ヨガが子供に与える効果がすごい!心も体も健康になれるキッズヨガ
ついこの間まで赤ちゃんと思っていたわが子…。いつの間にか飛んだり跳ねたり。子供の成長には本当に驚かされますよね。
でも、最近では子供の運動能力の低下が問題になっているようです。片足で立てない。しゃがんだ姿勢ができないないなどのバランス感覚の低下。
スキップができない、靴紐を結べないなど自分の体をコントロールする力の低下も指摘されています。
公園などでの外遊び、自然と触れ合う遊びが減ってきていることも原因の一つかもしれませんね。
雨の日や暑い日、寒い日などは家の中でテレビをしたり、ゲームをしたりする子供達も多いのではないでしょうか?
そんな子供達におすすめなのが場所を選ばず実施できるキッズヨガです。心と体をバランスよく鍛えるキッズヨガの効果を紹介します。
この記事の目次
キッズヨガを勧める理由…子供の運動能力の低下
キッズヨガを勧めたい理由の一つになっているのは、子供の運動能力の低下です。週3日以上、運動をする子供の割合が30年前に比べると6~8割に減っているそうです。
- 子供の運動量減少の原因
- 身体能力を上げることの大切さ
- 場所・時間を選ばず体を動かす習慣が身につくキッズヨガ
について、最初に説明したいと思います。
子供の運動量減少の原因
公園に行ってみると、公園のベンチに座ってゲームをしている子供の姿を見かけることが多くなりました。家でゲームとは気分は違うのかもしれませんが、なんとなく違和感を覚えますよね。
事故があると取り払われる遊具…。危ない、マナーが悪いなどの理由でしなくなった木登り。
私たちがワクワクドキドキしながらやっていた、ちょっとだけ危険だけど楽しい遊びには、今の子供達は挑戦しにくくなっている気もしますよね。
実際、私自身も子供に「危ない」「ダメ」と言ってさせないこと多いと思っています。思い出せば子供のころは泥だらけ、すり傷だらけになりながら遊んでいました。
学校や園が終わったら「行ってきまーす」とカバンをおいて、近所の子供達と遊んだ経験のあるパパやママも多いのではないでしょうか?
塾や宿題などの屋内学習が多くなったのと、少子化により子供の数が減ったことにより、そんな子供達の姿も見かけなくなった気がします。
子供の運動量が減少、身体能力が低下しているのはそんな原因も考えられると思います。
- 屋内での学習活動。室内遊びが多くなった
- 子供が挑戦して楽しめる遊具が撤去されている
- 空き地などの子供が手軽に遊べる遊び場の減少
- 習い事をしている子供が増え、園や学校が終わった後に遊ぶ子供が近所にいない
- 屋外でもゲーム機などで遊んでいる
今の子供達のおかれた環境を考えると大人が積極的に子供に運動をさせる必要があると感じています。
身体能力を上げることの大切さ
30年前に比べて骨折する子供達が1.5~2倍程度増えているそうです。
骨を作るのにはカルシウムやビタミンDが必要ですが、外遊びの減少によって太陽の光を受けてできるビタミンDを生産されず、骨密度が低くなっている可能性も考えられます。
また、体力や運動能力の低下によって、平均感覚や瞬発力が低下している子供が増え、転倒しやすくなっている、瞬間的に判断し危険を回避できないのではないかとも指摘されています。
【運動することで得られる効果】
- バランス能力が向上し、危険回避能力が高まる
- 肥満や大人になってからの生活習慣病も予防できる
- 成長に合わせた遊びや運動、人や自然とのふれあいによって健康な脳に発達する
- 子供を取り巻くストレスを運動によって解消できる
- 適度な運動をすることによって骨を強くし、猫背などの骨の異常を防止できる
子供が運動をすることによって得られる効果は、子供の今後の成長に関わる大切な要素がたくさん含まれています
場所・時間を選ばず体を動かす習慣が身につくキッズヨガ
子供に体を使ってしっかり運動させた方が良いことは分かっているけど
- 運動をさせる場所がない
- 子供のやる気が起きない
- スポーツクラブなどのに習い事に通わせるお金がない
- 外で遊ばせたり、運動をさせたりする時間がない
ただ、公園や畑、田んぼなどでセミやトンボを捕まえるために走り回ったり、公園の鉄棒や登り棒などで遊んだり…。
以前は、運動をするという意識はなく遊びのなかでお金をかけずに体を動かしていたのではないでしょうか?
体を動かす習慣は「やってて楽しい!」「できるとうれしい!」というところから始まるのだと思います。子供が楽しみながらいつの間にか運動しているのという状況がベストですよね。
キッズヨガは場所・時間を選ばず楽しみながら体を動かすことができ、身体能力をアップする以外にもたくさんの嬉しい効果があります。
楽しいポーズを取りながら自分を知る!子供だからこそ大切なヨガ…!
子供達の身体能力の低下について前述させて頂きましたが、心が未熟な子供達に手をやいているママやパパもいるのではないでしょうか?
- すぐにかんしゃくを起こし、暴力を振るう
- 相手の気持ちを想像できずに傷つけてしまう
- 集中力が続かない
もちろん、それなりの年齢になれば解決する場合もあるので、心配しすぎなくても大丈夫だと思います。
自然と触れ合うことや、人との関わりを持つことで、自分で「できた!」「見つけた!」を体感し自信が持て、自分の気持ちに気づくことができ相手の気持ちにも気づくことができるようになります。良い人間関係を築くきっかけにもなりますよ。
自然や人とのふれあいが希薄になってくると、さまざまなできごとを体感することで得ることができる生き抜く力=「人間力」が弱くなっていきます。
ヨガではありのままの「自分を知る」ことを大切にしています。「自分を知る」という「気づき」の力で「他人を知る」=自分以外の人に共感できるようになっていきます。
ある意味、大人になって始めるヨガよりも、子供時代のヨガは重要な意味を持っています。
ポーズを取ることが大好きな子供達
うちの子はヨガに興味を持つのかな…。ヨガのポーズを子供達ができるの?なんて、心配される方もいると思います。
幼稚園や保育園の小さな子供達が何かしらポーズを決めているのを見たことがありますよね。子供達はポーズを決めることが大好きです。
自分の思い思いにヒーローやプリンセスに変身したり、蛙やうさぎのまねまね変身してポーズを決めたり…。
大人がするヨガでは主にサンスクリット語でポーズを説明される場合が多いですが、キッズヨガの場合はそのポーズを動物に例えたり、自然の中にあるものに例えたりして子供に馴染みやすくアレンジされています。
ヨガのポーズのことを「アーサナ」と言いますが、基本的には大人と子供の取るポーズはかわりません。
ただ、手の長さなども考慮して少し変えてあったりもします。
うさぎになったり、鹿になったり、ボートになったり…。子供たちの大好きなポーズでヨガを楽しむことができます。
子供の姿勢とヨガ
猫背で口をぽかーんと開けて、テレビに見入る子供達もたくさんいますよね。悪い姿勢を続けるということは子供達にとって重大な問題を引き起こす可能性が大きくなります。
猫背の状態だと肺が圧迫され呼吸が浅くなります。呼吸が浅いというのは一度に息を吸い込む量が少ないということです。
また、大きな声を出したり、踏ん張ったりする機会が減ったことで深く呼吸をすることが得意でない子供達もいます。
呼吸が浅くなると…。
- 交感神経が優位になり苛立ちを抑えられなくなる
- 脳や自立神経に悪影響を及ぼす
- 酸素不足に陥りやすくストレスが増幅する
- 眠っていても疲れがとれにくくなる
- 代謝がおち、老廃物がたまりやすくなる
本来、子供は動くと自然に腹式呼吸を大人より上手にすることができます。子供は大人よりも肺が小さいため自然に腹式呼吸になるみたいですね。
キッズヨガでは楽しくポーズをとりながら深く呼吸し、体を伸ばしたり支えたりしながら、体の深い部分にある筋肉を鍛えていきます。筋肉が鍛えられると自然に正しい姿勢を維持できるようになっていきます。
ヨガのポーズや動きに合わせて深い呼吸をすることで、子供達の心も体も健康になっていきます。
キッズヨガをやってみたい!キッズヨガができる場所・方法
キッズヨガをやらせてみたい…でも、一体どうやって始めたら良いのでしょう。仕事をしているママや幼稚園に行っている子供達など時間が上手く調整できない場合もあると思います。
キッズヨガを始めるための3通りの方法を紹介しますのでご自分のライフスタイルに合った無理なく続けられる方法を選んでくださいね。
- DVDや本などをみてママと一緒に自宅でキッズヨガ
- 近くのキッズヨガのスタジオを探して通う
- キッズヨガインスラクターに出張ヨガ教室を依頼する
DVDや本などをみてママと一緒に自宅でキッズヨガ
お金をかけずにいつでも始められる方法としてはDVDや本などを見て自宅でキッズヨガを始める方法があります。
キッズヨガの本やDVDは書店などで売られています。ネットの口コミをみて評判の良いものを購入して初めても良いですね。
「はじめよう!キッズ・ヨーガ親子で楽しいヨーガ遊び」
伊藤 華野 (著)
https://goo.gl/4FQ0UQ
遊びながらヨガができる「まねまねポーズカード」が付いています。DVDは付属されていませんが、キッズヨーガについて詳しく楽しく紹介されています。文章を読むだけでも癒されます。
「おねんねまぁえにまねまねヨーガ」
伊藤 華野 (著), まつお すみこ (イラスト)
https://goo.gl/0LDJQI
まねまねポーズのヨガ絵本です。子供と絵本をみながらマネマネ変身!頭も体もリラックスでき安心して眠りにつくことができます。
「元気でおりこう!キッズヨガ」
深堀 真由美 (著)
https://goo.gl/LXLIw8
DVDを見ながら子供も大人もヨガを楽しめますよ。本を見ながらよりは簡単にポーズをとることができるのですぐに始めたいママにはおすすめです。
本・絵本・DVDもいろんな種類が販売されています。ご自分にあったものを選んでくださいね。
キッズヨガを始める前に
さぁ、今からキッズヨガを始めますよ~。と思っても部屋が散らかったままだと子供の気も散るし、狭いスペースだと思う存分体を伸ばせなかったりしますよね。
また、硬いフローリングだと座っているだけでもお尻が痛くなってしまいそうですね。キッズヨガをする前にちょっとだけ準備をしましょう。
- フローリングの場合はマットや布団を敷きましょう。
- 動きやすい格好になりましょう。
- 部屋を片付け、気が散るものは目に入らないようにしましょう。
本で実施する場合は楽しそうなBGMをかけてたり、子供が興味を引くように最初に本の写真などを見るところから始めるのも良いですよ。
まずはママが楽しそうにやり始めるのが子供の興味を引くコツですよ。「ママ何してるの?やってみたい!」なんて、子供が載ってきたら一緒に始めましょう!
「ねんねの前に一緒にやろうね。ママが忘れていたら教えてね!」などと、時間を決めて習慣にしていく方法もありますね。
ねんねの前にはお魚ポーズをするとゆっくり眠れます。(簡単なブリッジポーズです)
- 仰向けに寝転びます
- 足をそろえて頭頂部を床につけます。(頭を反らした状態)
- 肘をまげて床につけ、手のひらはパーにして天井に向けます
- 5つ数えてキープしましょう
最初はこれだけやってみるという方法もありますよ。
やらなくても無理強いは禁物です。なんどか続けていくうちに子供が興味を持ってやってみて心地よいと感じれば続けられるものです。
近くのキッズヨガのスタジオを探して通う
キッズヨガをしているスタジオが近くにあれば通う方法もありますね。キッズヨガスタジオには同じ世代のお友達と一緒により楽しくキッズヨガを習得できそうですよね。
ふれあう人が増えることで子供の心はどんどん成長していきますよ。
でも、気になるのはスタジオに通う場合の費用ですよね。1レッスン1000円~3000円に設定しているスタジオが一般的なようですね。スタジオによっては入会金が必要な場合もあります。
スタジオに通い始める前に、かかる費用や教室の雰囲気・プログラムなども調べておきましょう。費用や雰囲気が自分たちにあった場所を選んでくださいね。
体験レッスンがあるキッズヨガスタジオで先にクラスを体験してみるのも良いかもしれませんね。
キッズヨガインスラクターに出張ヨガ教室を依頼する
近くに教室がない場合は出張ヨガ教室を依頼するやり方もあります。地域のイベントや幼稚園、小学校などが依頼する場合が多いみたいです。
授業料の設定の仕方は2通りあって
- ○人以上の場合は一組○○円
- 1レッスン○人までは○○円
1の場合、5人以上の場合は1組2500円、10人以上の場合は1組1500円。2の場合、20人までは1レッスン20000円など…。
人数や場所によって事前に見積もりをしてくれる場合が多いです。
インストラクターが見つかったら、気の合うお友達を集めて定期的にレッスンを受け、子供達やママ達との交流しながら楽しんでみるのも良さそうですね。
子供が興味を持ち始めたら…ヨガを始める時期
キッズヨガはいつから始めたら良いのでしょうか?
教室に通う場合、教室によっても違いますが言葉を理解し、大人のポーズのマネができる3歳前後くらいに設定しているところが多いようですね。
ヨガポーズをまねしているのだけど、「ん?なんか違う」とか「今、やってるのはそのポーズではないのに」とか…。
「えーっ!何?その新しいポーズ!」みたいなこともあったり、何度も同じポーズばかりやりたがる子供もいます。
そんな様子をみて、まだ始める時期でないと決めつけないでくださいね。正しくポーズをとれることがキッズヨガの目的ではないのです。
子供は想像力が豊かで、自発的に自分ができるポーズや気に入ったポーズを喜んでやりたがります。
子供の今やりたいポーズを否定せず認めてあげることで、子供の自尊心が守られ自信がついてきます。ヨガをする中で自分を好きになり、心を開放することができます。
ママがヨガのポーズをしていたら子供がいつの間にかマネをしている。DVDを流していたら興味を持ってみている。
ヨガを始める時期…子供がヨガのポーズに興味を持ち、ヨガのポーズのマネマネをできるようになったら初めても良さそうですね。
キッズヨガおすすめ4つのポーズと効果
キッズヨガは子供が真似したくなるような楽しいポーズがたくさんあります。自然の中にあるもののマネっ子ポーズが多いです。ママやパパと一緒に取るポーズもありますよ。
キッズヨガでおすすめの4つのポーズと効果を紹介しますね。
V字のポーズ
V字のポーズは大人と一緒に取るポーズです。V字バランスをはおなかや背中の筋力を使うので骨盤周りの筋肉が鍛えられますよ!
- 子供と向かい合わせに座ります
- 子供の足の裏に大人の足の裏をひっつけて座ります
- 足の裏をひっつけたまま、手をつなぎ少しずつ足を上げていきます
- 子供の足がまっすぐ伸びたところで5つ数えましょう
- V字のポーズの効果
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骨盤を安定させることで骨や内臓が正常な位置に収まります。血液やリンパ液の循環がよくなります。胃腸の働きも良くなっておいしいご飯を食べられることで、免疫力も向上します。
V字バランスは慣れるまでちょっと難しいポーズですが、何度か繰り返していくうちにできるようになっていきます。
ママは子供と向き合い、アイコンタクトをとってポーズに集中させるようにさせてくださいね。
船のポーズ
船のポーズは一人でとるバランスをとるポーズです。下腹部の筋肉を使うことでバランス力、持続力がアップしますよ。
- 両足を前に伸ばしてすわります。
- 体を後ろに少し傾けて、両手を床につきます。
- お腹に力を入れて、足を伸ばしたまま少しずつ上に上げていきます。
- バランスがとれるところまで足が上がったら、片手ずつ手と床から離します。
- 両腕をまっすぐ伸ばして5つ数えてキープしましょう。
- 船のポーズの効果
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下腹部を引き締め、集中力をアップします。骨盤周りの筋肉を強化し、便秘解消、全身の疲れを取るなど効果も期待できます。
無理をして足をまっすぐ延ばさなくても大丈夫です。ポイントは背中を丸めないことです。
どっちが長く浮かべるかなぁー。なんて声をかけながら少しずつ長くポーズをキープできるようにしていきましょう。
山のポーズ
山のポーズで頭を逆さまにして「やっほー」。子供と背中合わせになって始めるとお山のトンネルから逆さまに顔が見えて楽しいですよ。
- 両足を大きく開いて立ちましょう。
- 膝はのばしたままでゆっくりと体を前に倒していきます。
- 両手を床につきましょう。
- 肘をまげて頭のてっぺんが地面につくようにします。
- 頭が最後になるようにゆっくりと元に戻していきましょう。
- 山のポーズの効果
-
姿勢を良くし、全身の疲労感が改善されます。内臓が逆さまになることで活性化され、深い呼吸を合わせることで、穏やかな気持ちになり気力も向上します。
木のポーズ
二人ででも、一人ででも取れるポーズです。片足でしっかりと立つことでバランス力がアップしますよ。
- 片手を繋ぎます
- 手を繋いだ方と反対側の手を横に伸ばします。
- 手を繋いだ側の足にしっかりと体重をかけます。
- 手を伸ばしている方の足を曲げて一本足で立ちます。
- 一本足で立ったままバランスを取り、5つカウントしましょう。
一人でやる場合は両手を広げるか、胸の前に合わせて実施しましょう。慣れてきたら合わせた手を頭の上まで持っていき胸を開きます。
- 木のポーズの効果
-
集中力とバランス感覚を養います。片足をしっかり大地につくことで、大地に根を生やしている樹木のようにのびのびした精神が身に付きます。足の裏でしっかり大地を踏むことで刺激され脳が活性化し頭の回転が速くなります。
ポーズの間はチャイルドポーズでおやすみ
キッズヨガのポーズを4ポーズ紹介させて頂きましたが、ヨガのポーズをしていて少し疲れたかな…と感じたときはチャイルドポーズでお休みしましょう。
- 正座の姿勢になり、背筋を伸ばします。(指を重ねないように座ります)
- 骨盤から前に倒し、胸やお腹を膝の上に乗せ、おでこを床につけます。
- 手は前に伸ばすか、体に沿わせて後ろに伸ばします。(後ろに伸ばす場合は手のひらを上向きにする)
- 全身の力を抜いて、深い息を繰り返します。
お尻はかかとにしっかりと近づけてください。
- チャイルドポーズの効果
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深い呼吸を繰り返すことでリラックス効果や安心感を得られます。
ちょっと、疲れたなと感じたら普段の生活の中でもやってみてくださいね。腰痛の改善にもなりますよ。
楽しみながら子供の体と心を鍛えるキッズヨガ
キッズヨガをして楽しいを実感することで子供の興味が沸いてきます。楽しいものとインプットされれば、持続することができ素敵な効果を得ることができます。
私は子供が2歳の時に初めて教室に参加したのですが、初めての教室ではポーズも取らないし遊ぶばかりでした。
でも、家に帰ると「見てみて!亀さん」とか「山」とか、教室で見たポーズをマネしてやっていたのです。見ていないようで見ているものなのですね。
私が参加した教室はタイ・バンコクでヨガを指導されているヨガインストラクターのKyoko先生の教室です。
kyoko先生に楽しみながら心身を鍛えるキッズヨガ・キッズヨガ教室についてお聞きしました。
- キッズヨガは静と動の時間のメリハリが大切
- イマジネーションが膨らむ!大人も子供も楽しめる時間
この二つのお話しを紹介しますね。
キッズヨガは静と動の時間のメリハリが大切
子供達がただ遊ぶだけの場合はふざけあって「あー。楽しかったー」って感じで終わることが多いですよね。
キッズヨガの特徴は静と動の時間をとり、メリハリを大切にしていることなのです。静と動のメリハリをつけることは子供のしつけにも繋がりますよ。
- 動の時間
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元気にヨガのポーズなどでアグレッシブに動く。
- 静の時間
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絵本を読んだり、シャバアーサナ(屍のポーズ、キッズヨガでは寝んねのポーズ)で自分の内側を見つめ、内省をし親子でお互いの呼吸を聞いたりして五感をフル活動するポーズ
子供には、この切り替えが難しいのですがキッズヨガを続けることで、オンとオフが上手になり情緒の安定に繋がります。
イマジネーションが膨らむ!大人も子供も楽しめる時間
キッズヨガは子供のたちの空想力を引き出し、イマジネーションを膨らませます。また、無限大の子供達の可能性を形にすることができる最強に楽しい時間です。
例えば、今日はアフリカにサファリツアーに行くよ!飛行機に乗ってしゅっぱーつ!ここで飛行機のポーズをとってもらいます。
どんな動物がいるのかな?なんて、子供達からイメージできる動物を話をしてもらいます。出てきた動物でマネマネポーズしたり…。
アラブ首長国連邦へGO!アラジンと魔法の絨毯にに乗って出発!ヨガマットやバスタオルに子供達を乗せて引っ張る。
室内でも楽しい時間になりますよ!
【ヨガインストラクターKyoko先生】
アメリカの指導団体「Rainbowキッズヨガ」のインストラクターとして、小さな子供達とママと一緒にキッズヨガを楽しんで指導されています。
キッズヨガの他にも、マタニティーヨガ・産後骨盤調整ヨガなど、ヨガを日本人のママたちに指導されています。
Kyoko先生のブログ「Kyokoのキラキラ☆smile」http://ameblo.jp/nagi315/
そもそもヨガってなに?ヨガの起源と種類
キッズヨガをすることで得られる効果について説明してきましたが、そもそもヨガって何なのでしょうか?ヨガというとどんなことを思い浮かべますか?
「体が柔らかくないとできない」「ダイエット効果がある」「体脂肪を減らせる」「宗教的な感じがする」「筋トレ的なもの」などのイメージをもっている方も多いと思います。
- ヨガの起源・ヨガの基礎知識
- ヨガの種類と効果
次に上記2点について説明しますね。
ヨガの起源・ヨガの基礎知識
ヨガは古代インドに起源をもち、5千年以上の歴史を経て体系化された哲学です。ヨガはが語源はサンスクリット語のユジュで、馬や牛を繋ぐ軛(くびき)を意味します。
体・心・魂を宇宙と結びつける修行法としてインダス文明に生まれました。
本来の目的は苦痛から解放される、安定した心をつくることにあるそうです。この辺りからなんとなく宗教的な感じがすると考える人も多いのかもしれませんね。
現在ではダイエットや健康法、骨盤調整などの目的を主として捉えられてる場合が多いです。ヨガをやった結果、体が本来の健康な状態を取り戻した状態になったということですよね。
ヨガのポーズを正しくとることで体の歪みが矯正され、柔軟性や体力の向上が期待できます。体が柔らかくないとできないのではなく、ヨガのポーズをやった結果、少しずつでも体が柔らかくなっていきます。
ポーズをとりながらゆったりとした呼吸法や瞑想を加えることで、集中力が高まり心身ともにリラックスした状態を作り出します。
ヨガの種類と効果
ヨガと言ってもいろんな種類があります。流派もいろいろあり、どのヨガをしたら良いのかと迷ったりしますよね。
数えきれないヨガの種類の中から代表的なものを紹介しますね。
- ハタヨガ
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瞑想と呼吸法、アーサナを中心としたヨガ。ハ=太陽(吸う息)、タ=月(吐く息)の二つの動きで光と影の調和を意味しています。ゆっくりとした体に無理のない動きで健康な精神、心と体を目指しています。
- アイアンガーヨガ
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心と体の柔軟性とリラクゼーションに加えて、強さやスタミナをつけることによって体の歪みを正していきます。ブロックやベルトなどの補助用具を使って、苦手なポーズをサポートしていくという特徴があります。高齢者や体が硬い人、特定の病気がある人でも実施しやすいヨガです。
- ヴィンヤサヨガ
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呼吸に合わせて流れるようにヨガのポーズをとっていきます。ヴィンヤサとはサンスクリット語で「動作の連続」を意味します。呼吸と動作をリンクさせて動くことで、集中力が高まり、同時に深いリラックス効果も得られます。
- パワーヨガ
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インドでヨガを学んだアメリカ人が広めたヨガです。筋力トレーニングと瞑想を組み合わせ自由な内容にアレンジしてあり、ヨガブームの火付け役になりました。パワフルな動きで体の強化と集中力を高めることを目的としています。
ヨガは「どのヨガをしていると、どのヨガをしてはいけない」とか「このヨガは良いけど、このヨガは悪い」なんていうのもないみたいです。
いろいろ試してみて、自分にあったものを見つける人や、たまたま近所でやっていたヨガ教室の流派をやっているなどいろいろあっても良いと思います。
ちなみにピラティスはヨガの技法と取り入れていますが、ヨガとは違います。
ヨガは瞑想などを取り入れるなど「精神面」に重点を置いているのに対し、ピラティスは「肉体の鍛錬」に重きを置いています。
ヨガの中では目的別に設定されたヨガもあります。目的によって分かれていると分かりやすく参加しやすいですよね。
- マタニティーヨガ
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安定期に入ってから始められるヨガです。マタニティーヨガは赤ちゃん妊婦さんに負担のかからない動きを選んだヨガです。出産への不安などの精神面のケア、妊娠中の運動不足の解消、体をストレッチすることにより、出産時に必要な柔軟性などを身に着けることができます。
- 産後ヨガ
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産後ヨガは出産一カ月後から始められるヨガです。帝王切開だと2か月後以降が推奨されているようですが、人によって回復具合が違うので担当医に相談してから始めることをお勧めします。出産によって歪んだ骨盤を徐々にもとに戻したり、緩んだ体を引き締めたりすることを目的にしています。
- ベビーヨガ
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ベビーヨガは赤ちゃんとママのスキンシップを通じて愛情を感じ、信頼関係を築くことが目的のヨガです。ママの体に載せてたり、歌を歌ったり…。赤ちゃんと遊びながらママもエクササイズできます。
- 子連れヨガ
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子連れヨガはママ主体のヨガで子供を連れてきても良いというスタンスのヨガです。子供をほったらかしにしてもいけないから、ついでにママと一緒にエクササイズも時々交えながら行う場合が多いみたいですね。
- キッズヨガ
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キッズヨガは子供のためにアメリカで開発された教育プログラムです。アメリカの幼稚園や保育施設などに導入されていて、すでに成果が認められています。現代の子供の心と体をリラックスさせ、健康な精神と体を手に入れることを目的にしています。
今回はキッズヨガを紹介しましたが、少し自分の時間を持てるようになったら是非興味のあるヨガにも挑戦してくださいね。
親子で楽しく運動習慣!キッズヨガが作る素敵なライフスタイル
何かを習慣づけようと思うとき、いきなり高度なものから始めようと思うと挫折しやすいですよね。仕事、子育て、家事などこなしているママだと余計ですよね。
気持ちが良い体験を生活の中に取り入れていけば、自然と続いていくものだと思います。体を動かしながらいつの間にかお子さまとのコミュニケーションも上手くとれるようになります。
子供と一緒にキッズヨガを実施することで知らず知らずのうちにママ自身の体も改善されて行きます。
1日5分でも一緒にお子さまとお気に入りのポーズを楽しみながら
ご自分の呼吸と心にも耳を傾けてみてくださいね。
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