ぜあわせます。
- スプレー容器に1.を移し、精製水を加えてよく振り、さらに混ぜあわせます。
ハッカ油スプレーを使う際に注意する点は、以下のとおりです。
- 手作りスプレーは長持ちしないため、1週間~10日を目安に使い切るようにしましょう。
- 使う前にはよく振ってください。
- ハッカ油は揮発しやすいため、こまめに吹き付けた方が効果は高いです。
- ハッカ油はポリスチレンを溶かしてしまうため、スプレー容器を選ぶ場合や、ハッカ油スプレーを吹きかける場合には注意してください。
- ハッカ油の原液は刺激が強いため、直接肌につけないようにしましょう。
市販の赤ちゃん用虫除けグッズ
市販の赤ちゃん用虫除けグッズをご紹介します。洋服などに貼って使用するシールタイプや、手首足首に巻きつけて使うリングタイプ、ベビーカーなどに吊り下げて使う吊り下げタイプがあります。
- 『虫きちゃダメ シールタイプ 60枚』
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和光堂
販売価格:1,080円(税込)
http://www.amazon.co.jp/dp/B003L9T0YY天然植物精油であるユーカリとシトロネラを含ませたシールタイプの虫除けです。効果は6~8時間持続します。
肌に直接つけず、洋服や身の回りのものに貼って使います。フレッシュな天然ハーブの香り。0ヶ月の新生児の赤ちゃんから使えます。
- 『虫くるりん シールタイプ お徳用60枚入』
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ピジョン
販売価格:1,080円(税込)
http://www.amazon.co.jp/dp/B00777PT4Q虫が嫌うと言われている天然ハーブのシトロネラを染み込ませたシールタイプの虫除けです。洋服やベビーカーなどに貼って使用します。
爽やかな柑橘系の香り。1回につき6ヶ所程度貼ることができます。持続時間は6時間。
- 『虫よけ くまさん 巻いてつけるリング 16本入』
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ピップベビー
販売価格:615円
http://www.amazon.co.jp/dp/B007HHE0LO手首や足首に巻いてつける、使い捨てのリングタイプの虫除けです。ディートフリーで天然ハーブ由来成分100%。
汗や水にも強いやわらかい合成紙のリングで、効果が持続する時間は約8時間です。
- 『虫よけ くまさん 携帯用虫よけ』
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ピップベビー
販売価格:676円(税込)
http://www.amazon.co.jp/dp/B004U7YRGWかわいいくまさん型の吊り下げタイプの虫よけです。ベビーカーやベビーベッドに吊り下げて使うタイプで、30日間効果が持続します。
30日タイプ3個入りで、約90日分使えます。天然由来成分100%、ディートフリーで0ヶ月の赤ちゃんにも使えます。置いて使うこともできます。
- 『虫くるりん つり下げタイプ』
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ピジョン
販売価格:810円
http://www.amazon.co.jp/dp/B00BBR19E2ベビーカーやベビーベッドに取り付けて使用するつり下げタイプの虫よけです。お部屋に置いて使うこともできます。
天然精油であるシトロネラと、天然植物由来の除虫菊エキスがブレンドされています。柑橘系の香り。約90日間使用できます。
スライドバーで香りの強弱が調整可能。
対策していたけれど虫刺されが…虫刺されによる痛み痒みの対処法
虫除け対策を行っていても、100% 完全に虫刺されを防ぐことはできません。では、赤ちゃんが蚊に刺されてしまった場合はどう対処すれば良いのでしょうか。
正しい対処方法や市販のお薬をご紹介いたします。
虫刺されの痛み痒みの正体は、体のアレルギー反応
蚊が人の皮膚を刺して血を吸う時、同時に蚊の唾液が皮膚に注入されます。この唾液に対するアレルギー反応が、蚊に刺された時に発生する痒みや痛み、腫れの正体なのです。
アレルギー反応が強く出るかどうかは個人差があります。
刺された直後に痒みが出る人や、刺された1~2日後に痒みや腫れが出る人など、反応の出方が異なります。まれに重篤化し、全身に発疹が出る場合や発熱する場合もあります。
虫刺されとはいえ、注意が必要です。腫れが大きい場合や、腫れがなかなかひかない場合には、皮膚科や小児科を受信しましょう。
赤ちゃんが蚊に刺された時の正しい対処方法
赤ちゃんが蚊に刺された場合には、以下の対処方法をとりましょう。
- 蚊に刺された箇所を水でよく洗う
- 蚊に刺された箇所をよく冷やし、痒みをできるだけ抑える
- 市販のかゆみ止めの薬を塗る
赤ちゃんでも使える市販のかゆみ止め薬をご紹介します。
- 『ムヒ・ベビー 15g』
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池田模範堂
販売価格:950円
http://www.amazon.co.jp/dp/B001BKVANO生後1ヶ月から使える虫刺され用のかゆみ止め薬です。
ステロイド剤は配合されておらず、メントール成分も含まれていないため、肌の弱い赤ちゃんにもやさしい、使い心地の良いクリームです。
かゆみの症状を抑えるとともに、お肌の回復を早める効果のある修復成分が含まれています。
とびひの原因に!刺された患部は掻きむしらないように注意して
蚊に刺された時の痛みや腫れ。正しい対処方法を行えば、跡が残ってしまうことはありません。
しかしながら、赤ちゃんには言葉で説明することができません。放っておくと掻きむしってしまうことがあります。
掻きむしりにより細菌感染を起こし傷が化膿してしまうと、傷が治りにくくなり跡が残ってしまう可能性があります。
また、掻きむしりにより「とびひ」になることもあるので注意が必要です。
- 「とびひ」(伝染性膿痂疹)
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皮膚表面にいる黄色ブドウ球菌が傷口などから皮膚に入り込んで膿となり、その膿が他の部位に飛び火のように広がってしまう感染症のことです。
とびひは、水ぶくれやかさぶたが痒みを伴いますし、あっという間に全身に広がっていきます。赤ちゃんがとびひに感染すると大変です。充分注意しましょう!
しっかりとした虫除け対策で赤ちゃんを蚊から守り、夏のお出かけを楽しもう
大人よりも体温が高く汗っかきで呼吸回数も多い赤ちゃんは、その特徴と蚊の性質により蚊に刺されやすくなるとお伝えしました。
特に夏本番には、夕方のイベントや夏祭りが増えてきます。お出かけの際はしっかりと虫除け対策を行い、赤ちゃんを蚊からしっかり守ってあげましょう。
その際使用する虫除けグッズは、できればディートフリーのオーガニックスプレーを選ぶようにしましょう。最近では、種類も豊富でさまざまなオーガニックスプレーが販売されています。
虫除けスプレーによっては、6ヶ月未満の赤ちゃんには使用できないものもあります。購入前に必ず使用制限について確認してください。
ディートが配合されている虫除けを使う場合にも、必ず使用量、使用回数を守って正しく使いましょう。
虫除けグッズを使うだけではなく、肌の露出を避け、服装に気をつけることも大切です。
虫除け対策をしていたにもかかわらず、虫刺されができてしまった場合には、すぐに「洗う」「患部を冷やす」「虫刺されの薬を塗る」などの対処を行いましょう。
傷口が化膿しやすい時期には特に赤ちゃんが虫刺されの痒みや痛みを我慢するのは難しく、どうしても掻きむしってしまいがち。
傷口を掻きむしることにより、最悪の場合には「とびひ」になってしまうことも先述しました。とびひはあっという間に体中に広がってしまいますので、充分気をつけてください。
虫刺されの腫れや痛みがひかない場合や、化膿がひどい場合、とびひが疑われる場合には、早めに皮膚科か小児科を受診しましょう。
虫除け対策をしっかりと行って、暑い夏を楽しく有意義に過ごしましょうね!