戌の日は安産祈願へ!和歌山のお寺・神社で安産祈願を受けよう

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2015/05/14

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和歌山県には熊野をはじめ、高野山などたくさんのパワースポットがあります。伊勢神宮とも関わりの深い神社や修験道の霊場など、霊験あらたかな神社で安産祈願を受けましょう。

玉津島神社・鹽竈神社

玉津島神社・鹽竈神社は、和歌山市和歌浦にある神社です。玉津島神社は大変歴史が古く、その創建は有史以前とされています。

神功皇后が紀伊半島に進軍した際、祭神である玉津島神の加護を受けました。そのため神社として祀られたのが創建といわれています。

美女の神社と安産神社

玉津島神社の祭神は、アマテラスオオミカミの妹とされるワカヒルメという女神、神功皇后、そしてソトオリヒメという女神です。

ソトオリヒメは大変な美女で、日本三美人の一とされています。また和歌の女神でもあり、和歌三神の一としても親しまれています。

鹽竈神社と安産

玉津島神社は、鹽竈神社も同じ境内に祀られています。塩釜神社は全国各地に点在する神社のひとつで、総本社は宮城県の塩釜市にあります。

しおがまさん、といえば安産の神として大変有名です。塩釜神社の祭神は、シオツチノオヂという海の神です。

潮の満ち引きや海路、海運をつかさどり、製塩業の人々にも信仰されてきました。ではなぜ、安産の神と言われているのでしょう。

シオツチノオヂは、海幸彦・山幸彦伝説にも登場します。兄の釣り針を失くして途方に暮れていた山幸彦を海神のもとまで導いたと言われています。

山幸彦はその後、海神の娘と結婚し、子を授かりました。この子はその後天皇家の礎を築きます。

こうした神話もあり、また古くから人の生死は潮の満ち引きに関係が深いとされてきたことから、シオツチノオヂを祀る塩釜神社は安産の神として信仰されてきたのです。

鹽竈神社の安産祈願

塩釜神社では安産祈願を随時行っています。参詣前には電話で予約を行ってくださいね。代参も可能です。

手持ちの腹帯を持参すれば朱印を捺してもらえます。神社でもさらしの岩田帯か腹巻タイプを授与しています。

安産祈願は腹帯持ち込みの場合、祈祷料は5千円になります。和歌山県内でもおなじみの安産祈願のメッカです。

玉津島神社・鹽竈神社
公式サイト:http://tamatsushimajinja.jp/
所在地:和歌山市和歌浦中3-4-26
電話番号:073-444-0472 
Google map:https://goo.gl/maps/zz0Bj

日前神宮・國懸神宮

日前宮と呼ばれる大神宮

日前神宮・國懸神宮は、和歌山市にある神社です。不思議な名前ですが、ひとつの境内にふたつの神社が建っているからです。

「日前神宮」は、ひのくまじんぐうと読みます。また「國懸神宮」は、くにかかすじんぐうと読みます。総称して、日前宮(にちぜんぐう)と呼ばれることが多いようです。

どちらの神社も大変格式が高く、紀伊国一之宮を称します。境内に入って向かって左側が日前神宮、右側にあるのが國懸神宮です。

日本の国とともに歩んできたといっても過言ではないほどの歴史を誇る神社です。創建は神武天皇の頃、なんと2千6百年前と言われています。

朝廷や伊勢神宮と大変深い関わりのある神社でもあります。その秘密は、日前宮のご神体にあります。

日前神宮のご神体は、日像鏡という神鏡です。一方、國懸神宮のご神体は、日矛鏡という神鏡です。神話にも登場する神宝です。

これらはアマテラスオオミカミを象徴するとされる伊勢神宮のご神体、八咫鏡と同等とされ、神宮もまた古くから伊勢神宮に次ぐ扱いを受けてきました。

日前神宮の祭神として祀られているヒノクマノオオカミは、アマテラスの別名と言われています。伊勢神宮は最高の格式を誇るため、あえて神階が贈られない神社ですが、日前宮も同様です。

熊野詣で参詣する人も多く、隆盛を誇りました。戦国時代になって、豊臣秀吉によって社領を没収、破壊されます。しかし江戸時代になって紀州初代藩主によって再興されました。

現在でも大きな神社ですが、最も栄えた時代は現在の5倍の規模を誇ったと言われています。今でも和歌山はもちろん、日本を代表する神社のひとつです。

日前神宮・國懸神宮の安産祈願

日前神宮・國懸神宮の安産祈願は、随時行っています。予約は特に必要ありません。毎日午前8時から午後4時半まで受け付けています。

空いていれば個別祈祷を行いますが、混雑していると合同祈祷になります。そのため、あまり待つことなく祈祷が受けられます。

ただし大きな祭礼がある場合や初詣時期、七五三シーズンなどはいつもよりも混みあうため、体調に不安がある場合は問い合わせてみましょう。

安産祈願の祈祷料は6千円からになります。手持ちの腹帯を持参すればお祓いを受けることが可能です。

神社で祈祷を行ったさらしの岩田帯を授与してもらう場合は、祈祷料が2千円プラスになります。伊勢神宮に次ぐ格式の神社で、安産祈願を受けてみませんか。

日前神宮・國懸神宮
公式サイト:http://hinokuma-jingu.com/
所在地:和歌山市秋月365
電話番号:073-471-3730
Google map:https://goo.gl/maps/og8Ah

淡島神社

女性を守る淡島神社

淡島神社は、和歌山市加太にある神社です。加太神社とも呼ばれています。全国各地に淡島と呼ばれる神社が千社ほどありますが、それらの神社の総本社です。

淡島神社は有史以前、仁徳天皇の時代に建てられたとされています。大変歴史ある神社のひとつです。

祭神は、日本の国造りにたずさわったとされるスクナヒコナとオオクニヌシ、そして神社創建に関わった神功皇后です。

しかし、淡島神社は「淡島神」と呼ばれる女神ととても深い縁のある神社です。住吉神の妃だった淡島神は、婦人病に冒されて淡島に流されました。

それを悲しんだ淡島神は、世の女性の婦人病を治す誓いを立てます。そこで、淡島神社は女性の病気や厄除け、安産・子授け・育児の守護神として信仰されるようになりました。

また、主祭神であるスクナヒコナは知恵の神として知られ、医薬もつかさどっています。そこで安産祈願の神社として親しまれてきました。

淡島神社の安産祈願

淡島神社の安産祈願は予約制です。午前9時から午後4時まで受け付けています。多くの女性が訪れる神社で、安産祈願を受けましょう。

淡島神社
公式サイト:http://www.kada.jp/awashima/
所在地:和歌山市加太118
電話番号:073-459-0043
Google map:https://goo.gl/maps/ZpYFi

熊野那智大社

熊野の霊場・熊野那智大社

熊野那智大社は、熊野三山のひとつです。熊野と高野山一体を含めた紀伊山地の霊場と参詣道の構成資産のひとつとして、世界文化遺産に登録されました。

熊野那智大社は、東牟婁郡那智勝浦町にある神社です。非常に歴史が古く、その創建は有史以前、仁徳天皇の時代とされています。

熊野は古くから修験道の霊場とされてきました。平安時代から12世紀前後には、熊野詣が大変流行し、この周辺も栄えました。

熊野三山は神社であるとともに、仏教色も大変強い霊場です。那智の海に面した那智浜からは、たくさんの僧侶が補陀落渡海へ旅立ちました。

熊野那智大社は、山の上に社殿を構える神社です。しかし、その始まりは那智の滝信仰だと考えられています。

那智の滝は修験道の聖地として古くから信仰されてきました。その信仰の拠点に熊野権現と呼ばれる熊野の神を勧請し、神社が建てられました。

現在でも那智の滝は神社の境内の一部になっています。周囲には磐境などもあり、神秘的なパワースポットとして多くの人々を魅了し続けています。

熊野那智大社の安産祈願

熊野那智大社では、毎日安産祈願を受け付けています。祈祷受付時間は午前8時から午後3時半までになります。

祈祷に要する時間は30分ほどです。また希望すれば、聖地・那智の滝で祈祷を受けることもできますよ。

体調が優れない場合や遠方の場合は、郵送祈祷も行っています。安産祈願の祈祷料は5千円からです。

階段を登らなければいけない神社ですが、熊野那智大社本社の社務所下駐車場を使用すれば階段を上る必要がありません。通行料として800円がかかります。

熊野那智大社
公式サイト:http://www.kumanonachitaisha.or.jp/
所在地:東牟婁郡那智勝浦町那智山1
電話番号:0735-55-0321
Google map:https://goo.gl/maps/qjq3q

慈尊院

女人高野・慈尊院

慈尊院は、伊都郡九度山町にあるお寺です。「女人高野」という名前で大変よく知られるお寺です。

高野山に連なる寺院のひとつとして、紀伊山地の霊場と参詣道の一部を形成し、世界文化遺産に指定されています。

ではなぜ、女人高野と呼ばれているのでしょうか。それは、このお寺が弘法大師空海の母とゆかりが深いからなのです。

弘法大師は現在の香川県出身です。弘法大師が高野山を開山したのち、大師の母が「我が子が開いたお山を一目見たい」と願い、香川から高野山を訪れました。

しかし当時、高野山は女人禁制のお寺で、母は入ることができません。そこで高野山参詣の要所にあるこのお寺に留まりました。

弘法大師は母を大切にし、厳しい修行の中でも月に9度は母に会いに来たと言われています。そこで、この周辺の地名は九度山と呼ばれるようになったそうです。

女人高野の本尊は、弘法大師の母があつく信仰した弥勒菩薩坐像です。弘法大師の母の月命日である5日が、毎月の弥勒縁日です。

弘法大師の母の寺ということで、女人高野は女性にあつく信仰されてきました。本尊の弥勒菩薩坐像は国宝に指定されています。

境内にはいろいろな仏様が祀られており、中でもカルテンさんと呼ばれる仏様は子育て成就に霊験があると言われています。

慈尊院の安産祈願

女性の守り、女人高野は女性が多く参詣します。女性ならではの子授けや安産、育児、授乳などにご利益があると言われています。

特におっぱいの出が良くなるように、おっぱいの形の絵馬を奉納する女性も少なくありません。安産したあかつきには、おっぱいの出と育児を祈るとよいでしょう。

安産祈願に訪れる際は、電話で問い合わせをしておくと安心です。結縁寺とも呼ばれる、良縁を結んでくれるお寺です。

慈尊院
サイト(九度山町サイト):
http://www.town.kudoyama.wakayama.jp/dd.aspx?menuid=1407
所在地:伊都郡九度山町大字慈尊院832
電話番号:0736-54-2214
Google map:https://goo.gl/maps/VxWzw

伊太祁曽神社

木の神の伊太祁曽神社

伊太祁曽神社は、和歌山市にある神社です。紀伊国一之宮で、名前は「いたきそじんじゃ」と読みます。

古い歴史を持つ神社で、創建年数ははっきりとわかっていません。飛鳥時代の文献に名前があり、その頃にはすでに存在していたことがわかります。

平安時代に編まれた『延喜式神名帳』にも大きな規模を誇る神社だったことが載っており、古くから信仰をあつめてきました。

もとは日前宮が建っている場所に祀られる神社でした。しかし、日前宮と國懸神社が合祀されることになったため、遷座したと言われています。

現在の場所にうつったのは、奈良時代の初期と言われています。長く重んじられてきた神社です。

伊太祁曽神社に祀られているのは、イタケルノミコトという神です。この神はスサノオの子で、日本の国に樹木を植えた、樹木の神として知られています。

また左脇宮にはオオヤツヒメノミコト、右脇宮にはツマツヒメノミコトという女神がそれぞれ祀られています。

この女神たちはスサノオの娘神、イタケルノミコトの妹神で、どちらも樹木をつかさどると言われています。つまり、伊太祁曽神社は樹木の守護神なのです。

毎年4月には木祭りと呼ばれる木の祭典が開催されます。また卯杖祭という、土中の邪気を払う祭礼も行われます。

伊太祁曽神社の安産祈願

伊太祁曽神社は木材業に関する人々にあつく信仰されてきました。また紀伊国一之宮として、地元の人々からも大切にされてきた神社です。

安産祈願で訪れる人も少なくありません。安産祈願は毎日午前9時から午後4時まで受け付けています。

予約制ではありませんが、祭礼などの都合で祈祷を受けられないケースもあります。事前に電話連絡しておくと良いでしょう。

安産祈願は「戌の日じゃなくちゃだめ?」「大安じゃなくちゃだめ?」と思いがちですが、特に吉日を選ぶ必要はありません。

気になる場合は、安産祈願は都合のよい日に受けておき、腹帯を戌の日や吉日に巻き始めるとよいでしょう。

伊太祁曽神社では腹帯の授与はしていません。手持ちの腹帯を持ち込めば祈祷を受けることが可能です。

祈祷料はお志とされていますが、一般的に5千円からが相場です。料金としてそのまま支払うのではなく、紅白の蝶結びのし袋に入れて出し、祈祷を受ける際にお供えしてもらいましょう。

伊太祁曽神社
公式サイト:http://itakiso-jinja.net/
所在地:和歌山市伊太祈曽558
電話番号:073-478-0006
Google map:https://goo.gl/maps/6sMH5

丹生都比売神社

高野山の入口、丹生都比売神社

丹生都比売神社は、伊都郡かつらぎ町にある神社です。紀伊国一之宮とされ、大変歴史ある神社です。

また紀伊山地の霊場と参詣道を構成する文化遺産のひとつとして、世界遺産にも登録されている熊野路の神社です。

丹生都比売神社は、今から千七百年ほど昔に創建されたと言われています。神社の祭神は、アマテラスの妹にあたるワカヒルメノミコトという女神です。

その昔、仲哀天皇の后で応神天皇の母である神功皇后は、応神天皇を妊娠中に三韓征伐へと遠征しました。

その時に、丹生都比売神の「衣装や武具・船などを朱色に塗るように」という神託がありました。その通りにしたところ、見事勝利しました。

丹生とは、朱砂の鉱石が採取される地名です。全国にある丹生神社や丹生都比売神を祀る神社は、この朱砂の鉱脈に関わりが深いと言われています。

また、こうした丹生に関する神社の総本社が、丹生都比売神社です。神功皇后は、戦勝に感謝し、丹生都比売神社に神領を寄進しました。それが神社の創建です。

丹生都比売神はあらゆる災いを祓い退ける力を持つと言われています。また、女神ということですべてのものを守り育てる霊験があると信仰されてきました。

丹生都比売神社は、石清水八幡宮、門戸厄神東光寺とともに日本三大厄神として知られています。全国的にも名高い厄除け神社です。

また丹生都比売神をはじめとする四柱の神を祀っているため、四所明神とも呼ばれています。天野大社と呼ばれることもあります。

丹生都比売神社に祀られている神様のうち、高野御子神と呼ばれる神様は、丹生都比売神の子どもとされています。

弘法大師が金剛峰寺を開いた時、高野山は丹生都比売神の神領でした。高野御子神は、弘法大師を高野山へと導き、神領を貸し与えたと言われています。

そこで、高野御子神は導きの神とされています。弘法大師を高野山に導いたように、人々の人生を幸福へと導くと言われているのです。

丹生都比売神社の安産祈願

丹生都比売神社では、毎日安産祈願を受け付けています。受付時間は午前9時から午後3時までです。

祭礼がある日や初詣期間は受付時間に変更が出たり、祈祷を受けることが出来ない場合もあります。

丹生都比売神社の安産祈願は予約可能です。予約をしていくと優先的に祈祷を受けることができます。

安産祈願の祈祷料は5千円からになります。国宝や重文も多い、世界文化遺産の神社で安産祈願を受けましょう。

丹生都比売神社
公式サイト:http://www.niutsuhime.or.jp/
所在地:伊都郡かつらぎ町上天野230
電話番号:0736-26-0102
Google map:https://goo.gl/maps/yxBbl

子安地蔵寺

藤の花と安産のお寺

子安地蔵寺は、橋本市にある真言宗のお寺です。和歌山県内では、橋本の安産寺として大変有名です。

本来の名前は易産山護国院地蔵寺といいます。山号が「易産山」ということからもわかるように、古くから安産祈願で親しまれてきました。

子安地蔵寺は古い歴史を持つお寺です。天平年間に、行基によって創建されたと伝えられています。

本尊は地蔵菩薩ですが、行基上人が女性の安産守護を祈り、手ずから刻んだと言われています。

実は戦国時代に一度戦火に遭い、お寺は焼けてしまいました。しかし本尊の地蔵尊は山中に戦火を逃れ、その後無事にお寺も再建されました。

紀州徳川家の祖として知られる徳川頼宣、南龍院も、何度もこのお寺を参詣したと言われており、紀州徳川家の祈願寺としてあつく信仰されてきました。

多くの女性が安産祈願に訪れてきたお寺で、霊験あらたかです。季節になると咲き乱れる藤の花でも有名な寺院です。

子安地蔵寺の安産祈願

子安地蔵寺の安産祈願は随時受け付けています。お出かけの際は事前に問い合わせをしておくと、より安心です。

安産祈願では祈祷を済ませた腹帯も授与してもらえます。藤の季節は大変混みあうので、注意してお出かけしてくださいね。

子安地蔵寺
公式サイト:http://www8.ocn.ne.jp/~jizouji/
所在地:橋本市菖蒲谷 94
電話番号:0736-32-1774
Google map:https://goo.gl/maps/UMRgi

塩屋王子神社

美人王子と呼ばれる神社

塩屋王子神社は、御坊市にある神社です。正式名称は塩屋王子神社ですが、「美人王子」として親しまれています。もとは九十九王子のひとつでした。

九十九王子とは、皇族や貴族の熊野詣に際して、熊野修験たちによって組織された神社です。古くは御坊市内にたくさんの神社がありました。

もっとも隆盛を極めたのは12世紀から13世紀にかけてと言われています。しかし承久の乱の後、都から熊野詣に訪れる人が少なくなりました。

そのうちに、九十九王子も衰退していきました。そんな中にあって、塩屋王子神社は今でも信仰をあつめています。

塩屋王子神社は、12世紀初頭にはすでに存在したとされています。いろいろな文献に名前が登場する神社です。

もとはその名のとおり、製塩業を行っていた人物によって伊勢神宮から勧請された神社と言われています。創建は古く、9世紀初頭とされています。

ではなぜ「美人王子」と呼ばれるようになったのでしょうか。諸説あり、祭神のアマテラス神像が大変美人だからとも言われています。

また景勝地としても知られ、大変美しい景色を楽しめるため、美人王子と呼ばれるようになったという説もあります。

「美人王子」という名前から、祈れば美しい子が産まれるとされ、安産祈願に訪れる人が少なくない神社です。

塩屋王子神社の安産祈願

祈祷を受けるタイプの安産祈願ではなく、参詣して絵馬を奉納するタイプの安産祈願を行う人の多い神社です。

社務所が不在の場合、絵馬は近隣のお店で授与してもらえます。安産祈願はもちろん、美人祈願に訪れる女性も多い、熊野古道でも人気の神社のひとつです。

塩屋王子神社
サイト(ぐるわか):
http://www.guruwaka.com/kankou/shioya-oji.php
所在地:御坊市塩屋町北塩屋
電話番号:0738-23-5531
Google map:https://goo.gl/maps/bnh6K

日限地蔵尊

海南市のひぎりさん

日限地蔵尊は、海南市にあるお寺です。お寺の名前は浄土寺と言いますが、地元の人には「ひぎりさん」として親しまれています。

このお寺は、鎌倉時代に活躍した踊念仏の一遍上人が開祖と言われています。清浄光寺を総本山とする、時宗のお寺です。

日限地蔵は、各地にあるお地蔵様で、「日にちを限定して願うとかなう」と言われています。海南市のひぎりさんも、霊験あらたかとされています。

浄土寺は海にほど近い場所にあり、特に夕景は海南市を一望できる素晴らしいものです。この景観を活かした「ひぎりはくぼカフェ」も、毎週土曜日の夕方に大書院で開催しています。

また桜が美しいお寺でもあります。春には万灯会も開催されます。お寺の裏手は熊野一の鳥居があり、熊野古道の入り口にあたります。

日限地蔵尊の安産祈願

日限地蔵尊は、古くから安産祈願で知られるお寺でもあります。和歌山県内はもちろん、大阪でも有名なお寺です。

安産祈願は個別で行っています。祈祷が重なると少々待つことがあります。体調などで不安がある場合は、事前に問い合わせをしておきましょう。

手持ちの腹帯を持参すれば、安産祈願の朱印を捺してもらえます。楽しい行事も多いお寺で、ゆったりと安産祈願を受けましょう。

日限地蔵尊(浄土寺)
公式サイト:http://www.eonet.ne.jp/~higiri/newpage6.html
所在地:海南市鳥居284
電話番号:073-482-0243
Google map:https://goo.gl/maps/uWqg3

安楽寺

安産祈願の安楽寺

安楽寺は、創建はかなり古いと言われていますが、詳しいことはわかっていません。

江戸時代にはすでに存在しており、天台宗のお寺でした。何度か場所を移し、さらに天台宗から禅宗へ、そして日蓮宗に改宗しながら現在に至ります。

静かで落ち着いたたたずまいのお寺ですが、実は安産祈願で霊験あらたかと言われています。

このお寺には、安産や子育ての守護神として知られる鬼子母神が祀られています。それだけではありません。

このお寺のご本尊は、壺日審上人執筆と伝えられています。壺日審は、江戸時代の日蓮宗の僧です。

上人が産まれる前、上人の母は妊娠中に急な病で亡くなってしまいました。そこで、葬儀を行い墓地に葬りました。

しかしその後、お墓から赤ちゃんの泣き声が聞こえ、驚いてお棺のふたを開けてみると赤ちゃんが泣いていました。

亡くなった母親から生まれた赤ちゃんは無事に育ち、長じて僧侶となったことから、上人のご本尊が安産のお守りとして多くの人々から信仰されるようになりました。

安楽寺の安産祈願

安楽寺の安産祈願は予約制になります。必ず事前に電話連絡を入れてから参詣するようにしましょう。

安産祈願の祈祷時間は、月・火曜が午前9時から午後8時まで、水~金曜・日曜が午前9時から午後5時まで、土曜日は午前9時から午後2時までになります。

それぞれ最終受け付けは祈祷の終了時間の1時間前になります。また法要や行事の都合で時間に違いが出ることもあります。

安楽寺の安産祈願には、手持ちの腹帯を持参しましょう。お寺で祈祷をしてもらったお守りをはさんで使います。

安産祈願の祈祷料は3千円からになります。鬼子母神を安置する安楽寺で、安産を祈りましょう。

安楽寺
公式サイト:http://www.anraku2.com/
所在地:和歌山市中之島801
電話番号:073-423-4616
Google map:https://goo.gl/maps/TaE32Sfhu7N2

救馬渓観音

紀南の厄除け霊場・救馬渓観音

救馬渓観音は、西牟婁郡上富田町にあるお寺です。大変歴史が古く、創建は千三百年前と言われています。

このお寺は、飛鳥時代に修験道の開祖として知られる役行者が開山したと言われています。安置されている観音像は、かの空也上人が自ら彫ったものと伝えられています。

その後、鳥羽天皇がお寺を建立しました。巨大な一枚岩が覆う山の中腹にある、神秘的なお寺で、もとは岩間寺と呼ばれていました。

中興の祖は小栗判官と言われています。妻と共に湯治に出かける際、愛馬が病気になってしまいます。そこでこのお寺の霊験を聴き、祈ると愛馬の病はすっかり回復しました。

そこで、小栗判官がお寺を建てなおし、救馬渓観音と名付けられました。周辺に馬という字が使われる地名が多いのは、この伝説によるそうです。

本尊の馬頭観音は、鎌倉時代に活躍した快慶の作と伝えられています。午年の初午の日にだけ開帳される、秘仏中の秘仏です。

救馬渓観音の安産祈願

救馬渓観音の安産祈願は、五ヶ月の戌の日を待たずに受けても大丈夫です。流産を防ぎつわりを軽く済ませるためにも、早めに受けると良いそうですよ。

安産祈願はお寺の祈祷時間内に受け付けています。祈祷は1月4日から2月末日までは1日8回、3月から12月末までは1日5回行っています。

祈祷の受付時間はそれぞれ公式サイトに掲載されています。また祈祷受付締め切りは15分前までになります。

祈祷が行われない日もあり、また祈祷受付時間が異なる日もあります。お出かけの場合は、事前に電話で確認しておきましょう。

救馬渓観音では、お寺で祈祷を行ったさらしの岩田帯も授与しています。紀南で最大・最古の開運・厄除け道場で、安産祈願を受けましょう。

救馬渓観音
公式サイト:http://www.sukuma.or.jp/
所在地:西牟婁郡上富田町生馬313
電話番号:0739-47-1140
Google map:https://goo.gl/maps/twFBB
みんなのコメント
  • 無記名さんさん

    >塩釜神社は全国各地に点在する神社のひとつで、総本社は宮城県の石巻にあります。

    これは間違い。総本社は宮城県塩釜市にあります。
    由来まで書くなら正確な情報を書いて欲しい。

    • marchさん

      ななし様
      >>塩釜神社は全国各地に点在する神社のひとつで、総本社は宮城県の石巻にあります。

      >これは間違い。総本社は宮城県塩釜市にあります。

      こちらの表記修正を行いました。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

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