幼児期におすすめの英語学習方法。小学生で英検5級合格を目標に設定！

お子様に幼児期に英語に触れてもらおうと、通信教育や習い事を始めているご家庭も多いのではないでしょうか。

「英語が楽しくなるように」「将来、小学校の英語授業についていけるように」「きれいな発音ができるようように」など、パパママの願いは様々。

せっかく英語を勉強するのなら、目標を「小学生で英検5級合格」と設定してみませんか。目標があることで励みになり、子供の自信にもつながります。

英検５級は英語初心者向けのテスト

テストは筆記25分とリスニング約20分です。過去問や試験日程、受験料などは日本英語検定協会の英検のホームページで確認することができます。

主な題材は家庭や学校などで、話題は家族や友達、スポーツや音楽などです。中学初級程度が理解力の目安になります。

幼児ですとまだ学校に通っていませんし、文字を書ける子も少ないと思います。英単語を書く練習をしたり、過去問をするのは小学校にあがってからで大丈夫でしょう。

幼児期は英語を身近に感じたり楽しんでもらうことを優先して、英語に慣れることをはじめましょう！

幼児期にできるオススメの対策6つ

1. 簡単なあいさつ
2. 単語
3. 絵本
4. アニメ・DVD
5. 読み聞かせ会
6. コミュニケーション

以上を詳しくみていきます。

対策その1　グッドモーニング！親子で始める簡単なあいさつ

英語が苦手だというママも、簡単な挨拶でしたら子供に声かけができます。英語に違和感や抵抗があるという方は、ぬいぐるみをパペットのように使うと言いやすいですよ！

意味	パパ、ママ	子供
おはよう	Good morning.	Good morning,Dad. Good morning,Mom.
こんにちは	Good afternoon.	Good afternoon.
やあ	Hi.	Hi.
こんばんは	Good evening.	Good evening.
おやすみ	Good night.	Good night,Dad. Good night,Mom.

夜はゆったりしているので「おやすみ」の「Good night.」は言いやすいのではないでしょうか。パパママがいうときは、子供の名前も一緒に呼びかけるといいですね。

「Dad」は、fahter（お父さん）の口語表現です。同じく「Mom」も、mother(お母さん)の口語表現になります。

こちらはおやすみにオススメの英語絵本です。読むとお月様にもおやすみなさいを言いたくなる人気の絵本です。

邦題は「おやすみなさいおつきさま」です。日本語版を読んだ方もいるかもしれません。60年以上も親しまれているロングセラーの絵本です。

対策その2　音声グッズを利用！単語のインプット

「りんご」は英語で「apple」と表記され、日本でも「アップル」「アップルジュース」など身近に言われていますね。

ですが、ネイティブの発音は「ェアプル」というような、カタカナ英語と違う響きです。日本語にはない発音が含まれており、カタカナ英語で覚えると違和感があります。

カタカナ英語とネイティブ発音の差異で戸惑わないように、英単語を覚える時は音声グッズを利用してみましょう。

音声グッズは次のようなタイプがあります。

• 指でタッチすると音がなる　電子辞書など
• 専用ペンでイラストをタッチすると音がなる　絵本タイプのもの

幼児は文字よりも絵のほうが直観的に理解しやすいので、イラストが多いものがオススメです。

おすすめはディズニーの絵本です。イラストをタッチペンで触れると音声がなります。

音声がなるタイプは通常の絵本より価格が高めになりますので、誕生日やクリスマスプレゼントに検討してみてはいかがでしょうか。

効果音やかわいいキャラクターの登場で、英単語を楽しく学ぶことができます。他にも音声グッズは多数でていますので、お子様が喜びそうなものを選んでみましょう。

英語ができるというパパママも、毎回子供の指差しに付き合うのは大変ですね。音声グッズは子供が自分で押すと鳴る仕組みなので、自主的に遊んでくれるのでおすすめです。

対策その3　絵本を活用！簡単な文を聞けるようになる

単語から英文となるといっきにハードルがあがります。楽しく学べるよう絵本を利用してみましょう。

最初はどの絵本がいいのか分からないと思います。図書館の英語絵本コーナーで、どのような絵本があるか試すことをおすすめします。

日本と同じように英語にも赤ちゃん絵本があります。初めて英語絵本を読むというときは、簡単な絵本から始めてみてはいかがでしょうか。

オススメの絵本は「Baby Happy Baby Sad」という絵本です。イラストが愛らしくどんどんめくりたくなります。

英語が苦手なパパママも大丈夫！「ベイビーハッピー、ベイビーサッド」と繰り返すだけ。気負わずに楽しく読み聞かせることのでできる1冊です。

図書館で「子供が手に取った」「笑ってくれた」など、子供が気に入ってくれたら購入を考えてみてはいかがでしょうか。

簡単な絵本を一日1冊読むことを続ければ、1年間で365回！幼児期だからこそ、ゆっくりペースで読み聞かせることができますね。

対策その4　アニメやDVDの利用！ネイティブの英語に慣れる

子供が大好きなアニメ。利用しない手はありません。英語字幕がついていると、後々にスペル確認ができるので便利です。

映像で英語が流れると、会話しているキャラクターのテンポや雰囲気を感じることができます。

テレビや映像を長時間みせることに抵抗があるママは、「一日30分」と決めて少しずつ英語に慣れさせてみてはいかがでしょうか。

単に英語の勉強になるだけでなく、ギャグや文化などさりげなく学ぶことができます。

クリスマスの話でしたらジンジャークッキーを食べるシーンがあったりなど「日本と違うなあ、ここは同じだなあ」と異文化を感じることができます。

おすすめのアニメに「おさるのジョージ」という作品があります。ジョージはおさるなので「ウキキッ」とお話はできないのですが、まわりの魅力的なキャラクターが優しく語りかけてくれます。

ジョージのしぐさが愛らしく、2歳ぐらいの子供にみえてしまいます。テレビ版、劇場版のアニメがDVDになっているので、気になる方はご覧になってみてはいかがでしょうか。

劇場版は80分と長いですが、子供が飽きずに見れるようキャラクターがよく動きます。楽しい動きや軽快な音楽など、魅力が満載で大人も楽しめます。

ネイティブの自然な会話を聴かせることができ、英語の意味が分からなくても楽しければ何回も見てくれます。

対策その5　図書館や幼稚園の英語絵本読み聞かせ会に参加

図書館をはじめ、保育園・幼稚園・こども園など、幼児が通う施設でも英語絵本の読み聞かせ会が開かれていることがあります。

イベントをチェックして、機会があれば利用してみましょう！子供がパパママ以外の人から英語を学ぶチャンスです。

「この絵本を読んであげたいな」と思ったり、読んでくれている方をお手本にできるので、ママ自身も子供に教えるスキルをあげることができます。

我が家では子供が2歳の時に図書館の読み聞かせに参加してみました。5～6歳むけの文章の長い絵本でした。

わずかな単語しか聞き取ることができず、「文章の前にまずは単語を覚えたほうがいい」と反省点がみえてきました。子供自身はイベントとして楽しんでくれたようです。

対策その6　コミュニケーションを育む！習い事の検討

絵本やDVDなどをみるということをおすすめしてきましたが、一気に成長がみれるのが実際にネイティブの方とのコミュニケーションです。

「英語が通じた！」と感じることは子供の自信につながります。

CDで何回もかけたことのある「ABCソング」など今まで歌ったことなんかなかったのに、ネイティブの方との交流でたった1日で覚えてきたりします。

近くに教室がなくても、最近はインターネットで幼児の英語授業をしているところがあります。

実際のコミュニケーションは、子供にとって学びの宝庫です。習い事として検討してみてはいかがでしょうか。

また、思い切って海外旅行や英語のサマースクールに参加することも実際の英語にふれるチャンスです。幼児だからこそ失敗を恐れずに受け入れることができます。

単語と文を書く練習は小学生からでOK！幼児期は楽しさ優先

英検5級の問題文は日本語も含まれていますので、日本語もある程度しっかりしていないと問題を解くことができません。

日本語でもひらがなを習うのは小学校1年生です。どんどん文字のかける子供もいますが、英語も同じくアルファベットや英単語を習うのは小学校に入ってからでも遅くありません。

小学校3年から英語の授業開始なので、小学校高学年あたりをこれまでの英語勉強の節目として、受験のスケジュールをたててみてはいかがでしょうか。

英検5級の内容は中学初級程度です。小学校高学年であれば頑張って勉強して、理解することができます。過去問を解いてみてある程度点数がとれると自信になります。

学習のペースは個人差がありますので、子供のペースをみて焦らず進めていきましょう。幼児期は楽しさ優先！英語を身近に感じてもらうといいですね。

2020年度から小学校3年生で英語の必修化！

いま幼児のお子様たちが小学校にあがる頃には英語の授業があります。もうご存知の方も多いと思いますが、2020年度から小学校3年で英語が必修化します。

このように英語が重要視されているのは世界の状況があります。

ビジネスやインターネットの世界では英語が多く使われている

日本政府観光局の統計データによると、2016年の訪日外客数は24,039,700人。英語を第一言語としているアメリカ・イギリス・カナダからの観光客も多いです。

アメリカ	1,242,719人
イギリス	292,458人
カナダ	273,213人

観光業や接客業に携わっている方は、英語が必要になったば場面があったかもしれませんね。他の業種でも就職や昇進の場面で英検やTOEICの資格が考慮されたりと、英語活用の場面は広がっています。

またインターネットのウェブコンテンツの言語別使用割合は、英語56.4％、日本語4.9％です。多くの情報は英語で表現されています。資料・Netz-Tipp-Studie(2009)

こういった社会の在り方から、小さい頃から英語を勉強しようという流れになっています。

学校や会社で優遇制度があることも！英語の資格は一生の宝

履歴書に書くことのできる英語の資格は、子供にとって一生の宝になります。人生の節目で有利になることもあります。

人生のステージ	英語資格が考慮されること
中学入試	判定優遇 点数加算 英検3級以上で考慮されることが多い
高校入試	内申点加算 判定優遇 点数加算 英検2級以上で考慮されることが多い
大学入試	英語科目の受験免除 判定優遇 入学後、単位認定があるなど。 準1級、2級以上で考慮されることが多い
就職・昇進	「TOEIC」テストを利用する企業の増加 「TOEIC」を入社試験や英語研修、昇進試験に利用

全ての学校や会社に当てはまるわけではありませんので、検討している学校・会社の優遇制度を調べておきましょう。

中学受験を検討している方は、英検3級まで取得しておくと入試で判定優遇など受けれる場合があります。

小学生で英検3級はハードルがあがりますが、英検5級から徐々にレベルアップをするスケジュールをたててみてはいかがでしょうか。

たとえ英語を使う職業につかなくても、英語ができることで多くの情報にアクセスできたり、海外旅行で現地の人とコミュニケーションがとれるなどのメリットがあります。

いろいろな選択肢が広がるという意味で、英語の勉強は意味があり楽しいことではないでしょうか。子供が目標を持って学ぶ姿はパパママも嬉しいですね。