子供の事故は親の想像力で防止!駐車場などで注意すべき点
子供ってホントに危なっかしいものですよね。常に見ていないととんでもないことになりかねません。一緒にいながらでもうっかりケガをさせてしまうこともあります。
日常生活の中で、自転車に乗せているとき、並んで歩道を歩いているとき、車でお出かけする時など、いつものシーンで親として心がけるべき注意点が存在します。
その注意点はどんなことなのかについてお伝えしていきます。
子供を守れるのは親です!絶対に心がけておきたい3つの注意点
子供のそばについていて、そんな事故に合うことないでしょ?と安心してしまいがちですがそこが盲点なんです。
子供は体が小さく大人の当たり前の感覚では守りきれないことが結構あるんです。
「子供用の安全対策感覚」を身につけ、子供と一緒でも心がけたい3つの注意点を覚えておきましょう。
- 状況を予測・想像する
- 目を離さず最後まで見届ける
- 側にいながら五感をしっかり使う
道路では手をつないでいても危険がいっぱい!
先日、一車線の道路で3歳位の男の子の手を引くお母さんを見かけました。その時ふと、何か違和感を感じ注意して見てみますと、子供が車道側を歩いていたんです。
大きな市バスも通る狭い道ですので、非常に危険です。しかも、ママはイヤホンをしていました。危機管理が
子どもを連れて歩く場合、親が車道側で危険を回避
何気なく親子で歩いている時、「手をつないでいるから大丈夫」という安心は危険です。子供は車の往来なんかお構いなしに、興味のあるもの気になることがあれば、急にパッと飛び出そうとします。
急に手を広げたりしたところに車やバイク、自転車が勢いよく走ってくれば腕を骨折する可能性だってあります。
いつも予測する、想像することが大切です。親が車道側で子供は端を歩かせましょう。また、手をつないでいても、親がイヤホンをつけている、もしくはスマホを見ている光景をよく目にします。これも危険な行為です。
子供と一緒に道路を歩いていて、親の目と耳がイヤホンやスマホに集中して気を取られているという場合、子供が何か話してもすぐに聞き取ることができません。「ママ、靴が脱げた」とつぶやかれてすぐに反応できるでしょうか?
子供とすれ違いざま、自転車などが少し当たったことにも気付けますか?子供が泣き叫んでもどうして泣いているか事情がわかりませんよね。自転車は気づかずそのまま通り過ぎていってしまいます。
- 状況を予測・想像する→子供が急に車道に飛び出したり、パッと手を広げるかもしれない
- 目を離さず最後まで見届ける→すれ違いの車や自転車など通り過ぎるまで見届け安全を確保する
- 側にいながら五感をしっかり使う→視線は子供を意識して。車やバイクの近づく音にも敏感に。
そもそも、大人の目線からかなり低い位置に子どもの頭があるんですから、意識して目配りしていないと視界から外れてしまします。
大ケガさせてしまったら後悔だけが残ります。子供と一緒に外にいるときはイヤホンは外し、スマホもしまっておきましょう。
歩道で信号待ちの間も油断大敵!ママ友井戸端会議はほどほどに
幼稚園の帰り道ママ友とのおしゃべりは楽しいものです。子供たちは仲良く一緒に前で信号待ちしています。
歩道で信号が赤から青に変わるのを待っている時も目を離しては危険です。反対側を散歩中のワンちゃんを見つけて赤信号でも車道にパッと飛び出すかもしれません。
井戸端会議も盛り上がり過ぎないよう、ほどほどにしておきまししょう。子供たちは複数人数になるとさらに遊びたい気持ちが高まって注意がおろそかになります。親が周辺の様子や子どもの動きを敏感に察知しましょう。
信号待ち時の注意点
- 状況を予測・想像する→子供同士でふざけて押されて車道に倒れこむかもしれない
- 目を離さず最後まで見届ける→信号が青になっても親が一緒に左右を確認させる
- 側にいながら五感をしっかり使う→お喋りしながらも目は子供を追いかける、子供の会話の内容に聞き耳を立てる
常に「○○かもしれない」と想像することが大切です。
「車道に向かって転ぶかもしれない」「運転手が下手くそで車の内輪に巻き込まれるかもしれない」「一緒にいるお友達に押されて車の前に倒れるかもしれない」想像するだけでも危険がいっぱいです。
例え青信号でも油断はできません。
駐車場では、まず子供の安全を目で確認!
時々、自宅前での車の出し入れ時に我が子を轢いてしまった、孫を轢いたというニュースを耳にします。
小さい子は運転席から死角になりやすいと心得ておきましょう。
運転席から見えないからといって車から離れているとは限りません。危険な位置にいると仮定し姿を確認するまで車を動かしてはいけません。
一緒に出かけるなら、まず子供をチャイルドシートに乗せてから車を動かしましょう。
駐車場での荷物の出し入れ時も、子どもの安全を考えシートに乗せた状態で作業しましょう。自分の車が停止していても、他の車はいつどう動くかわかりません。
他人の車から死角の位置にいるかもしれません。小さいうちは常に最後まで見届けないと安心できませんね。
駐車場で事故が多い原因は主に、シフトチェンジのミスや間違い、アクセルやブレーキの踏み間違えなどによるものと、対象物の見落としや認識不足などによっておこります。
そのうち、幼児が巻き込まれやすいものの多くが後者の場合です。
私たちは、運転する立場と子供を連れている立場の両方の立場から常に見ていく必要があります。
「子供は私たち大人の思いもよらない行動をする」「背丈が小さな子供は、運転者がバックミラーやサイドミラーで確認する際に死角になってしまう可能性がある」ということを、常に認識しておく必要があります。
駐車場での注意点
- 状況を予測・想像する→子供が死角にいるかもしれない
- 目を離さず最後まで見届ける→車を動かす直前までどこにいるか最後まで確認する
- 側にいながら五感をしっかり使う→子供の場所を姿、声などで把握する
自分の運転する車で我が子を怪我させた、入院させたなんてそんな悲しいことはありません。ましてや何か障害が残るようなことにでもなれば、一生悔やんでも悔やみきれません。
ママ、ちゃんと見てて!自転車の後輪で指をケガする危険
なぜか子供はクルクル回るものに興味津々です。ミニカーのタイヤ、かざぐるま、こんなおもちゃなら心配ありませんが、身近な危険物、それはママチャリの後輪です。
現在ママチャリの安全性は向上しヘルメット着用は努力義務となり、転倒事故に備え以前に比べ随分子どもの安全を考慮するようになりました。
ところが子供を後ろに乗せ、自転車を押しながらママ友と並んで歩きながらおしゃべりしているととんでもないことが起こります。
後ろに座った子供がゆっくりくるりと回る後輪のスポークが気になるらしく、指を突っ込もうとしているではありませんか!
たまたま後ろにいて「マズイ!様子が変!指入れそう!」と気づいた私は猛ダッシュでその子の手をつかみました。大事には至りませんでしたが、気づかなければ興味本位に指を入れてしまっていたことでしょう。
ママは全く気づいていませんでした。私に事態の説明を受け初めて理解したようでした。
自転車に子供を載せる時の注意点
- 状況を予測・想像する→足や手指、持ち物などが後輪に接触、絡むかもしれない
- 目を離さず最後まで見届ける→自転車を止めるまでは後ろに座っている子供の様子をチラチラ確認する
- 側にいながら五感をしっかり使う→ハンドルから伝わる子供の動き(立ち上がったり、体を傾けたり)を把握する
ヘルメットをかぶっているから安全というわけではありません。ホントに子供は何をしでかすかわかりません。子供が悪さや危険行為をしそうな時は、潜在的な第六感も働かせないといけないようですね。
真夏のアスファルトでやけども!靴はちゃんと履かせよう
真夏の熱いカンカン照りのある日、幼稚園にお迎えの親子を自転車で追い越しました。暑い中2歳位の下の子の手を引いて歩いていました。なぜかママに叱られ号泣しながらひょこひょこ歩いています。よく見ると、靴を手に持ち裸足で歩いていました。
追い越した際は「なんで裸足?おもらしでもして靴が濡れたのかな?」など思いめぐらしていましたが、それにしてもずっと泣き声が聞こえていました。
私も気づくのが遅すぎ反省しきりでした。その子は裸足でアスファルトを歩かされ、足の裏が焼けるように暑かったに違いありません。
子どもの皮膚は大人と違い、柔らかくまだ薄い状態です。きっと裸足で歩かされて足の裏が熱くて泣いていたんでしょう。
外で裸足になることへの注意点
- 状況を予測・想像する→裸足だと熱くないか、何かの破片を踏まないか
- 目を離さず最後まで見届ける→なぜいつまでも泣いているのか原因が分かるまで気にかける
- 側にいながら五感をしっかり使う→気温やアスファルト上のゆらぎから熱さを感じる、子供の足の裏を触ってみる
これも「想像力」が欠如しているため起こってしまった事故です。
まだ上手くしゃべれない年齢の頃は、痛いとか苦しいとか症状を上手く伝えることができないため、ケガの手当が遅れることもあります。
なぜ泣いているのかしっかり正しく判断したいものですね。子どもの様子や状況を最後まで見ていないと、間違った判断をしてしまう危険性があります。
アスファルトと同様に、マンホールのふたなどもかなりの高温になっているので、くれぐれも夏時のにはそういった場所で裸足にならないように気をつけてあげてくださいね。
想像力で状況を予測して、五感を働かせて危険行動を察知!
今回は、主に路上での油断できない子どもの行動を紹介しましたが、私が遭遇したことだけでもこれだけあるんですから、日常の中には事故につながる紙一重の危うい場面がたくさんあるんだと思います。
擦りむき程度で済めばいいですが、自転車、バイク、車となると、大ケガにもつながりかねません。
「注意一秒怪我一生」なんてことにならないように、子供と一緒にいてもしっかり五感を働かせてケガしないよう守ってあげましょう。
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