乳腺炎ってこんなに痛いの?原因はお母さんの食べ物にあった!

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2014/11/10

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ただでさえ悩み事が多い授乳中。乳腺炎にはできればなりたくないですよね。予防のためにできることはあるのでしょうか。食事の面から見てみましょう。

どうなると乳腺炎になるの?

母乳は乳腺の腺房細胞という場所でつくられ、乳腺腔内に貯められ、それが乳管を通って体の外へ出る仕組みになっています。

花瓶のようなひとつしか口のない容器をイメージしてみてください。乳腺では、この容器内の壁から乳汁が出てきて貯まっていきます。

実際は細長い袋のような形をしているそうです。ここに母乳がパンパンに貯まるとおっぱいが張ってきます。それがもっと進んで、容器にひびが入ったり、破れた状態が乳腺炎です。

また、出ていく母乳の成分がカスとなって乳管にとどまり、それが増えすぎて詰まることでも同様のことが起こります。

乳腺が貯めこむことのできる量以上に母乳が分泌され、それがいつまでも体外に排出されないために、容器が耐えられず悲鳴をあげている状態と言えます。

食事が及ぼす影響とは?

母乳はお母さんの血液が原料となります。その血液は、お母さんが食べたものによって作られます。しかも、どんな食事をしたかによって母乳の味が変わってくるのです。

野菜が多ければサラッとさっぱりした飲み口、お肉が多ければドロッとした濃い味という具合です。赤ちゃんは、いつも同じ味を飲んでいるわけではないのです。

色んな味を経験できるという点で、母乳育児中は極端な食事制限は避け、様々な食材を食べることが理想的です。

しかし、食べ過ぎることで母乳の性質がつまりやすくなってしまう食材には気を付けなければなりません。

どんな食事をすればいいの?

あっさりしていて、野菜が多く取り入れられた和食は、母乳育児には最適の食事といえます。がっつりと食べたいお父さんには、別にもう一品付けるなどの対応をして、和食中心の食卓にしましょう。

食事を摂る時間帯も大事です。夜遅い時間は内臓がはたらきにくくなり、おっぱいは張りやすくなってしまうので要注意です。たくさん食べたいときは、朝か昼に済ませておきましょう。

母乳が過剰に作られる食材とは?

必要以上に母乳を作ってしまう食べ物の筆頭が、「動物性の脂肪」です。

脂身の多い肉や乳製品は特に気を付けましょう。女性が大好きな洋菓子や、パン類にはバターや生クリームなど多くの乳製品が使われています。

この動物性脂肪に糖が加わると、ますます高カロリー、高コレステロールとなり、ドロドロした血液になってしまいます。結果その血液から作られた母乳も、乳腺につまりやすい形状となってしまうのです。

以下の食材は、くれぐれも食べ過ぎに注意しましょう。

  • あげもの…唐揚げ、カツ、フライなどカラッと揚がっているものほど多くの脂を含んでいます。
  • 洋菓子…ケーキに、チョコ、クッキーにアイス。どれもついつい口に運んでしまう魅力的なものばかりです。
  • 魚卵系…いくら、たらこなどはコレステロール値が高いのです。
  • もち、もち米…赤飯は昔は母乳がよく出るように食べられていたようですが、栄養状態がよくなった現代ではかえって毒になるようです。
  • 山菜…たけのこやわらびなど、あくの強いものは母乳をまずくし、赤ちゃんが嫌がって飲んでくれないために乳腺に貯まってしまうことになります。
  • コーヒー、アルコール…言わずと知れた授乳中は控えるべきもの。母乳の味が変わります。

いずれも、「大好物なんだけど…」という声が聞こえてきそうなものばかりです。いきなり、全てを断つのではなくて、偏って食べ過ぎないように気を付けることです。

これはあまりお乳によくないという意識があるのとないのとでは、食べ方にも変化が出ます。ストレスにならない程度に我慢し、適量を楽しむようにしましょう。

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