帯解寺に聖林寺…歴史と伝統で人気!奈良で安産祈願できる神社とお寺

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2015/11/30

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奈良県の安産祈願といえば帯解寺が有名ですよね。でも、実は奈良県には安産祈願できる神社やお寺はまだまだたくさんあるのです。

悠久の歴史を誇る神社仏閣で、是非安産祈願を受けてみましょう。


「帯解寺」皇室ゆかりのお寺です

帯解寺は奈良市にあるお寺です。創建は平安時代、西暦858年とされています。大変古い歴史を持つ、由緒正しいお寺です。

帯解寺の山号は子安山で、その名の通り子授け・安産祈願で大変有名なお寺です。その理由は、お寺の創建にまでさかのぼります。

この寺は、創建年よりも古くから存在していました。もともとは弘法大師空海の師匠によって建てられた御坊だったそうです。

その後、文徳天皇の時代になって、皇后となった藤原明子がなかなか懐妊しなかったため、この寺で子授けの祈願を受けました。

すると見事に懐妊することができました。さらに安産祈願を受けたところ、無事にのちの清和天皇が生まれました。

そこで、文徳天皇の勅願で伽藍が建てられ、帯解寺という名がつけられました。それより、子授け安産のお寺として大変よく知られるようになったのです。

帯解寺のご本尊は、子安地蔵菩薩と呼ばれるお地蔵様です。弘法大師の作とも伝えられています。

日本最古の子授け・安産を祈願する仏像とも言われています。腹帯をしているような意匠で、腹帯地蔵とも呼ばれています。

帯解寺は歴史が大変古いこともあり、勅願で創建された安産寺ということもあって、多くの人々が安産祈願に訪れています。

江戸時代、二代将軍徳川秀忠の正室で、お市の方の娘として知られるお江も、帯解寺で安産祈願を受けました。お江は千姫や家光など多くの子を授かっています。

また、三代将軍家光は、世継ぎが生まれず困っていました。そこで側室が帯解寺で子授け祈願を受けました。

すると側室は懐妊。無事安産で赤ちゃんを産みました。この子は成長し、四代将軍家綱になりました。

家綱が生まれた折いろいろな瑞祥があったため、家光は世継ぎ誕生を大変喜び帯解寺に多くの寄進をしました。

天皇の勅願寺ということで皇室の人々の訪れも多い寺です。現代に至っても、美智子皇后や雅子皇太子妃も帯解寺で安産祈願を受けました。

秋篠宮や三笠宮、高円宮家でも、安産祈願を帯解寺で受けています。皇室の信仰あついお寺として、大変有名です。

帯解寺の安産祈願

帯解寺では、毎日安産祈願を受け付けています。午前8時半から午後4時半までの受付で、安産祈願に関しては予約は必要ありません。

一度安産祈願を受けると、出産予定の月まで祈祷をしてくれます。また腹帯の祈祷も可能です。持参した腹帯に朱印を捺してもらうこともできます。

朱印は、持参の腹帯2本までなら無料で授与してもらえます。3本目から300円になります。また、帯解寺でも腹帯を授けています。腹帯はお寺のオリジナルと犬印本舗の腹帯があり、お寺オリジナル腹帯も昔ながらのさらしの岩田帯のほか、ベルトで装着するコルセットタイプもあります。

さらしの岩田帯は2千円、コルセットは4200円です。犬印本舗の腹帯は大変豊富な種類を取り扱っています。お寺の公式サイトにも一覧表が掲載されています。

祈祷料は、お堂での祈祷とお札、御守りがセットになって1万円です。腹帯の授与を希望する場合は、別途になります。

安産祈願は必ず戌の日に受けなければいけないものではありません。体調・都合のよい日に安産祈願を受け、腹帯を戌の日に巻き始めるとよいでしょう。

帯解寺は子授けの求子祈願や子育祈願、初参りや七五三でも人気があります。混みあって待ち時間が長くなるケースもあるので、不安な際は事前に問い合わせをしておきましょう。

帯解寺
公式サイト:http://www.obitokedera.or.jp/
所在地:奈良市今市町734
電話番号:0742-61-3861
Google map:https://goo.gl/maps/B1ci8

「春日大社」神功皇后が安産を祈願したとされる神社で世界遺産です

奈良県を代表する神社といえば、春日大社ですね。春日大社は奈良市の中心部にほど近い場所に広がる、奈良公園の中にあります。

春日大社は、奈良公園に位置する大仏でおなじみの東大寺や正倉院、薬師寺・唐招提寺・興福寺などと並んで、「古都奈良の文化財」として世界文化遺産に指定されています。

奈良公園の南部に位置し、広大な境内を有しています。観光客も多く訪れる人気スポットで、修学旅行で行ったという方も少なくないのではないでしょうか。

春日大社は、平安貴族の雄として知られる藤原氏と大変ゆかりの深い神社です。平城京に遷都された710年に創建されました。

当時の藤原氏の長だった藤原不比等が、藤原氏の氏神として鹿島神を祀ったことが始まりとされています。

藤原氏は奈良時代を経て、平安時代にかけて隆盛を誇りました。それにともない、氏神である春日大社も栄えます。

葵祭や石清水八幡宮の祭りと並び、春日大社の例祭である春日祭も三勅祭のひとつに数えられています。

全国に点在する春日神社の総本社でもあります。祭神は春日神と呼ばれる藤原氏の氏神で、鹿島神・タケミカヅチ、香取神・フツヌシなどの総称です。

また、春日大社・奈良公園と言えば「鹿」ですよね。奈良公園にたくさんの鹿がいるのは、春日大社に理由があるのです。

春日大社の春日神の一柱、タケミカヅチは白い鹿に乗ってきたという伝説があるそうです。そこで、春日大社の神使は、鹿なのです。

春日大社では本殿が四つ並んで建っています。拝殿はなく、本殿に入ることは通常できません。特別拝観した時だけ、中門前で参拝することが可能です。

また、同じく奈良公園内にあり、阿修羅像で有名な興福寺とは、とても深い縁があります。春日大社が藤原氏の氏神、興福寺は氏寺にあたります。

春日大社は日本でも指折りの格式高い大神宮で、多くの人が参詣に訪れます。本殿は回廊で囲まれた一角にありますが、境内には若宮神社をはじめたくさんのお社が建っています。

中でも最近注目されているのが夫婦大國社です。こちらでは水に浸すと読める不思議な水占いが人気で、縁結びや夫婦円満にご利益があるそうですよ。

春日大社の安産祈願

春日大社では、年間通して安産祈願を午前9時から午後4時まで受け付けています。予約は必要ありません。

ただし、春日大社ではさまざまな神事や祭礼がおこなわれます。また結婚式も行われる神社です。時期によっては土日祝日、観光客で混みあうことも少なくありません。

特にお正月の初詣期間は人出が多くなります。祈祷を受けられない日や長時間待つこともあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。

春日神の一柱、鹿島神を祀る総本宮の鹿島神宮は、神功皇后が安産を祈願したとされる神社です。さらに腹帯を授与されたという伝説が残っています。ご利益がありそうですね。

春日大社では安産祈願の祈祷料は5千円からになります。境内には万葉植物園や喫茶もあり、見どころ満載の神社です。

春日大社
公式サイト:http://www.kasugataisha.or.jp/
所在地:奈良市春日野町160
電話番号:0742-22-7788
Google map:https://goo.gl/maps/BiSMy

「法華寺」門跡尼寺として建てられたお寺です

法華寺は、奈良市にある古刹です。平城京のすぐ東に位置するお寺で、大変古い歴史を持つ、由緒正しいお寺のひとつです。

法華寺が創建されたのは奈良時代のことです。かの聖武天皇の妃、光明皇后が建てたお寺です。

その当時、全国に国分寺・国分尼寺が建てられました。全国の国分寺の頂点に立っていたのが東大寺で、全国の国分尼寺の頂点にたつのが法華寺です。

本来の名前は法華滅罪之寺といいました。実はこの地は藤原不比等の邸宅があった場所で、娘である光明皇后が相続し、宮殿となりました。

その後、門跡尼寺となります。門跡寺とは、皇族や格の高い貴族などが住職として入る、格式高いお寺のことです。

光明皇后は皇族以外から皇后になった初めての女性で、歴史の教科書でもおなじみの人物ですね。

仏教に深く帰依し、また施薬院や悲田院といった、福祉事業も積極的に行ったと言われています。さらにからふろと呼ばれる浴室を法華寺の中につくり、衆生の垢を流しました。

からふろは、今でも法華寺の中に再建されて残っています。現在は、外観のみ公開され、見学できますよ。

法華寺の本尊は、光明皇后の姿を写したと言われる十一面観音像です。蓮の花の上を歩んでいる優美な仏様で、年に2期のみ開帳されます。

法華寺の安産祈願

法華寺は、安産祈願でも人気のお寺です。法華寺では午前9時に開門し、午後5時には閉門します。拝観する場合も、4時半までに来寺しましょう。

駐車場も完備されています。お寺を利用する方は、無料で駐車できます。祈祷を受けたい場合は、法要などと重ならないよう、事前に連絡しておくと安心ですね。

法華寺では、犬のお守りが大変有名です。光明皇后から代々の尼僧たちに相伝されてきたと言われる、手びねりの可愛い犬守りです。

今でも、お寺を守る尼僧たちが、ひとつひとつ丁寧に手作りしています。授与は予約が必要ですが、長寿のお守りになるそうですよ。

法華寺
公式サイト:http://www.hokkeji-nara.jp/
所在地:奈良市法華寺町 882
電話番号:0742-33-2261
Google map:https://goo.gl/maps/IMX57

「聖林寺」子安延命地蔵が安産、子授けにご利益があるお寺

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聖林寺は、桜井市にあるお寺です。このお寺も大変歴史が古く、同じ奈良県桜井市にある談山神社と非常に深い縁があります。

談山神社はその昔お寺で、妙楽寺と呼ばれていました。藤原氏の祖とされる中臣鎌足にまつわるお寺です。

聖林寺は、談山神社の前身、妙楽寺の支院のひとつとして創建されました。奈良時代に入ったばかりの頃、712年のことと伝えられています。

聖林寺といえば、フェノロサが認めた美として知られる十一面観音像が有名ですね。三輪山の大御輪寺の本尊でしたが、聖林寺に移されました。

しかし十一面観音像は聖林寺の本尊ではありません。このお寺の本尊は、子安延命地蔵と呼ばれる地蔵尊です。

子安延命地蔵が安置されたのは、江戸時代のことです。このお寺の僧侶のひとり、文春が、女性の安産を願って諸国を行脚しました。

なんと四年以上の歳月を費やして托鉢を行い、造られたのが子安延命地蔵です。そこで、安産・子授けの霊験あるお地蔵様として信仰されてきました。

聖林寺や、その母体であった談山神社・妙楽寺は、今でも神秘的な謎がたくさん残っています。妙楽寺は天台宗のお寺でしたが、聖林寺は真言宗のお寺、という点もそのひとつです。

聖林寺は大変戒律が厳しいお寺で、学問の中心としても栄えました。そこで、霊験あらたかな祈祷の寺として今でも知られています。

聖林寺の安産祈願

聖林寺の安産祈願は予約制です。必ず事前に電話かメールで予約を入れましょう。急ぎの際は電話の方がよいでしょう。

手持ちの腹帯を持参すれば、朱印を捺して祈祷を受けることができます。腹帯は何枚でも大丈夫ですよ。

安産祈願の祈祷料は1万円です。受付時間は午前9時から午後4時半で、年中無休ですが法要などと重なることもあります。予約してから出かけましょう。

聖林寺
公式サイト:http://www.shorinji-temple.jp/
所在地:桜井市下692
電話番号:0744-43-0005
Google map:https://goo.gl/maps/rhm9h

「當麻寺」曼荼羅で有名!女人を救う仏様としても信仰ををあつめている

當麻寺(当麻寺)は、葛城市にあるお寺です。「たいまでら」と読みます。当麻寺も日本の歴史と共に歩んできた大変歴史あるお寺です。

当麻寺は二上山のふもとにあるお寺です。創建は飛鳥時代、推古天皇の時代とされています。この地の豪族葛城市の一族、当麻氏の氏寺だったと言われています。

当麻寺は、「当麻曼荼羅」信仰の本拠地です。当麻曼荼羅は、このお寺にゆかりの深い、中将姫という女性が織り上げた仏教図絵です。

天平時代に生きた中将姫は大変な困難の果てに一千巻の経典を写経し、極楽浄土を夕陽の中に見たと言われています。

その後当麻寺で出家して尼僧となり、蓮の茎からとった糸で、一夜にして極楽浄土の風景を織り上げました。それが当麻曼荼羅です。

一般的な曼荼羅とは異なり、極楽浄土におわす仏様を写し取った変相図と呼ばれるものですが、大変美しく、後年当麻曼荼羅信仰が生まれました。

当麻寺では、この当麻曼荼羅が祀られています。また、中将姫を仏の道に導き、ついに当麻の地で曼荼羅を織らせたという守護仏・十一面観音が有名です。

この十一面観音は「導き観音」と呼ばれています。人生の節目に、道に迷った時に救ってくださる仏様とされています。

また、中将姫の守り本尊ということで、女人を救う仏様としても信仰をあつめています。特に良縁成就や子授け・安産に霊験があるそうですよ。

当麻寺の安産祈願

当麻寺は安産・子授けの導き観音のお寺として、安産祈願で人気があります。当麻寺の拝観時間は、午前9時から午後5時までになります。

安産祈願を受ける時は、基本的に予約制になります。電話などで予約してから出かけましょう。蓮の安産お守りやお札を授与されます。

腹帯は持参すれば祈祷してもらえます。またお寺で腹帯を授与してもらう時は、予約時にあらかじめ伝えておきましょう。

当麻寺の安産祈願は5千円になります。腹帯を授与してもらう場合は、別途料金になります。持参する腹帯は、コルセットタイプやガードルでも大丈夫です。

当麻寺の導き観音は、大変美しい姿で知られています。拝観すると心身が美しくなると言われているそうですよ。見目麗しく清らかな子が産まれるよう、お祈りしたいですね。

當麻寺
公式サイト:http://www.taimadera.org/index.html
所在地:葛城市當麻1263
電話番号:0745-48-2001
Google map:https://goo.gl/maps/5kpBI

「浄願寺」文徳天皇の子授け寺

浄願寺は、葛城市にあるお寺です。当麻寺は二上山の裾野にありますが、浄願寺は同じ金剛山地の山のひとつ、葛城山の裾野に建つお寺です。

葛城山は、その昔修験道の開祖・役行者が修行していたといわれる山で、今でも修験道のメッカとして知られています。

浄願寺が創建されたのは、役行者が活躍していたのとほぼ同時期、奈良時代とされています。かの高僧・行基が開山の祖と伝えられるお寺です。

千二百年を超える歴史を誇るお寺ですが、有名な伝説も残されています。それが平安時代の文徳天皇と、子授け祈願の伝説です。

文徳天皇は跡継ぎに恵まれず、悩んでいました。そこで浄願寺を訪れて祈願したところ、見事子宝に恵まれ、のちの清和天皇が誕生しました。それから、浄願寺は子授けのお寺・子宝の寺として名を馳せるようになりました。

子授けはもちろん、安産祈願も受け付けています。

浄願寺の安産祈願

浄願寺は子授け祈願で大変有名なお寺です。子授け祈願の場合は、一度祈祷をお願いすると三年間、毎日朝晩にご住職が祈祷を行ってくれます。

祈祷の受け付けは午前8時から午後5時までです。基本的にいつでも受け付けていますが、法要がある場合は終日参詣祈祷ができないこともあります。

春分・秋分の日などは祈祷できません。公式サイトに詳しいスケジュール表が掲載されています。また参詣祈祷は予約制です。

日時に余裕がある場合はメールで、余裕が無い場合は電話で予約をした方が確実でしょう。代理祈願も受け付けています。その際は電話・メール・FAXで申込みましょう。

浄願寺で子授け祈願を受けた場合、妊娠したら4ヶ月目に入ったころ、妊娠を報せて子授け祈願のお守りをお返しすると、安産祈願をした祈祷済みのお守りを送ってくれます。

2人目以降の子授け祈願も行っており、人気があります。全国各地から参詣者が訪れる人気のお寺で、庭園も美しく見どころ満載ですよ。

浄願寺
公式サイト:http://www.jouganji.or.jp/%E6%B5%84%E9%A1%98%E5%AF%BA%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/
所在地:葛城市寺口1170
電話番号:0745-69-5601
Google map:https://goo.gl/maps/i69oo

「大神神社」大和国一之宮で、日本最古の神社とされている神社

大神神社は、桜井市三輪にある神社です。「おおみわ」神社と読みます。大神神社はたいへん格式の高い神社で、奈良県内はもちろん、全国でも指折りの名高い神社です。

大和国一之宮で、日本最古の神社とされています。日本では昔山や岩など、自然物を神として祀っていました。

この神社のご神体は、三輪山そのものです。日本古来の信仰の姿を今に伝える、歴史的にも価値の高い神社です。

大神神社には、拝殿はあっても本殿はありません。ご神体が三輪山そのものだからです。鳥居や拝殿を通して、ご神体を拝むようになっています。

三輪山は、草木一本にいたるまで神が宿るとされています。特に杉の木は神聖視されていて、この杉葉を集めて造られた杉の玉が、酒屋の軒先につるされている杉玉の始まりと言われています。

また、太古の昔は岩を磐座(いわくら)と呼んで神聖視し、祀っていました。三輪山にも磐座が点在しています。

三輪山の神は、オオモノヌシと呼ばれる神で、その姿は蛇と言われています。水神・雷神としての力も備えており、農業をはじめとする産業の発展や造酒・医薬・国造りの神とされています。

大変歴史のある神社で、時には国に流行った疫病を祓ったり、時に杜氏の神が酒を醸したりといった神話もたくさん残っています。

さらに大神神社には、因幡の白ウサギ伝説で知られるオオナムチ(オオクニヌシ)、そしてオオクニヌシと協力して国造りに尽力した知恵の神・スクナヒコナも祀られています。

三輪山には、山頂に主祭神であるオオモノヌシの磐座が祀られています。また山の中腹にはオオクニヌシ・スクナヒコナの二柱の神の磐座も祀られています。

大神神社の安産祈願

大神神社では午前9時から午後5時まで安産祈願を受け付けています。拝殿に向かって左側にある、参集殿で祈祷を行います。

予約制ではないので随時祈願を受け付けていますが、お正月の初詣期間中などは祈祷受付時間が変動します。

不安な場合は、電話で事前に確認してから出かけるとよいでしょう。祈祷料は4千円からになり、5千円から木製の中箱札になります。

お正月期間は、全ての祈祷が5千円からになります。また、神楽舞は1万円以上になり、その場合は午後4時までに受け付けを済ませる必要があります。

大神神社では、「卯」が特に大切にされており、ウサギに関するお守りもいろいろ揃っています。特に土鈴はとっても可愛いですよ。

また、三輪山禁足地から出土した子持勾玉という宝物が有名で、子持勾玉を模したお守りも人気があります。根付や腕輪・ペンダントなどもありますよ。

大神神社
公式サイト:http://oomiwa.or.jp/
所在地:桜井市三輪1422
電話番号:0744-42-6633
Google map:https://goo.gl/maps/28crt

「村屋坐弥冨都比売神社」大神神社の別宮で夫婦神の女神が祀られている

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村屋坐弥冨都比売神社は、磯城郡田原本町の神社です。村屋坐弥冨都比売神社と書いて、「むらやにいますみふつひめじんじゃ」と読みます。なかなか難読ですね。

この神社も古い歴史を持っており、その起源は壬申の乱、673年にさかのぼると言われています。大和三道と呼ばれる古道のうち、中つ道の守りとして創建されました。

この神社の祭神は、ミホツヒメという女神です。この女神様は、大神神社に祀られている、オオモノヌシの妃とされています。

そこで、この神社は大神神社の別宮とされており、大変ゆかりの深い神社です。夫婦神の女神を祀る神社ということで、特に縁結びにご利益があると言われています。

今は台風被害で木が少なくなってしまいましたが、大変大きな鎮守の森に囲まれた神社でした。そこで周辺では、森屋の宮、森屋さんと呼ばれて親しまれています。

今でも古代の官道として使用されていた中つ道に面して建っています。飛鳥、奈良の悠久の時代を今に伝える神社です。

村屋坐弥冨都比売神社の安産祈願

村屋坐弥冨都比売神社では、随時安産祈願を受け付けています。初詣時期などは祈祷時間が通常とは異なり、また年間通していろいろな祭事もあるので、問い合わせてから出かけましょう。

安産祈願の祈祷料は5千円からになります。遠方の場合や体調がおもわしくない場合などは、郵送での祈祷も受け付けています。

村屋坐弥冨都比売神社
公式サイト:http://www.murayajinja.com/index0.htm
所在地:磯城郡田原本町蔵堂423
電話番号:0744-32-3308
Google map:https://goo.gl/maps/4sm7H

「生蓮寺」有名な参議小野篁に銘じて地蔵尊を安置したお寺

生蓮寺は、五條市にあるお寺です。その歴史は平安時代初期にまでさかのぼります。当時の嵯峨天皇の皇后が懐妊した折、お産に悩んでいました。

そこで地蔵菩薩に祈願したところ無事皇子が生まれました。そこで安産の報謝をこめて、有名な参議小野篁に銘じて地蔵尊を安置したのが、このお寺の創建と伝えられています。

さらに、弘法大師空海が高野山を開創したとき、生蓮寺に立ち寄って自ら小さな地蔵像を彫刻、本尊の胎内におさめたと言われています。

そのため、生蓮寺の山号は「寄足山」と書いて「よらせ」と読むそうですよ。この伝説から、古来子安安産のお寺として信仰をあつめてきました。

生蓮寺は、他にも晴れ乞い、雨乞い、ぼけ封じでも大変有名なお寺です。高野山の晴れ乞い寺でもあります。ご本尊のお地蔵様は大変大きく、古来歌にも詠われました。

また名前の通り、夏は花蓮が咲き乱れる美しい里山のお寺です。蓮の種は無料で分けてもらえるので、自宅でも植えて咲かせてみましょう。再び種が採れたら、お寺へお返しします。

生蓮寺の安産祈願

生蓮寺では随時祈願を受け付けています。受け付けは午前8時から午後5時までです。法要などと重なると祈祷の受付時間に変動が出るので、問い合わせをしてから出かけましょう。

祈祷料は5千円からになります。腹帯の祈祷を希望する場合は、問い合わせの時に申し出ておきましょう。古代の天皇が安産祈願を行った蓮のお寺で、安産祈願を受けてみませんか。

生蓮寺
公式サイト:http://www.ozizou.jp/
所在地:五條市二見7-4-7
電話番号:0747-22-2218
Google map:https://goo.gl/maps/6Ozm2

「飛鳥坐神社」夫婦和合の神社としても知られている神社

飛鳥坐神社は、高市郡明日香村にある神社です。飛鳥坐神社と書いて「あすかにいますじんじゃ」と読みます。

飛鳥坐神社は、神秘に包まれた神社です。創建された時代や建てられた由来は、はっきりとわかっていません。

しかし非常に古い文献に、オオクニヌシがこの神社を皇室に近い守護神として祀ったという伝承が残っているそうです。

また、686年には天武天皇が幣帛を奉ったという記録が残されているため、飛鳥時代にはすでに皇室にとって重要な神社となっていたことがわかります。

飛鳥坐神社は、天下の奇祭と呼ばれるおんだまつりが伝わっています。境内には自然石でできた陰陽石が祀られており、夫婦和合の神社としても知られています。

民俗学者で歌人でもあった折口信夫と縁の深い神社でもあります。古代日本を語るうえで、とても重要な神社のひとつですね。

飛鳥坐神社の安産祈願

飛鳥坐神社は安産祈願で人気の神社でもあります。安産祈願は電話での事前予約が必要です。必ず問い合わせてから出かけましょう。

安産祈願は5千円からになります。

お札のほか、安産守りやお産の神様を迎えるという「産石」という霊石、安産帯を授与されます。

夫婦和合、子宝子授けでも大変有名な神社です。夫婦で参詣すれば、末永く幸せが続くのではないでしょうか。

飛鳥坐神社
サイト(奈良県神社検索):http://www.narashinsei.com/search/%E3%82%A2%E8%A1%8C/%E9%A3%9B%E9%B3%A5%E5%9D%90%E7%A5%9E%E7%A4%BE/
所在地:高市郡明日香村飛鳥707
電話番号:0744-54-2071
Google map:https://goo.gl/maps/wlf6n

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