妊娠中のアロマの利用方法と悩みに合わせたアロマブレンドレシピ

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2017/07/07

妊娠中に使用しても良いアロマオイルブレンド

「エッセンシャルオイルを買ってみたけど上手な使い方はある?」「妊娠中の悩みをもっと効率的に緩和させる方法はある?」と、もっとアロマを上手に使いたいと思う妊婦さんも多いはず。

体調不良やストレスなど悩みの多い妊婦さんにぜひおすすめしたい、悩み別アロマブレンドレシピとその利用方法をご紹介します。

妊娠中にアロマテラピーを取り入れたいけど、どこから始めればいいのか分からない…そんな初心者妊婦さんでも気軽にアロマテラピーに挑戦できるお手軽な方法もまとめました。

妊娠中でも安心!妊婦さんのアロマ利用方法

妊婦さんがアロマテラピーを心地良く楽しむための方法をご紹介します。初めて使用する際は、体調が良い時に少しずつ試して、気分に変化がないか確認しながら行いましょう。

初心者にもおすすめ!マグカップとお湯を使う

マグカップにお湯を注いで、エッセンシャルオイルを数滴垂らします。蒸気と共に立ち上る香りを楽しみます。

顔をつけて直接吸い込むようなことはせずに、ほのかな香りを自然に感じましょう。

アロマポットやディフューザーを使う

アロマポットはキャンドルで熱を加えて香りを焚く方法です。火を使いたくなければアロマランプがおすすめ。電球の熱をつかった芳香器です。

アロマディフューザーはアロマを混ぜた水分をミスト状にして香りを出すものです。

アロマスプレーを作る

水分とエッセンシャルオイルを混ぜた液体をスプレーに入れて、ほのかな香りを楽しむ方法です。カーテンやマットなどに少量吹きかけて使用します。

【アロマスプレーの作り方】

  • 無水エタノール…10ml
  • 精製水…20ml
  • お好みのエッセンシャルオイル…6滴~12滴

(※30mlに対して1%の割合で配合するなら約6滴、2%は約12滴です)

ハンカチに垂らして使う

ハンカチにエッセンシャルオイルを数滴垂らして香りを楽しむ方法です。初心者の方でも手軽に始められるのでおすすめです。

室内ではハンカチやティッシュに数滴垂らしてほのかな香りを楽しみます。外出時に持ち歩けばつわりが辛い時に、ハンカチを口に当てて症状の緩和を期待できます。

オイルトリートメントに使う

ホホバオイルなどのキャリアオイルにエッセンシャルオイルを数滴プラスして、肌を保湿したりむくみを緩和する効果を期待する方法です。

妊娠初期は避けて、経過が順調で体調が良ければ妊娠中期から使用できるとされています。

キャリアオイルに追加するエッセンシャルオイルは通常の半分以下で使用します。キャリアオイルに対して1%以下のブレンドでの使用がおすすめです。

妊娠中はホルモンバランスが変化して肌が敏感になっています。念のため、パッチテストを行い肌の状態を確認してから使用するのがおすすめです。

主成分のオイルは天然の植物オイルがおすすめです。キャリアオイルとも呼ばれ、エッセンシャルオイルを体に運ぶ(キャリーする)役目があります。

キャリアオイルは妊娠中いつでも利用できるほど安全なものです。キャリアオイルだけでも効果を発揮してくれるので、アロマを追加しなくても使えます。

【おすすめのキャリアオイル】

名称 特徴 効果
スイートアーモンドオイル アーモンドから採れるオイル。ビタミン類が豊富 肌の保湿、抗炎症作用、皮膚炎の緩和、皮膚軟化作用
ホホバオイル 「命の植物」とも言われる植物のオイル。肌に馴染みやすい 肌の保湿、ひび割れの緩和、皮膚炎の緩和
マカダミアナッツオイル べたつかず浸透力が高いオイル。栄養も豊富 肌の調子を整える作用、皮膚軟化作用
オリーブオイル 食用ではなく美容用を使用する。サラッとした使用感が特徴 肌の保湿、抗炎症作用、皮膚軟化作用

アロマフットバス

お湯にエッセンシャルオイルをプラスして足湯をしながら香りを楽しむ方法です。エッセンシャルオイルは1〜3滴をキャリアオイルに混ぜてから使います。

40~42℃くらいのお湯に10~15分ほど無理のない程度に足を温めます。ぬるくなったら差し湯をしてかまいません。

足を温めることで末端冷え性の緩和、さらに全身の体温が穏やかに上昇し、体のだるさを緩和したり、むくみ改善にも効果的です。

※お湯に使う時は「乳化」させてから※
エッセンシャルオイルを原液のまま入れてしまうと、お湯と分離してよく混ざらず皮膚に直接触れてしまい、肌トラブルなどの原因になります。

乳化する方法は、小さじ1杯程度のキャリアオイルにエッセンシャルオイルを混ぜるだけです。または、アロマバス専用の乳化剤が販売されています。敏感肌の人には特におすすめです。

アロマバス

エッセンシャルオイルを2〜5滴垂らしたキャリアオイルを湯船に入れ、よく混ぜてから入浴します。38〜40℃のぬるめのお湯で10分程度の入浴にしましょう。

香りだけでなく、皮膚から体に浸透していき効果を発揮します。肌に合わない場合は使用を中止してください。

肌に触れずに入浴中に香りを楽しむ場合は、受け皿にエッセンシャルオイルを数滴垂らして、バスルームの隅に置けば香りだけ楽しむことができます。

悩みに合わせたアロマブレンドレシピと効果的な使い方

妊婦さんにもおすすめなエッセンシャルオイルとその使い方をご紹介しましたが、具体的にはどのように使用すればいいのか、悩み別にまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

▼妊婦の悩み別おすすめアロマについてはコチラも参考にしてみて!

おすすめレシピ1.つわりの緩和

つわりを緩和したい時は、気軽に香りを楽しめるようにアロマスプレーにしておくのがおすすめです。

症状がツラいと感じた時に、ハンカチにシュッと吹きかけるだけなので手軽で便利です。100円ショップで購入できる小さなスプレーに入れてバッグに常備しておくと安心ですね。

【つわり用アロマスプレーレシピ】

  • 無水エタノール…10ml
  • 精製水…20ml
  • ベルガモット3滴
  • レモン4滴滴
  • グレープフルーツ5滴

(濃度2%の割合になっています。刺激が強い時は1%の割合で使用してください)

おすすめレシピ2.マタニティブルーの解消

ストレスを緩和し、気持ちを落ち着かせたい時にはアロマポットやディフューザーで
アロマテラピーを楽しむのがおすすめです。

心地良い香りを感じながらゆっくり新呼吸をしてみましょう。ヒーリング音楽を流しながら静かに瞑想をすると、よりリラックスできます。

【アロマブレンドレシピ】

  • ネロリ1滴
  • ベルガモット1滴
  • グレープフルーツ2滴

おすすめレシピ3.妊娠線の予防

爽やかで気分が明るくなる香りです。キャリアオイルをたっぷり使ってオイルトリートメントをします。

妊娠線はお腹回りの他、太ももや腰付近にもできやすいので、たっぷり保湿をしましょう。

【アロマブレンド】

  • ホホバオイル 約大さじ2杯
  • グレープフルーツ1~4滴
  • ネロリ1~4滴
エッセンシャルオイルを直接肌に塗るのは、万が一のトラブル回避にも体調が落ち着いている妊娠後期に用いると安心です。

おすすめレシピ4.むくみの緩和

冷えとむくみを緩和するアロマフットバスを楽しんでみましょう。フットバスで血行促進させ、むくみを緩和するアロマで溜まった老廃物を流します。

お湯は熱すぎず心地良い温度で40~42℃がおすすめです。熱いなと感じたら無理をせずにあがりましょう。

【アロマブレンド】

  • ジンジャー1滴
  • グレープフルーツ1~2滴
  • レモン1~2滴

上記の3種類をホホバオイルで乳化してからお湯に入れてください。(乳化剤を使ってもOK)

妊娠中のアロマは使い方いろいろ!

アロマテラピーは目的に合わせてエッセンシャルオイルをブレンドしたり利用法を工夫することで、さらに効果を期待できます。

妊娠中のアロマテラピーは、芳香浴なら妊娠初期から利用できますが、オイルトリートメントやアロマバスなど直接肌につける行為は安定期に入ってから少しずつ試してみましょう。

使用禁忌なオイルもあるので、気を付けましょう。

妊娠の経過を観察しながら上手にアロマを取り入れて、悩みを溜め込まないようにしたいですね。

▼妊娠中に禁忌のアロマについてはコチラも参考にしてみて!

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