2歳児は絵本から世界を広げられる!プレゼント用におすすめの絵本
2歳になると今まで以上に好奇心が強くなり、身の回りのあらゆることに興味を持ちます。
この時期からは、言葉の発達や基本的な生活習慣を身につけさせ、少しずつ自立を促していくことが大切になってきます。
それらを頭ごなしに教えるのではなく、遊びながら楽しみながら自然にできるようにするのに絵本は最も身近で最適なツールです。
その子の興味に合った絵本を選んであげて、ママやパパが読んであげることで親子のコミュニケーションも取ることができます。
ここでは、2歳の我が子やお友達にプレゼントしてあげたい様々な絵本をご紹介します!
この記事の目次
2歳なのでじっと座っているのが苦手…でも大丈夫!体を動かしながら楽しめる絵本
絵本はじっと座って読まなくてもOK!じっと座っているのが苦手なら、体で絵本を楽しんじゃおう!
動物のまねをしたり、バスの運転手さんになったり、賑やかに絵本の世界を味わいましょう。
できるかな?あたまからつまさきまで
作・絵: エリック・カール
訳: くどう なおこ
出版社: 偕成社
「はらぺこあおむし」で有名なエリック・カールさんのカラフルな絵と、詩人のくどうなおこさんの軽やかな文章で、見て面白く、声に出して楽しい1冊。
ワニやサルやキリンなどの様々な動物が、自分たちの得意な動きをして「できるかな?」と問いかけてきます。
イラストに合わせて首を伸ばしたり、腕を振ったり、動物のモノマネをして楽しむことができます。
一生懸命モノマネしようとする子どもたちの姿にママもにっこり。上手にできたら褒めてあげましょう。
でんぐり でんぐり
作・絵: くろい けん
出版社: あかね書房
けんちゃんがでんぐりがえりをしていると、ネコさんやゾウさんがやってきて一緒にでんぐりがえりをして遊びます。
2歳ではまだでんぐりがえりのできない子もいますが、絵本のまねをしながら、楽しく親子でコミュニケーションを取りましょう♪
でんぐりがえりができるようになるのは平均して3歳ごろからなので、無理強いせずできるようになるのを気長に待ってあげてくださいね。
バスなのね
作: 中川 ひろたか
絵: 100%ORANGE
出版社: ブロンズ新社
大きなバスを動かす運転手さんは、車が好きな男の子にとっては憧れのお仕事ですね。
絵本の中の男の子も、たくさんイスを並べて「はっしゃしまーす」「カーブします ごちゅういください」と運転手さんごっこをします。
そこへ、うさぎさんやクマさんなどの動物が乗ったり降りたり。バスの中ではちょっとしたハプニングも?
おうちでも、イスやクッションを並べてバスごっこをしながら読んであげれば、気分はバスの運転手さん!
明るい色使いと可愛らしいイラストで、男の子だけでなく女の子にも人気の絵本。シリーズで「ふねなのね」「おうちなのね」もありますよ。
こちょこちょ あそび
作: きむら ゆういち
出版社: 偕成社
ゆうちゃんが、お友達のピイちゃん、コロちゃん、ミケちゃん、そしてかいじゅうさんを「こちょこちょこちょ~!」とくすぐって遊びます。
「いないいないばあ あそび」など、30年間長く愛され続けているきむらゆういちさんのしかけ絵本です。
最後のページでパパ・ママが「こちょこちょ~!」としてあげると、子どもたちは大喜びですよ。
丈夫な作りのおでかけ版ボードブックは、お外に持っていくこともできます。
のりものやお出かけが大好きな2歳児におすすめの絵本
のりものに乗ったり見たりするのが好きな子や、お出かけ先でいろんなものを発見してくる子には、お外での楽しみを見つけられる絵本がおすすめ!
子どもたちのイメージを豊かに膨らませてくれる絵本をご紹介します。
あめ ぽぽぽ
作: ひがし なおこ
絵: きうち たつろう
出版社: くもん出版
「ぴと ぴと ぽとん」「さあ さあ さあ さあ」「ぽ ぽ ぽ」「じゃくじゃくじゃく」と軽やかな擬音が楽しい絵本。
ジメジメ、びちゃびちゃといった雨に対するマイナスのイメージがなくなり、雨音や水たまりが楽しくなります♪
ポップなイラストに透明感のある雨粒が美しく、絵を見ているだけでも癒されます。大人にも人気のある絵本です。
雨の日に読んであげれば、お外から聞こえる雨のリズムをお子さんといっしょに楽しめそうですね!
よるのおさんぽ
作: リリー・ロスコウ
絵: デイヴィッド・ウォーカー
訳: 福本 友美子
出版社: 岩崎書店
大人もみんな眠ったころ、子どもたちはこっそりベッドを抜け出して「よるのおさんぽ」に出かけるというなんともワクワクするお話。
夜のお外は楽しいことがたくさん。お舟に乗ったり広場で遊んだり、大きなケーキを作って食べたり……。まるで夢の中の世界のよう。
そのうちパレードも始まって、楽しい気持ちが胸いっぱいに高まりますが、パレードが終わるころ、だんだん眠りの世界へと誘われていきます。
お昼に読んでも面白く、夜に読んでも楽しい夢を見られそうな一冊。お月さまの優しい眼差しと、やわらかい色使いも素敵です。
でんしゃでいこう でんしゃでかえろう
作・絵: 間瀬 なおかた
出版社: チャイルド本社
見開きのページいっぱいに広がる駅の絵、外の景色。山の駅から海の駅まで「デデン ドドン」と音を立てて電車は走って行きます。
トンネルを抜けると花畑や雪国などに変わる景色や、「デデ トト」「デデン ゴゴー」という臨場感ある音が、子どもたちを絵本の世界に引き込みます。
さらにこの絵本、全部読み終わって裏表紙を閉じると「でんしゃでかえろう」の文字が!1冊で二度楽しめます♪
おたすけこびと
文: なかがわ ちひろ
絵: コヨセ・ジュンジ
出版社: 徳間書店
この本には、たくさんの働き者の小人たちと、はたらくくるまが出てきます。工事現場で白い砂を集めているのかと思いきや……?
小人たちは、ショベルカーやブルドーザーを使って何かを作っている様子。大きな穴に卵やバターをどんどん入れて混ぜていきます。
小人たちが作っているのは、なんと夢のような大きなケーキ!おやつの時間に読むと、お腹が空いてしまうかもしれませんね。
おたすけこびとは、このほか多くのシリーズが出ています。お子さんの好きなものに合わせて選んであげると良いでしょう。
2歳児にしつけを!あいさつや生活習慣を楽しく覚える絵本
少しずつ自分で身の回りのことをやりたがるようになってくる2歳児は、自立心を育むためにも大切な時期です。
ここでは、あいさつや歯磨きといった基本的なことを楽しく覚えられる絵本をご紹介します!
どうすればいいのかな
作: 渡辺 茂男
絵: 大友 康夫
出版社: 福音館書店
お出かけの準備をしているクマさんですが、シャツを足から履いてしまったり、反対にズボンを頭から着ようとしたりと失敗だらけ。
その度にクマさんは「どうすればいいのかな?」と考えて、自分で問題を解決していきます。考えるクマさんの顔がまたかわいらしいのです。
1980年から世界中で高く評価され、多くの国々で子どもたちが愛読している信頼の1冊です。
子どもたちが身の回りのことができるようになるまで、「たくさん失敗してもいいんだよ」と伝えてくれるあたたかい絵本です。
ごめんやさい
作: わたなべ あや
出版社: ひかりのくに
お野菜たちが遊んでいるときに、わざとではないのだけれど他のお野菜に迷惑をかけてしまいます。
間違ってなすくんの帽子を持っていってしまったり、お絵かきに夢中でお尻がぶつかってしまったり。
そんなとき、素直に「ごめんやさーい」と言えて、にっこり笑って「いいよー」と許してあげるお野菜たち。
コミカルな絵と文章で「ごめんなさい」の大切さを教えてくれます。お友達とのトラブルも起きてくる2歳児にはぴったりの絵本です。
野菜が自分で上手に皮を脱ぐ「すっぽんぽーん」も、面白くておすすめです。
おでかけのまえに
作: 筒井 頼子
絵: 林 明子
出版社: 福音館書店
家族でピクニックに行く日の朝、あやこちゃんはお父さんとお母さんのお手伝いをしようと頑張ります。
お弁当を詰めたり、お父さんの荷物を準備したり、自分でおめかししたり……。でも、あやこちゃんのお手伝いはどれもうまくいきません。
お弁当はめちゃくちゃ、お父さんの荷物もぐちゃぐちゃ。あやこちゃんのお顔はお化粧でとんでもないことに!
でも、お父さんとお母さんはあやこちゃんの一生懸命な姿ににっこり。あやこちゃんたちは、ご機嫌でピクニックに出かけていきます。
女の子はお母さんの真似をしたがる時期でもあるので、皆さんのお子さんもあれやこれやとやりたがるようになり、かえって手間が増えちゃうかも……。
でも、ちょっと心にゆとりを持って、子どもたちが成長しようとしている一生懸命な姿を微笑ましく見守るのもたまには良いかもしれませんね。
はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!
作: くぼ まちこ
出版社: アリス館
はみがきが大嫌いなたっくんは、ごはんを食べた後テレビの方を向いてしまいました。
そこへやってきたのは、たっくんの歯ブラシです。「ぼくは はぶらし はみがきれっしゃ いっしょにみがこう」と誘います。
たっくんは「うん いいよ」と大きくお口を開けます。はみがきれっしゃは、たっくんのお口の中を「しゅっしゅっぽー」とピカピカにしていきます。
歯ブラシを列車に見立てたなんとも遊び心のあるこの絵本に、はみがき嫌いの子を持つ多くのママが救われています。
はみがきをする前に絵本を読んで、「はみがきれっしゃだよー」と声かけをしてあげれば、毎日のはみがきが楽しくなりそうですね!
パンツのはきかた
作: 岸田 今日子
絵: 佐野 洋子
出版社: 福音館書店
かわいらしいブタさんが「はじめに かたあし いれるでしょ」「そうして うえまで ひきあげて」とリズミカルにパンツの履きかたを教えてくれます。
ちょっと得意げにパンツを履くブタさんですが、やっぱり小さな女の子なので、後ろ前に履いてしまうなどの失敗もします。
そんなブタさんの姿にお子さんも親しみを覚えることでしょう。パンツに移行する時期のお子さんに、楽しく声かけしながらパンツを履く練習をさせられる絵本です。
おいしそうな音やきれいな色が魅力的な絵本で2歳児の世界が広がる!
子どもたちは、おいしそうな食べ物の絵やお腹が空いてしまうようなおいしい音も大好き。女の子だと、おままごとのお料理をする子もいるのではないでしょうか。
食べることにちょっと興味が薄い子も、好き嫌いが多い子も、おいしい絵本を読めばごはんの時間が楽しくなりますよ。
最後に、おいしそうな絵本やカラフルな色づかいで子どもを喜ばせる絵本をご紹介します。
しろくまちゃんのほっとけーき
作: わかやま けん
出版社: こぐま社
1972年から愛され続けている定番中の定番絵本です。しろくまちゃんはお母さんのお手伝いをしながら、大好きなホットケーキを作ります。
「ぽたあん」「しゅっ」「ふくふく」「くんくん」と、ホットケーキを焼く音がなんともおいしそうです。
オレンジを基調とした絵本の色使いも食欲をそそり、絵本からホットケーキの香りが漂うような気がします。
やさい もぐもぐ
トマト、じゃがいも、キャベツ、かぼちゃ、トウモロコシといった写実的なタッチのお野菜が描かれたページをめくると、お野菜たちが色々な料理に変身しています!
カレーライスなどの子どもたちがよく知っているお料理が出てくるので、「これなあに?」などと指をさしながら遊んでも楽しいですよ。
筆者自身は、3歳の頃においしそうなパセリの絵を見てパセリが大好きになりましたから、お野菜嫌いな子もこの絵本を読めば食べられるようになるかも?
いろいろ ごはん
白いごはんが「なにになるかな いろいろごはん」と言って体にのりを巻くと「ころりん おにぎり こーろころ」。おにぎりに変身!
さらにのりまきになったり、お茶漬けになったり、雑炊になったり、チャーハンになったり、白いご飯はいろいろなお料理に変身します。
擬音の楽しさもさることながら、ごはんにお顔がついていてとても親しみやすい絵柄です。
同じ作者の本に「いろいろたまご」「いろいろじゃがいも」「いろいろサンドイッチ」もあります。
なにをたべてきたの?
文: 岸田 衿子
絵: 長野 博一
出版社: 佼成出版社
お腹が空いてしかたのない白ブタくんが、食べ物を探して歩いていると真っ赤なりんごが落ちています。
それを食べると、白ブタくんの体にりんごと同じ赤色がつきます。そんな白ブタくんを見た仲間は「なんだかきれいになったみたい」と不思議がります。
まだまだ腹ペコの白ブタくんは、道で見つけたレモンやメロンやぶどうを次々と食べ、そのたびに食べ物の色が体に移ります。
素敵な色を褒められてうれしくなった白ブタくんは、もっときれいになろうと石鹸を食べてしまい大変なことに!
外国の絵本のようなおしゃれな線と淡くて上品な色使いで、ユーモラスな世界観を描き出す1冊です。
いろいろ ばあ
作: 新井 洋行
出版社: えほんの杜
赤・青・黄の絵の具たちが「いっくよー!」といろいろな形になって元気に飛び出してきます。
おばけの形、水玉模様、バナナのような形……。「これ、なんの形?」と聞けば、子どもの発想力でいろいろな答えを聞かせてくれることでしょう。
最後には絵の具たちが混じり合って、違った色を生み出します。シンプルな絵と簡単な文章ですが、想像力をかきたててくれる絵本です。
プレゼントした絵本の読み聞かせで、2歳の我が子と豊かな時間を!
優良な絵本は、様々なことを吸収する2歳児の学びを手助けしてくれる心強い育児の味方です!
同じ絵本でも読んでいるうちに反応が変わったり、生活の中に絵本で覚えた言葉が出てきたりと、読み聞かせをすることで発見できる我が子の成長がありますよ!
読んであげる絵本は、「子どもが気に入っているもの」で大丈夫!必ずしも毎回違う本を選ぶ必要はありません。
忙しいパパやママも一日一回は絵本の時間をとって、我が子との実りある時間を過ごしてみてくださいね!
MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪
まだデータがありません。