草花遊びは体験の宝庫!話題の非認知能力を伸ばすなら草花遊びを
突然ですが皆さんは、お子さんに「草花遊び」をさせていますか?お外で遊ぶときに野草を使って遊ばせた経験、きっとあるのではないでしょうか。
草花が手に取れる場所であれば気軽に取り組めて、しかもコストもかからない!しかも、今世界で話題の「非認知能力」まで育つ…というのはご存知でしょうか?
「非認知能力」とは、「忍耐力」「自尊心」「目標への情熱」など数値では測れない一方、社会で生き抜くために不可欠な力のこと。
今回はこの、「非認知能力」にも注目しながらお話を進めていきたいと思います。遊びながら生きる力が付くなんて、最高だと思いませんか?
この記事の目次
非認知能力=生きる力!パパママは絶対に知っておくべき3つのこと
冒頭でもお話した「非認知能力」は、細分化するといくつかの項目に分かれます。まずはそれらを大きく3つに分けて、カンタンにご紹介しましょう。
「非認知能力なんて初めて聞いた…」という方にも分かりやすくご説明していきますね!
非認知能力を知ろう!生き抜くうえで必要な3つの力
1つ目は「目標に向かって頑張る力」。子どもたちがモチベーションを高く持って頑張り抜くのに必要な力のことで、「忍耐力」「ゴールへの情熱」などが含まれます。
2つ目は「人とうまく関わっていく力」。他者と協力しながら物事を進めていくときなどに必要な力のことで、「社会性」「他者への思いやり」などが含まれます。
3つ目は「感情をコントロールする力」。すぐにキレたり極度に自信を失わず、自分の心を安定させることができる力のことで、「自己肯定感」「楽観性」などが含まれます。
草花遊びに隠された成長のチャンス5つをピックアップ!
お話を戻して、今回のテーマは「草花遊び」。でも、「どうして非認知能力を伸ばすのに草花遊びがいいの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
それは、草花遊びは子どもたちにとって刺激に溢れているからです。草花遊びに隠された「成長のチャンス」。それは、こちらの5つです!
- 手指を使う場面が多い(=脳の発達に効果的)
- 自然と五感を刺激される(=体験に伴った記憶の定着)
- どの植物を使うか見極める(=思考力・判断力がUP)
- 花の種類など親子で話題にできる情報が多い(=コミュニケーション力がUP)
- 子ども1人で作れる・できることが多い(=自立心が育つ)
知ってるパパママは得をする!草花遊びで伸ばせる力とは?
最初にご紹介した、「非認知能力」。お子さんにとって大切な力ばかりでしたね。そして草花遊びにはたくさんの「成長のチャンス」が隠れていることも分かりました!
では、その「成長のチャンス」をどのように生かしていけばよいのでしょうか?草花遊びを通して子どもたちの力を伸ばす方法を、一緒に見ていきましょう!
お外には刺激がいっぱい!触って初めて分かる植物の違いを楽しもう
身近な植物、何が思い浮かびますか?
季節や場所によって様々な植物に出会うことができますね。それらをただ見るだけではもったいない!
実際に足を止めて触ったり、匂いを嗅いだり観察してみたり…。気付いたことは何でもコミュニケーションをとってお話しましょう!
プレゼントする相手を考えさせよう!誰かのために、を経験させて
草花遊びを通してぜひ声を掛けてあげてほしいのがこちら。さり気なく、「すごく上手だね!誰かにプレゼントしたら喜ぶかもね!」なんて言ってあげましょう。
「おばあちゃんにあげたい!」「お友だちの〇〇ちゃんに渡したい!」といった、気持ちが芽生えるかもしれません。
小さな子どもでも比較的簡単にできる、草花遊びの作品は以下を参考にしてみてくださいね!
自分で探して組み合わせて…。1人でできた!が自信になる
最後にご紹介するアプローチ法は、「1人でやらせてみる」ということ。パパママがやり方を見せてあげたときに、お子さんが「僕もやる!」とやる気になったら…?
まずは自分1人で頑張らせてみましょう!もちろん川べりや傾斜のきつい斜面など、最低限の安全確保はパパママの出番。
ですが、ちょっとやそっとの失敗には手を出さず温かく見守ってあげてみてください。もしかしたら、パパママが思っているより自分でできることは多いかもしれませんよ!
とても愛情が伝わるやり取りですが、子どもの「自発性」を伸ばすとなるとちょっとNG。せっかく芽生えた「やってみたい!」の気持ちが、しぼんでしまうかも?!
手伝ってあげるより、大変なことや失敗が多く出てくることでしょう。だからこそ、それを乗り越えたときに「1人でできた!」という「自己肯定感」が生まれます!
こうした経験が元になって、「また自分でやってみよう」というチャレンジ精神が生まれてくるのですね。
あると便利!草花あそびのお役立ちグッズ5つをご紹介
最後に、草花遊びを全力で楽しむために「あったら便利!」なグッズをご紹介です。「あ~、持ってくればよかった…」とならないためにも、一通りチェックしておきましょう!
大興奮で遊んだ後、お子さんが「これ、持って帰る~」。そんなときに大活躍ですね!
草花は汁や泥などで汚れている可能性大。ビニール袋を数枚カバンに入れておけば、心置きなく「持って帰ってみんなに見せてあげよっか!」と言ってあげられます。
日ごろ何気なく目にしている草花も、「摘んでみよう!」とよくよく見るとトゲが生えていたり、手を切りやすい葉をしているものがあります。
軍手を用意しておけば、そんなときも一安心!お子さん自身に触らせてあげることができますよ。
あるとグッと草花遊びが楽しくなるのがこちら。拾ったどんぐりや落ち葉に、その場で顔を描いたりして楽しむことができます!
植物を探したりちぎったりしていると、手は結構汚れます。「手がベタベタで洗いたい!」というとき、近くにお水が使えるところがない場合も…。
ウェットティッシュでササッと拭いてしまいましょう!
植物が多い場所、ということはその分「虫」も多いケースもあります。蚊に刺されてしまったら楽しい気分もちょっと下り坂…。
きちんとケアして、全力で遊べるようにサポートしてあげましょう!
非認知能力を育て、1人で生き抜く力は草花遊びで楽しく伸ばす!
今回は、草花遊びで「非認知能力」を伸ばす方法をご紹介しました。使えそうなものはあったでしょうか?
中学生くらいになると、子どもたちも部活や勉強で忙しくなり外で身体や手指を使う機会も減っていくことでしょう。
まだ時間がある小さなうちに、たくさんの経験をさせ「非認知能力」を伸ばしましょう!