学童保育の保護者会のメリット・デメリット!保育園とは異なる実態

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2017/09/23

学童保育の保護者会の様子

学童保育の保護者会は「入る前には不安でいっぱいだったものの、参加してみると意外と楽しい」という意見も多くみられます。

たくさんの仕事が割り振られ大変なことも多いですが、“職業としての仕事”ではないからこその、気軽さや自由さ、独自性も魅力的なようです。

しかし一方で時間が割かれるなどのデメリット部分もあります。

学童保育の保護者会のメリットとデメリットについて詳しく説明します。

共同運営ならではの魅力!学童保育の保護者会のメリット4つ!

負担…面倒…と思いがちな保護者会のメリットってどんなものがあるのでしょうか。

1.現況がよくわかる!意見が届きやすい環境

学校や保育園等は、何か学校(園)生活に疑問点を感じても、なかなか先生には言いづらいことも多いですよね。

ママ友の間でも世間話程度で改善されぬまま終わってしまったり…。また、行事や方針に意見を反映させることはほぼ無理でしょう。

しかし、学童保育は共同運営であり保護者が親同士・指導員と定期的に意見を交わせる環境が用意されています。よっての疑問点や行事への意見もどんどん出すことができます。

職員に直接言えない場合は、保護者会の役員の方に伝えられるのも良いですね。

「家で子供がこんなことを言っている」といった保護者の一言から、保育だけでなく施設や行事全体の見直しにつながることもあります!

また、定例会や子供と一緒に行事に参加をすることも多いことから、子供たち同士の関わりや、日頃見ることのできない成長もしっかりと感じることができるでしょう!

2.子供・保護者の顔ぶれがわかることで安心感を得られる

保護者が学童保育に子供を預ける理由は「家で見られない時間があるから」というケースが大半です。

しかし、保育園同様に「ただ安全に見てもらえればOK」というわけではありませんよね。特に、学童期の子供は多感な年頃です。

「どんなお友だちがいるのか」「仲良くしてくれているお友だちのママには挨拶をしておきたい」そういった疑問や要望もパパママにはあるでしょう。

保護者会という保護者交流の機会が設定されているからこそ、実際見て話して安心できるという部分もありますよね。保護者会は、会議の議題以外にもさまざまな発見や安心感を得られる場です。

3.保護者同士が仲良くなれる・協力し合える

都市部では主に同じ年頃の子供を持つ近隣家庭同士も関わりが薄いことも多く、「協力し合って子育てをする」ということが難しい環境ですよね。

しかし、学童保育では子供を預かり合ったり一緒に遊びに行ったりと、家族ぐるみでお付き合いをされている方も多いです。

入所前からママ友だというケースもありますが、保護者会で必然的に顔をあわせたり一緒に担当をしていく中で、パパやママ同士が自然と顔見知りになり「困った時はお互い様」と助け合える関係が作られていくようです。

「人付き合いは面倒」「ママ友なんていらない」という場合にも、保護者会に出席をしていると自然と地域の情報や人気の習い事なんかが耳に入ってくることも!

サイズアウトした制服を譲ってもらう・紹介で習い事をお得に行けるなどおいしい事例も!

これは保護者会そのものの活動や議題ではありませんが、働く両親・異学年が集う学童保育だからこその助け合いエピソードですよね!

4.「○○ちゃんママ」と慕われる喜びや、やりがいがある!

日頃お迎えに来ているお友だちのママを何となく知っている子は多いですが、役員など保護者会に積極的に関っている方はほぼ間違いなく子供たちとの距離が近くなります!

「○○ちゃんママ!」と気さくに呼んでもらえるのは嬉しいですよね。

行事の担当で作った看板が注目され「○○ちゃんママすごい!ありがとう!」と子供たちが素直な反応をしてくれるなど、子供の笑顔を見て「役員をやって良かった」と思われる方も!

率直に「子供が好き」「人の役に立てることに喜びを感じる」という方は、時間の制約は受けますが役員を経験してみることで、「我が子やお友だちの生活の場をどんどん盛り上げていく」やりがいを感じられます!

保護者会にはデメリットもある!施設のカラーも大きく関わる6つの例

共同運営ならではのデメリットももちろんあります…。

「保護者会は負担」という認識が広がっていることからもわかるように、シビアな悩みも多いようです。

1.働いている上に保護者会に時間を割かれることが厳しい

保護者会の会議や行事にきちんと出席をしようと思った際に、本来の仕事を後回しにしたり時に休んだりしなくてはならないケースもあります。

また、シングルや変則的な勤務の方には特に時間的制約はきついです。

「出られる時だけでOK」「代わりに話を聞いておくね」といった保護者同士での声のかけ合いのある施設では、お互い様の精神が働きますが、中には「会議に来ないなら退所して」と言われるような施設もあるようです。

保護者会の会則で「出席必須」が条件の場合もあります。職業・勤務時間・ライフスタイルが様々な方が集まる学童保育において、この「必須」という部分について負担に感じる方が多いようです。

2.人付き合いが苦手、意見を求められるのが負担

保護者会など人の集まりが苦手…という保護者の方も多いでしょう。「子供のため」と思って出席はするものの、保育園や幼稚園と違って頻度が高い…。

さらに意見を求められたり担当を振られたり、主体的に関わっていくことが求められる保護者会は、人付き合いが苦手という個性面から苦労をされる方も多いです。

保護者自身が十分にやりがいや楽しみを感じられないのに、休日が年何日も潰されると感じる方にはデメリットの一つとなります。

3.理不尽を感じても言い出しにくい雰囲気

行事や保育への意見は積極的に求めらたり反映されやすいものの、役員層との温度差や意見の違いに悩んているというケースも少なくありません。

「内輪で盛り上がって会議が長引く」「飲み会まで強制的な雰囲気」「優先して保護者会へ出席が必須という風潮」…さまざまな意見があるでしょう。

保護者同士だから言いやすいという反面、「ボスママのお節介の延長」のような雰囲気が公的な場にある、ということにイライラしているママも多いようです。

4.職業柄、望まない担当を背負わされることがある

役員がなかなか決まらない時に「行政関係者だから署名担当を」「銀行員だから会計担当を」など「詳しそうだからお願い」と迫られることもあるようです。

得意分野を自ら活かすことには喜びを感じても、このように押し付けられることには、引き受けるにも断るにも負担を感じますよね。

少人数の施設は特に、「ほかに適任者がいないから」と知らぬ間に大仕事を任され嫌になった…というケースもあるようです。

5.会費がかかる、会費に納得がいかない

保護者会には会費がかかる場合も多いです。

「任意ではなく会費は絶対」という所も多く、支払いを巡って役員と会員にトラブルが起こることもあるようです。

6.主催が職員でないからこそのややこしさも多い

お金の面もそうですが、会議や行事などに関しての決定権をもっているのが職員ではなく保護者であるからこそ、ややこしいトラブルも多いです。

何かトラブルが起こっても、職員である指導員が介入し解決に向かうのは難しい場合もあります。

独特の運営体質だからこそ、学童保育の保護者会は積極的な方と負担に感じる方が二分するのかもしれませんね。

楽しみも悩みもある保護者会!子供と共に親も成長するチャンス!

保護者会は施設ごとにカラーが大きくことなったり、それぞれメリット・デメリットさまざまな側面があります。

入所前に口コミや情報収集をしたり見学に行くことで、よりイメージが湧きやすくなるかもしれません。

保護者会がパパ・ママ自身の考え方に合うかどうかを見極めるとともに、もし通うことになる施設が「保護者会活動が大変そうだな」と思える施設でも、次のように捉えてみてはいかがでしょうか。

悩みもつきまとうだろうけれど、きっと楽しみも多いはず!学童保育での習慣を通して子供と一緒に成長していこう!

メリット面をいかに生かして楽しむか。デメリット面をどう捉え乗り越えていくか。

まずは夫婦で参加をし様子を見ながら、悩んだら時に職員や気が置けないママ友に相談をする等、無理なく保護者会と付き合っていく方法を考えてみてくださいね。
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