妊娠超初期症状と生理前症状は似ていてモヤモヤ…違いをチェック!

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2018/11/05

妊娠を望んでいる方、特に妊活を頑張っている方はなおさら、生理予定日が近づくと少しの体調の変化に敏感になるのは当然のこと。

トイレに行くたびに「生理になっていないかな?」とドキドキしたり、毎朝体温計とにらめっこしたり、自分の体調が妊娠の兆候に当てはまるのか検索しながら一喜一憂する方も多いのではないでしょうか。

「眠気がするし、いつもより下腹部痛が重い…これってもしかして妊娠?」こんな期待をしたけれど、生理が来てしまってガッカリ、という経験をしたことがある方も沢山いらっしゃるでしょう。

妊娠超初期と生理前に出る症状は沢山あり、しかもとてもよく似ています。確実な判断はできなくても、ちょっとした症状の違いや特徴を知ることで、生理前までのドキドキ&憂鬱な毎日を心穏やかに過ごすことができるかもしれません。

ここでは、妊娠を望んでいる方に向けて、妊娠超初期症状と生理前症状の違いや妊娠のフライング検査、また妊娠を早く知ることによって防げるリスクについてお話します。

そもそも「妊娠超初期症状」って何?時期や自覚症状について

ドラマで目にする、急に吐き気がしてトイレに駆け込み、「もしかして・・・私、妊娠したかも?」というシーン。あれは俗に「妊娠初期症状」と呼ばれるもので、「妊娠超初期症状」とは異なるつわりの始まりのようなものです。

では、「妊娠超初期症状」とは何なのか?いつ頃からあらわれて、どんな症状なのか?それを知っておくことで妊娠の可能性をイチ早く知ることができるかもしれません。

【時期】症状が出るのは生理予定日の1週間くらい前から

生理予定日の1週間前から、生理予定日までに自覚する方が多いようですが、早いと「排卵日から数日後に感じ始めた」という方もいるようです。

生理予定日の1週間前というと、排卵日から数えて1週間後、つまり受精卵が着床する時期にあたります。
着床とは
受精卵が子宮内膜(血液でできたベッドみたいなもの)に潜り込み、根をおろし、子宮内膜と結合することで、これをもって妊娠が成立します。

着床が起こると、その時にはがれた子宮内膜が血液として外に出たり(着床出血)、体が妊娠を察知して妊娠継続に必要なホルモンを出したりするため、様々な体調の変化が出てくる人もいます。

そのため、この時期に妊娠超初期症状を感じやすいのです。

【妊娠超初期の自覚症状】風邪に似ているとも言われている!

妊娠超初期症状を自覚していて、その後妊娠が判明したという方は、排卵日から生理予定日までの約2週間で、次のような体調の変化を感じています。

  • いつもより基礎体温が高い
  • 眠い
  • 体がだるい、咳や鼻水など風邪のような症状
  • 胸の張り、乳首痛
  • 着床出血
  • イライラする
  • 便秘、下痢、胃痛などの胃腸の変化
  • 下腹部痛や頭痛
  • オリモノが増える

とはいえ、妊娠超初期症状を全く感じない人もいますし、反対にこのような症状に全て当てはまったのに、いつも通り生理が来たという方も沢山います。

普段のPMS(月経前症候群)と明らかに違う症状が出た場合は妊娠を疑ってもいいかもしれませんが、過度な期待は禁物です。生理前の女性のからだは敏感で、ストレスや冷え、運動不足などによっても様々な症状が出るからです。

「普段全くPMSがないのに強い下腹部痛や出血がある」という場合には、婦人科系の病気の可能性もあるため、注意が必要です。症状が続く場合には、婦人科で一度検査を受けてみましょう。

妊娠超初期と生理前の症状はとてもよく似ている

つわりなどの分かりやすい妊娠症状とは違い、「妊娠超初期症状」は生理前症状とよく似ていて、一見して違いがわからない事がほとんどです。

それは、どちらの症状も黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きによるものだからです。
黄体ホルモンとは
受精卵の着床と成長を助ける働きをする、妊娠には必要不可欠な女性ホルモンのこと。妊娠超初期症状や生理前症状を引き起こすという困った面もあります。
これが不足すると、受精卵がうまく着床できなかったり受精卵が育たずに、妊娠を継続できず流産してしまう可能性があります。

女性の体内では、排卵日から生理予定日前までの間に黄体ホルモンの分泌が増えますが、これは、妊娠してもしていなくても同じです。

そのため、どちらの症状かを確実に見分けることは難しいのです。

妊娠超初期症状と生理前症状の違い

生理予定日あたりから、黄体ホルモンの分泌量に変化が出てきます。

妊娠した場合、受精卵を引き続き育てるために黄体ホルモンの分泌は増え続けますが、妊娠に至らなかった場合は生理予定日までに分泌が減っていくので、様々な症状が和らぐと言われています。

そのため、生理予定日付近で突然症状が治まれば、「妊娠ではなく生理前の症状だ」と気付くことができるかもしれません。

では、生理予定日より前に妊娠の可能性をさぐる事はできないのでしょうか?

違いを見分けるチェックポイント

自覚症状だけで妊娠を断定することはできませんが、いくつかの症状の違いを知ることで、妊娠の可能性が高いことを早めに知ることができるかもしれません。

自分の症状がいくつ当てはまるのかチェックしてみましょう。

妊娠超初期 生理前
基礎体温 ・いつもより体温が高い。
・高温が続き、下がる気配がない。
・高温期が始まって7~10日あたりで体温がさらに上がる(俗にいう二段上がり)場合がある。
高温期12~14日目あたりで体温が徐々に、またはガクッと下がる。
出血 排卵日から7~10日後あたりで出血することがある(着床出血)。 生理直前までなし
オリモノ 量が増える、サラサラになる 量が減る
下腹部痛 ・いつもより早く鈍痛が来る。
・一日数回の痛みが毎日来る。
・いつもと違う種類の痛みがある。
・いつもはあるのに、全く腹痛がない。
軽い鈍痛
その他 ・ほてりや咳、鼻水など、風邪っぽい症状が出る。
・イライラが続く。
イライラするが、生理がくるとおさまる。

妊娠している可能性のある症状について、さらに詳しく見てみましょう。

基礎体温
きちんと基礎体温をつけているということが前提ですが、高温期が始まって7~10日あたりで体温がさらに上がる(俗にいう二段上がりをする)方がいるようです。

今までと違い、体温が二段上がりしてそのまま高温が継続している場合には、妊娠している可能性があるかもしれません。

とはいえ、二段上がりを経験しなかった妊婦さんはとても多く、特に二段上がりしなくても高温期が16日以上続いている場合には期待ができるかもしれません。

※高温期が16日以上続いても生理が遅れてくることはあります。基礎体温は室温や体調に影響を受けやすいので、あくまで参考として、過度な期待をしないようにしましょう。

着床出血
排卵日から数えて7~10日後あたりに出血があった場合、着床出血の可能性があります。茶色いオリモノのような出血だったり、生理が終わりかけくらいの出血量だったりと、人によって様々です。

ただし、体温の二段上がりと同様に、「着床出血が全くなかった」という妊婦さんは多いので、出血がなくても妊娠している可能性はあります。

オリモノが増える
通常、生理が近づくにつれてオリモノの量は減っていきますが、妊娠している場合には、量が増えたりサラサラになったりすることがあるようです。

普段からオリモノの状態を観察していて、毎月同じ状態という方は、とてもわかりやすい症状ですよね。

下腹部痛

人によりさまざまですが、「振り返ってみるといつもの下腹部痛と違った!」という方が多いです。

  • 生理予定日前に軽い鈍痛があり、また生理がくるのか・・・と思っていたら妊娠していた。
  • いつもより早く鈍痛がきたので、もしかして?と思った。
  • いつも生理前になると鈍痛があるのに、今回はなかった。
  • いつもと全く変わらない。

また、痛みの種類も、鈍痛、キリキリ、ギューっとした痛み、チクチクなど、さまざまです。

以上のことからわかるように、その月だけの症状で判断するのはとても難しいことです。

症状から違いを見分けるためには、普段から基礎体温をつけて、オリモノの状態や生理前症状を手帳にメモしておくなど、自分の体の特徴をきちんと知っておくことが大切なのです。

妊娠検査薬はいつから反応する?フライング検査について

妊娠超初期症状にいくつか当てはまると、早く妊娠したかどうかを知りたくなりますよね。かといって生理予定日前後に病院にいっても、まだ検査はしてくれません。

そんな時にイチ早く妊娠の可能性を知ることができるのが妊娠検査薬です。

妊娠検査薬とは?そして使う時期

正しい使い方としては生理予定日の約1週間後からとなります。メーカーにもよりますので、説明書をきちんと読んでから使用しましょう。

妊娠検査薬とは
女性のからだの中では、妊娠するとhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)と呼ばれるホルモンが分泌されます。このホルモンに妊娠検査薬が反応して、妊娠がわかるという仕組みになっています。

説明書に書いてある時期より早く検査した場合は、尿中のhCGの量が足りず、妊娠しているにも関わらず陰性になることがあります。

フライング検査のポイントと注意点

フライング検査とは、検査薬の正しい使用時期よりも前、たとえば生理予定日前後に検査をすることです。最近の妊娠検査薬はとても精度が高く、説明書に書いてある時期より前でも陽性反応がでることもあります。

生理予定日の1週間後まで待てない!という方のために、フライング検査のポイントと検査する際の注意点をお伝えします。

ポイント1.生理予定日より前に使える検査薬を使う
インターネットで購入できる海外製品などで、早くから検査可能なものも販売されていますので、これを使ってみるのも手かと思います。

<注意点>

  • 生理予定日1週間後に使える検査薬よりもやや精度が下がる
  • 検査薬の金額が高い
ポイント2.陰性を覚悟して早めに検査してみる
hCGの分泌量や尿への出やすさには個人差がありますので、生理予定日の数日前でも陽性反応が出る方がいます。

どうしても待てないし、なんとなくいつもの生理前症状と違う気がする!という方は、生理予定日の数日前に、一度検査薬を使ってみてもいいかもしれません。

<注意点>

  • 陰性になっても気を落とさない(まだ妊娠している可能性はあるため)
  • あくまで正しい使い方は生理予定日から約1週間後です。
  • もし陽性が出ても冷静に受け止める。

この時期に陽性が出たら妊娠している可能性は非常に高いですが、子宮外妊娠や超初期の流産の可能性もありますので、心から喜ぶのは病院で妊娠判定を受けるまでとっておきましょう。

また陽性でも陰性でも、生理予定日以降にあと1~2回検査してみましょう。

分かりづらい妊娠症状…でも妊娠に気付かないとリスクがある

妊娠に早く気付いて喜んだのも束の間、その後流産など悲しい結果になることもあります。

「こんなことなら気づかなければよかった・・・」と思う方も中にはいるかもしれません。しかし、妊娠に気付かずに赤ちゃんに悪影響のある生活を送ってしまって、後悔するケースがあるのも事実です。

妊娠に気づかない理由3つ

ここでは、妊娠に気付かない理由と、その場合のリスクについて説明します。

1.着床出血、または不正出血があっても、それを生理だと思い込んでしまう
生理が軽い人や、普段から生理周期が不安定な人は、「出血=生理」と思ってしまい、妊娠に気付きにくいかもしれません。
2.体調が普段と全く変わらない
「妊娠したら何か体に変化があるはず」と思っていて、普段と何も体調が変わらないために、妊娠に気付かないということもあります。

妊娠超初期症状がない人もたくさんいるので、症状がないからといって妊娠していないと決め付けないようにしましょう。

3.生理前の症状と同じ、または似ている
先にお話したように、妊娠超初期と生理前の症状はとてもよく似ているため、意識してチェックしないと見逃す体調変化がほとんどです。

中には、「下腹部痛があったので生理だと思い、鎮痛剤を飲んでしまった」という人もいます。

リスク1.喫煙、飲酒を続けてしまうことになる…母体胎児への影響

喫煙やアルコールの過剰摂取は、赤ちゃんがうまく育たなかったり、流産や早産のリスクが上がる原因になります。

中でも喫煙は、血液の流れを阻害して、赤ちゃんに酸素や栄養を届きにくくしてしまい、流産、先天奇形、低体重児などの原因になるということがわかっています。

また、胎盤早期剥離などを引き起こし、赤ちゃんだけでなく母体も危険にさらす可能性があるので、妊娠の可能性がある場合には喫煙は絶対にやめましょう。

無事生まれてきたあとも、赤ちゃんに障害が残ったり、乳幼児突然死症候群の原因にもなります。

またアルコールの過剰摂取も危険です。アルコールは、胎盤から赤ちゃんに移行して、FAS(胎児性アルコール症候群)という、奇形をともなう先天性異常を引き起こす原因になるのです。

少しの量であれば影響は少ないと言われていますが、安全性が確立されているわけではありません。”少しの量”とは、1日で15mlくらいまでののアルコール量(ビール350ml缶だと1本、ワインだとグラス1杯程度)を言います。

ちなみに、「1日ビール1本だから、2日ガマンして3日目に3本飲むのがok」ということではありません。それだと45mlのアルコールを一気に摂ってしまうことになり、危険な量にあたります。

一切飲酒しないのが一番安全です。お酒が大好きな人にとってはすごくストレスが溜まりますので何か他の解消法を見つけることをおすすめします。

リスク2.市販薬やピルの服用は、時期によって注意が必要

妊娠超初期(妊娠4週未満までの時期)の薬やピルの服用は、ただちに胎児に影響が出ることはないと言われていますが、薬の種類や量によって流産や着床障害の原因になるものもあるので、なるべく飲まないのが安心です。

危険なのは生理予定日以降に妊娠に気づかず薬を飲んでしまった場合です。妊娠4週~7週前後は「絶対過敏期」といって、薬の影響をもっとも受けやすい時期です。

心臓や消化器官など、赤ちゃんにとって大切な器官が作られる時期のためで、この時期に薬を飲んだことで奇形を起こす可能性があります。

また、ピルを飲んでいる場合は「妊娠するはずがない」と思っているかもしれませんが、実はピルを飲んでいても0.1%程度の確率で妊娠することがわかっています。

妊娠に気付かずピルを飲み続けてしまったことで、ただちに赤ちゃんに影響は出るということはないと言われていますが、中用量や高用量ピルを飲んでいる場合には、注意が必要です。

ピルは女性ホルモンに似た成分を含んでいるため、ホルモンバランスが乱れ、ママの体調が不安定になる可能性があるため、赤ちゃんにとっても安全とは言えません。

薬は飲まないほうが安心なのは確かですが、病状によっては飲んだほうがいい場合もあります。頑なに薬を飲まず、病気が悪化して赤ちゃんに悪影響をおよぼす可能性もあるからです。

妊婦に処方できる薬もたくさんありますし、体調不良の場合は病院にいって、妊娠の可能性があることを伝えた上で処方してもらいましょう。

リスク3.子宮外妊娠に気付けないと命の危険も

妊娠に気付かず病院にもいかないで子宮外妊娠を放っておいた場合、怖いのが「卵管破裂」です。卵管から大量出血を起こし、命を脅かす危険もあるのです。

子宮外妊娠とは
卵管や卵巣など、子宮以外の場所に受精卵が着床してしまうことで、妊娠を継続することはできず、自然に流産したり手術をすることになります。妊娠検査薬は陽性になりますし、妊娠超初期症状が出る人もいます。

また、命の危険まではなくても、卵管を切除しなくてはならないケースもあります。症状にもよりますが、子宮外妊娠を早期発見することで卵管を残せる確率が高くなることもありますので、妊娠にイチ早く気づくことが大切になってきます。

子宮外妊娠の場合、不正出血やひどい腹痛が起こることもあるので、これを生理と勘違いしてしまう人もいるので注意が必要です。

リスク4.流産してしまっても気づけない…

少し遅れた生理と思っていたけど、あれは流産だったのかも…。そんな経験をした方も少なくありません。でも、あとでそれが妊娠だったかどうかを調べるのは、とても難しいことです。

妊活を頑張っていてまだ妊娠経験がない人にとって、「受精できた」「着床できた」という事実は、結果的に流産してしまったとしても、一筋の光になるのではないでしょうか。

とはいえ、「すぐ流産してしまうなら、生理と思っていたほうがショックが少なかった」という気持ちになる人もいると思いますので、これはリスクというより考え方かと思います。

妊娠判定までを穏やかに過ごすためのポイント3つ

病院で妊娠判定を受けることができるのは、生理予定日から1週間以上経ってからです。妊娠を心待ちにし、さらにいつもの生理前と違う症状を感じている人にとっては、長い長い1週間ではないでしょうか。

そのモヤモヤ期間を少しでも穏やかに過ごすためのポイントをお伝えします。

1.赤ちゃんや自分のために、妊活中のような生活をする

妊娠していてもしていなくても、可能性がある限りは赤ちゃんと母体に良い生活を心がけたいものです。

生理予定日までにできることはそう多くはありませんが、妊活中のような生活を送ることで赤ちゃんが育ちやすい体内環境をつくることはできますし、体調が良くなることで気持ちも前向きになります。

具体的には次のとおりです。

温活、規則正しい生活、ストレスをためない
体をあたため、自律神経をととのえることは、赤ちゃんが育ちやすい子宮の環境をつくるだけではなく、不妊の原因をとりのぞいて妊娠しやすい体づくりのために、とても大切なことです。
バランスの良い食事
栄養をバランスよくとることも大事ですが、特に葉酸は妊活や妊娠継続にとても重要な栄養素です。

子宮内膜をフカフカにして着床しやすくしたり、受精卵の細胞増殖を助けてくれるはたらきをしたりするため、妊娠前から積極的にとりたいものです。

妊娠したあとも、赤ちゃんの先天性異常を予防するはらたきがあると言われていますので、食事やサプリメントで継続的にとることが推奨されています。
(ただし、どんな栄養素にもいえることですが、とりすぎは禁物です…。)

禁煙、アルコールとカフェインを控える
タバコやお酒が悪影響であることは先にお話したとおりで、すぐにでも禁煙し、アルコール量は控えるべきです。

一方、カフェインについては具体的に赤ちゃんにどういった影響が出るかは明らかにされていませんが、胎盤をとおして赤ちゃんの体内に入り、蓄積されてしまうと言われています。

また、利尿作用があるので体の水分をうばいますし、体を冷やす効果もあるため、ストレスをためすぎない程度に量を控えることをおすすめします。

薬をなるべく飲まない
「100%赤ちゃんに影響がない」と明確に書いてある薬はありませんので、心配な場合にはなるべく薬を飲まないようにするか、症状が重い場合は薬剤師や医師に相談してから飲むのが安心です。

長引く症状を自力で治そうとすることは、かえって病気を悪化させたり、他の病気を併発させることもあるので、重症の場合は病院にいくのがベストです。

2.フライング検査をしてみる

すでに少し書きましたが、フライング検査は生理予定日前のモヤモヤを減らすための有効な手段です。

「覚悟していても、やっぱり陰性が出たらショックが大きい!」
「陰性が出ても妊娠を期待しつづけてしまい、余計にモヤモヤ・・・。」

こんなこともあるので、生理予定日まで我慢してからフライング検査をしてみることをおすすめします。

そこで陰性が出たら「今月も生理がくるのか~」と思うようにすれば、生理がきたときの落胆は多少減るのではないかと思います。

もし陽性が出た場合に、まずは受精・着床ができたことを喜びましょう。

でも、フライング検査で陽性がでたからといって、安心できるものでもありません。陽性が出て喜んだのも束の間、遅れて生理がきてしまったというのもよくあるケースです。

もし早く検査していなければ普通に遅れて生理がきただけと思えたのに、一度妊娠したと喜んだ後にだめだったというのは、とてもショックなことです。

もしそうなった場合でも、「hCGに検査薬が反応してくれた。妊活も一歩前進!」
と頭を切り替えて、前向きになることが大切です。

陽性が出た場合でも、あと数日~1週間後にもう一度検査をするのがよいでしょう。そこでまた陽性が出たら、病院で妊娠判定をしてもらいましょう。

ポイント3.妊娠以外のことに目を向ける

妊娠のことばかり考えていても良い結果がでるというわけではありませんし、かえって一日一日が長く感じられ、ストレスが溜まってしまう事もあります。

そこで、頭を少し切り替えてリフレッシュするのも一つの方法です。

好きなことをしてストレス発散!
美味しいものを食べたり、楽しいことをしたりしてストレス発散しましょう。リフレッシュやストレス発散は赤ちゃんにとっても良いことです。

本やマンガ、映画などで現実からひと時離れるのもいいかもしれません。

また、もし妊娠していたら、すぐつわりが始まって好きなものが食べられなくなったり、体調が安定せず出かけることが難しくなる場合もあります。もちろん暴飲暴食はいけませんが、今のうちに自分を甘やかしてあげましょう。

忙しくして気を紛らわす
時間があると、どうしても妊娠のことばかり考えてしまいがちです。考えたところで結果が変わるわけではないですし、どうせなら早く生理予定日が来てほしいですよね。

体に負担がかかりすぎない程度に忙しくすることで、気を紛らわしたり、生理予定日までの一日一日が早く過ぎるように感じられるかもしれません。

大切なのは日頃からの体調チェック!妊娠に早く気づくために

これまでお伝えしてきたように、妊娠超初期症状と生理前症状はとてもよく似ています。また、症状の有無や種類にも個人差があり、「これがあるから妊娠」という決まった症状はありません。

そこで大切なのが、日頃から基礎体温を測ることや、生理前の細かい体調の変化を意識しておくことです。

見た目や性格が違うように、女性の体の変化も千差万別です。だからこそ”普段の体調”を把握していなければ、症状だけで妊娠の可能性をさぐることはできません。

まだ基礎体温をつけていないという人は、まず婦人体温計を買って、明日から基礎体温をつけてみましょう。「1ヶ月のうちでこんなに体温って変化するんだ!」と驚くはずです。

すでに基礎体温を測っている人は、継続することに加えて、生理前の自覚症状やオリモノの状態を観察してメモしておくなどすれば、より妊娠を早く気付くことができるかもしれません。

また、妊娠だけではなく自分の体調が安定しているのかどうかもわかりやすいので、病気の予防にもつながります。

普段の体調との違いをチェックして、「妊娠したかな?」と期待をして嬉しい気持ちになったり、「生理がきそう…」と感じて落ち込んだり、そんなことを繰り返す中で妊娠がわかったときは、涙が出るほど嬉しくなるのではないでしょうか。

妊娠を心待ちにしている生理予定日前のときほど、自分の体調の変化に敏感になることはなかなかありません。

これをいい機会として、自分の体の変化を知り、自分の体をいたわり、赤ちゃんを迎え入れるからだ作りをすることが、妊娠への第一歩です。

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