子供の朝の支度はイラストを使って具体的に!入園前から試してみて
子供が保育園や幼稚園に通っていると「早くして!」「着替えて!」「さっき言ったのにまだやってないの!」などと、朝からママは大変です。
また兄妹がいると、人数分だけ注意しなければなりません。1分が大事に思えます。「着替えて」と言ったのに、一人は着替えてもう一人は着替えていないなんてことも。
忙しい朝を少しの工夫で改善しませんか。イラストを活用して朝の支度をが楽になる方法のご紹介です。特にお休み後や入園前のお子さんにお役に立てると思いますよ!
朝から達成感!イラストを見て自分から動けるようになる
イラストを使ってと言われても想像がつきにくいですね。こちらは、イラストをめくると花丸がみえて「できた!」と達成感を味わえるようになっています。
イラストを使って朝の支度の様子をみてみましょう。ママが「起きたら何するの?」と聞いてあげてください。子供は自分から答えてくれます。
このように朝の支度がゲーム感覚になります!「こうしなさい!ああしなさい!」がイラストを見て「次は?」という会話に変わります。
- ボードをみて行動する
- 「できた!」とイラストをめくる
- ひとつ出来たら「次は何をするのかな?」とママが聞く
してほしいことが時系列ごとに5項目ほど上から下へと並べてあるので、声で指示されるよりも次にすることが分かりやすくなっています。
寝起きでママの「ご飯食べなさい」の声を聞き取れなくても、ボードをみれば見通しをたてることができるのです。
今までは1から10まで言っていたことが、イラストを活用すると5ぐらいに減らすことができます。毎日同じことを言うのも疲れますので、とても役立ちます。
- 4歳ぐらいなら簡単な文字もいれて理解できる
- 順番が違ってもできたら花丸にする
4歳ですとひらがなを読む練習もできるので、簡単な文字も入れてみてはいかがでしょうか。順番にこだわらなくても出来たら花丸にしてOKです。
ただ2歳のイヤイヤ期はまだ理解するのが難しいようです。4歳ですと喜んでイラストをめくってくれます。興味を示さないときは成長を待ってみましょう。
我が家ではこの方法で、4歳の子供の朝の支度が20分も早くなりました!以前は起きてから出かけるまで1時間、それも急がせてギリギリでした。
それが40分に短縮できたのです。
あまった20分は絵本を読んだり落書きしたり、好きなことをしています。時間がなくて困っているというママにとてもオススメの方法です。
100円均一で材料が揃う!イラストボードの作り方
イラストボードを実際に作ってみましょう。絵や文字があって、できたらひっくり返すという作業ができれば、どんな作り方でもOK!こちらは参考になればと思います。
完成品です。1枚の幅は縦2cm横10cm、5枚作成しました。
- 両面マグネットシート
写真のシートは表が白、裏が赤のもの - マグネットボード
マグネットをひっくり返すと、花丸が見える仕掛けです。「パタッ」と音がして満足感が得られます。どちらの材料も100円均一で手に入ります。
マグネットシートは白と赤のものだけでなく、緑や黄色、青色などとバリエーションがありますので、使いやすいものを選んでくださいね。
- 文字やイラストを描く
- カットする
- 透明テープで補強
- ディスプレイする
それでは作り方を順に説明します。
さっそく描いてみます。文房具は下書きにシャーペン、清書に油性ペンを使いました。油性ペンは文字が太くて子供が見やすいのでオススメです。
イラストが出来たらはさみでカットします。カットしやすいよう、シャーペンでうすく2cm幅にラインを引いています。
何度もめくると文字やイラストが剥げていくので、表の文字とイラストをテープで補強します。セロテープだと少し幅が足りないので、梱包用の透明テープを使用しました。
テープが余った部分はカッターでスッと切れば早く処理できます。怪我のないよう手元に気を付けてくださいね。
裏面の花丸も作業を進めます。
画材はクーピーでコピー用紙に描きました。画材はペンでも色鉛筆でも何でもよく、花丸の他にも「できた!」「OK!」などのバリエーションがあります。
ハサミでカットして透明テープで貼り付けて、裏面もできました。
ここまでの作業目安は1時間みておけばいいと思います。工作が得意な方は30分あれば出来そうです。
- 冷蔵庫に貼る
- テーブルに置く
- テーブルにミニイーゼルで置く
- 枕元に置く
- 机に置く
私のうちは子供が3人いるので、3人分作りました。ディスプレイ例です。
作成した例は「はみがき」「ごはん」「はみがき」「きがえ」「くし」の5枚ですが、貼り付けるマグネットボードを大きくすれば10枚ぐらい貼れると思います。
ただ項目が多いと子供も大変だと思うので、5枚から6枚ぐらいで考えてみてはいかがでしょうか。内容はお子さまに合わせて自由に変更してくださいね。
子供の生活やライフステージに合わせて項目を変えてみよう
ご紹介した作り方をすると色々と応用することができます。
- 帰宅してからすること・・・「手洗い」「お風呂」など
- 休日の日の過ごし方・・・「絵本」「お出かけ」など
- お手伝い・・・「テーブル拭き」「タオルをたたむ」など
- 小学校入学・・・「ランドセルを机に置く」「宿題をする」など
時間の目安を入れたいというママは時計のイラストも作ってみましょう。次の写真は、終了してほしい時間を示しています。
時計の絵があると子供も「何時までに着替えないといけないのか」などと見通しが立てやすくなります。
手書きで簡単に書いてOKですが、ご利用されたい方は以下の時計のイラストをご自由にお使いください。
こちらはデータをコピーしてコンビニなどで印刷できます。A4サイズで印刷すると、時計ひとつが約1.6cm×1.6cmの大きさになります。jpgデータです。お好きなサイズで印刷してみてください。
- 時計がないほうが準備の早い子もいる
- 項目すべてに時計を使わなくても必要な分だけでよい
時計表示がないほうがいい子供もいますし、あったほうがやりやすいという子供もいます。それぞれに合わせてご活用ください。
またイラストや文字を描く時間がないという方は、こちらをご活用ください。
A4サイズで印刷すると、一つが約1.8cm×7.4cmになります。jpgデータです。お好きに色塗りをしてみてはいかがでしょうか。「ハンカチ」などの物の項目があると、自分で準備することができます。
活用方法はイラストをハサミやカッターで切り取って、透明テープでマグネットシートに貼り付ければ完成です。
朝から「着替えて、歯を磨いて、髪をクシでといて」と複数のことを同時に言っても、子供は混乱したり忘れたりと、ママも疲れてしまいますね。
忙しいときにイラストが助けになるのではないでしょうか。子供の「できた!」の声にママも嬉しくなると思います。