安定期の戌の日は安産祈願へ!山口県でオススメの神社&お寺12

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2015/07/02

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山口県の安産祈願所は、岩淵山の子安観音をはじめまだまだたくさんあります。地元で有名な神社や霊験あらたかなお寺など、ご紹介しましょう。

安産祈願に行く前に、知っておきたい豆知識

安産祈願に行く場合は、正装する必要はありませんが、あまりラフな服装は避けましょう。特に昇殿祈祷を希望する場合はきちんとした服装をこころがけたいですね。

神社の場合、裸足は神様に対して失礼になるので、裸足だと社殿の中に入れない神社もあります。注意しましょう。

祈祷料は、あらかじめ紅白の水引をかけたのし袋に入れて奉納します。表書きはお寺なら「祈祷料」「祈願料」、神社なら「玉串料」「初穂料」とします。

岩淵山観音寺のように、お供物や生花を持参したり、神社であればお米や清酒を持参するところもあります。事前に社寺に問い合わせておくと安心ですね。

いただいてきたお札は、仏壇や神棚、床の間、なければ南向きか東向きの棚の上などを清めて安置しましょう。

無事出産を終えたら、お礼参りをした際にお札やお守りを社寺に納めます。もしお礼参りをしなかった場合は、年末に社寺に納めたり、どんど焼きなどでお焚きあげしてもらいましょう。

1.岩淵山観音寺

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岩淵山観音寺は、山口県で大変人気の高い、安産祈願の観音霊場です。古くから安産祈願で知られています。

安産の岩淵観音

岩淵山観音寺は、防府市にある曹洞宗のお寺です。山口県で安産祈願といえばこのお寺、というほど知名度の高い祈願所です。

岩淵山観音寺は、同じ防府市にある天徳寺というお寺が本寺になります。天徳寺は観音寺の東北、右田ヶ岳のふもとにあります。

右田ヶ岳は中国の絵画のような奇岩に満ちた風光明媚な山で、観光地としても人気があります。

800年と大変古い歴史のあるお寺で、源頼朝が鎌倉幕府を開いた時に建立されたといわれています。

鎌倉以降、武家の祈願所として信仰をあつめました。また右田毛利氏の菩提寺となり、七堂伽藍を建てたと伝えられています。

天徳寺にも丈六聖観音菩薩が安置されており、またご本尊は大変立派な地蔵菩薩です。境内には右田毛利氏の墓所もあります。

背後にある岩船山の山中には、たくさんの奇岩があり、そこには見事な三十三観音の磨崖仏が彫られています。

右田ヶ岳は、観音堂が頂上に安置されていたこともあり、「観音様の霊峰」として古くから信仰され、観音霊場として人々が訪れていました。

岩淵山観音寺は、この天徳寺の末寺です。とはいえ、歴史は岩淵山観音寺の方が古いとされ、弘法大師が開創したと伝えられています。

ご本尊は、弘法大師がみずから開眼したという子安観世音菩薩です。山腹にある観音堂に、本尊は祀られています。

周防国第二十六番観音霊場として信仰されており、特に安産子育てに霊験あらたかとして大変有名です。

弘法大師は、四国の八十八箇所霊場など、いろいろな場所で女性の安産を祈願しお寺を創建したり、仏像を彫刻・開眼したりという伝説を残しています。

岩淵山観音寺の子安観音像も、そうした弘法大師ゆかりの観音霊場のひとつです。日本を代表する高僧の霊験を受けようと、たくさんの夫婦が今でも安産祈願に訪れます。

岩淵山観音寺の安産祈願

岩淵山観音寺では、安産祈願を随時受け付けています。安産祈願は予約制で、混みあっていなければ個別で祈祷してもらえます。

ただし戌の日の土日など、混みあう日時は他の安産祈願希望者と同席になる場合もあります。祈祷は戌の日に限らず受けられます。

安産祈願の祈祷料は5千円からになります。祈祷を希望する際は、仏様にお供えする生花とお供物を持参しましょう。

お供物の内容について、わからない場合は予約の際に問い合わせておくと安心です。祈祷の所要時間は20分ほどです。

安産祈願を受けると、コルセットタイプの腹帯が授与されます。腹帯にはお寺の朱印が捺してあり、また「こはぜ守り」も同封されています。「こはぜ」とは、足袋をとめる金具のことで、「はじけるような幸せ」という意味があるそうですよ。

腹帯と一緒に身につけておくとよいでしょう。

岩淵山観音寺
公式サイト:http://www.c-able.ne.jp/~kannonji/
所在地:防府市大字台道 2634
電話番号:0835-32-1900
Google map:https://goo.gl/maps/I8EX3

2.白崎八幡宮

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岩国市にある白崎八幡宮は、古くから地元の産土神として信仰されてきました。この神社には、安産祈願の女神も祀られています。

岩国の八幡様

白崎八幡宮は、岩国市にある神社です。創建されたのはいまから760年ほど前のことで、鎌倉時代から信仰されてきました。

鎌倉時代、当時の領主が、不思議な白鷺が飛んできて、それが周南市にある遠石八幡宮の神様だと知りました。

そこで神社を創建し、一族と領内に暮らす人々の守護を祈るようになりました。現在の場所に社殿が建立されたのは、南北朝時代のことです。

それより、岩国の産土神として信仰されてきました。江戸時代には岩国藩主家も保護し、社殿が再建されています。

歴代藩主によって信仰されてきた白崎八幡宮は、現在に至っても地元の人々から大切に祀られています。

白崎八幡宮は、全国各地にある「八幡神社」の一です。日本にはいろいろな祭神を祀る神社がありますが、なかでも八幡神社が最も多いと言われています。

八幡神社の総本宮は、九州にある宇佐神宮です。京都の石清水八幡宮と鎌倉の鶴岡八幡宮をあわせて、日本三大八幡宮と呼ばれています。

八幡神社の祭神は、八幡神と呼ばれる神様です。八幡神とは、太古の天皇だった応神天皇のことです。

応神天皇のほかに、その父である仲哀天皇と、母である神功皇后を同時に祀っている神社もたくさんあり、三柱の神を総称して八幡神と呼ぶこともあります。

神功皇后と安産祈願

神功皇后は、古くから安産祈願の女神として信仰されてきました。彼女の夫であり、応神天皇の父である仲哀天皇は、神功皇后の妊娠中に他界してしまいます。

神功皇后はその悲しみに負けず、臨月のお腹に腹帯を巻いて保護し、男装してみずから三韓征伐におもむきました。

戦に勝利して凱旋したのち、国内で玉のような男の子を出産します。そのお産は多くの神々によって守られ、安産だったと伝えられています。

その時に生まれた男の子は、すぐに歩き出したと言われています。病気ひとつせずにすくすく成長し、長じてからは応神天皇として即位。国内をよく治める優れた天皇となりました。

さらに子孫に恵まれて長寿を全うします。ゆえに、神功皇后は安産と子育ての女神として信仰されるようになりました。

白崎八幡宮でも、祭神は応神天皇と仲哀天皇、そして神功皇后です。神功皇后は安産祈願の女神として、信仰されています。

白崎八幡宮の安産祈願

白崎八幡宮では、随時安産祈願を受け付けています。公式サイトには戌の日カレンダーも掲載されていますが、基本的に毎日祈祷は受けられます。

安産祈願に訪れる場合は、事前に問い合わせをしておくと安心です。出張祈祷や祭礼と重なると、昇殿祈祷が受けられなくなることもあります。

腹帯をお祓いしてもらうと良いと言われている神社なので、手持ちの腹帯を持参しましょう。持参した場合は受付で申し出てくださいね。

>安産祈願の祈祷料は5千円からになります。また、この神社には「御神鏡型安産お守り」というお守りがあります。安産パワーが強いとされているお守りで、雑誌にも掲載されている人気アイテムです。参詣した場合はゲットしたいですね。

さらに白崎八幡宮では通信での安産祈願も受け付けています。遠方に住んでいる場合や体調が優れない・入院中の場合は利用してみてはいかがでしょうか。

白崎八幡宮
公式サイト:http://www.sirasaki.com/
所在地:岩国市今津6丁目12-23
電話番号:0827-29-1122
Google map:

3.龍伏山 二尊院

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龍伏山二尊院は、悠久の歴史をもつ真言宗のお寺です。また、中国の伝説の美女にもゆかりのある、安産祈願で人気の名刹です。

楊貴妃伝説の残る寺

龍伏山二尊院は、長門市にある真言宗のお寺です。大変古い歴史のある古刹で、さらに不思議な伝説が残っていることでも有名です。

龍伏山二尊院が創建されたのは、平安時代初期のことです。天台宗の開祖、伝教大師最澄によって開山されたと言われています。

すでに1200年の歴史があり、その昔はたくさんの末寺がある大寺院だったと伝えられています。

江戸時代に入ってから天台宗から真言宗へと改宗しました。また毛利家によって祈願寺として保護され、信仰をあつめています。

龍伏山二尊院は、楊貴妃伝説が残るお寺です。楊貴妃とは、中国唐の時代にいたという美女で、玄宗皇帝に愛された女性でした。

楊貴妃は、歴史上では安禄山の乱が起きた時に馬嵬坡という場所で殺されてしまいました。悲劇のヒロインとして、世界三大美女のひとりとして今も語り継がれています。

しかし、楊貴妃は安禄山の乱の時、からくも難を逃れて小舟で海に出、長門の浜に流れ着いたという伝説があるそうです。

その伝説にあやかり、龍伏山二尊院には白く輝く楊貴妃像が安置されています。これは、中国の馬嵬坡にあるものと同じ像とされています。

龍伏山二尊院の安産祈願

龍伏山二尊院は、安産祈願の寺として名高く、多くのママが安産祈願に訪れます。基本的に毎日祈祷を行っていますが、予約をしてからお出かけしましょう。

安産祈願の祈祷は個別になります。そのため、予約をせずに行くと祈祷を受けることが出来ない場合もあります。また夏季は一時祈祷を受け付けていない時期があります。

祈祷を受けるとさらしの結肌帯という腹帯が授与されます。また手持ちの腹帯を持参すれば、祈祷をして朱印を捺してもらえます。安産祈願の祈祷料は5千円からです。

龍伏山二尊院で安産祈願を受けると、美しい子どもに恵まれると言われています。女の子が欲しい方は必見ですね。

龍伏山 二尊院
公式サイト:http://www.k5.dion.ne.jp/~nisonin/
所在地:長門市油谷向津具下3539
電話番号:0837-34-1065
Google map:https://goo.gl/maps/KkBOJ

4.琴崎八幡宮

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琴崎八幡宮は、宇部市の総鎮守として信仰されてきた古社です。安産祈願の女神を祀る神社でもあります。

宇部市の総鎮守

琴崎八幡宮は、宇部市にある神社です。創建されたのは平安時代、859年のことだとされています。

大変歴史ある神社で、由緒正しい八幡宮です。その昔、八幡神社の総本社である宇佐八幡宮から、京都の石清水八幡宮へ祭神を勧請しました。

その時、旅の途中で利用する宮殿として、行宮がこの地に建てられました。その後、その跡地に神社が建てられ、八幡神が祀られるようになりました。

以降、土地の人々によって信仰されるようになり、歴代の領主によって手厚く保護されてきました。

すでに創建から千年を超える神社で、地元宇部市の総鎮守とされています。天井画の見事な社殿など、多くの人々から愛されている神社です。

琴崎八幡宮の祭神も、八幡神です。応神天皇・仲哀天皇・神功皇后のほか、八王子に数えられる宗像三女神も祀られています。

琴崎八幡宮でも、神功皇后は安産の女神として親しまれており、安産祈願に訪れる人は少なくありません。

近年では、応神天皇即位1700年を記念した大祭が開催されました。また横綱・白鵬関も正式参拝している、霊験あらたかな神社です。

琴崎八幡宮の安産祈願

琴崎八幡宮では、随時安産祈願を受け付けています。予約制ではありません。毎日午前8時半から午後4時半までが受付時間です。

祭礼や結婚式、初詣期間中などは祈祷が受けられなかったり、待ち時間が長引くことがあります。事前に電話で問い合わせをしてから参詣すると安心です。

公式サイトではメールでの受け付けもしていますが、電話の方が確実かつ早く対応してもらえます。

基本的に参詣しなければ祈祷は受けられませんが、遠方に住んでいる場合や体調不良の場合は、お守りを取り寄せることも可能です。

琴崎八幡宮
公式サイト:http://kotozaki.com/
所在地:宇部市大字上宇部大小路571
電話番号:0836-21-0008
Google map:https://goo.gl/maps/lpoYV

5.今八幡宮

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今八幡宮は、山口市の鎮守様です。大内氏の守護神として信仰されてきた神社で、安産の女神が二柱祀られています。

大内氏の守り神・今八幡

今八幡宮は、山口市にある神社です。創建された正確な年代は、残念ながら伝わっていません。

室町時代に編まれた文献に今八幡宮の名があり、また鎌倉時代の文献にも今八幡という名が見えるそうなので、鎌倉時代にはすでに神社として祀られていたとされています。

歴史ある神社で、室町時代には当地を治めていた大内氏が山口鎮守としました。もともと大内氏の館の鬼門の守りとして建てられたと言われています。

大内氏によって社殿が建てられるなど、手厚く保護されてきました。大内氏がほろんだ後も、毛利氏の祈願所となり、信仰されてきました。

幕末には歴史の舞台のひとつとなり、現代にいたるまで地元の人々によって山口の鎮守として信仰をあつめてきた神社です。

今八幡宮は、もともと応神天皇の息子で仁徳天皇の弟にあたる、宇治皇子という人物を主祭神として祀っていました。

その後、室町時代に市内にあった別の八幡宮に祀られていた八幡神を合祀し、主祭神が応神天皇となりました。

さらに仲哀天皇・神功皇后もあわせて祀られることになり、神武天皇を生んだとされるタマヨリビメという女神も祀られています。

タマヨリビメは姉が産んだ御子を乳母として育て、成長したのちに結婚し、さらに多くの子を産み天皇の母となったため、安産・子安・子育ての女神として祀る場所もあります。

今八幡宮の安産祈願

今八幡宮では安産祈願を随時受け付けています。祭礼や出張祈祷と重ならないよう、事前に問い合わせてから参詣するとよいでしょう。

安産祈願の場合は、手持ちの腹帯を持参すれば一緒にお祓いをしてもらえます。コルセットや腹巻タイプの帯でも大丈夫です。

安産祈願の祈祷料は5千円からになります。体調や天候と相談し、戌の日に限らずお祓いを受けましょう。

今八幡宮
公式サイト:http://ima8man.com/
所在地:山口市八幡馬場22
電話番号:083-922-0083
Google map:https://goo.gl/maps/T7prw

6.防府天満宮

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防府天満宮は、日本最古の天神様として名高い神社です。多くの人が参詣に訪れる、防府市を代表する大きな神社です。

日本最古の天神様

防府天満宮は、防府市にある神社です。天満宮は、天神様こと菅原道真を祀る神社で、全国各地にあります。

総本宮とされているのは太宰府天満宮と、京都の北野天満宮です。特に太宰府天満宮は、菅公の霊廟とされています。

菅原道真は、平安時代の大学者であり、大政治家です。しかし晩年は政敵によって左遷され、不遇のうちに亡くなりました。

菅原道真が亡くなったのは、西暦903年のことです。霊廟である太宰府天満宮も、創建されたのは919年のことです。

しかし防府天満宮はそれよりも前、菅公が亡くなった翌年に創建されています。そのため、日本で最初に創建された天神様とされています。

日本最古の天神社ということで、北野天満宮・太宰府天満宮とならんで日本三大天神の一にも数えられている神社です。

天神様は学問の神として大変有名で、ここも合格祈願・学業成就で訪れる人が大変多いお社です。

防府市の内外から多くの人が参拝する神社ということで、安産祈願に訪れる人も少なくありません。

防府天満宮の安産祈願

防府天満宮では随時安産祈願を受け付けています。安産祈願の受付時間は午前8時半から午後4時半までになります。

祭礼や結婚式と重なることもありますし、初詣期間など大変混みあう時期もあります。予約は必要ありませんが、事前に問い合わせてから参詣しましょう。

防府天満宮
公式サイト:http://www.hofutenmangu.or.jp/
所在地:防府市松崎町14-1
電話番号:0835-23-7700
Google map:https://goo.gl/maps/bCGF2

7.上領八幡宮

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上領八幡宮は、美祢市にある古い神社です。八幡宮となる前から、土地の聖地とされてきたパワースポットです。

美祢市の八幡宮

上領八幡宮は、美祢市にある神社です。大変古い歴史があるとされる社です。その昔、この周辺は沼地でした。

沼地を開拓して田畑を造った人々が、氏神様を祀ったのが始まりとされています。太古の昔から、この周辺の地域のパワースポットとして神聖視されていたのでしょう。

その後、源頼朝の時代になって、京都の石清水八幡宮が勧請され、八幡神社となりました。それが、上領八幡宮としての創建になります。

もともとは、この神社に祀られていたのはアマテラスオオミカミとエビス神という神様でした。アマテラスは太陽神として知られる、日本の頂点にある神様です。

八幡宮から八幡神を勧請したため、八幡神社となりました。この神社でも、応神天皇とその母である神功皇后、そして宗像三女神が祀られています。

上領八幡宮の安産祈願

上領八幡宮では随時安産祈願を受け付けています。安産祈願を受ける場合は、事前に問い合わせをしてからお出かけしましょう。

事前に電話で申し込みをした際に、初穂料の金額や腹帯を持参するか否かなども問い合わせておくと安心です。

上領八幡宮
公式サイト:http://kamiryo.d.dooo.jp/hp/
所在地:美祢市大嶺町東分上領1622
電話番号:0837-52-2743
Google map:https://goo.gl/maps/LLjg8

8.山口大神宮

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山口大神宮は、西のお伊勢さんと呼ばれている山口市の神社です。伊勢神宮の勧請を許された、大変格式高い神社です。

西のお伊勢さん

山口大神宮は、山口市にある神社です。創建されたのは室町時代、1520年のことです。山口を代表する大きな神社のひとつです。

山口大神宮を建てたのは、江戸時代に入るまでこの地を治めていた大内家です。室町後期の当主だった大内義興が創建しました。

義興は伊勢神宮を参拝した折、ぜひとも伊勢神宮を地元・山口に勧請したいと願いました。しかし伊勢神宮は日本で最高位にある神社です。

そうやすやすと勧請が許される神社ではありません。義興はまず建立にぴったりの土地を探し、立派な社殿を建てました。

それから天皇に伊勢神宮の勧請の許しを求め、ついには勅許がおりて伊勢神宮を勧請することに成功したのです。

これは非常に異例なことで、その当時は山口大神宮だけでした。そこで「今伊勢」と呼ばれることもありました。

伊勢神宮は特殊な建築になっており、内宮・外宮にわかれています。山口大神宮もそれにならい、同じように内宮・外宮にわかれています。

祭神も伊勢神宮同様、内宮ではアマテラスオオミカミを、外宮ではトヨウケノオオミカミを祀っています。

伊勢神宮への信仰は古くからさかんで、特に江戸時代にはお伊勢参りが大流行しました。山口大神宮も、江戸時代から現在まで多くの人々に信仰されています。

現代は「西のお伊勢さん」と呼ばれ、親しまれています。人生儀礼で訪れる人の多い神社です。

山口大神宮の安産祈願

山口大神宮では予約制で祈願祈祷を受け付けています。安産祈願に訪れる場合も、あらかじめ電話で連絡してから参詣しましょう。

安産祈願の受付時間は午前9時から午後4時半までになります。初詣や七五三シーズン、祭礼がある日などは大変混みあうので、注意してお参りしてくださいね。

山口大神宮
公式サイト:http://www.yamaguchi-daijingu.or.jp/
所在地:山口市滝町4-4
電話番号:083-922-0718
Google map:https://goo.gl/maps/OsAef

9.長門一宮住吉神社

長門一宮住吉神社は、日本を代表する住吉神社のひとつです。安産の女神、神功皇后にもゆかりのあるお社です。

長門の一の宮

長門一宮住吉神社は、下関市にある神社です。非常に古い歴史があると言われる、長門の古社です。

長門国一宮とされており、本殿は国宝にも指定されています。創建されたのは神代の時代、神功皇后の時代とされています。

おそらく現在のような神道が形成される前から、パワースポットとされていた場所なのかもしれませんね。

住吉神社は、大阪の住吉大社を総本宮とする神社の総称で、全国各地にあります。長門一宮住吉神社は、住吉大社とともに日本三大住吉社の一に数えられているんですよ。

住吉神社とは、住吉神という三柱のきょうだい神を祀る神社です。イザナギが黄泉から帰った後、みそぎをしていた時に生まれたため、みそぎや清めの神ともされています。

住吉三神は、神功皇后と大変縁の深い神様でもあります。神功皇后の三韓征伐の際、その航海を守護して導いたと言われているのです。

大変古い歴史のある長門一宮住吉神社は、神功皇后の三韓征伐に由来して建てられたという伝説もあり、神社では神功皇后やその息子の応神天皇、忠臣の武内宿禰も祀っています。

神功皇后は安産の女神として知られていますが、武内宿禰はその出産や育児をサポートし、応神天皇の御代も補佐したことから、子どもの守り神と考えられているんですよ。

長門一宮住吉神社の安産祈願

長門一宮住吉神社では、基本的に毎日安産祈願を受け付けています。予約は必要ありません。

安産祈願の受付時間は午前8時半から午後4時までになっています。ただし祭礼などがある場合もあるので、昇殿祈祷を希望する場合は電話で確認してから参詣しましょう。

長門一宮住吉神社
サイト(山口県神社庁):http://www.yamaguchi-jinjacho.or.jp/pattern2.php
所在地:下関市一の宮住吉1-11-1
電話番号:083-256-2656
Google map:https://goo.gl/maps/Tgo6P

10.忌宮神社

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忌宮神社は、神功皇后が夫である仲哀天皇を祀ったと言われるお宮です。安産祈願でも有名ですよ。

祈願所として知られる社

忌宮神社は、下関市にある神社です。住吉神社は長門国一宮でしたが、こちらは長門国二宮とされています。

創建された正確な年代はわかっていませんが、神功皇后の夫である仲哀天皇にゆかりのある神社と言われています。

神功皇后が三韓征伐から凱旋したのち、仲哀天皇の御霊を祀ったのがはじめと言われているお社です。

忌宮神社は八幡宮という名ではありませんが、主祭神を仲哀天皇とし、さらにその妻である神功皇后と、息子・応神天皇を祀っています。

足利尊氏も戦勝祈願をしたという霊験あらたかな神社です。また古くから安産祈願のお社として、近隣の人々からあつく信仰されてきました。

忌宮神社の安産祈願

忌宮神社では、随時安産祈願を受け付けています。基本的に予約は必要ありませんが、電話で確認してから参詣した方が確実です。

受付時間は午前8時半から午後4時半までになります。時間外の祈祷を希望する際は予約制になります。

安産祈願の祈祷料は5千円からになります。ある程度きちんとした服装で昇殿するようにしてくださいね。ママはマタニティで大丈夫です。

忌宮神社
公式サイト:http://iminomiya-jinjya.com/
所在地:下関市長府宮の内町1-18
電話番号:083-245-1093
Google map:https://goo.gl/maps/XrT3v

11.彦島八幡宮

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彦島八幡宮は、下関市の彦島をまもる産土神です。安産祈願のお社として地元で親しまれてきました。

彦島の氏神様

彦島八幡宮は、下関市彦島にある神社です。彦島は下関の南端にあり、すぐそばにはかの有名な巌流島もあります。

彦島八幡宮が創建されたのは、1159年のことです。その当時、この島を開拓しおさめていた河野通次という人物によって建てられました。

河野氏は宇佐神宮から八幡神を勧請し、この地に神社を建てました。またの名を灘八幡とも呼ばれています。

灘八幡という名前から、周辺の海を通る船から大変あつく信仰され、ここを通る船は半帆の礼をとったそうですよ。

祭神は仲哀天皇と神功皇后、応神天皇、その子どもである仁徳天皇です。安産祈願の神社としても信仰されてきました。

彦島八幡宮の安産祈願

彦島八幡宮は子安八幡宮と呼ばれるほど、安産祈願の祈祷所として親しまれています。安産祈願に訪れる場合は、事前に電話で確認しておきましょう。

安産祈願では、腹帯を持参すればお祓いし、朱印を捺してもらえます。さらしの岩田帯ではなく、コルセットのようなタイプでも大丈夫ですよ。

彦島八幡宮
公式サイト:http://www.hikoshima-guu.net/
所在地:下関市彦島迫町5-12-9
電話番号:083-266-0700
Google map:https://goo.gl/maps/4rbh3

12.遠石八幡宮

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遠石八幡宮は、飛鳥時代から信仰されてきた非常に古い神社です。周防の大社として親しまれてきました。

山口で名高い八幡宮

遠石八幡宮は、周南市にある飛鳥時代に創建されたという非常に古い神社です。宇佐八幡の神のご神託によって創建されたと言われています。

歴史と由緒ある神社で、平安時代には京都にある日本三大八幡宮の一、石清水八幡宮の別宮となりました。

歴代の領主たちからもあつく信仰され、江戸時代には藩主から保護されました。周防の八幡宮として信仰されてきた神社です。

祭神は応神天皇と神功皇后、そして宗像三女神です。安産祈願の神社としても人気のあるお社です。

遠石八幡宮の安産祈願

遠石八幡宮では、随時安産祈願を受け付けています。予約は必要ありませんが、昇殿祈祷を受ける場合は電話で確認しておくと良いでしょう。

安産祈願の祈祷料は5千円からになります。腹帯を持参すればお祓いを受け、朱印を捺してもらえますよ。

遠石八幡宮
公式サイト:http://www.toishi.co.jp/hachiman/
所在地:周南市遠石2-3-1
電話番号:0834-32-8888
Google map:https://goo.gl/maps/wQ9SA
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