病児保育の利用方法!子供の発熱で会社を休めないママに強い味方

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2016/10/04

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仕事を休めないのに、子どもが病気になったらどうしますか?

ほとんどの幼稚園・保育園では、37.5度以上の体温がある場合子どもを預かってもらえません。

しかし、子どもが急に熱を出したり体調が悪くなることはよくあることです。わかっていても仕事を急に休んだり、早退、遅刻をするのは気が引けるものです。

ワーキングマザーにとって子育てと仕事の両立、一番の悩みではないでしょか?そのような時、働くママを助けてくれるのが「病児保育」です。

病児保育とはどのような所なのか、メリットやデメリットも含めてお伝えします。

病児保育って?主に4種類あり子どもの体調に合わせて利用できる

病児保育は、保育を必要とする乳児・幼児が病気中に、保護者の理由(仕事や病気)で家庭で見られない場合に預かってくれる施設です。

幼稚園・保育園とは異なる施設ですので、児童(小学生)の受け入れをしているところもあります。小学校3年生までのところが多いようです。

保育を必要とする乳児・幼児又は保護者の労働もしくは疾病その他の事由
により家庭において保育を受けることが困難となった小学校に就学している 児童であって、疾病にかかっているものについて、保育所、認定こども園、 病院、診療所、その他の場所において、保育を行う事業。

病児保育には4種類あり、更に大きく分けると、施設型と非施設型の2つに分けることができます。そして、施設型には3種類あります。

  • 病児対応型
  • 病後児対応型
  • 体調不調児対応型
  • 非施設型(訪問型)

それぞれの特徴について説明します。

【病児対応型】集団生活が困難な疾病中の時に預かってもらえる施設

主に小児科や診療所など病院に付設されている「病児保育室」のことです。

発熱時、下痢や嘔吐など、集団生活が困難であり、「疾病中」「回復期にない」子どもを預けることができます。

保育士・看護師の人数と利用料金

  • 子ども3人につき保育士1名以上
  • 子ども10人につき看護師1名以上のスタッフがつく

病児の看護を担当する看護師、准看護師、保健師又は助産師(以下「看護師等」という。)を利用児童おおむね10人につき1名以上配置すると ともに、病児が安心して過ごせる環境を整えるために、保育士を利用児 童おおむね3人につき1名以上配置すること。

1日の利用料は約2,000円です。半日料金を設けている所もあれば、1時間でも8時間でも同料金の所もあります。

また、お住まいの市内の施設に預ける場合と市外の場合で料金が変わってくることもあります。市外の場合は、料金が2倍程度に上がることがあります。

病児対応型のメリット4つ

  • 医師や看護師が近くにいるので安心
  • 1日に1〜2回の診察がある
  • おたふくや水ぼうそうも預かってもらえる
  • 値段が良心的

病院に付設されているところが多いため、医師や看護師が近くにいるので安心です。

薬の投与は誰でも出来る訳ではありません。医師の許可がないとできないため、近くにいてくれるからこそ、薬の投与も時間毎で行うことが出来ます。

1日に1〜2回の診察があり、症状に合わせて薬も処方されますので、咳が目立ってきたら咳止めの薬を処方してくれる所もあります。

体調に合わせて薬を出してもらえるのも、診察がきちんとあり病院に付設されているからできることです。

施設によっては、水ぼうそうやおたふくも預かってくれます。(麻しんは預かれない所がほとんどです)

感染力の強い疾病の場合は、隔離室が備わっているので、自分も周りの子も安心して過ごすことができます。そして、何よりも値段が一番良心的です。

病児対応型のデメリット2つ

  • 定員人数が少ない
  • 別の病気をもらうこともある

病気の子どもを預かる所なので、どこも定員人数が少ないです。多いと、その分多くの疾病の子どもを預かるわけですから、リスクが増えるからです。

そのため、3〜4名の少人数の所から多くても10名程度です。なので、必要な時に必ず利用ができるとは限りません。

特に、インフルエンザなど、季節的に流行疾病がある場合は、前日には予約枠が埋まっていたり、キャンセル待ちになることもあります。

反対に、インフルエンザ流行時に風邪で入室した場合、インフルエンザに感染することもあります。(インフルエンザはすぐに診断がでません。結果が出る前にウイルスを持っているため、他の人に移している可能性があります。)

様々な疾病の子と過ごすので、別の病気になってしまうことは少人数でもあり得ます。

【病後児対応型】病気の回復期に預かってもらえる施設

病院や保育園などにも付設されています。「病後児保育室」のことです。

病気の「回復期」にあるが、集団生活がまだ困難な場合に預けることができます。

病児対応型と病後児対応型が合わさった「病児病後児保育室」というところもあります。

保育士・看護師の人数と利用料金

  • 子ども3人につき保育士1名以上
  • 子ども10人につき看護師1名以上のスタッフがつく

病後児の看護を担当する看護師等を利用児童おおむね10人につき1 名以上配置するとともに、病後児が安心して過ごせる環境を整えるため に、保育士を利用児童おおむね3人につき1名以上配置すること。

病児対応型と同様に、1日の利用料が約2,000円です。半日料金を設けている所もあれば、1時間でも8時間でも同料金の所もあります。

病後児対応型のメリット3つ

  • 保育園付設で安心
  • 慣れた環境で過ごせる
  • 予約が取りやすい

保育園内付設が多い病後児対応型の施設の場合、いつもの保育園なので安心して預けることができます。子どもにとっても慣れた環境なので安心できるでしょう。

病児保育室の場合、新しい保育士、看護師ですので、慣れるのには時間がかかる子もいますが、いつもの場所でしたらお互いに安心できますね。

予約も病児保育室よりは取りやすいのではないでしょうか。特に、疾病中ではないので、考慮してくれるところもあります。

病後児対応型のデメリット2つ

  • 呼び出しがある
  • 別の病気をもらうこともある

「回復期」の子どもを預かる所なので、発熱、嘔吐時には呼び出されることもあります。

病児病後児保育室の場合、熱が出ても呼び出されることはありませんが、病児の子どもと病後児の子どもが別々に過ごすのか確認をする必要があります。

同じ部屋で過ごしている場合、別の病気をもらってしまうこともあります。特に、身体が本調子ではありませんので、とてももらいやすい状況下いあると言えるでしょう。

【体調不良児対応型】迎えまで一時的に預かってもらえる施設

保育中に「体調不良」になった場合、保育園や医務室にて一時的に預けることができる施設です。

保護者が迎えに来るまでの間、緊急的な場合のみ一時的に預けることができます。

保育士・看護師の人数と料金

  • 看護師1名以上配置
  • 子ども2人につき看護師1名がつく

看護師等を1名以上配置し、預かる体調不良児の人数は、看護師等1 名に対して2名程度とすること。

保育園に付設されているため、1日の利用料金は無料の所が多いようです。ただし、緊急的な場合のみの一時預かりになるので、長時間は預かってもらえません。

体調不良児型のメリット2つ

  • 仕事に区切りが付けられる
  • 利用料金がかからない

仕事に区切りがつくまで預かってもらうことができます。呼び出しは、急なためこのような緊急時に少しでも預かってもらえる所があると安心して仕事ができますよね。

また1時間だけ!のように利用時間も少しです。お金がかからず、数時間でも預かってもらえるのは助かるのではないでしょうか。

体調不調児型のデメリットは1つ!

  • 施設が少ない

施設自体がとても少ないです。呼び出しの際に、預かってくれる施設があるととても助かるのですが、実際はほとんどの園にない現状です。

理由は、いつ利用する子どもがいるか分からない(利用頻度が定まらない)ため人員を取る余裕がない、というところが大きな原因だそうです。

【非施設型(訪問型)】集団生活が困難な場合自宅で預かってもらえる施設

疾病中や回復期にあって、集団生活が困難な場合、自宅にて一時的に保育をする事業のことです。

施設ではなく自宅に来てくれます。そのまま自宅で一日を過ごします。

非施設型の保育士・看護師の人数と利用料金

  • 子ども1名に対して看護師、保育士、家庭保育者1名
  • 一定の研修を修了した看護師、保育士、家庭保育者がつく

次のア~ウを満たすこと。
ア 病児(病後児)の看護を担当する一定の研修を修了した看護師等、保育士、研修により市町村長が認めた者(以下「家庭的保育者」という。)のいずれか1名以上配置すること。

イ アに定める職員を配置する場合は、「職員の資質向上・人材確保等研修事業の実施につて」(平成 27 年5月 21 日雇児発 0521 第 19 号厚生労働省雇用均等・児童家庭局長通知)の別添6に定める研修 を修了した者とする。なお、平成 32 年3月 31 日までの間に、別紙 1に掲げる研修(市町村等が実施する他の研修会が別紙1の内容を 満たす場合には、その研修等の修了をもって代えることも差し支え ない)を修了した者についても配置できることとする。
 

ウ 預かる病児(病後児)の人数は、一定の研修を修了した看護師等、 保育士、家庭的保育者いずれか1名に対して、1名程度とする。

利用料金は、1日の料金だけではなく、様々なものがかかってきます。そのため、訪問型になるとぐっと料金もあがります。

自宅まで来てくれるので、その分の交通費、一日の保育料、月会費や入会金もあります。これらを大体合わせると20,000円位です。

年齢によって、月会費や保育料等も変わってきますので、下がる場合もあれば乳児の場合はこれよりも上がることがあります。

非施設型(訪問型)のメリット3つ

  • 対応力が1番
  • 1対1で見てもらえる
  • 子どもの負担が少ない

病児・病後児どちらも対応しています。緊急時でもキャンセル待ちのようなことはありません。そのため、どのような時でも対応してくれるので、対応力は一番です。

研修を終えた専門スタッフに、1対1で見てもらえるのも安心できます。

訪問型の中には、医師の診察(往診)を行っている所もあります。自分の家で見てもらえることは、高熱や体調が悪い中を施設まで移動しなくて良いので、子どもにとっても負担が少ないです。

非施設型(訪問型)のデメリット2つ

  • 料金が高い
  • 自宅に知らない人が来ることに抵抗がある

何と言っても費用がかかります。1ヶ月お世話にならなくても、月会費がかかってしまいます。小さいうちだけ、と思いますが、やはり乳児の料金設定は更に高いようです。

また、自宅に来てもらえるのは良いのですが、知らない間ずっと子どもと2人きりというのに抵抗があったり心配される方もいるでしょう。

こればかりは、相手を信じて預けることしかできません。

ベビーシッターとの違いは?

非施設型(訪問型)とベビーシッターはとても似ています。ベビーシッターは、幼稚園・保育園の送迎、習い事の送迎、家事、などをしてくれる人のことです。

非施設型(訪問型)は病児保育専門のベビーシッターです。今では、病児保育も兼ねたベビーシッターさんもいます。

【利用条件】医師の診断が必要!自己判断はできません

熱が出たから病児保育室で預かってもらおう!熱が下がったから今日は病後児保育室へ、などと自己判断で利用することはできません。

利用にあたっては、病院の受診が必ず必要です。どのような病気なのか、必ず診断をしてもらわないと預かってもらうことができないのです。

病児保育か病後児保育かの判断も医師が行います。

様々病気の子どもがいるので、診断は必ず必要!

診断が必要な理由は、様々な病気の子ども達が一緒に過ごす施設だからです。

ただの風邪なのか、それとも感染症なのかによって遊ぶスペースや寝るスペースを分けたりと配慮も必要になっていきます。

そのために必ず診断し、病名を知ることが入室の条件になります。

感染症の子を預かるための隔離室がある!

水ぼうそうやおたふく等、感染力の強い感染症の場合でも預かってもらえる施設もあります。

その場合は、隔離室という別室が設けられている施設、または、他の病気の子と同じ部屋にならないよう配慮されている施設にて預かってもらうことができます。

隔離室利用者のみ、他の病気の子どもと触れ合わないように入り口から別々にしている所もあります。

先に水ぼうそうの子が入室している場合は、別の感染症にかかった時に隔離室があっても預かってもらうことはできないので注意してください。

また、同じ感染症の場合でも、隔離室の定員次第では、やはり預かってもらうことができない場合もあります。

麻しんは死に至る病気!預けることはできません!

入院になるほど病状が重症化している場合も、もちろん預けることはできません。他にも質問が多いのが”麻しん”です。

麻しん(はしか)は、とても強い感染力を持ち、死に至る場合もあります。予防接種(MR)は1歳を過ぎてからです。そのため、麻しんは預かれない所がほとんどのようです。

中には、1歳すぎているのに麻しんの予防接種をしていない子どもは預かれない所もあります。

こういった施設に預ける場合は、必ず予防接種が必要です。

また、流行性結膜炎(流行り目)、感染性胃腸炎などの感染症自体、隔離室がない場合は預かれない所もあります。必ず施設に確認をしてください。

【利用方法】事前登録と予約が必要!

ここまで読まれて、疑問を払拭できましたか?では、早速利用してみよう!と思っても、利用するにはもう一つしておかなければならないことが有ります。

病児保育を利用するにあたって、「医師の診断」と、もう1つ「事前登録」が必要になります。

事前登録が利用条件!

病児対応型・病後児対応型の場合は、事前登録が必要になります。この登録に基本的には料金は発生しません。

登録用紙には、緊急連絡先やお子さんの疾病歴、家族の疾病歴、アレルギーの有無等を書いてもらいます。この登録なしに預けることはできません。

家族の疾病の中には遺伝しやすいものもあるので、そういった場合は注意する必要があります。

事前に登録をしていないと絶対に預かってもらえない訳ではなく、預ける際の登録でも大丈夫な所もあります。ただしその際は、入室時に登録をすることになるので時間を要します。

朝は時間がない方は、やはり事前登録をしておくことをおすすめします。

医師の診察と事前登録が利用条件になります。また登録時に、持ち物や注意事項についてお話がある場合も多いです。

事前に登録しておけば、緊急時に慌てなくても大丈夫ですね!

市外の方は注意!利用料金、登録料がかかります!

市内に病児保育がなく、市外の病児保育を利用予定の方は注意が必要です。その際は、登録料がかかる所が多いからです。

市の委託で行っている施設のほとんどは、市外の方からプラス料金を頂いていいるようです。(おおよそ3,000円〜4,000円位が相場のようです)

兄弟姉妹の場合は、割引をしている所もあります。

また、1日の利用料も異なります。市内の方が2,000円に対して市外の方は約2倍の4,000円かかってしまうところもあるようです。

料金は施設によって異なりますが、市内と市外というだけで料金が変わる場合があるので、施設の説明をよく聞いて下さいね!

予約の取り方は、インターネットや電話で!

事前登録も診察もしたから、病児保育を利用したい!と思ったら次に必要なのが予約です。

定員人数が決まっているところでは、基本的には早い者勝ちというシステムです。インターネットから24時間対応のところもあれば、開所時間内に電話のみ受付のところもあります。

前日のみの予約の所もあれば、1週間前から予約ができる所もあります。インフルエンザ流行時はあっという間に予約が埋まり、キャンセル待ちになるところもあります。

病児保育の1日!一人一人に合わせてのんびりと

では、病児保育では子ども達はどのように過ごしているのでしょうか?「集団生活が困難」な場合に利用する施設ですので、個々で遊ぶ姿が多く見られます。

預ける時には、問診票を記入しましょう

幼稚園や保育園には、”連絡帳”があります。同じようにこのような保育室には、問診票という利用連絡票があります。

入室の際、保育士や看護師に提出します。これは、子どもの症状、薬の時間を把握し、1日の管理を行うために必要になります。

書く内容は、病名、症状、薬の種類、飲んだ時間、眠った時間や、食べた物、時間などを記入します。

特に薬は、1日3回のものでも2回でも、数時間は必ず開けなければいけません。そのため、家で飲んだ時間から計算し、何時にお昼の分を飲むと一人一人確認していきます。解熱剤も同様です。

また、市販の薬を飲んだり、病気とは関係ない薬を飲んでいる場合も、他の薬との相性があるので、必ず伝えましょう。

必ず行うことは、診察、投薬、昼寝です!

熱があっても元気な子もいるため、病児保育には室内で遊べるおもちゃが充実しています。

乳児は、ある程度の時間を守りながら、眠たくなったら眠り、お腹が空いたら食べます。幼児は、おままごとをしたり、絵本を見たり、製作をします。

食事は、時間になったら食べますが、無理はしません。

児童になると、施設内の玩具には興味を示さない子が多いので、少し難しい製作や、図鑑等を見たり簡単なゲームを一緒にしたりして過ごす場合もあります。

宿題を持ってきたり、家から本や好きなものを持って来る子もいますよ。

もちろん、辛い時はベッドで横になっています。年長さんや、小学生の子で、つまらないと言っている子は、家から宿題や本を持って行くと良いかもしれません。

このように、一人一人の体調に合わせてのんびり過ごしている施設です。

その中で必ず含まれるのが、診察・薬を飲むこと・お昼寝です。体を治すことを一番に安静に過ごしています。

1日の様子は、お迎え時に聞けるし、医師からの話しもある!

病気中だと尚更、子供の1日の様子が気になりますよね。施設内にカメラがあり、スマホやパソコンから様子を見ることができる施設もあります。

非施設型(訪問型)の中には、オンライン経過報告というもので、子どもの症状をスマホやパソコンから確認することができるところもあるようです。

基本的には、お迎え時に詳しく話しを聞ける所がほとんどです。薬を何時に飲んだのか、熱の動きや、1日の様子などを保育士や看護師から聞くことができます。

明日は、園に行っても大丈夫!や薬は何時に飲みましょうなどの具体的な体調面の話しや、その日の診察内容は医師から聞くことができる施設もあります。

医師から話しが聞けるととても安心ですよね。

病児保育室は、病気の子を預かる保育園のようなところです。そのため、日中こまめに保護者に連絡を取ることはしません。

中には、お昼休みを利用し、保護者から「体調はどうか」と連絡がくることがあります。

このような連絡を入れても問題ない場合が多いです。心配な場合は連絡をして様子を聞いてみると良いでしょう。

利用年齢は乳児が圧倒的に多い!

一年を通して、”乳児”の利用者が多いようです。特に1歳〜3歳前の子どもが多く、大きくなればなるほど、免疫がつき利用率も下がっていきます。

ですが、インフルエンザの流行時は、小学生の利用者が増えてきます。大体、小学校からインフルエンザが流行し、幼稚園・保育園と各学校、各園ごとに流行し始めるので、同じ学校、園の子が集まることもあります。

春頃は、0歳〜1歳の乳児の利用が多いです。初めての集団生活に様々な風邪をもらってしまうようです。

ママ自身も仕事に復帰されて間もなくで、仕事も休みづらい時期だからということもありますね。

地域で子育て!ファミリーサポートでも病児保育の利用が可能!

市区町村にファミリーサポートという制度はありませんか?育児の援助を受けたい人、行いたい・できる人が会員となって地域でお互いに助け合っていく制度です。

以前は、園の送迎や預かり、習い事の送迎、リフレッシュの際の預かりなどでしたが、数年前より、病児・病後児の預かりも始まりました。

0歳児から小学校6年生までが預けることができます。

ファミリーサポートも事前登録が必要!

ファミリーサポート利用時も、事前登録が必要です。その場で用紙に記入して簡単に登録が終わるようなものではありません。

利用するには、市区町村に定められた説明会や研修の受講などを行い、登録する必要があります。

本来、ファミリーサポートでは、病児保育を実施していませんでした。

病児保育のファミリーサポートを利用する場合は、別に病児専用の登録(受講、説明会など)を行う必要がある市区町村もあります。

利用予定がなくても、事前登録だけでも大丈夫です。研修や説明会も毎日行われているものではありませんので、興味のある方は、予め登録をしておくと良いでしょう。登録は無料です。

自分の地域の対応力を調べておこう!

電話で予約後、ファミリーサポートを受ける人と、行う人で事前に打ち合わせがあります。そこで、子どものこと、預ける時間など詳細を話します。

当日、前日などの場合、預けることができない場合もありますが、緊急時に対応している市区町村もあります。

インフルエンザ、38度以上の熱、嘔吐・下痢、感染力の強い病気(水ぼうそう・おたふく)などは、預かれない所もあります。

病児保育同様に、医師の診断が必要になりますので、病名、症状を把握し、預かってもらえるのか確認が必要です。

このように、地域によって対応が大きく異なりますので、自分の地域について対応力を調べておくと慌てずにすみますよ。

料金は1時間700円〜1200円

病児保育料金や緊急時対応料金を設けている所もあります。その場合は1,000円以上になるところが多いようです。

また、時間帯によって料金が変わったり、早朝や延長料金を設けているところもあります。

延長料金はかかってしまいますが、仕事が終わらない!そのような時は、時間内でしたら延長をお願いすることもできます。

専門スタッフの施設で安心の「病児保育」子育てと仕事の両立に不可欠!

病児保育では、職員の資格や人数については、国で定められていることはご理解いただけたと思います。

施設によっては、保育士、看護師以外にも、医師や栄養士がいる施設もあります。必ず専門スタッフのいる施設です。

このように資格を持った職員が病気の子どものサポートをしています。

それでも、勘違いされてしまうのが「病気の子を預けるなんて可哀相」という周りの目ですよね。

罪悪感を持たないで!近くの病児保育を調べてみて!

共働きのご夫婦ならば、預けなければいけない状況の時もあるでしょう。そのような時に、子どもが高熱のだったり、ぐったりしている時などは、預ける時に「ごめんね」と申し訳ない気持ちが強い方が多いのが現状です。

病児保育という施設がとても閉鎖的なことが1つの問題でしょう。

病児保育室や病後児保育室のような施設は、見学ができない所が多く、定員人数も限られているため、認知度も低く、抵抗感を感じられるようです。

見学ができないのは、違う菌を持ち込まないため、うつさないためです。分からない所に預けることほど不安なことはありません。

今は、各施設様々な活動を行っています。ホームページを作って、その日の子ども達の様子を知らせたり、掲示物を作って飾ったり、少しでも中を知ってもらおうと努力している施設もあります。

また、全国病児保育協議会というところに加盟している施設も増えてきました。働く夫婦のためだけではなく、子どもの健康と幸福をまもるために、と立ち上がったものです。

不安な場合は、そういったものを調べてみると安心につながるのではないでしょうか。

家と、病児保育・ファミリーサポートなどを上手に利用を!

ぐったりしている1日目は家で見て、2日目以降は預ける等、上手に利用するのも良いでしょう。

やはり、保育園や幼稚園と違い、毎日色々な遊びができて、身体を動かして発散できる訳ではありません。

毎日同じ施設で、安静な遊びのみになりますので、家で過ごす日を作ってあげるだけでもママも子どもも違うのではないでしょうか。

どうしても仕事がお休みできず、預ける場合は、子どもの大好きなものをお弁当に入れてあげたり、大好きな玩具やぬいぐるみを持たせてあげるのも良いと思います。

少人数だからこそ、自分の物を持って行っても大丈夫な所もありますので、子どもが安心できるように持たせてあげるのも良いのではないでしょうか。

まずは病気に感染することへの予防が大切!

保育園や幼稚園に入れば、風邪をひくことが増えるのは当然です。そのためにも、予防はとても大切です。

予防接種はもちろんですが、「手洗いうがい」が一番の予防です。日頃から、手洗いうがいを心がけましょう!

病気の子どもを他人に預けるのは可哀想と思われてしまうのは、病児保育についてよく知らない方が多いからではないでしょうか。

病児保育は、医師や看護師、保育士による専門スタッフの施設です。安心して、お子さんを預けることができる場所です。

施設数が少なく、認知度もまだまだ低いのが現状ですが、子育てと仕事を両立されるワーキングママにとって必要な施設ではないでしょうか。

今後、安心して預けることのできる病児保育が増えていくことを願っています。

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