今すぐ出来る!妊婦の頭痛の対処法。妊娠中でも我慢しないで大丈夫

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2017/09/13

頭痛で辛い妊婦さん

妊娠中に頭痛に悩まされる妊婦さんは少なくありませんが、お薬に頼った治療は赤ちゃんへの影響などを考えてなるべく避けたいと思う人も多くいます。

あまりにも重篤な頭痛の場合は服薬などによる治療が大切になってきますが、一般的な頭痛であれば、生活習慣の中で予防法や対処法を取り入れていくことが出来ます。

妊娠中に起こる頭痛は、大きく分けて3つの種類があります。偏頭痛と緊張型頭痛、そして妊娠高血圧症候群による頭痛です。

これらの頭痛はそれぞれ原因が違うので、対処法も異なります。対処法を間違えるとかえって痛みがひどくなることもありますので、まずは自分がどのタイプの頭痛なのかを見極めましょう。

頭痛の種類ごとに今すぐできる対処方法について詳しく見ていきましょう。

偏頭痛への対処法は冷やす&脳の活動を安静にする!

偏頭痛の痛みの原因は、脳の血管が広がっていることで生じています。そのため、脳の血管の拡張を抑え、脳の活動をできるだけ休ませることが大切です。

具体的に出来る対処法は以下の通りです。

▼妊娠中の頭痛の原因についてはコチラも参考にしてみて!

患部を冷やす

頭や首筋、こめかみなど痛む場所を冷たいタオルで冷やしたり、おでこを冷却シートなどを貼って冷やすと、広がっている頭の血管が収縮するために痛みが治まります。

ただし、氷のように極端に冷たすぎるもので直接冷やしてしまうと、逆に頭痛を引き起こしてしまうことがありますので気を付けてください。

刺激を取り込まない

脳の活動を安静にするため、光や音などの刺激を避けて、暗く静かな部屋で目を閉じて横になると頭痛が収まりやすくなります。

アイマスクや耳栓を装着して物理的な刺激を遮るのもおすすめです。

テレビやスマホ、パソコンなど電子機器の長時間使用を避ける

長時間のテレビやスマホの使用は、視覚や聴覚を刺激します。

特に暗い場所で液晶を見ることはブルーライトの影響もあって刺激が大きく、偏頭痛が起こりやすくなります。

電子機器の使用時にはこまめに休憩をし、暗い場所では使用を控えて明るい所で使用するようにしましょう。

長風呂しない

血管の拡張によって痛みが生じているため、お風呂でゆっくり湯船に浸かりすぎると頭痛が現れることがあります。

ただし妊娠中は足腰を冷やさない方が良いですので、半身浴にしたり、長時間湯船に浸かるのを避けるなどして、あまり温めすぎないように気をつけましょう。

また、脱水症状になると頭痛になる事もありますので、入浴後の水分補給を忘れず行うようにしてください。

▼妊婦におすすめの入浴法についてはコチラも参考にしてみて!

ストレスを減らす

妊娠中は心身ともに色々な変化が急激に起こるため、身体的にも精神的にもにストレスが溜まりやすい時期です。

特に妊娠初期や妊娠中期はホルモンバランスの影響もあり、自律神経のバランスが悪くなって頭痛が起こることもありますので、出来るだけストレスをかけないような生活を心がけましょう。

好きな音楽を聞いたり、趣味に没頭したり、気分転換を心がけるのがおすすめです。アロマを楽しむ場合はユーカリやローズマリー、柑橘系の香りに鎮静効果があります。

ストレス解消法を実践しただけで頭痛が緩和される方もいます。

▼妊娠中のアロマの利用方法についてはコチラも参考にしてみて!

緊張性頭痛は筋肉を動かす&温める!

緊張型頭痛の原因は、主に血行不良や貧血です。そのため、偏頭痛とは逆に血管を広げて血流をよくすることで改善が望めます。

具体的に出来る方法は以下の通りです。

痛むところを温める

頭痛を自覚したら安静にして、後頭部や首、肩などの痛みを感じた部分に、温かい蒸しタオルを当てましょう。

いきなりカイロなど熱すぎるもので直接温めてしまうとやけどの原因となりますので、蒸しタオルやタオルで巻いた湯たんぽなどが理想的です。

マッサージや軽い運動をする

妊娠後期に入るとお腹がだいぶ大きくなるため、肩や首への負担も大きくなります。

首や肩、腕など頭痛が起きやすい部分の周囲の筋肉を動かすだけでも血行が改善し、頭痛が緩和されることがあります。

マッサージも効果的ですので、肩や首、腕をゆっくり回したり、頭頂部を痛くならない程度の力で揉むと良いでしょう。

また、運動やマッサージの後には必ず水分補給を行うように気をつけましょう。

尚、ツボ押しや針灸は妊娠中に刺激しない方が良いツボもありますので、必ず専門家に相談して行うようにしてください。

鉄分を多く摂取する

妊娠すると鉄欠乏性貧血になりやすいため、脳が酸欠状態になって頭痛を引き起こすことも少なくありませんので、日頃から鉄分の多い食品を取り入れ、貧血に備えておくことが大切です。

貧血が酷い場合にはかかりつけの産婦人科に相談することで、鉄材の処方を受けることが出来ます。

長時間同じ姿勢をしない

デスクワークを続けている妊婦さんに多く見られるのが、長時間に渡り同じ姿勢をしていることで血流が悪化し、頭痛を引き起こしてしまっている症状です。

適度に休憩を取り、背伸びや深呼吸などの軽いストレッチをして血流を促すと、頭痛対策になります。

妊娠高血圧症候群の頭痛は冷やすと軽減…医師に必ず相談

妊娠高血圧症候群の頭痛は、痛む部分を冷やすことで一時的に症状が緩和しますが、根本的な治療ではありません。

妊娠高血圧症候群は病気であり、放置しておくと母体だけでなくお腹の中の赤ちゃんにも影響があり、出産時のリスクが高まります。

定期検診で妊娠高血圧症候群と診断されたら、必ず病院の医師と連携し、出産に向けての体調管理を行うようにしてください。

酷い時は我慢しないで…薬は必ず医師に相談

妊娠中だからといって頭痛の我慢のしすぎは必要ありませんが、症状がひどく薬を飲みたくなったからと言って自己判断で薬を使うことは絶対にやめましょう。

頭痛薬にも様々な種類があり、妊娠中に飲めるものもあれば、飲んではいけないものもあるからです。妊娠前に使っていたからといって妊娠中にも安全とは限りません。

お薬による頭痛の治療を行いたい時は、産婦人科医に相談した上で、問題ないと言われて処方された時にそのお薬を使うようにしてください。

つわりもそうですが、体調不良を我慢しすぎてストレスをためる事は、赤ちゃんのためにもママのためにもよくありません。

心身ともに健やかに楽しい妊娠期間を過ごし、出産を迎えられると良いですね。

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