キッズスマホはいつからどう持たせる?選び方や料金の比較

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2018/09/20

共働きや習い事に通わせている、また私立小学校に通わせて電車通学させるなど、子どもと連絡が取れないことで不便を感じている人も多くなってきているのではないでしょうか。

幼稚園の年長さんや小学生のお子さんを持つ親御さんは、いつからスマホをもたせればいいのか考えだす時期かもしれません。

スマホを持つ子供達はどういう使い方をしているのか、どんなメリットとデメリットが考えられるか、デメリットの解消のために何が必要かまとめました。

また携帯を選ぶ際の比較として大手キャリアと格安スマホの比較も載せているので参考にしてみてください。

スマホはいつから持たせてる?スマホを持たせる理想の時期

2018年の内閣府の調査によると、ここ4年で小学生全体のスマホ所有率は17%から30%に上がっています。高学年を対象とした別の調査では、6割程度が所有しているという報告もあります。

また、小学生以下の子どもを持つ親551人への調査では約3割以上がスマホや携帯を持たせていることがわかりました。ガラケー4.9%、ジュニア・キッズ向けガラケー15.8%、スマホ12.5%、ジュニア・キッズ向けスマホ3.6%という結果です。

スマホを持たせる理由は、塾や習い事に行く際に使用したり、共働きで帰りが遅い親との連絡手段や、位置情報の把握のために持たせるという意見が多数ありました。

また、小学校中・高学年になると友達がもっているから欲しいという子どもが増えるようです。

理想の時期は各ご家庭とお子様の状況によって変わる

フィルタリング機能で閲覧や使用時間の制限をするなら共働きや塾などで帰りが遅い場合は安全確認のために早い時期から渡した方がいいかもしれません。

また、迷子になった時に携帯があればすぐに見つけ出せるという利点もあります。

利用制限と親との約束があれば、低学年や中学年でも持たせることが必ずしも悪いということにはなりません。

約6割の小学校高学年が持っているというデータもあるので、子どもが欲しいとい言い出したもしくは親の心配解消のタイミングが考える時期なのかと思います。

スマホ使用については、96%の保護者が管理!

内閣府の調査によると、管理していると回答した保護者が96%となっています。しかし、管理の方法は異なり、利用時間のルールを決める(42%)、ネット利用を把握する(33%)、フィルタリングしている27%となっています。(内閣府2018年)

基本的には親子間での話し合いの元、使い方を決めているご家庭が多いようですね。逆にフィルタリングしている保護者の方が少ないことに驚きました。

法律でも18歳未満はフィルタリングが義務に!

出会い系サイトや有害サイトから子どもを守るため、2018年2月1日に「青少年インターネット環境整備法」が改正され、保護者からの申し出がない限りフィルタリングは義務付けられるようになりました。

フィルタリング機能とは、携帯にアクセス制限や使用時間の制限をかける機能のことです。制限の設定を変えることもできるので、これから購入を考える方は成長に合わせたフィルタリングについても理解しておくことをおススメします。

フィルタリング機能で使用に制限をかけることで弊害解消!

先程、使用していない家庭も意外と多かった『フィルタリング機能』ですが、弊害のほとんどがこの機能一つで解消されます。

  1. 有害サイトをブロックできる
  2. 保護者が時間制限を設定できる
有害サイトから守ることができ、使用時間の増加によって起こる寝不足、勉強不足、LINEのやりすぎ、目が悪くなるが解消されます。
1日1~2時間の使用でゲームや動画視聴が多数

小学生の使用時間は、1~2時間が一番多く25%、次に30分~1時間が23%、30分未満が19%となっており、約5割が30分~2時間使用していることがわかります。(内閣府2018年)

また、小学生の携帯利用時間はゲームの77%、動画視聴60%、コミュニケーション47%(内閣府2018年)となっています。

頻繁なLINEでのやりとりやゲーム時間を制限できることで、虐めの回避にもつながり、親が抱える心配も解消されるでしょう。

但し注意しなければいけないのは、フィルタリング機能が解除されてしまう危険があるということです。

格安スマホは注意!wifi環境でのフィルタリング機能の有効性

大手キャリアのスマホはwifi環境でもしっかりとフィルタリングしてくれます。しかし格安スマホの購入を考えている方は注意が必要です。

ほとんどの格安スマホがwifiを使用の際フィルタリング機能が解除されてしまうことから、別途wifi用にフィルタリングの契約をしなければいけません。それが年間3,000円~4,300円程度必要になります。

しかし、TSUTAYAのTONEモバイルだけは別途契約する必要はない上に月額料金も安く、フィルタリングの他にお守り機能も充実しています。

フィルタリング機能だけに頼らず、親子間での約束事を作ることが一番大切!

フィルタリング機能を設定すればある程度の制限が可能になるため制限が強い場合は守られた状態になります。

しかし、成長に合わせて制限を弱くしていく必要があるので、その際使用の幅が増えることになります。ですので、スマホを初めて持つときから親子間での約束事を決めて子どもが納得したうえで使用することが重要です。

親子間の約束の元で使用するという意識が芽生えることで成長に合わせた制限に変更したとしても無茶な使い方を防止する役割を果たします。

メリット・デメリットを認識して保護者の理解を深めることが必要

スマホは使い方によって良くも悪くもなりえます。一般的には持つことによる弊害の方が先行して不安を抱く方が多いのではないでしょうか。

どうすれば子どもにとって一番安全で害のない使い方ができるか調べていきましょう。

スマホで得られるメリット

  • 親の安心が得られる
  • 知りたいことをインターネットで検索できる
  • 知能ゲームで知識がつく
  • 検索する力が付く
  • スマホがないことによる仲間外れになることを防ぐ
  • 迷子になった時いつでも連絡ができる
スマホを持つことによるデメリット

  • 親の心配も増える
  • 有害サイトにアクセスする危険がある
  • スマホの使用時間が増える
  • 寝不足になる
  • 勉強がおろそかになる
  • 会話手段がメールやLINEになる
  • 目が悪くなる
  • SMSでの虐めに巻き込まれる

結果だけ見ると弊害が多く携帯を持たせることを躊躇してしまいます。フィルタリング機能などを上手く活用して対処する必要がありますね。

スマホ利用のメリットから生じる可能性がある弊害

検索することに慣れてしまうことで自分で想像する力や考える力を阻害する可能性についても頭に入れておく必要があります。

わからないことはまず考えるから始める、家族で話し合うなど、すぐには答えが出ないような考える時間を作ることも親の大切な関わりだと感じます。

すべて検索で済ませることでいずれ家族と話す機会が減ってしまう可能性もあります。
バランスをうまくとっていけると子どもの成長にも家族にとってもメリットがあると思います。

スマホリテラシーを身に着け安全を確保する

全て厳しい管理の元使用しなければならないとは考えませんが、制限がないスマホを持っている場合、何が危険な情報に当たるのかまだ低学年や中学年では理解することができません。

SNSを利用した事件に巻き込まれないためにも親自身がフィルタリングの必要性、解除について時期の検討など学んでいく必要があります。

一番安上がりなのは、おさがりスマホを格安SIM契約

格安SIMを販売する業者の総称をMVNOといいます。この業者が販売するSIMをパパやママが使用していたおさがり携帯に差し込んで使用する人が結構多いようです。

この携帯に無料通信制限アプリを導入すれば問題なく使用できているという声もあります。

機種代もかからないので一番安く抑えたい方にはおススメです。格安SIMを使用すれば月額500円~使用可能です。

【格安SIM例】
ロケットモバイル、イオンモバイル、b-mobile、DMMモバイル、楽天モバイル、nuroモバイル、LINEモバイル、エキサイトモバイル、DTI SIM、mineo、ServersMan SIM LTE、ワイヤレスゲート WiFi+LTE SIMカード、@モバイルくん、IIJmio、Yモバイルなど。

低学年の利用なら一番安いSIM契約で十分

MVNOが扱うSIMには3種類あります

  • データ通信のみ使用できるSIM
  • ショートメール(SMS)が使用できるデータ通信SIM
  • 音声電話(電話番号付き)が使用できるSIM

小学校低学年でしたら、他社のキッズスマホの設定でもSNSは使用できないようになっています。ですので、データ通信のみで十分なので一番安いプランで利用することができるでしょう。

データ通信のみの契約でも無料通話が可能!

電話番号がないので、固定電話や携帯電話にかけることはできませんがアプリを利用した通話は可能です。

  • iPhoneどうしならFaceTimeというアプリで無料通話が可能です。
  • LINEのアカウントがあって友達になっていれば無料通話が可能です。
  • SMARTalkというアプリをお互い使用すれば通話無料。有料で固定電話や携帯へ発信も可能です。

大手キャリアと格安スマホの機能や料金の比較

2018年時点で大手キャリアではauのみキッズスマホを取り扱っています。格安スマホは先ほど説明した通りTONEモバイルが機能・料金共に一番おススメなのでこの2つの機種と、おさがりスマホの3つを表にしました。

また、機能が似ているauミライエフォルテとTSUTAYA TONEモバイルの2つを比較していきます。購入の際の参考にしてください。

auキッズスマホ(機種:ミライエフォルテ) TSUTAYAスマホ
(機種:TONEモバイルm-17)
おさがり携帯(機種不特定) auミライエとTONEモバイルの
比較
有害サイト 有害サイトブロック可能(学齢選択で簡単設定) 有害サイトブロック可能(月額100円但し親子ともTONEモバイルなら無料) 無料アプリインストール ブロックの内容はどちらも充実している。学齢選択で設定が簡単なauミライエに◎
アプリ アプリごとに設定可能 アプリごとに設定可能(TONEファミリーオプション月額200円※1) アプリごとの設定は不可 どちらも◎
利用時間 時間制限可能 時間制限可能(TONEファミリーオプション月額200円※1) 無料アプリインストール どちらも成長に合わせた時間制限に設定可能で◎
居場所確認 GPSで居場所確認機能(月額300円※2但しauスマートパス加入者は無料) ・登録場所(事前登録)に出入りすると保護者に通知される機能あり(TONEファミリーオプション月額200円※1) GPSでiPhoneどうしであればデフォルト機能の「iPhoneを探す」で居場所確認は可能 地図上に表示されるのはどちらも同じ。ですが、auは親子ともにauで契約していないと機能が使えない為TONEモバイルに◎
防犯 ・位置情報、周辺写真自動撮影を保護者へ送信(要設定)
・ブザー使用でセコムからの現場駆け付けあり(有料)
なし なし 居場所確認が防犯対策になっているという見方もありますが、緊急時の保護者への連絡とセコムの駆け付けは、より安心できる機能なのでauミライエに◎
特徴 うざい、バカなどの使用してほしくない言葉には警告が出る設定機能を搭載 歩きスマホへの警告、家族のメッセージを確認するまで表示する機能を搭載 なし 子どもの言葉遣いが気になる、虐めに加担することがないという点でauミライエは〇
子どもの命を守るという点でTONEモバイルも◎
通信速度 20Mbps
混雑時も問題なく使用可。動画も高画質で視聴可能。
500-600Kbps
朝、昼、夕の混雑時は少し遅くなるがその他は良好。動画を見るとフリーズしますが、中画質に設定すれば視聴も可能。
契約内容による 通信速度に関してはauの方が◎。動画に関しては、TONEモバイルも「高速チケットオプション」を購入してストレスなく視聴も可能。(1GBあたり300円(税抜)/利用期限31日間)
パケット 2GB制限アリ 使い放題 契約内容による 通常の使用(SNS、ネット検索、メール)ならどちらも問題なく使用できます。YouTubeの動画を頻繁に見たい場合は、TONEモバイルが◎(但し中画質設定)。
基本料金 月額3,805円(税込)auスマートパス込み 月額1,404円(税込)有害サイトブロック、TONEファミリーオプション込み 最安で500円程度 TONEモバイルに◎
本体価格 21,600円(税込) 32,184円(税込) 0円 auミライエに◎

※1・・・月額200円でアプリ、利用制限、居場所確認の3つが利用可能
※2・・・auスマートパスは月額300円でスマホ端末検索、ウィルス対策、iosの修理サポート、子ども見守りサービス全て含まれる

auミライエフォルテは大手ならではの安定した性能や機能と強い防犯機能でいざという時の安心感があります。

TSUTAYAのTONEモバイルは料金の安さに加えお守り機能が充実しており、個人的には歩きスマホ防止が付いていることがポイントだと感じました。

最近も歩きスマホをしていた中学3年生が電車とホームの間に落ち挟まれて死亡した事件がありました。歩きスマホによる命の危険から守るという意味で親としてはありがたい機能ですね。

スマホを持つことで子どもの安全を守る

スマホを持つことで起こるデメリットもありますが、未就学児や小学校低学年にスマホを持たせる大きな理由は親と子どもの連絡手段であることがほとんどです。

適切な使用をすることで子どもの命を守ることに繋がる重要なツールになります。
使い方を家族で話し合いながら使用できたらいいですね。

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