国際結婚で生まれた赤ちゃんとはどんな言葉で話し合えばいい?

コメントを見る1
2015/06/19

shutterstock_249291388

国際結婚して日本に暮らしている、というご家庭がずいぶんと増えた気がします。私の子供たちの同級生にも、学年に一人から二人ほどは国際結婚のカップルから生まれたお子さんがいます。

肌の色が違うとか、名前がカタカナだったりするとすぐに国際結婚だとわかるのですが、アジア人の方との国際結婚ではすぐに気がつかないこともあります。

国際結婚のカップルの間に赤ちゃんが生まれた場合、育てる国が日本ならば日本語ベースになると思うのですが、日本語だけで話しかけて育ててもいいのか、実際のところはどうなのでしょうか。

国際結婚カップルの子育て事情

赤ちゃんは産まれたときから英語と日本語が話せる、というわけではありません。日本人カップルの子供で、英語と日本語を使って話しかけるとバイリンガルになる可能性がありますが、日本語だけだと当然日本語しかわかりません。

国際結婚をしたカップルの場合も同様で、日本語だけで話しかけたら日本語しかわからなくなります。赤ちゃんが自然にバイリンガルに育つことはなく、必ずパパかママなどの親族が二ヶ国語で話しかけているのです。

日本語をメインに話かけると…

日本で生活していくのでしたら、当然周りの会話は全て日本語中心です。日本語がわからないと、いくら子供でも戸惑うことになると思います。

ですから、国際結婚の場合でも赤ちゃんには母国語になるであろう日本語をメインにして話しかけていくのがスムーズではないでしょうか。

英語は使わないと当然聞いたり話したりは出来ません。日本語しか話さなければ、当然英語などの外国語を話せない子供になってしまいます。

インターナショナルな将来を見据えて考えてみて

いずれ外国へ移住するかもしれませんし、今後のことがわからないという前提ならば出来るだけ英語などの外国語の比率をあげることがポイントになります。

今以上に国際社会になるかもしれない日本を見据えたら、日本語だけで終わらせるのは確かに勿体ないことですよね。

日本語だけで育つケースも

国際結婚のカップルは二ヶ国語話せるのが当たり前かと思ったら、どうやらそうではないケースもあるようです。

日本に長い期間滞在している外国籍の方の中には日本語がぺらぺらの方もいて、全て日本語で会話が成立してしまうカップルだと、国際結婚なのに日本語のみで育つことが良くあります。

私の知人にママが日本人で英語がほとんど話せない方がいるのですが、家庭の会話でも当然日本語だけ。なのでせっかく英語に触れるいい環境を壊してしまい、お子さんを英語の塾に通わせていると聞きました。

現状は理想と違うもの?

もう一人はママが外国籍でパパが日本人の国際結婚のカップルです。こちらもママが日本語を話すことも書くこともほぼネイティブなみにこなせるので、お子さんはやはり日本語しか話せません。

そして子供達が大きくなり「ママはどうして英語を教えてくれなかったの」と言うそうです。

どうも周りの家庭から見たら国際結婚のご家庭は日本語だけでなく、他の国の言葉も上手に使っているのが当たり前とイメージしてしまうのですが、実際は理想と異なることがわかります。

もちろん日本語だけで話すのが悪いのではありません。メリットとデメリットがある、というのは当たり前でしょう。

英語などの外国語を織り交ぜてみた場合は?

英語と日本語で話しかけをすると、確かに両方の言語を覚えてくれると思います。ただし、日本語というのは英語と比べて難しい言語です。もしかするとより簡単に話せる英語をメインに使ってしまう、という事態が起きるかもしれません。

このような混乱を避けるためには、メインに使う言語(日本で暮らすのでしたら日本語)を中心にし、英語などは短めに使うことが大事です。ある程度母国語が確立するまでは、しっかりと母国語8割、他の言語2割という決め方をしたほうがいいでしょう。

英語を学ばせるならば継続して

私のような日本語をベースに、最低限の英語をと考えている方でしたら、基本は日本語、不定期に英語などで話しかけることがポイントになります。少しでも、定期的に続けることは大切です。

私は大人になってから英会話を習い始めてなんとか最低限のコミュニケーションは出来るようになりましたが、周りの英会話経験者に言わせると英語は使わなくなると忘れてしまうものだとか。

確かに単語を忘れたりして、言葉が出なくなる経験はよくあるのでわかります。ですから忘れないように継続することが絶対に必要なのです。幼児期だけで終わらせないようにしましょう。

ある程度の基礎がしっかりとついたのならば、時々海外へ出かけたり、英語を使う場所に出向いたりして、実践させることも大切だと思います。

外国語のみでの話し合いのメリットとデメリット

外国語だけで話し合う、というケースはそう多くはないと思います。でも万が一、日本語を使わないで外国語だけで話そうと思っている方に、メリットとデメリットをお伝えします。

メリットは「将来外国に行くというハードルが低くなる」という点です。外国語が話せたらその国の大学などで学びたいという気持ちも日本語だけ話す人より高くなるでしょう。

逆にデメリットは「日本語が上達しない可能性がある」点です。

日本で暮らすのでしたら、生活のベースになっている場所の母国語(日本語)がわからないとそれだけで大きなマイナスポイントで苦労もするでしょう。子供はインターナショナルスクールにしか通えなくなるかもしれません。

その場合には経済的な問題も浮上します。日本語の言い回しと異なる点もあり、ストレートに伝えて嫌われることもあると思います。

日本の生活を普通に送りたいと考えているのでしたら、親ではない誰かが子供に対して日本語を使って話しかけることは大切だと思います。

自分のビジョンを確認する

一番大切なのは我が子にどんな子供になって欲しいのか、そこを明確にして子育てすることだと思います。

乳児のうちにあまり日本語以外の言葉を使っていなくてもまだ間に合います。子供の吸収力は素晴らしいので、多少出遅れてもカバー出来ます。

まずはパートナーと具体的な子育てについて語ってみましょう。

みんなのコメント
  • 無記名さんさん

    あまりにも主観的な記事では?

あなたの一言もどうぞ


マーチについて

MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪

マーチの人気記事だよ

まだデータがありません。