1歳児の保育園探しの注意点や心構え、保育園でのトラブル対処法も!

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2018/09/08

育児休業中のママは、子育て奮闘中も「職場復帰」「保育園探し」が常に頭から離れないと言われます。

子供が一歳の誕生日を迎える前には、そろそろ本腰を入れて保育園探しをしなくてはと考える家庭も多いでしょう。

保活!といっても何から始めればいいのか、子供がスムーズに保育園に慣れるためにやるべきことは何か、初めてのお母さんにはわからないことだらけですね。

ずっと家族と一緒にいたまだ一歳の我が子が、毎日保育園通いができるようになるのかも心配になります。

不安だらけのママに1歳児の保育園探しのポイントや入園前に家でやるべきこと、保育園での過ごし方、入園後に多いトラブルやその対処法までお話しましょう。

認可保育園と無認可保育園の違い

保育園には大きく分けて、国の認可を受けた「認可保育園」と認可を受けていない「無認可保育園(認可外保育園)」があります。

認可保育園は比較的保育費が安い等の理由から人気が高く待機児童が増えていますが、それぞれに違ったメリットがあるためどちらが良いとは一概に言えません。

認可保育園にも無認可保育園の基本的な違いをまとめてみました。

認可保育園 無認可保育園
入所条件 保護者の勤務体制等の条件がある 保護者に求める条件が緩い
(無職でも入所可能)
定員数 60名(小規模保育所は20人以上) 各保育施設によって様々
申請方法 保護者が居住する自治体に申込 施設に直接申込
入所に必要な書類 保護者が保育できない証明書類等が必要 証明書類は不要
(健康保険証等のみ)
入所手続の時期 4月入園なら前年10月~12月に手続 保育所により随時受付が多い
入所費用 比較的安い
(世帯収入によって保育料が決定)
認可保育園に比べ高い
メリット
  • 保育料が安い(自治体独自で兄弟割引等軽減措置がある)
  • 全員が保育士の資格を持っており、経験豊富の保育士もいる
  • 園庭の有無や保育室の広さ等の国が決めた基準をクリアしているので安心
  • 火災設備や衛生面等、一定の基準をクリアしているので安心
  • 時間外保育が充実している
  • 認可保育園に比べ、家庭が準備するものが少ない
  • 基本的にだれでも利用できる
  • 特色のある独自の教育が可能
※東京都では、ある条件をクリアしている無認可保育園を「認証保育園」として都が認定しています。

保育園を決めるポイント

認可保育園、無認可保育園の違いがわかったところで、どんなところに注意して保活をすれば良いのでしょうか。

子供が入学するまでほとんどの時間を過ごすことになる、子供にとってははじめの一歩の保育園…。

それぞれの家庭のニーズに照らし合わせながら、子供とパパ・ママにとってベストな保育園を見つけましょう。

自宅や職場と保育園の距離に注意

毎日の送り迎えが困難にならないよう、自宅や職場から保育園までの距離や位置を確認しましょう。

自宅近くの保育園にするか、職場近くの保育園にするかがポイントですね。実際に自宅から保育園、保育園から職場に足を運んでみることも大切です。

朝はパパが送り帰りはママが迎えに行くという家庭もありますが、何らかの事情でその形が崩れる日もあるので、どちらの送り迎えでも無理のない場所が理想です。

保育園の登園・降園時間と勤務時間を考える

保育園に送る時間と勤務開始時間、勤務終了時間と保育園に迎えに行く時間を計算しましょう。

保育園の登園時間内に送り、勤務開始時間に余裕を持って間に合うか、勤務終了後のお迎えの時間に無理はないか慎重に計算する必要があります。

お迎えの時間に間に合わないと、延長保育料金が余分にかかってしまうこともあるので要注意です。

時短勤務からフルタイムに変わっても、毎日焦って出勤しないようまた走って迎えに行くことにならないよう時間に余裕を持つこともポイントですね。

送り迎えの状況に無理がないか確認

自宅から保育園へ、また保育園から自宅へ毎日通う手段は何ですか?徒歩・ベビーカー・自転車・電車・車など様々な方法があります。

朝や夕方の通勤ラッシュに子供が巻き込れないか、自転車の場合は天候が悪いときはどうするのか、実際に子供を連れて試してみることもおすすめします。

お迎え前に買い物を済ませる場合は、そのルートや時間にも無理がないか考えましょう。

保育園の子供たちの表情と先生の関わり方を見る

園児の表情を見ると、保育園で安心して過ごせているのかがわかります。子供たちの表情が近く保育園に通うことになる、我が子の表情かも…。

不安そうな子供がいたら、先生のその子にどんな関わり方をするのかを注意して見てみましょう。

園長や先生との信頼関係が出来上がっているかどうかも保育園を決める重要なポイントです。

保育園の教育方針が家庭と一致しているか

室内遊びや外遊びの内容、給食の配膳からごちそうさままで、また先生と子供たちの会話も注意して見てみましょう。

これから6歳までの大切な時期に長く生活する保育園と家の方針がバラバラだと、子供自身が困惑することになってしまいます。

通園させている保護者に園の方針や状況を聞いてみることも良い方法です。

保育園の一日のスケジュールと施設の安全性を確認する

どんな一日を子供が過ごすことになるのか、1歳児クラスだけでなく上の年齢のクラスのスケジュールも把握しておきましょう。

また保育施設の安全性や衛生面、災害などの緊急時の対応も入園チェックする重要な項目です。

入園前に家庭でしておくと良い五つのこと

入園が決まったら初登園日までに家庭ですべきことはあるのでしょうか。

保育園から提示される準備品を用意するだけでなく、子供自身がスムーズに保育園生活に慣れやすくするために家庭でできる生活の見直しを考えてみましょう。

1.保育園に合わせた生活のリズム作り

育児休暇中の子供の起床時間は子供が目が覚めたとき!という家庭も多いのではないでしょうか。

確かに子供が寝ている間に家事を済ませたり、ママ自身も寝坊ができましたね。

保育園が始まったらそうは言っていられません!早起きをさせるために早寝を徹底し、初登園前までに生活のリズムを確立させておきましょう。

子供は出かける前に洋服を汚したり、排泄したりと予想外のことをしてくれるもの…。少し早めに起こすことで子供自身の心にも余裕ができます。

入園前でも実際に出かけることを想定して、その時間までに準備を整える練習をしておくことも方法の一つです。

2.ねんねトレーニングをする

保育園ではお昼寝タイムがあります。

たいてい布団を敷いて部屋を暗くし、入眠しやすいBGMをかけるなどしてみんなでゴロゴロしながらのお昼寝です。

母乳やミルクをあげながら、また抱っこで寝かしつけている習慣があると子供が一人で眠れないという事態になってしまいます。

担任の先生も添い寝やトントンしてくれることもありますが、一人で眠れるようにねんねトレーニングをしておくと安心です。

家でも保育園のお昼寝の時間に合わせ、部屋を暗くして寝かせます。

泣いたら少し添い寝してあげ、その後離れることを繰り返し、その間隔を広げていくと次第に眠れるようになるケースが多々あります。

3.食べ物の好き嫌いをなくす

1歳児は離乳食はほぼ完成していますが、好き嫌いがはっきり出る月齢でもあります。

事前に保育園の給食のメニューを調べたり、保育園から提示される食材があったら出来る限り慣らすようにしましょう。

またごちそうさまをするまでは席を離れないこと、だらだらとおやつを与えないことも家庭で身につけておくと子ども自身がすんなりと園生活に入れます。

4.体調を整える

保育園はたくさんの子供たちがいて、中には発熱すらしていなくとも鼻風邪程度のお友達もいるでしょう。

軽い風邪菌をもらっても、体調がすぐれていなと症状が重く出てしまう可能性があります。

菌に強い体にするためには、朝ごはんから三食規則正しく食べよく寝ること!毎日お風呂に入って清潔を保つことも必要ですね。

5.保育園は楽しいところだと話す 

お話が上手にできない1歳児でも、ママがお話することは理解できる月齢です。

そしてママのことを良く見ているので、入園を心配している気持ちもすぐに伝わります。

保育園はお友達がたくさんいてとても楽しいところだと、ママが笑顔で話をすることも大切ですね。

保育園で楽しんで遊んでいる様子の絵本を読んであげることも良いでしょう。

1歳児の保育園の過ごし方

1歳児と言っても、1歳になったばかりのまだあんよも上手にできない子から、もうすぐ2歳のお話が上手にできる子までかなり個人差があります。

1歳児の中でも同じ月齢の子供たちで行動を共にさせることが多いようですが、基本的に1歳児の一日は以下のように過ぎていきます。

  • 7:30~9:30 登園 登園した子は排泄(オムツ交換)・遊び
  • 9:30~9:45 朝の会(手遊びや歌など)
  • 9:45~10:00 おやつ ※おやつの時間から元気が出る子がいます
  • 10:00~10:45 遊び ※天気の良い日は園庭やテラスで遊んだり、公園にお散歩に行くことも。夏は水遊びもします。
  • 10:45~11:00 排泄(オムツ交換)・食事の準備 
  • 11:00~11:45 昼食 ※1歳6ヶ月頃まではご飯を食べ終わった子から遊び始め、2歳に近い月齢になるとテーブル事にごちそうさまをするように。
  • 11:45~12:00 食事の片付け・排泄(オムツ交換)
  • 12:00~14:30 お昼寝 ※基本的にこの時間帯は部屋を暗くし、寝られない子には保育士もついて寝かせます。早く目覚めた子は寝ている他の子に迷惑がかからないような遊びをします。
  • 14:30~15:00 排泄(オムツ交換)・着替え
  • 15:00~15:15 おやつ 
  • 15:15~16:00 室内遊び・排泄(オムツ交換)・帰宅準備
  • 16:00~ 順次帰宅 

保育園に通う1歳児のママに多い悩みと対処法

保育園生活が始まったら、園に慣れないことやお友達との関わり方などで今まで味わったことのない悩みにぶつかることもあります。

初めての育児・初めての保育園だと、余計どうしていいかわからなくなりますね。

ママも育児休業を終え、久しぶりに仕事復帰したばかりで心身ともに疲れているときに思うようにいかないとどうしていいかわからなくなることもあるでしょう。

保育園に通い始めた1歳児のママがぶつかりやすいいくつかの壁と対処法をご紹介しましょう。

保育園に預けるときに泣かれる

通園することを楽しみにしていたはずの子供が、いざ預けてみると踏ん反りかえって泣き出し、後ろ髪を引かれるように園を出るという声は本当に多く聞きます。

一年以上ずっと大好きなパパやママと一緒にいた生活から突然一人で知らないところに預けられるのですから、子供が泣くのは仕方ないですよね。

でもそんな期間は長くは続かないはず…。

毎日通っているうちに泣く時間が短くなったり、二日に一回しか泣かなくなるなど1歳児は2歳児よりも単純なので1ヶ月もすれば次第に慣れる子供がほとんどです。

別れるときに泣いていても、ママの姿が見えなくなったらあっけらかんと遊び始めるという子も多いようです。

ここで大切なのは、預ける保護者が心配そうな顔をしないこと!

送ったときは「夕方迎えにくるね」とさっぱりと早めに切り上げ、迎えのときは思いっきり笑顔で「ただいま!」とギューっと抱きしめてあげましょう。

お友達に噛みついた、または噛みつかれた

保育園に通う1歳児のお友達トラブルで最も多いのが噛みつき事故です。

1歳はまだまだ口でうまく話ができず、気に入らないことがあったら手が出たり噛みつくことも…。

逆に他の子が遊んでいるものを取ったり、貸さなかったりしたことで噛みつかれることもあります。

パパやママと離れた園生活で、ストレスがたまっているのかもしれませんね。

子供はいけないことをしたときにその場で悪いことだと伝えないとわからないので、帰宅後に噛みついたことを叱っても子供は理解できません。

保育園では両方の子供にその場で対処しているはず…状況をよく先生に聞いてみましょう。

帰宅後には叱るのではなく「噛みついたら相手は痛いよね」「お友達にはおもちゃを貸してあげようね」などと日ごろから話をするようにしましょう。

ただ噛みつくことが続く場合や保育士さんからの報告がなく子供の体に歯形が見つかったときは、早めに保育園に相談することも必要です。

たいていの場合はお話ができるようになったらおさまるトラブルだと思われます。

お友達とうまく遊ばない

  • うちの子見るたびに一人でいる
  • いつも上のクラスの子ばかりと遊んでる
  • 先生のそばから離れないみたい
  • 協調性がないのかしら

など保育園での子供の様子は気になりますね。

1歳児はまだまだ自分一人の世界で生きており、お友達が同じ部屋にいても別々のことで遊ぶ平行遊びと言われる時期です。

お友達と意識して関われるようになるのはまだ先のこと…。決してお友達ができないわけでなく、周りに興味がないわけではありません。

毎日平行遊びをしていくうちに心が成長し、同じ遊びをよくするお友達が自然にできるので今は一人遊びをしていても心配することはありません。

帰ったらすぐに寝てしまう

保育園から連れて帰り、食事の支度や上の子の宿題を見ていたら寝てしまっていた!こんな悩みを持つママもいるようです。

子供も保育園で色々な人と関わって様々なことがあり疲れているのでしょう。

ご飯も食べず汚れたまま朝までというケースや、深夜にお腹が空いて起きて泣き出すケースも…どちらも困りますね。

せめて夕食と入浴だけは済ませて寝てもらいたいところです。

帰宅後すぐにお風呂に入れるようお湯を入れるだけにしておき、洋服を脱がし始める。入浴後目が覚めたらすぐにご飯…一品だけでも出して座らせる。

一品を食べている間に他のものを用意して食べらせる。この方法で二時間以内には入浴とご飯が終わるはずです。

歯を磨いたらいつ寝ても大丈夫!この二時間が戦場でも、子供が寝たあとにママもゆっくりできるという一石二鳥の対処法、是非試してみませんか?

保育園の先生と一緒に育児をしている気持ちを持ちましょう

子供が一歳になるまでのママの悩みといえば、寝ない、泣きやまない、食べないなど子供自身のことでした。

保育園に通い始めると、先生や周りの子供たちとの関わりによる心配事が増えてきます。

ママの頑張りや忍耐でなんとか切り抜けてきた頃とは違って、ママ自身が頑張っても解決できない問題にぶつかることが多くなるでしょう。

反面、パパやママだけでなくたくさんの大人や同年代の子たちと1歳児から関わることは、子供の情緒の発達や心の成長に良い影響をもたらすことも事実です。

ママにとっても今まで一人で抱えてきた育児の様々な悩みを相談しアドバイスをもらえるプロの保育士さんが近くにいることは心強い状況ですね。

イヤイヤ期の切り抜け方やトイレトレーニングの仕方など、これからまだまだ未知の世界はたくさん!

送り迎え時は慌ただしい状況ですができる限り先生との会話を持つようにすると、パパやママが仲良しの先生や保育園を子供も大好きになるでしょう。

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