【体験談】妊娠中のネット情報は参考程度に!振り回されて不安でストレスに…

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2018/01/27

妊娠中にネット情報を参考にしている妊婦さん

妊娠中、特に初めて妊娠をした際には、さまざまなことが気になりますよね。

  • 妊娠すると自分の体はどう変わっていくのだろう
  • お腹の中で赤ちゃんはどんな成長をするのだろう、いまどんな状態なのだろう
  • 出産はやっぱり痛いのかな?どんな出産法や乗り切り方があるかな?

本来であれば、産院でスタッフの方に不安を相談したり、出産経験のある方のリアルな話を聞いたりするのが良いかと思いますが、現代では、私も含め多くの方が頼る一番の情報源は、ネット情報ではないでしょうか。

便利である反面、何でも鵜呑みにして信じきり、振り回され過ぎるのは、私の経験上からも決しておすすめはできません!自分で情報を取捨選択することがとても大切になります。

顔が見えないからこそ自由に好きなことが書けるのがネット!ということを頭の片隅に入れておくようにしましょう。

ネット上の記事には、きっちりとした情報を元に書かれた記事が沢山存在する一方で、一部のブログや体験談、書き込みサイトはとても“自由””オーバー”な場合も。

今回は私が参考にした情報の中で、「不安にさせられた」ことについて書きたいと思います。

「初めての妊娠で、これから情報を探そうと思っていたり、色々見たけれど不安になった…」という方の参考になればと思います。

妊娠・出産情報を調べると出てくる「流産」「障害」「難産」「産院の悪評」

私は妊娠がわかる前には、PCもネットも趣味で少し触る程度でした。

ネットショッピングがこんなに便利だということも知らず遠方や重い物も自力で買い物にいったり、妊娠の情報も本で調べようと妊娠発覚と同時に情報誌を数冊買いました。

そんな私ですが、ある時ネットで「妊娠○週」等と試しに調べてみると、どんな角度の悩みにもマッチする大量のサイトがあることを知りました!

とても便利だったのですが、それが悪夢の始まりでした…。調べれば調べるほど、妊婦の私を苦しめるワードがどんどんと目に飛び込んでくるのです…。

  • ママの体調が○○の場合は、流産のリスクがあります
  • エコーで○○の特徴が見られたら、胎児がダウン症などのリスクが高いです
  • 胎児の発育が○○だと、難産になります
  • ○○産婦人科は最悪です

心当たりのある方も多いのではないでしょうか?幸せなはずの妊娠生活も、とても不安なものになります。

体調が悪く心配でネットを開いたことにより、さらに重症になってしまいます。

「流産」「障害」「難産」「悪評」…他にもいろいろとありますが、私が特に不安に感じ、今では怒りを感じているのはこの4つのキーワードです。

ママや赤ちゃんの不安や異常は医師と相談するのがベスト!

今思うと「トンデモ情報」だと感じた不安例を紹介します。

私はのちに助産師の友人に笑われたのですが、当時とても悩んだのが、初めての健診で見えた胎嚢についてです。

健診で医師から「妊娠していますね、おめでとうございます。○日後くらいに心拍を確認しに来てください」と言われ、心拍すらまだ分からない小さな小さな命が宿った瞬間の頃でした。

その際、「赤ちゃんの成長ってどんなものなんだろう?」と思った私は、エコー写真をパソコンの横に置き、「胎嚢 ○mm」と調べてみました。すると…。

  • ○mmは、胎嚢が小さすぎるので流産や障害児となる可能性が高いです
  • 胎嚢が楕円やそら豆型の場合は要注意
助産師の友人曰く、「何を根拠に?」それどころか「まだ心拍も見えてない時点で何がわかるの?」だそうです。そりゃそうだ、と今ではとても馬鹿馬鹿しく腹立たしく思います。

ママと赤ちゃんのことがわかるのは目の前の医師、そして自分自身!

初めての健診であっても、万が一気になる点があれば、医師から何かしらのサインがあるはずですよね。

助産師の友人もこのように言っていました。

  • 現状では正常だし、万が一のちに障害や流産の可能性があってもまだわからない時期
  • 何かあれば医師が教えてくれる
  • 医師が何も言わないということは、余計な心配をしなくても良い
「こんな体調なら○○」「○○の場合は受診しなくても大丈夫」といった情報も間違ってはいないと思います。ただ、それよりもママ自身が不調を感じたら病院に受診や相談をするということが一番大事です。

産院には外来時間外受付番号があったり、それ以外にも公的な相談ダイヤルもあります。

調べれば調べるほど不安にそして不調になって後悔しました。当時の私に、「お腹の赤ちゃんの状態は医師が確認してくれているから大丈夫!ママ自身の体調は自分が一番よく分かっているはず!」と伝えたいです。

「難産」体験談は読んでも参考程度に

「私はこれで○○だった」という体験談は、事実である可能性は大きいと思います。

例えば、先程の例の「胎嚢」の話でも同様です。小さかった方が流産をしてしまった事例があるかもしれません。

でも体験談はいち体験と捉えるにとどめておきましょう。「一般論」のように記載されていると混乱しがちですが、読み手側が情報を信じるか信じないかを判断しなければなりません。

出産がスムーズにいくかについても同様で体験談の多い分野です。「一般論」ではなく、「体験談」と書かれ、お産の大変さや細かい経過が書かれていたりします。

実際私自身も、36時間という出産のドタバタ劇経験者なので、その当時の経緯について体験談として記事を書いたこともあります。

しかし、自分のことを振り返っても、感じることがあるのです。『もしほぼ痛みもなくスピード出産だったら、記事として書いただろうか?』

近しい方々と喜びを分かち合うブログやSNSであったり、芸能人であればそうとは限らないですが、書き手には以下のような心理が働いている可能性もあることを忘れずにいないといけないと感じました。

  • 自発的に体験談を書く=苦労話を書きたい
  • 自分のつらかったり失敗した経験が、誰かの役に立つことを願っている(もちろんこの記事もそうです!)

あくまで一つの見方ですが、ネットの出産体験談には、圧倒的に難産をはじめ「つらかった、しんどかったけれど、赤ちゃんに会えて幸せ」といった記事が多いように感じます。

時に励みにもなりますし、辛い内容でも現実を知ることができるので、体験談を読むこと自体は決して悪いことではありません。

でもあなたではない誰かの出産エピソードです。同じような年齢・経過の方でも、あなた自身の出産とは絶対に違う物語であるはずです。体験談でも、あくまでも参考程度にとどめておきましょう。

嫌な思いをした人ほど、口コミにも気合を入れる!

また、産院の口コミ(悪評・酷評)も同じです。基本的に書いても書かなくとも良い口コミサイトやブログに、あえて産院の名前を出して口コミを書く場合、どちらのボリュームが膨らむでしょうか。

  • 「とても良かった」という感謝の気持ち
  • 「医師の愛想が悪い」「下手」「医療ミスでは?」「サービスの割に料金高すぎ!」といった不満を持つ人の心の声
恨み辛みがあったり、退院や転院をして縁のなくなった産院の悪評を長々と書く傾向にあるよう…。

実際、私が出産をした産院の口コミサイトも、ずいぶんと荒れていて不安になりました。なかには、個人の分かるスタッフの方への不満が書き連ねられているものもありました。

実は、私は出産時そのスタッフが担当でした…。でも口コミとはまるで異なりとても良い方でしたし、環境も悪いとは感じませんでした。

でも、口コミを読んで同じ思いをされたと共感する方がいるのも分かりますし、参考にして病院を変えるのも一つの方法です。

しかし、私は産院の口コミも、不安を感じつつも参考程度にしそこで出産をしたことで、とても良い体験ができたと感じています。

結局、感じ方は人それぞれ!と学びました。良くも悪くも自分で体験してみないと分からない事がほとんどなのです!

ただし、悪評ばかりの口コミが大量に並ぶような病院なのであれば、慎重になった方が良いかもしれませんね。

その場合は、妊婦健診時に病院の雰囲気をチェックしたり、スタッフにも目を配って『自身で』感じ取ることが重要です。

時間はかかったけれど安産、3歳になった息子もとても元気!

私が振り回されたネットの情報で物語を作ると、「初期流産、中期以降も流産の危機、死産や母体危険ありで、超難産、子どもに障害がある可能性あり」というかなりハイリスクな感じになっていたのです…。

でもふたを開けてみれば、出産も赤ちゃんも順調そのものでした!

しんどかったものの、36時間かかったけれど母子ともに健康で安産でした。

そして、現在3歳の息子も在胎時・誕生時そして現在まで、大きな病気やトラブルもなく健康に育ってくれています!

情報混在のネット情報+実体験で感じよう!

ネット情報は、確かな情報だけでなく、「不安を煽る」「一生懸命調べて書いたが情報自体が間違っている…」というものも混在しています。

トンデモ情報を見つけた場合、心配なら医師に相談をしましょう。多くは「ふーん」と読み流しておけばよいと思います。

ネット情報からもらうのは、「元気」や「知識」をもらう方に徹しましょう。負のスパイラルに陥ってしまわないようくれぐれも注意しましょう!

ネット情報の収集に時間の多くの時間を費やすのではなく、今にしかできないことを楽しんでみませんか?

赤ちゃんが生まれると、幸せな反面できなくなることもたくさんあります。

  • カフェに行ったり、一人の時間をゆったり過ごす
  • 友だちや旦那さんといろいろな所へ出掛ける
  • 赤ちゃんのものを手作りする
  • 部屋の雰囲気を変える、大改装する
ポジティブになれることを見つけ、今しかできないことを楽しんでみてくださいね。

ネットは便利です。「どんなベビーグッズが良いか」「赤ちゃんとお出かけできる周辺スポットはあるか」など、ワクワクする情報の収集に妊娠中もどんどん活用してみてくださいね!

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