熊本で安産祈願お守りをゲット!ご利益があると評判の神社とお寺
熊本県には、県内はもちろん近隣から多くの参詣者が訪れる安産祈願所がいろいろあります。オススメの神社やお寺を調べてみました。
浮島神社
浮島神社は、その名の通り浮島の上に建っているように見える不思議な神社です。古くから安産祈願にご利益があると信仰されてきました。
水の神社、浮島さん
浮島神社は上益城郡嘉島町にある神社です。正式な名前は「浮島熊野坐神社」と書き、「うきしまくまのますじんじゃ」と読みます。
地元の人々には浮島さんと呼ばれており、広大な池のある不思議な神社として親しまれてきました。
浮島神社が創建されたのは平安時代、今から千年以上前のことです。ここは昔、水気の多い湿地帯で穀物がうまく育ちませんでした。
そこでこの地を治めていた井王氏は、毎日熊野坐神社に祈りを捧げました。するとある日夢枕に熊野の神が現れて、屋敷の北側を掘るようにとのお告げがありました。
その言葉通りに掘ってみると、湿地帯の水がみるみるうちに集まって大きな池ができました。湿地帯は開墾することができ、やがて五穀が実るようになりました。
さらに兜石と呼ばれる金色の大岩が池に現れます。そこで井王氏は兜石をご神体として祀り、みずから神主となって神社を創建しました。
これが浮島神社のはじまりです。浮島神社は今でも創建当時の井王氏が神主を継いでおり、現在は41代目になるそうです。
浮島神社の神池には、浮島が3つ浮かんでいます。この池の水は豊かに湧き出る湧水になっており、全国名水百選に選ばれた水としても有名です。
浮島神社の3つの島は、「三」から「産」に通じるとして、古くから安産祈願にご利益があるとされてきました。
神社の祭神は日本最初の夫婦神として知られるイザナギとイザナミです。イザナギとイザナミは「産霊」(むすび)といって、神様をたくさん生み出しました。
むすびは産業の発展や、恋愛など人と人とのさまざまな縁をむすぶことにつながります。そこで縁結びでも人気のある神社です。
また、境内にある末社には赤女稲荷が祀られています。「女」という字が使われていますが、女性の守り神として安産にもご利益があるようですよ。
浮島神社の安産祈願
浮島神社では安産祈願を予約制で受け付けています。県内の安産祈願所として人気が高く、雑誌などでも紹介されている有名なお社です。
戌の日で土日祝日に重なる日などは特に多くの参詣者が訪れるため、予約なしでも祈祷をしてもらえます。平日は予約しておいた方がよいですね。
電話・ファックスのほか、公式サイトからメールで問い合わせることも可能です。急ぎの際は電話がオススメです。
安産祈願は午前8時から午後4時まで受け付けています。仕事の都合など、どうしても時間外に祈祷を受けたい場合は、要相談で対応してもらえますよ。
安産祈願を受ける際は、手持ちの腹帯を持参しましょう。一緒に祈祷してもらえます。コルセットタイプやガードルでも大丈夫です。
祈祷料はお気持ちで構わないとのことです。一般的には5千円から1万円ほどが相場と言えるでしょう。
安産祈願の祈祷料は奉納品です。神前や仏前にそのまま奉納されます。神社の場合もお寺の場合も現金で支払うのではなく、必ず紅白ののし袋に入れて納めましょう。
のし袋の表書きは、神社の場合「玉串料」「初穂料」、お寺の場合は「祈祷料」「祈願料」とし、妊婦さんの名前を書きましょう。
腹帯を持参する場合は、新品なら包装から出して風呂敷に包んで預けます。使用済みのものは受け付けない神社もあるので、あらかじめ訊いておきましょう。
2人目、3人目の出産で使用済みの腹帯をお祓いしてもらう場合は、洗濯するなどして清潔にしたものを風呂敷に包み、社務所で受け付けの際に預けると良いでしょう。
浮島神社はお守りも有名な神社です。特に運気があがる「うき守り」は、合格や実績、釣果などさまざまな「運」がアップするとして注目されています。
もちろん安産祈願のお守りも人気があります。遠方に住んでいる方や体調不良でお参りできない方は、郵送も受け付けていますよ。
公式サイト:http://www.ukishimajinja.com/index.html
所在地:上益城郡嘉島町井寺2828
電話番号:096-237-1437
Google map:https://goo.gl/maps/DlKUe
粟嶋神社
粟嶋神社は、旅の僧侶の不思議な伝説から生まれた神社です。安産スポットとして知られる日本一の鳥居があります。
粟嶋大明神を祀る神社
粟嶋神社は、宇土市にある神社です。古くから女性の守り神として親しまれ、信仰されてきました。
粟嶋神社は江戸時代初期に創建されました。この地に昔、老夫婦が住んでいました。旅の僧侶に一夜の宿を頼まれ、快く応じます。
その夜、老妻の夢枕に粟嶋大明神と名乗る神が現れました。その翌日、僧侶はふたたび旅立っていきましたが、彼が泊まった部屋に神像が置かれていました。
老夫婦はあわてて追いかけましたが旅の僧侶は見当たらず、ふたりはそのまま粟嶋大明神として神像を祀りました。それが粟嶋神社のはじまりです。
江戸時代初期に神社として誕生した粟嶋神社は、江戸時代後期にはいってから社殿が建立されます。今の神社は戦後建てなおされたものです。
「あわしま」という名の付く神社は全国各地にあります。「粟嶋」という漢字だけでなく、「淡島」という漢字をあてる神社もあります。
あわしまは、神様を指していると言われます。一説にはスクナヒコナという神様、一説にはイザナギとイザナミの第二子という説、また住吉明神という神の妻という説もあります。
いずれも船に乗って海を漂った神様という共通点があります。そしてスクナヒコナと住吉明神の妻には、「病」という共通点があります。
スクナヒコナは小さな神様ですが、知恵に優れ医薬に秀でていました。オオクニヌシが国造りを行ったとき、パートナーとして力を尽くし、日本のいしずえを築きます。
住吉明神の妃だった淡島神は、婦人病になってしまったため夫から追放され、海に流されます。彼女は自分の運命を嘆きました。
そこで、世の女性を婦人病から救うという誓いを立てます。淡島神を祀る神社は今でも、女性の守り神として信仰されています。
宇土市にある粟嶋神社の祭神とされる粟嶋大明神は、スクナヒコナです。医薬の知識に優れていたこともあり、病気平癒や無病息災にご利益があると言われています。
特に注目したいのが、江戸時代後期に建てられた「日本一小さなミニ鳥居」です。くぐると腰が延びるため、腰延べ鳥居とも呼ばれています。
この鳥居は無病息災を願ってくぐると病気が治ると言われている有名なパワースポットです。特に婦人病や安産に霊験あらたかだそうですよ。
とはいえ、鳥居は30センチ四方というとても狭いものです。妊婦さんは無理をしないようにしてくださいね。
安産や婦人病平癒のほかにも、子授けや良縁成就、厄除けや災難避けなどさまざまなご利益があるそうですよ。
また、最近はえんぴつを模した合格鳥居も設置されています。くぐると合格祈願にご利益があるそうで、学生さんたちの人気スポットになっています。
粟嶋神社の安産祈願
粟嶋神社では、毎日安産祈願を受け付けています。安産祈願の受付時間は午前8時から午後4時までです。
昇殿祈祷を希望する場合は、あらかじめ申し込んでおくと良いでしょう。公式サイトから専用フォームが利用できます。急ぎの際は電話連絡を入れておきましょう。
安産祈願は戌の日でなくても構いません。どうしても気になるけれど戌の日に参詣できない場合は、事前に祈祷を受け、戌の日に帯を巻きはじまると良いですね。
粟嶋神社では安産祈願を受けると霊験あらたかなお守りや腹帯を授与してもらえます。さらしの岩田帯をはじめ、腹巻タイプなどから選べますよ。
安産祈願の祈祷料は5千円からになります。体調が悪い場合や遠方に住んでいる場合は、代参でも大丈夫です。
公式サイト:
http://www.awashima.or.jp/awashima/awashima.htm
所在地:宇土市新開町557
電話番号:0964-22-1197
Google map:https://goo.gl/maps/0PMa4
加藤神社
加藤神社は、「せいしょこさん」こと加藤清正公を祀る、熊本や熊本城の歴史を肌で感じることができるお社です。
加藤清正公の神社
加藤神社は熊本市にある神社です。熊本城内に位置する神社で、熊本のいしずえを築いた加藤清正公を祀っています。
加藤清正は、豊臣秀吉の七本槍のひとりで、秀吉を立身出世前から支えたと言われている猛将です。
秀吉亡き後も徳川家の家臣となって大いに活躍し、ついには肥後国の藩主となりました。築城の名手でもあり、日本三名城に数えられる熊本城を築城したことでも知られています。
さらに城下町を整備したり、開墾や灌漑などその後の熊本の発展の基礎をつくった名君でもありました。
残念ながら加藤家は二代目にして改易の憂き目にあい、出羽へと国替えになってしまいます。熊本は細川氏の国となりました。
それでも加藤清正がのこした功績は今でも高く評価されており、「清正公」をあらわす「せいしょこさん」と呼ばれ親しまれています。
加藤神社は清正が亡くなったのち、廟が建てられたのがはじまりとされています。今の場所である熊本城内に社殿が建てられたのは、明治時代に入ってからのことです。
まだ比較的新しい神社ではありますが、熊本市内では大変人気の高い神社のひとつです。例年初詣にはたくさんの参拝客が訪れています。
加藤神社の安産祈願
加藤神社ではさまざまな人生儀礼に関する祈願祈祷を受け付けています。もちろん安産祈願で訪れる人も少なくありません。
安産祈願を受ける際は、せいしょこまつりなど祭礼と重なることで受付時間や待ち時間に変動が出るため、あらかじめ問い合わせておくと安心です。
例年初詣客が多いため、初詣期間も混み合います。足許に注意して、体調や天候と相談して参詣しましょう。
加藤神社では安産祈願を受けるとさらしの岩田帯が授与されます。手持ちの腹帯を持参する場合は、事前に問い合わせておくと良いですね。
公式サイト:http://www.kato-jinja.or.jp/
所在地:熊本市中央区本丸2-1
電話番号:096-352-7316
Google map:https://goo.gl/maps/vf9JB
藤崎八旛宮
藤崎八旛宮は、熊本市の八幡様として多くの人々から信仰を集めている神社です。参詣者の多いお社として有名です。
熊本市で人気の神社
藤崎八旛宮は、熊本市にある神社です。「八旛宮」と書いて「はちまんぐう」と読みます。八幡宮と同じ意味です。
熊本市内にある神社の中でも参詣者が多く、特に初詣客は例年たくさん訪れます。人生儀礼で選ぶ人も多いお社です。
藤崎八旛宮が創建されたのは平安時代のことです。10世紀の半ばごろ、藤原純友の乱という海賊の反乱が起こりました。
朝廷は大変悩み、その平定を願って九州に石清水八幡宮から勧請した神社を五か所建てました。藤崎八旛宮もそのひとつとされています。
石清水八幡宮から八幡神を勘定する際、勅使は馬に乗ってやってきました。その時、馬の鞭代わりにしていた石清水八幡宮の藤の枝を地面にさしました。
すると藤が芽吹いて藤が生えました。そこで「藤崎」と名付けられたとされています。その後室町時代の後奈良天皇が勅額を書き、そこに「八旛宮」とあったため、藤崎八旛宮となりました。
鎮座からすでに千年以上経つ、由緒ある神社です。江戸時代に入っても、加藤家、細川家ともあつく信仰しました。
藤崎八旛宮に祀られているのは、「八幡神」と呼ばれる神様です。八幡神を祀る八幡神社は、日本にある無数の神社の中でも最も多いと言われています。
八幡神は武神として信仰され、源氏をはじめ武家社会から支持されたからです。戦勝祈願を行った武将もたくさんいます。
八幡神と呼ばれているのは、太古の天皇とされる応神天皇です。また、応神天皇の父母もともに祀られているケースが多く、藤崎八旛宮も同様です。
藤崎八旛宮では、応神天皇の母である神功皇后を祀っています。神功皇后は応神天皇を妊娠中、臨月の体をおして亡き夫のかわりに三韓征伐を成し遂げました。
腹帯でお腹を守って凱旋し、帰国後安産で応神天皇を出産します。応神天皇も病気ひとつせずにすくすく育ち、優れた天皇となって長寿を保ちました。
そこで神功皇后は安産や子育ての女神、腹帯の始祖とされています。藤崎八旛宮でも安産の女神として信仰されています。
戦前の日本では大変メジャーな女神として知られており、日本初のお札に印刷された女性でもあります。
藤崎八旛宮の安産祈願
藤崎八旛宮では随時安産祈願を受け付けています。受付時間は午前9時から午後5時までとなっています。
初詣期間や七五三期間は大変混み合います。また祭礼がある日も受付時間に変動があります。
安産祈願の場合は、待ち時間が長くなるとママの体力的にもつらいですよね。事前に問い合わせをして参詣しましょう。
手持ちの腹帯を持参したい場合も、問い合わせておくと安心です。安産と腹帯の女神を祀る神社で安産祈願を受けましょう。
公式サイト:http://fujisakigu.or.jp/
所在地:熊本市中央区井川淵町3-1
電話番号:096-343-1543
Google map:https://goo.gl/maps/2z2Xu
代継宮
代継宮は細川氏から信仰されてきた神社です。また歌人を祀り、曲水の宴が行われることでも知られています。そして安産祈願でも人気がありますよ。
世継ぎに通じる神社
代継宮は、熊本市北区にある神社です。大変歴史ある神社で、その名前から安産祈願でも人気の高いお社です。
代継宮と書いて「よつぎぐう」と読みます。創建されたのは平安時代、10世紀半ばごろのことと伝えられています。
この時期に肥後の国司として赴任した紀師信が、茶臼山の南側のふもとに肥後国守護神として神社を建てました。
それが代継宮のはじまりです。その時、神社の敷地の四隅に木を四本植えて、「四木宮」と名付けました。
のちに江戸時代に入り、加藤清正が藩主となって熊本入りした折、熊本城を茶臼山に築く際に現在地に移りました。
その後、肥後熊本藩主は加藤氏から細川氏に代わりました。しかし三代目の熊本藩主となった細川綱利は、6歳ととても幼く、藩は改易の危機に瀕します。
父の遺言や家臣の奔走があり、綱利は無事家督を相続して藩主となり、結局長寿を全うして肥後熊本藩をよく治めました。
綱利は神の加護あっての幸運と考え、四木宮と呼ばれていた守護神社を「代継宮」と改めさせました。
その後も細川家は代々あつく代継宮を信仰し、社殿を建てるなどして保護してきました。千年を超える歴史のある神社です。
祭神は住吉大神です。住吉大神は大阪の住吉大社に祀られている三柱の神様で、航海の神とされています。
住吉大神は、神功皇后が臨月の身で三韓征伐におもむいた際、彼女を大いに助けたと言われています。
かかわりが深いためともに祀られることも多く、代継宮でも住吉大神とともに神功皇后が祀られています。
さらに紀氏の排出した歌人として有名な紀貫之と、細川幽斎として知られる戦国武将、細川藤孝も祭神として祀られています。
現在は天ノ浮橋がある神社として縁結びで人気があります。また、紀貫之と細川幽斎を祀り、曲水の宴が開催されるため注目も集めている神社です。
代継宮の安産祈願
代継宮では随時安産祈願を受け付けています。戌の日が良いとされていますが、戌の日以外でも大丈夫です。
祭礼がある日など受付時間に変動があることもありますし、神職さんが出張祈祷で不在の場合もあります。事前に問い合わせてから出かけましょう。
安産祈願の受付時間は午前9時から午後4時までになります。また境内には子どもの守り神とされる古川神社もありますよ。
公式サイト:http://www.yotsugiguu.jp/
所在地:熊本市北区龍田3-25-1
電話番号:096-339-5466
Google map:https://goo.gl/maps/Xhl2H
乙姫子安河原観音
乙姫子安河原観音は、太古の昔から安産祈願所として大切に守られてきた場所です。今でも子授け・安産のパワースポットとして人気があります。
神秘的な安産スポット
乙姫子安河原観音は、阿蘇市にある安産スポットです。阿蘇山のふもと、山深い場所にあるとても神秘的な場所です。
阿蘇五岳の杵島岳から流れる子安川の中流に位置しています。子安川は現在はほとんど水が流れていないのですが、古くはふたつの巨岩を置く川でした。
その巨岩のひとつを安産、ひとつを子安の守り観音としてあがめてきたのが、乙姫子安河原観音の始まりとされています。
大変古い歴史があるとされており、その起源は神功皇后が応神天皇を妊娠したころまでさかのぼります。
神功皇后の時代、朝廷には武内宿禰という大変長寿の忠臣がいて、何代もの天皇に仕えていました。
神功皇后は妊娠したとわかると、武内宿禰に乙姫子安河原観音がある場所で安産祈願をさせたといわれています。
武内宿禰は夫を亡くし、臨月の体で三韓征伐に向かった神功皇后をよく助け、凱旋してからは出産、育児をサポートしました。
赤ちゃんの頃の応神天皇を抱いた武内宿禰の図は、昔から子どもを守る縁起物として知られています。応神天皇の御代にあっても、武内宿禰は忠臣として仕え続けました。
子安河原観音は、安産の女神である神功皇后と子どもの守り神である武内宿禰にゆかりの安産祈願所です。1500年の歴史があると言われているのです。
子安河原観音を参詣すると、かつて川底だった河原におりることができます。ここには、女性の体の形にならんだ不思議な岩があります。
この女体岩が、子安河原観音のご神体です。参詣するまでは足元が険しい場所もあるので、妊婦さんは気を付けてくださいね。
子授けで訪れる人も多く、お守りや頂いていく小石の色で男女の産み分けもできるといわれています。
年間3~4万人もの参詣者が、子授けや安産を祈りに訪れます。パワースポットとしても人気の高い、不思議な力に満ちた場所です。
公式サイト:
http://www.aso.ne.jp/~koyasugawara/
所在地:阿蘇市乙姫2120
電話番号:096-732-0672
Google map:https://goo.gl/maps/1erV1
相良寺
相良寺は、不思議な植物の伝説が残るお寺です。千手観音とアイラトビカズラが迎えてくれる、知る人ぞ知るパワースポットです。
不思議な花の咲くお寺
相良寺は、山鹿市菊鹿町にある天台宗のお寺です。相良寺と書いて「あいらじ」と読みます。歴史ある古いお寺です。
天台宗の開祖である最澄みずから開山したと言われる由緒あるお寺で、1200年の歴史を持っています。現在のご住職はなんと91代目にあたるそうです。
相良寺のご本尊は千手観音像です。非常に立派な座像で、木造の座像千手観音としては日本最大級と言われているそうですよ。
また、相良寺には「アイラトビカズラ」という植物が生えています。大きな藤のような花が咲くつる植物で、熱帯地方に生息しています。
しかし、日本ではここ相良寺にしか生えていません。たった1本しかない植物で、しかも樹齢千年とされる古木です。
国の特別天然記念物にも指定されているのですが、アイラトビカズラは相良寺の不思議な伝説にも登場します。
源平合戦のとき、戦火がせまってお寺も消失してしまいました。しかしご本尊の千手観音像は、アイラトビカズラに飛び移って難を逃れたと言われています。
また、千手観音像がアイラトビカズラに姿を変えて火事から逃れたと言う伝説もあります。ツルが伸びて攻めてきた武将にからみつき、討ち取ったという伝説も残っているのです。
そこで、今でも本堂に安置されている千手観音はこのとき討ち取ったという武将の生首をぶらさげています。
そんな不思議な伝説から、相良寺とアイラトビカズラはパワースポットとして古くから信仰されてきました。
また、もうひとつ相良寺には子授け、安産の祈願所としての伝説が残っています。10世紀前半に皇位についていた朱雀天皇の皇后は、お産で大変苦労をした人でした。
そこで勅使がこのお寺にやってきて、子安祈願を行いました。すると霊験があり、無事に皇子が生まれたと言われています。
それから、子授け安産の祈願所として信仰されるようになりました。今でも多くの人々が安産祈願に訪れます。
相良寺の安産祈願
相良寺は安産祈願所、子授け祈願所として大変有名なため、県内はもちろん遠くからもたくさん参詣者がやってきます。
3月には春季大祭も行われ、多くの人でにぎわいます。安産祈願に訪れる際は、事前に電話で確認してから参詣すると良いでしょう。
サイト(熊本県観光サイト):
http://kumanago.jp/benri/terakoya/?mode=120&pre_page=6
所在地:山鹿市菊鹿町相良370
電話番号:0968-48-9144
Google map:https://goo.gl/maps/pHB91
北岡神社
北岡神社は、京都の祇園八坂神社の流れをくむ由緒ある神社です。熊本市の歴史とともに歩んできた歴史あるお社です。
熊本市屈指の古社
北岡神社は熊本市西区にある神社です。熊本市内では指折りの歴史ある神社で、創建は934年と伝えられています。
その当時の肥後国司によって、賊の反乱や疫病流行を鎮静するために建てられました。京都の祇園にある八坂神社から勧請された神社です。
八坂神社の分霊社ということで、昔は祇園宮と呼ばれていました。勅願所として建てられた由緒正しい神社で、勅使も訪れていました。
代々皇室からも信仰されており、神額も皇族から下賜されたものです。何度か火災に遭うなどしましたが、そのたびに再建されました。
戦国時代には一度荒廃してしまいましたが、加藤清正によって再興されます。そののちは細川氏からも手厚く保護されて今に至ります。
北岡神社の祭神は、スサノオノミコトとその妻であるクシナダヒメです。スサノオとクシナダヒメは、ヤマタノオロチ退治神話で結ばれました。
スサノオノミコトは乱暴者として姉であるアマテラスを手こずらせましたが、そののちは災厄や疫病を祓い、豊かな国造りを助けたとされています。
厄除けの霊験あらたかな夫婦の神を祀る神社として、北岡神社は縁結びや夫婦円満、安産祈願のパワースポットとして信仰されています。
境内には厄除けの夫婦楠というご神木が祀られています。非常に大きな夫婦楠で、仲良く並んで立ち、注連縄で結ばれています。
この夫婦楠の間をくぐって参拝すると、厄除けだけでなく縁結びや夫婦円満といったご利益があるそうです。創建から千年を越える古社として、今でも多くの人々が参詣に訪れます。
北岡神社の安産祈願
北岡神社では随時安産祈願を受け付けています。祭礼がある日や初詣・七五三シーズン中は混み合うため、事前に問い合わせておくと良いでしょう。
安産祈願を受ける場合は、手持ちの腹帯を持参すればお祓いをしてもらえます。また身に着けて祈祷を受けても大丈夫です。神社でも腹帯を授与しています。
公式サイト:
http://www.kitaoka-jinja.or.jp/index.php
所在地:熊本市西区春日1-8-16
電話番号:096-352-2867
Google map:https://goo.gl/maps/PQdIC
疋野神社
熊本県内に四か所あるとされる古い社のひとつに数えられる疋野神社。長者のサクセスストーリーでも知られています。
二千年の歴史を持つ神社
疋野神社は、玉名市にある神社です。創建は太古の天皇、景行天皇の時代と言われ、なんと二千年の歴史があると伝えられています。
平安時代の記録である『延喜式神名帳』にも登場する神社で、肥後国四座と呼ばれるもっとも古い神社の一に数えられています。
そのため、熊本県内最古の神社のひとつとされています。一度衰退してしまいましたが、江戸時代に入って熊本藩主によって再興され信仰されてきました。
この地域には疋野長者という不思議な伝説が残されています。都に住む美しい姫君が、何度も「肥後の疋野に住む炭焼き小五郎と夫婦になれ」という霊夢を見ます。
姫は夢のお告げのままに、お金も知らないほど貧しい小五郎のもとに嫁ぎました。その後姫に金というものを教えられ、山の中にたくさん金塊があることに気付き、長者となりました
この伝説は玉名温泉発見のお話としても知られており、疋野長者ゆかりの土地にある疋野神社は縁結びや開運招福の神としても人気があります。
疋野神社では随時安産祈願を受け付けています。昇殿祈祷を希望する場合は、事前に電話で予約をしてから参詣してくださいね。
公式サイト:http://www.hikino-jinja.jp/#12
所在地:玉名市立願寺457
電話番号:0968-72-2917
Google map:https://goo.gl/maps/prPfh
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