産前から旦那さんをイクメンに!産後の様々なシーンをイメージする作戦
家事や育児に協力して積極的にママを助けるいわゆる「イクメン」が増えています。産後、ママは授乳にオムツ交換と忙しく、自分の時間なんてほとんどなくなります。
そんな時、旦那さんが少しでも協力してくれたら、助かるし何より嬉しいですよね。ただ始めから、育児や家事を完璧にこなす旦那さんなんて、まずいません。
妊娠中から旦那さんに家事や育児に興味をもち、少しでもやる気になってもらえるようにすることが大切です。
旦那さんをイクメンに変身させるための作戦を紹介していくので、夫婦で一緒に試してみましょう。
「出産前」旦那さんと産後のことをイメージして行動しておこう
旦那さんに産後家事や育児を協力してもらうといっても、仕事もあるのでできることにも限界があります。
そこで妊娠中に産後のことを旦那さんと話し合っておき、例えば沐浴は週に3回、食器洗いは毎日できるなど大まかでよいので分担することを決めておくとよいでしょう。
親としての自覚が芽生えそうな場所へ出かけてみる
女性はお腹で赤ちゃんを育て、出産を経験することで母性が備わりやすいものです。しかし、男性の場合は赤ちゃんが産まれても親としての自覚が芽生えにくく、特に出産前はイメージも湧きにくいと言えます。
ミルクのあげ方や沐浴、オムツの替え方など赤ちゃんのお世話について学べる『両親学級』に参加してもらいましょう。
- 両親学級
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かかりつけの産院や自治体でも定期的に行っており、実際にオムツや哺乳瓶、等身大の赤ちゃんの人形などを使って実践的にお世話を行うので、育児をするという実感が湧きやすいと言えます。
また、親戚や友人などで赤ちゃんや幼い子がいる家庭で、特に『旦那さんがイクメンのお宅』に遊びに行くのもよいでしょう。
実際に赤ちゃんのお世話をしているパパを目の当たりにすると、旦那さんもそのパパを数ヵ月後の自分の姿として捉えやすいと言えます。
育児番組や雑誌を一緒に見て予習を!
時間のあるときでいいので、テレビの育児番組を一緒に見て子供とのふれあいをイメージしてもらいましょう。
育児雑誌を一緒に眺めてお世話の仕方について話をするなど、妊娠前から少しずつ育児を身近に感じてもらえるように工夫してみましょう。
家事や育児に便利なグッズを揃えよう
家事や育児は時間がかかり、面倒だったり上手くできないと思うと旦那さんもやる気をなくしがちです。
そこで、家事を少しでも効率よくこなせるような家電や、育児に役立つグッズなどを少しずつ揃えてみてはいかがでしょうか。
家事や育児の練習をしておこう
家事や育児はお願いしても、さっとできるというものでもありません。できることから始めればよいですが、時間があれば妊娠中からでも家事の一部をお願いしてみましょう。
また、両親学級で覚えた赤ちゃんのお世話の手順などを夫婦で一緒におさらいしておくと、産後やらないよりはさっとこなせたりするものです。
上手くできることで旦那さんも嬉しくなって、もっと協力的になるかもしれませんよ!
「出産後」家庭を居心地のよい場所にするために努力!
ママは産後、慣れない育児に疲れ果てて旦那さんが帰宅するとイライラをぶつけてしまい、夫婦関係が悪くなりがちだという話も聞きます。
昼間、1人での育児は確かに大切ですが、旦那さんが帰ってきたら温かく迎えて、家っていいな、奥さんに協力しようと思われるように、家庭を居心地のよい場所にしてあげることも大切です。
思い切って旦那さんに赤ちゃんのお世話を丸投げしてみて
旦那さんに赤ちゃんのお世話をしてもらう際に、例えば沐浴の手際が悪かったり手つきが危なっかかしくて見ていられない場面に遭遇することもあるでしょう。
お世話を始める前にきちんとやり方を説明し、途中で口や手をあまり出さないようにしましょう。
旦那さんも本当に困ったら聞いてくるはずなので、一度決めたら旦那さんを信頼して赤ちゃんのお世話は任せましょう。
子供にパパの大切さを話し、思いやりをもって接しよう
普段から子供に「パパはいつも家族のためにお仕事頑張っているよ」とか「うちに帰ってきてからもママを助けてくれているんだよ。優しいね」などパパの大切さを話してみましょう。
そして、旦那さんには思いやりの気持ちで接します。
小さいうちは言葉が理解できなくても、ママのパパに対する態度などは、何となく子供には伝わります。
旦那さんへのお願いは細かく明確に!
育児や家事で旦那さんに頼みたいことがあれば、はっきりと簡潔にお願いしましょう。
例えばオムツ替え一つであっても、おしりふきとオムツが置いてある場所や汚れたオムツの捨て方などしっかり伝えましょう。
イクメンの理想にこだわらない
イクメンというと、時間があれば自ら進んで育児も家事もやってくれる家族思いの旦那さんをイメージしますよね。
しかし全ての人が完璧なイクメンになるというわけではなく、理想を高く掲げすぎると旦那さんが一生懸命育児や家事に協力してくれていても、満足できなくなります。
やれそうなことから始めてもらう
いきなり料理や食事などの家事を手伝ってもらうとしても、経験がなければやり方もわからずできません。
そのため始めからハードルを上げないで、まずはゴミだしやお風呂掃除など簡単にできそうなことから、毎日でなく週に数回ずつから始めてもらいましょう。
思い通りにできなくても褒める・感謝する
赤ちゃんの沐浴や毎日の洗濯一つにしても、旦那さんに自分の思う通りにやってもらえるわけではありません。
褒められれば自尊心が満たされ、奥さんの役に立てて嬉しいし、また協力しようという気持ちにもなります。
上手におだてよう
家事や育児をお願いする際は、「あなたがやったほうが自分より上手で早いから」とか、やってくれるとありがたい、子供もパパのほうが喜ぶし安心するなど上手におだてましょう。
頼りにされたり、甘えられると旦那さんのやる気ががぜん出てきますよ!
イクメン作戦中にやってはいけないNG行動もある
特に初産だ初めての出産が不安だし、産後の育児を手伝ってもらえるから安心だということで実家に里帰りをする妊婦さんもいますよね。
里帰り自体は悪いことではありませんが、旦那さんと離れてしばらく生活することになります。楽だからと産後長期間に渡って実家にお世話になっていると、旦那さんが育児に参加する機会も減ってしまいます。
自宅に戻る頃には、赤ちゃんもある程度大きくなてしまって、旦那さんは育児には全く興味を示さずそのまま協力しなくなる恐れもあります。
また、旦那さんの帰宅後も他の人が家の中で家事や育児をしていては、頼りにされていないと思われかねません。旦那さん以外のお手伝いは必要最小限に頼み、できるだけ旦那さんに任せるようにしましょう。
旦那さんはどこから手を出してよいのやらわからず、協力したくてもできない状態になってしまいます。ワンオペ育児になり心も体も疲れきってしまいます。
思う通りでなくても、おおむねできていればOKという気持ちで、自分で全てやらないで旦那さんに協力してもらいましょう。