妊娠中の胎教。赤ちゃんに何を話す?話しかけるコツと声掛け例

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2017/07/10

胎児に話しかけている妊婦さん

初めての妊娠で「いつから胎教ってはじめるの?何を?」と迷っているママはいませんか。だいたい、つわりの落ち着く妊娠5、6ヶ月ぐらいから始める方が多いようです。

音楽をきいたり絵本を読んだりといろいろな胎教がありますが、気軽にできる「話しかけ」でしたら特別な準備なく始めることができます。

英才教育のために役立つか分かりませんが、赤ちゃんとママの絆を深めることが出来ます。実際に話しかけるためのヒントのご紹介です。

実際に声かけしよう!赤ちゃんの成長に合わせた声かけ例

赤ちゃんはお腹の中でどのようにすごしているのでしょうか。月別に目安をまとめてみました。成長に合わせた声かけ例です。

妊娠時期 赤ちゃんの様子 ママの変化 話しかけ例
妊娠5ヶ月 耳の発達
内耳の完成
ママの声がきこえる
疲れやすい 「○○ちゃん」
「ママだよ」など
妊娠6ヶ月 五感がさらに発達 おりものが増える
胎動を感じる
「今キックしたね」
「起きてるんだね」など
妊娠7ヶ月 大きな音に反射する
眼球が動く
味覚が発達
体調が安定 「音にびっくりしたね」
「甘いものが好きかな?」など
妊娠8ヶ月 骨格がほぼ完成
胎動が強くなる
下半身がむくむ 「お腹をトントンしてくれたね」
「キックゲームしよう!」など
妊娠9ヶ月 感情が表情にでる
爪が伸びきる
おっぱいが出始める 「爪で顔をひっかけないようにね」
「お腹の中で頑張ってるね」など
妊娠10ヶ月 臓器機能の完成 胃腸の圧迫 「準備が出来たら出てきていいよ」
「待っているからね」など

キックゲームとは、胎動があったときにママが「キック!」と言って、蹴られたところを軽く叩き返すゲームです。

ママが「キック!」と言って軽くお腹を叩くと、赤ちゃんがキックしてお返事してくれることもあります。

反応は赤ちゃんによってそれぞれ。反応がなくても気を落とさないようにしましょう。

話しかけは客観的にみると独り言のようです。それでもママの声を届けることによって脳や聴覚の発達に少しでも貢献することができます。

反応が少なくても、ママの声が届いていると信じて根気よく続けていきましょう!

赤ちゃんはママの声が大好き!日々の生活での声かけ例

1日の中でも声かけするチャンスはたくさんあります。赤ちゃんは生まれた時ですでにママの声を認識しているといわれています。大好きなママの声をたくさん聴かせましょう!

日常生活でもいろいろ話しかけができるヒントです。

タイミング 声かけ例
起床・就寝前 「おはよう」
「おやすみ」
「まだ眠いけど頑張って起きようね」
「また明日お話しようね」
散歩をしているとき 「一緒にお出かけしようね」
「また1日大きくなったね」
胎動があったとき 「元気だね」
「あなたはパパとママの宝物だよ」
ご飯のとき 「いただきます」
「いっぱい食べようね」
「美味しそう!おかずはハンバーグだよ」
好きな音楽を聴いているとき 「ママの好きな曲だよ」
綺麗なものをみたとき 「桜がキレイだね」
「お月さまが光っているよ」
つわりで苦しいとき 「少し横になろうね」
「休めば大丈夫だよ」
テレビを見ているとき 「面白いね」
「こんなところに行ってみたい」
天気が変わった時 「晴れていて気持ちいいね」
「雨が降ってきたよ」
パパがお腹に話しかけてくれた時 「パパが帰ってきたよ」
「○○ちゃんのパパだよ」
「パパも待っているからね」

話しかけは最初は恥ずかしい気持ちがありますが、お腹が大きくなると自然と話しかけれるようになります。

お腹を優しくなでながら、いろいろなことを話しかけてみてくださいね。意味は通じなくても話しかけでママの声が届くのですから、子育ては妊娠中から始まっていといえます。

自分が抱く感情を中心に。趣味のことでもOK

挨拶をするようになったら、もう少し会話を増やしてみましょう。その時抱いた感情をそのまま伝えてみます。または今やっている事を報告してみたり趣味の事を話してみましょう。

  • 「お腹空いてきちゃったな、何食べようか?」
  • 動き疲れた時に、「なんだか疲れたね」
  • 「もう眠くなってきちゃったな、寝ようか」
  • テレビを見て笑った時、「おもしろいね!」
  • 「お料理は楽しんだよ」
  • 「あなたに帽子を編んでるよ」

ママもリラックスできる!天気や風景のことを

風景を眺めたり、空を見上げて話しかけてみましょう。そうすることで、ママのリラックス効果もあり赤ちゃんにもベストな胎内環境になります。

ママが気持ちがいいと思うと、赤ちゃんもきっと気持ちがいいと感じてくれるはずですよ。

  • 「天気がいいね。お空がきれいだね」
  • 「雨が降ってるね。ちょっと寒いかな」
  • 「お花がキレイだね」
  • 「緑がキレイだね。気持ちいいね」

公園を散歩したり、外に出向いた時にゆっくりと話しかけるのもいいでしょう。外で1人ではちょっと話しかけにくい…という場合には、パパと一緒におでかけした時なら、少し話しかけやすくなるかもしれませんね。

赤ちゃんを好きな気持ちを素直に表現しよう

お腹の赤ちゃんに一番分かりやすく気持ちを伝えられる方法です。今の気持ちを素直に話してみましょう。

  • 「大好きだよ」
  • 「生まれてくるのが楽しみだな」
  • 「どんどん大きくなるね、すごいね」
  • 「楽しみだけど、ちょっと不安なんだ」
  • 「一緒に頑張ろうね」

出産が不安、ちゃんと育てられるか不安とマイナスなイメージでもしっかり伝えて大丈夫です。むしろきちんと言葉にする事で、ママの気持ちもスッキリするはず。

無理にプラス思考な事ばかりを意識していると逆に疲れてしまいます。誰でも最初の出産・子育ては不安です。その気持ちを赤ちゃんと二人で乗り越えようとする話しかけ方も大切ですね。

パパのことや家族のことを離してみよう

ママと赤ちゃんの事ばかりでなく、パパや家族の事も教えてあげましょう。夫と一緒に話しかける事で、父親としての自覚の芽生えにも繋がります。

  • 「パパだよ。こんにちはって言ってるよ」
  • 「おばあちゃんとおじいちゃんもいるよ」
  • 「みんな優しくしてくれるよ」
  • 「みんなであなたの事を待っているからね」
ママも1人じゃないという感覚を意識する事ができるので、気持ちも楽に。1人で抱え込まずに、家族みんなに話しかけてもらいましょう。

胎児ネームをつけると話しやすい

「胎児ネーム」といってお腹の赤ちゃんに名前をつけて話しかけやすくする方法があります。モデルの蛯原英里さんがお腹の赤ちゃんに「げんき」と名付けていたことから、胎児ネームはちょっとしたブームにも。

胎児ネームを付けると様々なメリットがあります。

  • お腹の赤ちゃんに話しかけやすくなる
  • パパも一緒に話しかけやすくなる
  • 夫婦間で子育ての意識が高まりやすい
  • 愛着が湧き母性が形成されやすい
  • 呼び名は自由だから決めやすい

胎児ネームがあれば赤ちゃんに呼びかけもしやすく、一方通行の話しかけにもメリハリがでてきます。

「ごはんおいしいね」と話しかけていたのが、「おいしいね。〇〇ちゃんもおいしい?」と会話が自然な印象になります。

では、実際にはどんな胎児ネームを付けたら良いか悩むところ。簡単なところでは関連ワードを使ったネーミングが多いようです。

  • ベビちゃん
  • ちびちゃん
  • ちいちゃん
  • ひよちゃん

「小さいから」「ベイビーをそのまま使う」「ひよこみたいから」など簡単な理由で関連づけてOKです。丸いお腹だから「たまちゃん」、いい子に育ってほしいから「賢(けん)ちゃん」などでもいいですよね。

私は胎児ネームを「ニミリ」と付けていました。初めて撮ったエコー写真を見ながら「まだ2㎜しかないんだって」という旦那との会話中に「2ミリ」というネーミングが出来上がりました。

胎児ネームは気軽に付けられるのも便利です。もし迷ったらSNSなどネット情報を参考にしてみるとよいでしょう。ツイッターで胎児ネームを語っている人も多く見かけますよ。

大切なのは赤ちゃんとママがリラックスして過ごすこと

「胎教をしなきゃ」と焦ってストレスをためてしまうのは本末転倒です。妊娠中に大事なのは、なるべくママがリラックスして心地よく過ごすことです。

分かっていても、仕事でのストレスや日々の家事で、イライラがたまってしまうママもいると思います。

そんなときに無理は禁物です。休むことを一番に考えましょう!妊婦さんの心身が疲れたときは「安静」が一番の薬になります。仕事を休んだり、家事を交代してもらって対応しましょう。

妊娠で日々変わっていく体と向き合いながら、赤ちゃんに話しかけることは「楽しみのひとつ」ととらえてみてはいかがでしょうか。

名づけを考えたり育児用品の準備など、妊娠中でもすることがたくさんあります。忙しさの中でも赤ちゃんに話しかけて愛情を育んでくださいね。

ぜひ話しかけ例をヒントにして、赤ちゃんとコミュニケーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。他にある胎教も併せてトライしてみてくださいね。

▼おすすめ胎教方法4つについてはコチラも参考にしてみて!

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