夜間断乳って?いつから?赤ちゃんとママに無理ないタイミング

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2017/11/21

赤ちゃんとママが夜間授乳なして寝ている様子

「夜間断乳」という言葉を聞いたことがありますか?文字通り、夜中の授乳を卒業することです。

生後10ヶ月~11ヶ月位になると、夜中に数時間おきに起きずに長時間寝ることができる赤ちゃんが増えてきます.

しかし夜中2時に起きる日もあれば、3時や4時に起きたり、今日は起きなかったかなと思うと5時や6時に起きて泣く日もあったり、安定して朝までグッスリ眠ることができず疲れているママさんもいらっしゃると思います。

授乳の回数が減ったらなぁと、考え始めるのもこの時期ぐらいでしょう。特に夜中や明け方の1回~2回がなければだいぶ楽になりますよね。

夜間断乳に適した時期の目安についてお話しします。

「夜間断乳」って何?断乳・卒乳との違いについて

夜間断乳という言葉を初めて聞いた方もいらっしゃると思います。育児書によっても書いてあったりなかったりです。まずは夜間断乳について知りましょう。

夜間断乳はママにも赤ちゃんの両方にメリットがあります

一般的に「卒乳」は赤ちゃんが自分から自然とおっぱい・ミルクを卒業すること。一方「断乳」はママ側の何らかの事情で授乳をストップすることです。

「夜間断乳」は文字通り夜の眠る間だけおっぱい・ミルクを赤ちゃんにやめてもらうという意味になります。

2.3時間おきだった夜の授乳がなくなり夜まとまった睡眠時間が確保できることが最大のメリットです。そして、夜間断乳のメリットはママにも赤ちゃんにもあります。

ママ側のメリット
  • 身体が休まること
  • 母乳育児の場合、回数が減る分、乳首が切れるリスクが減る
  • 授乳回数が減るので母乳の出方が変わる

夜は授乳しないことで母乳が必要以上に作られないので張った感じがなくなって楽になったという先輩ママさんもいます。

赤ちゃん側のメリット
  • まとまった睡眠時間をとることで、寝起きがよくなることが多い
  • 早寝早起き朝ご飯の規則正しい生活習慣が身に付きやすくなる
  • 虫歯になるリスクも少なくなるため、虫歯予防にも効果がある

意図的に夜間断乳を行なうママさんもいれば、子供の成長と共に気が付いたら夜まとまって寝るから夜間断乳になっていたと言う方もいるので、夜間断乳に対する認識も個人差があります。

断乳・卒乳に向けた1つのトレーニングだと思って

睡眠時間が欲しいというママさんはもちろんのこと、いきなり卒乳・断乳するのが不安というママさんには夜間断乳がおすすめです。

卒乳・断乳は完全におっぱい・哺乳瓶とのお別れですが、夜間断乳は夜の時間帯だけ一時のバイバイなので、徐々に離れていくトレーニングやステップアップの1つだと思って下さい。

夜から朝までおっぱいと離れている時間が比較的長いせいなのか、夜間断乳ができると断乳・卒乳もあっさりできたという方が実際に多くいます。

もしも卒乳をいつまでにしたい、と思ったら、卒乳したい時期から逆算して3~4ヶ月前を目安に夜間断乳をトライしてみましょう!

夜間断乳すると、回数も1~2回減らすことができるというのも大きいですね。また、ママの母乳が夜間に授乳をやめることで作られる量もだいぶ減ってくるようです。

授乳することが赤ちゃんの睡眠のきっかけになっている場合は、夜間断乳をすることは「授乳しないと眠れない」という気持ちがなくなり、眠りにつく他の方法を身につけていきます。

添い乳をしないと眠らない、というような赤ちゃんは卒乳をするきっかけを作るのが難しくなる可能性があるため、夜間断乳はよい方法かもしれません。

今現時点で、授乳することが赤ちゃんの睡眠のきっかけになっている場合、夜間断乳をすることで「授乳しないと眠れない」という意識がママにも赤ちゃんにもなくなり、眠りにつく他の方法を身につけていきます。

夜間断乳を始めるタイミング

夜間断乳についてわかった所で、次は始めるタイミングです。

タイミングは赤ちゃんやママの身体の調子、ライフスタイルによって個人差がありますが、だいたい10~11か月頃が目安です。

夜に赤ちゃんが泣く理由は空腹だけが原因でないことも

夜赤ちゃんが泣く理由は空腹以外にも次のようなが原因があります。

  • オムツが濡れて気持ち悪い
  • 寒いor暑い
  • 眠りが浅くて寝付きが悪い
  • 添い乳で寝ていたはずなのに口からおっぱいが離れていてびっくり
  • ママやパパにもっと近くで寝て欲しい

などなど夜中に泣く赤ちゃん側にもいろいろな事情があるわけです。

しかし、赤ちゃんが泣く度に授乳をしていると赤ちゃんもそのパターンに慣れてしまい、再入眠もおっぱいやミルクでないと不安になってしまいます。

その理由を1つ1つ見極めることは非常に困難というか不可能ですが、空腹でおっぱいやミルクでなくとも寝てくれる方法があるということを、ずは知っていただきたいと思います。

ママがしんどいと思った時も夜間断乳を始めるタイミングの1つ

生後数か月では不可能ですが、実際に夜間断乳のタイミングは人それぞれでこれといった決まりやタイミングは特にありません。

生後10か月ぐらいから始める人が多いようです。

ママが仕事に復帰するため、病気やケガ、2人目の妊娠など家庭の事情によって時期に差はあります。

ママが心身共に夜の授乳がキツイ、しんどいと感じたときも夜間断乳を始めるタイミングの1つです。

いつまでに卒乳して欲しいと時期が決まっているのであれば、そこから逆算して夜間断乳は3~4か月前から計画してみるといいでしょう。

また、断乳することに関して罪悪感を持つママさんもいると思いますが、ママが身体を壊してしまっては元も子もありませんよね。

それに夜だけの断乳ですし、おっぱいやミルク以外でスキンシップをとるなど愛情表現は色々あるので、気に病むことはありませんよ。

言葉が通じなくても赤ちゃんに「バイバイね」と話しておく

夜間断乳を考えているなら急に「今夜から辞めようね!」といきなりバイバイさせるのは逆におっぱいやミルクへの執着につながってしまいます。

赤ちゃんには言葉は通じませんが、事前に「あと1週間でおっぱいとはバイバイね」と話かけておきましょう。

いきなりやめるよりは事前に宣言しておくと、ちゃんのほうもある程度心の準備ができるようです。

時期だけにこだわらず、ママと赤ちゃんにとって無理ないタイミングで!

夜間断乳には個人差があります。頑張るぞ!と覚悟して始めたのにあっさり成功しちゃうこともあれば、逆に全然うまくいかなったということもあります。

あえて注意点をあげるとするなら「焦らないこと」です。

生後10か月前後ともなると、離乳食や夜まとまって寝るようになった話、卒乳・断乳の話などが周りからドンドン聞こえてきて、ついつい比べて焦ってしまいがちですが、いつかは皆おっぱい・ミルクを卒業するものなので焦る必要はどこにもありません。

もし、10ヶ月頃に始めた、3日間頑張ったけどうまくいかなかったとしても落ち込む必要は全然ありません。ママと赤ちゃんの体調を考えて時間をおいてまたトライしてみましょう!

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