小学生の夏休みの宿題、手作り新聞のテーマ選びと作り方のコツ!

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2018/08/01

待ちに待った夏休み!でも、子どもたちのみならずパパやママの頭を悩ませるのが、たくさんの「新聞づくり」などの自由度の高い宿題。

自分の子ども時代には無かったので、子どもに「どうやって書けばいいの?」と聞かれても困ってしまう……という方も多いのではないでしょうか。

でも新聞づくりは、子どもたちに疑問に思ったことを調べる力や、読み手を意識した文章の書き方を身につけさせる絶好のチャンス!

子どもたちが達成感を持ち、先生やお友達にも褒めてもらえる新聞作りのために重要なテーマの選び方や、効果的な記事の配置の仕方のポイントを押さえましょう!

身近なことでOK!テーマの選び方と内容の広げ方

新聞づくりと聞くと、なんだか難しそうな気がしてしまいますが、子ども新聞はとても自由度が高く、書き始めると楽しく取り組むことができます。

自由なだけに何から取りかかるべきか悩んでしまいますが、まずは次のようなことから始めてみましょう!

興味のあるジャンルから1つのテーマに絞り込もう!

様々な新聞社で毎年開催されている新聞コンクールの入賞作品をインターネット上で見ることができますが、多種多様なテーマの作品が選ばれています。

例えば、庭のカタツムリを観察したもの、自分の町の魅力について伝えるもの、飼っているペットのこと、などなど……。

しかし、好きなことや興味がはっきりしていて、自分でテーマを決められるお子さんは良いですが、そもそもテーマが決められないという子もいるでしょう。

その場合はまず大まかな分野を決めて、そこから内容を細分化するとよいでしょう。1枚の紙にまとめるために、テーマはできる限り絞り込むことをお勧めします。

テーマの絞り込み方の例

  • 食べ物→野菜→地域で生産されている野菜
  • 乗り物→鉄道→今と昔の鉄道の違い
  • 生き物→虫→自宅の庭で見られる夏の虫
  • 夏休み→お祭り→地域のお祭りの歴史
  • スポーツ→サッカー→プロサッカー選手の少年時代

取材や観察のスケジュールを立てよう!

資料集めだけでなく観察や取材が必要なテーマを設定した場合は、スケジュールを子どもに立てさせてください。

スケジュール通りにいくとは限りませんので、余裕を持った予定になっているかどうか、親が確認するとよいでしょう。

特にインタビューをする場合は、「いつ」「どこで」「誰に」インタビューをするのかを決めなければなりません。その時は大人が手を貸してあげましょう。

スケジュールを立てるときは大きめの紙に表を作り、予定を見える化することも重要です。新聞が完成するまでは毎日表を見るよう促してください。

スケジュールを立てるときのポイント
  • 取材やフィールドワークが必要な場合は、付き添う人や取材先の予定を確認しておきましょう。
  • 塾や習い事で忙しいお子さんは、週末にある程度まとめて作業をするようにしましょう。
  • 目安として、資料集めや整理に3日〜5日程度、執筆作業に1日〜3日(紙面の大きさにもよります)ほどかけて取り組めば、しっかりした内容の新聞が作れます。

集まった資料から必要な情報を整理しよう!

資料が多いに越したことはありませんが、テーマを絞ったつもりでいても、横道に逸れた資料が意外とたくさん集まってしまいます。

それらを全て盛り込んでしまうと、ごちゃついて読みにくい新聞になってしまいますので、用紙の大きさに適した量になるよう整理しましょう。

ここで大人は必要以上に口を出さないようにし、子どもたちの自由にさせてあげてください。記事をレイアウトする時にアドバイスをするにとどめましょう。

読者の目を引くテクニックを使ってゼロからオリジナルの新聞を作ろう!

テーマが決まり、資料が集まったらいよいよ本格的に新聞づくりに取り掛かりましょう!

一般的な新聞を見ると、読ませたい記事がパッと目に入り、読者の興味を引く様々な工夫がなされていることがわかります。

本物の新聞で使われている手法を参考にして、見た人が思わず読みたくなるような新聞を作りましょう!

新聞に題字をつけよう!

題字とは、新聞の名前のことを言います。どんな名前にするかは自由ですが、「◯◯新聞」とつけられることがほとんどです。

題字は、言わば新聞の顔であり看板なので、大きく書くのはもちろん、文字の形を工夫したり色をつけたりしてしっかり目立たせましょう!

そして題字の下(または横)には、発行者の名前と発行年月日を入れるのを忘れないようにしましょう。

日本語は通常縦に読みますので、題字は紙面の右上に縦に配置することが一般的ですが、横向きにしても構いません。

題字の付け方に細かなルールはありませんが、バランスを考えると次のようにするのが良いでしょう。

縦に割り付ける場合

紙の縦の長さの上から2/3くらい、横幅の右から1/6くらい
その下に発行者名、発行年月日

横に割り付ける場合

紙の横幅の左から2/3くらい、縦の長さの1/6くらい
その横に発行者名、発行年月日(紙の)

記事の数とレイアウトを決めよう!

いよいよ記事の執筆ですが、紙の大きさによって記事の数も配置の仕方も変わってきます。

小学校低学年~中学年ではA4サイズ、高学年ではB4サイズで作るのが一般的ですが、特に指定がない場合は好きなサイズで作成しましょう。

いきなり書き始めるのではなく、メモ用紙や付箋を使ってどの記事をどれくらいのボリュームで書くのか、大体の当たりを取っておくときれいな新聞になります。

真っ白な用紙から作っても良いですが、文具店で販売されている新聞用の割付用紙を使うと、文字がまっすぐに書け、行も揃いやすいのでおすすめです♪

トップ記事には大きな「主見出し」と「袖見出し」をつけよう!

その新聞の中で、一番に読者に読んでほしい記事を「トップ記事」と呼び、一番目立つ「主見出し(大見出し)」をつけます。

さらに補足説明するための「袖見出し」をつけたり、トップ記事が長くなる場合にはその内容を要約した「前文(またはリード)」をつけたりもします。

トップ記事は一般的に、新聞の右上に配置します。写真や絵もふんだんに使い、情報量の多さを意識しましょう。

「タタミ」「カコミ」で記事を目立たせよう!

  • タタミ:左右(または右側のみ)に罫線をつけた記事のこと。紙面の左上に配置
  • カコミ:その名の通り上下左右をぐるっと囲んだ記事のこと。紙面の右下に配置

「カコミ」は、記事を横書きにしたり、上下または四隅だけに線をつけるなど、柔軟にアレンジしてOK!

いずれも、横幅は紙面の1/3を越えないよう細長く配置すると読みやすく、見た目のバランスもきれいになりますよ♪

絵や写真、立体物で見た目も華やかな楽しい新聞にしよう!

宿題で作る新聞は、市販されている新聞より制約が少ないので、飾り付けもより自由にできます。

夏休み明けの教室に貼り出されたとき、どうすれば自分が作った新聞を友達に楽しく読んでもらえるのか、色々工夫してみましょう。

装飾の一例
  • クイズ形式の記事を作り、紙をめくって答えが見られるようにする。
  • 実際に取材や調査をした場所や物の写真を貼る(発行者が写っていると真実味が増します)。
  • 写真を貼り付ける際に、花形や星形などに切り抜く。
  • インターネット上にある無料素材のラインを罫線として使う。
  • 折り紙やお花紙で作ったものを貼る(記事を邪魔しないように注意しましょう)。

「編集後記」で新聞をかっこよくまとめよう!

編集後記では、新聞づくりを通して発行者が感じたことや制作の裏話などを自由に書くことができる欄です。

必ずしも編集後記を書かなければならないわけではありませんが、書きようによっては発行者の素顔が見えて面白いコーナーになります。

新聞づくりを振り返るきっかけにもなりますので、紙面に余裕がある場合は編集後記も書くようにお子さんに勧めてみてはいかがでしょうか!

新聞づくりで避けたい!読みにくいNGレイアウト

小学生の新聞づくりでは一般の新聞ほどに厳密なルールに縛られることはありませんが、最低限避けたほうがいいレイアウトがあります。

文字ばかりの新聞では、読む側は疲れてしまいますので、効果的に絵や図表を使いたいですね。

また、どこにどんな記事があるのかを読者が一目で見つけられるようにするために、見出しの付け方も重要です。

それらの配置の仕方によってはとても読みにくい新聞となってしまいますので、次のような見出しの付け方、絵や図表の入れ方には気をつけましょう。

読みにくいレイアウト①「飛び降り」と「飛び越し」

書籍の文章は紙の上から下までを1行としますが、新聞は1枚の紙を何段かに分けて記事ごとに決められた区画に文章を書きます。

「この記事の続きはどこに書いてあるのかな?」と読者を迷わせないようにするために、やってはいけないのがこの「飛び降り」「飛び越し」です。

飛び降り

記事の文章を縦にまたぐように絵やコラムなどを配置してしまうことで、記事が上段より左に流れてしまったり、一段飛んでしまうこと。

飛び越し

2段以上にまたがる大きな絵や図表を使うとき、その写真をはさむように文章を書くこと。(1段分の大きさの写真であれば、文章がまたがっても良い)

読みにくいレイアウト②「雨降り」「泣き別れ」

「雨降り」「泣き別れ」は、別々の記事が一続きのものに見えてしまったり、記事の終わりがわからなくなってしまうレイアウトです。

雨降り

見出しの付け方が不適切であったり、絵や図表をよけて文章を流すことで、記事の位置が隣の記事の文章と入り混じってしまうこと。

見出しの大きさを変えたり、罫線をつけたりして切れ目がはっきりわかるようにすると良いでしょう。

泣き別れ

まだ下の段に記事が続く場合に、句点で終わったり段落を変えたりすることで、記事が終わってしまったように見えてしまうこと。

文字数を調整して、文章が続いていることが明白にわかるようにしましょう。

避けるべき見出しの付け方「横並び」「煙突」「しりもち」

ここでご紹介する3つは、「紙面が淡白になる」「バランスが悪い」などの理由で、新聞社では好まれていない見出しの付け方です。

しかし、小学生新聞ではあまり気にしすぎることはありませんので、「できれば避けたい」くらいに考えておいて良いでしょう。

  • 横並び:同じ大きさ(段数)の見出しを同じ段に並べて配置すること
  • 煙突:上段の見出しの真下に別の記事の見出しを配置し、見出しが縦一直線に並んでしまうこと
  • しりもち:紙面の最下段に、2段分以上の大きさの見出し(または絵、図表)を配置すること

新聞は真ん中で分けないで!「腹切り」も避けましょう

NG割付けの最後は「腹切り」です。なんだか物々しい名前ですが、これは紙面の真ん中を横断するようにバッサリと分けてしまうレイアウトです。

昔の新聞社では、この「腹切り」割付けが行われていたようですが、見た目がシンプルになりすぎるなどの理由で、今では避けるべきレイアウトとなっているようです。

記事を配置するときには、横一文字になってしまわないように気をつけましょう。

ただし、個々の記事の大きさをほぼ同じ四角形に揃え、それらをブロックのように配置する「ブロック構成」の新聞であれば、腹切りになっても大丈夫です。

「スクラップ新聞」なら低学年の子や書くことが苦手な子でも簡単!

ここまで、取材から執筆までを新聞づくりをゼロから始めるための手法をお伝えしてきましたが、それが難しいというお子さんもいるかもしれませんね。

その場合は、新聞記事の切り抜き作業から始められる「スクラップ新聞」の作成をおすすめします!

スクラップ新聞を作るときには、一般の新聞からテーマに合った記事をハサミで切り抜き、模造紙やコピー用紙などに貼り付け、余白に意見や感想を書きます。

記事を読んでの考えを書くだけなので、文章を考えるのが苦手なお子さんでも心理的なハードルが低く取り組みやすい新聞です♪

テーマに合った記事をどんどん探して切り抜こう!

まずは、自分で決めたテーマに関する記事を切り抜きましょう。少し脇道に逸れているかな?と思うものでも、とにかくたくさんの記事を集めましょう。

テーマが定まらない場合は、「おもしろいな」「興味があるな」と思ったものを
なんでもいいので切り抜くようにアドバイスしてあげましょう。

その子の興味のおもむくままに切り抜いていくうちに、テーマの大まかな方向性が見えてくるので、心配いりません。

家庭で取っている新聞を使っても良いですが、子ども向けの新聞の方が言葉が易しく分かりやすいのでよりおすすめです。

切り抜いた新聞記事には、新聞名と日付を書いておくのを忘れないようにしてください。

調べたことや思ったことをメモしよう!

記事を切り抜いたあとは、インターネットや図書館などで記事の内容について調べ、そこで分かったことや思ったことを付箋などにメモしておきましょう。

インターネットには真偽が不明な情報も多いので、リサーチに使うサイトはパパやママが指定してあげた方が良いでしょう。

難しい言葉が出てきたら意味を辞書で調べましょう。同年代の子どもたちが読むものですので、調べた言葉の意味はその記事の周辺に書くと良いでしょう。

紙面をレイアウトしよう!

いよいよ記事を貼り付けていきます!やるべきことの手順は以下の通りです。

  • 題字(新聞のタイトル)の位置を決める(鉛筆で下書き)
  • 記事を紙の上に並べる
  • 見出しとコメントを書く位置を決める(鉛筆で下書き)
  • 題字と見出しを大きく太く書く
  • 記事を貼り付け、コメントを書き込む

そのほか目立たせたい記事の周りを色ペンで囲ったり、イラストを描いて紙面を華やかに飾るなど、工夫して魅力的な新聞を作りましょう!

子どもたちが楽しく取り組めるようにパパとママでサポート!

新聞づくりがなかなか進まず気を揉んで、つい口出ししたくなりますが、子どもたちが楽しんで取り組まなければ良い新聞はできません。

過去のコンクールの入賞作品を見せてどんな新聞を作ればいいのかの方向性を示したり、求められたらアドバイスをするなどしてサポートに徹しましょう!

スケジュールの管理も、お子さんが低学年の場合はパパとママの大切な役目です。「今日は◯◯をする日だね~」など、さりげない声かけをしてあげてください。

文章を書くことが少なくなってきている昨今、新聞づくりの宿題は自分で考えたことをアウトプットするとても良い機会です。

ちょっと面倒かもしれませんが、適当にやっつけるのではなく、この夏は新聞づくりに一生懸命取り組ませてみてください。

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