妊娠中のイライラで高血圧や早産に!?ストレスによる胎児や母体への影響
妊娠中のストレスは母体・お腹の赤ちゃんの双方に影響することをご存知でしょうか。
こちらの記事では、妊娠中のイライラによるお母さん・お腹のお子さん双方への影響をご紹介しています。
妊婦の影響:切迫流早産や高血圧に
ストレスを受けるとホルモンバランスが乱れ、血管の収縮が起きます。それにより、以下の症状が起きやすくなります。
- ママから赤ちゃんへ栄養が送られにくくなる
- 血圧が上がる
栄養が送られにくくなると、胎児の発育が遅れます。その結果、切迫流産・切迫早産につながりやすくなります。
症状の度合にもよりますが、自宅安静又は入院安静になるでしょう。ママも赤ちゃんも辛いですし、家庭(特に上のお子さんの世話)や仕事にも影響が出ます。
また、血圧が高くなると妊娠高血圧症候群にかかる確率が上がります。
日本妊娠高血圧学会によると、妊娠高血圧症候群とは、妊娠20週から分娩後12週までで高血圧がみられる場合や、高血圧に蛋白尿を伴う場合の事を指します。
- 子癇
- 妊娠20週以降から分娩中・分娩後にけいれん発作が起きる事。治まらない場合は、妊婦・胎児ともに命の危険に陥る場合もある。
- 常位胎盤早期剥離
- 赤ちゃんが生まれる前に胎盤がはがれてしまう病気。性器出血・腹痛・子宮が異常に硬くなる・胎児の動きの減少するなどの症状が出る。大きくはがれると妊婦が出血性ショックを起こしたり、胎児が亡くなる場合もある。
- HELLP症候群
- 血液中の赤血球がこわされ肝臓機能が悪くなり、血小板が減少してしまう病気。突然の上腹部やみぞおちの痛み・嘔気嘔吐などがあり、血液の凝固障害や多臓器不全を併発する阿合もある。
- 肺水腫
- 肺胞の周りにある毛細血管から、血液の液体成分が肺胞内へ滲み出すこと。肺での酸素の取り込みに影響が出て、重症化すると呼吸不全に陥ることもある。
胎児の影響:流早産や発育・情緒の不安定、アレルギーも
ママの過度なストレスは、赤ちゃんにも影響が出ます。イライラによって分泌された特定のホルモンが、胎児の体の発育や情緒の安定に関わってきます。
以下で詳しくご紹介します。
流早産の確率が高まり、発育に影響が出る恐れも
上記でも述べた通り、ママの血管が収縮し胎盤を通じて子どもに送られる栄養分が減ります。胎児に栄養がしっかり届かず、胎児の成長が遅かったり流産・早産に繋がります。
在胎週数や低体重で生まれた赤ちゃんは、発達遅延・運動障がいなど発育に影響が出る可能性が高まります。
アレルギー症状や精神面への影響も
ストレスがあると「コルチゾール」や「カテコールアミン」というホルモンが分泌されます。
妊婦の場合、そのストレスホルモンが胎児にまで届き、胎児に影響が出ると言われています。
「カテコールアミン」は強い恐怖や不安を感じると大量分泌されるホルモンで、妊婦の場合は、胎内も不安や恐怖を感じる環境になります。
産後も子どもの精神面が安定せず夜泣きなどに繋がると、お子さんも家族も辛くなってしまいますね。
逆に、幸せな時・嬉しい時に分泌されるホルモン「オキシトシン」が大量に分泌され胎盤から赤ちゃんにも共有されます。
ストレス緩和させるには?
ストレスを溜め込んでしまうと、母体・赤ちゃんともにリスクが高まります。ストレスを感じないよう過ごしたいもの。
しかしママも人間!完全にストレスなしで暮らすことは難しいですよね。
心や体がリラックスした状態で、妊娠生活を過ごしてくださいね!
▼妊娠中のイライラ解消法についてはコチラも参考にしてみて!
-
無記名さんさん
妊娠4ヶ月目。旦那さんとはまだ別々に生活してるけど、毎週会うたびにイライラ。自分の今後の生活の事しか考えていない。子供の事、私の事は気にしない。食べたいものをいってもスルー。お互い好きな激辛を自分だけ食べて自慢。
MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪
まだデータがありません。