母乳、ミルク、混合で卒乳方法は違うの?上手に卒乳を迎えるコツ

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2017/02/03

赤ちゃんが離乳食にもだんだん慣れて来る1歳前後になると、「そろそろ卒乳かな?」と意識し始めるママも多いことでしょう。

でも一言で「卒乳」といっても、赤ちゃんとママを取り巻く状況や生活は千差万別。おまけに赤ちゃんの性格やママたちの価値観だって多種多様です。

卒乳を迎えるにあたって多くのママが疑問に感じることがあります。それは、母乳だけを与えているママと、完全ミルクのママ、そして混合であげているママ、それぞれにとって卒乳の方法は同じなのか?ということ。

育児書で調べてみても、助産師さんからアドバイスをもらっても、どうもはっきりとその違いが分からない…。

そんな悩みに答えるため、ここではまず卒乳についてすべての授乳方法のママたちに共通する部分について説明し、後半で授乳の仕方ごとにママたちが気を付けるべきポイントを紹介したいと思います。

どの育て方のママにも共通する「卒乳」という考え方

少し前までは「断乳」(だんにゅう)という言葉が使われていることが多かったのですが、最近は「卒乳」(そつにゅう)もしくは「離乳」(りにゅう)という言い方が主流となってきた赤ちゃんへの授乳の卒業。

母子手帳でも現在は「断乳」という言葉を使っていません。

それは単に言い方の問題というわけではもちろんありません。時代にともなって、少しずつ断乳に対する考え方が変わってきた結果です。

断乳と卒乳の違いは何でしょうか?

断乳
赤ちゃんに乳をあげるのを断つこと
卒乳
赤ちゃんが乳を飲むのをやめること

どちらも母乳かミルクかは関係ありません。主にママが主体となって乳をあげるのを断つか、成長の過程で赤ちゃんが自ら乳を卒業していくか、の違いです。

以前は主にママたちがおっぱいやミルクをあげることをやめると決め、それを実行に移していたのが、最近は赤ちゃんの成長や意思をより尊重するようになったというのがその変化と言えます。

けれどもそれは決して「赤ちゃん主体になったので、ママたちはそれに合わせて無理や我慢をしなければならない」というわけではありません。

卒乳は赤ちゃんとママの両方が精神的にも肉体的にもお互い折り合いをつけながら取り組んでいくもの、ということなのです。

完全母乳のママ対完全ミルク&混合ママの人数は約半々

厚生労働省が10年ごとに行っている乳幼児身体発育調査では、全国でどれくらいのママたちが母乳、ミルク、混合で赤ちゃんに栄養を与えているかの調査結果が見られます。

平成22年の調査結果は以下の通りです

  • 完全母乳のママ:55.8%
  • 完全ミルクのママ:18.1%
  • 母乳・ミルク混合のママ:26.1%

(赤ちゃん月例:生後4か月から5カ月時点)

この結果を見て分かることは、完全母乳のママとそうでないママがおよそ半数ずついるということです。

にもかかわらず、いざ卒乳に関して調べ始めて分かることは、「卒乳」というとなんとなく完全母乳育児のママが主体で説明されていることが多いということ。

およそ半数の完全ミルク、混合のママたちは哺乳瓶を使ってミルクをあげています。その状況の違いによる特有の悩みや疑問が取り残されてしまうことが多いのです。

それではそんな疑問を解決するため、それぞれを比較しながら卒乳の方法について考えていきましょう。

卒乳時期に正解はない!ママと赤ちゃんの状況をきちんと理解しよう

まずは卒乳にいつから取り組むのかということについてです。結論から言うと、その時期は人それぞれで良いということになります。

完母でも、完ミ、混合でも関係ありません。その時期やきっかけは授乳の仕方によって左右されるものではないからです。

それでは何で決まるのかというと、大きなポイントが3つあります。

  • 赤ちゃんの離乳食が後期から完了期にさしかかっている
  • 授乳の回数が減って間隔が長くなった
  • ママが母乳やミルクをあげることに負担を感じている

1つずつ詳しく見ていきましょう。

ポイント1:赤ちゃんの離乳食が後期から完了期にさしかかっている

離乳食後期から完了期というのは、1日3回の食事で食べ物のかたさも歯茎でつぶせる程度の固形物になっている時期です。月齢で言うと1歳から1歳6か月頃ごろとなります。

赤ちゃんは1歳ごろで栄養の75パーセント、1歳半近くでは栄養の90パーセントくらいを離乳食から得るようになります。

引用…「初めての育児」株式会社ベネッセコーポレーション

この頃になればあくまでも栄養面では授乳をやめても大丈夫ということになります。

ポイント2:授乳の回数が減って間隔が長くなった

授乳回数が減る、間隔が長くなるということは、赤ちゃんが成長し精神安定のためにおっぱいや哺乳瓶をくわえたいという欲求が減ってきたということです。

卒乳に取り組むひとつの目安となります。

少し月齢の進んだ2歳以降などに赤ちゃんがこの時期を迎えると、自分から「もうおっぱい飲まないよ」や「ミルクバイバイ」など申告をしてきたり、自然にいつの間にか終わりを迎えたりする場合もあります。

ただし逆に言うと、離乳食が完了期を過ぎていても授乳回数が多めならば、精神的に母乳や哺乳瓶のミルクを必要としている場合がたくさんあるということです。

赤ちゃんに母乳やミルクをあげる意味は『栄養の面』だけではないということを覚えておいた方が良いでしょう。

ポイント3:ママが母乳やミルクをあげることに負担を感じている

今度はママの立場から見たポイントです。負担を感じる理由は実に人それぞれです。

  • 「夜中に何度も起こされておっぱいやミルクをあげるのが辛い」
  • 「保育園にあずけるのでなるべく早めに授乳を切り上げたい」

などいろいろな理由が考えられます。

負担に思う理由の内容について、「私って赤ちゃんに対してわがままなのかな?」と悩む必要はありません。

赤ちゃんの精神安定も、ママの精神安定もどちらも同じくらい大切なことだからです。

周囲と比較せず自分たちに最適なタイミングを見極めましょう

以上に述べた3つのポイントを考慮して、卒乳をするかどうか、またはできるのかどうかを判断します。

早い子は9カ月くらい、遅い子は4歳くらいなどその時期は本当に人によってまちまちです。

卒乳が早い、遅いのメリットとデメリットはどんな時にでもそれ相応に発生します。大切なのは自分たちにとってできるだけデメリットの少ないタイミングを見極めることです。

例えば母乳には多くの免疫物質が含まれているという話を聞き、なるべく長く授乳を続けたいとママが思ったとしても、赤ちゃんが夜泣きもせず欲していないタイミングで無理やり授乳するのは困難です。

また、仕事をしていて忙しいのに無理をして授乳作業を続けるのは、双方にとって精神的なデメリットが大きくなったりもします。

逆に赤ちゃんの自立を促すために卒乳は早い方が良い!と思っても、赤ちゃんがおっぱいやミルクを欲しがって大騒ぎを続けていたらデメリットの方が大きくなるでしょう。

同い年のお友達が卒乳をしたからといって焦る必要も、その影響を受ける必要もありません。

自分と赤ちゃんの様子をしっかり見て判断すれば、それがあなたの卒乳の時期の正解になるのです。自信を持って大丈夫です!

授乳方法別!卒乳時のポイントとコツ

卒乳の時期は赤ちゃんへの授乳の方法によって左右されないということは分かりました。それではいよいよ卒乳の具体的な取り組みについてです。

完全母乳のママが卒乳する時のポイント

まずは完全母乳のママが卒乳する場合に、他の授乳の方法を取っているママたちと比べて異なるポイントをあげたいと思います。(混合のママについては一部共通する部分があります)

  • 卒乳後おっぱいの丁寧なケアが必要
  • カフェインやアルコール、薬の摂取などの制約から解放される
  • 外出時の授乳のわずらわしさがなくなる
  • 赤ちゃんと素肌で密着する機会を失うことに寂しさを感じてしまう場合がある
  • 次の妊娠を考えている場合は準備を始めることができるようになる

赤ちゃんに母乳をあげる時間は、ママと赤ちゃん二人にとって特別なひとときであり、かけがえのない経験であることに間違いはありません。

赤ちゃんが自分のおっぱいを口に含んで安らかにしている表情を見ているのが、本当に幸せだと感じるママがたくさんいます。

また一方で、自分の乳房から授乳することによるさまざまなストレスも発生します。

乳首が切れてしまったり乳腺炎になるなどのトラブルや、カフェインの摂取を制限したり、風邪をひいても安易に薬を飲むことができないなど、ストレスの原因になることがたくさん出てきます。

ママが授乳することに大きなストレスを感じず、幸せな時間と捉えることができるのなら卒乳の方法は単純です。赤ちゃんの気が済むまで授乳を続けてあげれば良いのです。

けれども完全母乳のママが肉体的にも精神的にも「もう授乳を終わりにしたい」と思ったなら、少しずつ赤ちゃんを卒乳へ導く方法を取り始めた方がいいでしょう。

その時に赤ちゃんが卒乳することをどうしても拒むことがあります。おっぱいを貰えるまで大声で騒ぎ続けたり、時には熱が出てしまったりする子さえ出てきます。

そんな時は考え直して卒乳を少し先延ばしにするのもアリです。またどうしても授乳が辛い、仕事の状況などでできる限りやめたい、などママとしても引き下がることができない場合は、完全母乳から粉ミルクに切り替えるという方法を取る方もいます。

中には罪悪感を抱いてしまうママもいますが、卒乳と言うのはそれぞれの親子にとっての試練であり、母子ともに人間として成長するいい機会でもあるのです。

ママはどんな時でも「赤ちゃんと自分、二人で協力して頑張るんだ」という意識を忘れないようにして下さい。

さて、どんな理由や状況でやめたとしても、おっぱいをあげなくなった後の乳房のケアは重要です。

ずっと母乳をあげていたママのおっぱいは、母乳をあげなくなると確実に張ります。放っておくと痛んだり熱を持ったりしますし、急性乳腺炎や乳腺症を引き起こす原因になったりもします。

しばらくの間は乳房の様子をよく確認し、ケアを怠らないようにして下さい。卒乳後のおっぱいケアをしてくれる産婦人科などもたくさんあるので調べてみるのも良いでしょう。

完全ミルクのママが卒乳する時のポイント

まずはじめに完全ミルクの授乳のママたちはどのような状態を「卒乳完了」というのでしょうか?

赤ちゃんが飲み物を飲むのに哺乳瓶を使わなくなり、粉ミルク(育児用粉ミルクやフォローアップミルクなど)も卒業した状態のことです。

それでは完全ミルクのママが卒乳する場合に、他の授乳方法のママたちと比べて異なるポイントをあげたいと思います。

  • 夜間哺乳瓶を使ってミルクを飲むことによる虫歯のリスクをなくすことができる
  • 個人差はあるが、哺乳瓶からマグなどへの切り替えがしやすい
  • 卒乳すると哺乳瓶や粉ミルク、お湯など外出時の荷物を削減することができる
  • ミルク代の出費がなくなる

卒乳の時期が近付いてきた時に、哺乳瓶を使っているママたちからよく聞く悩みが「虫歯のリスク」についてのものです。

赤ちゃんの前歯が生えてきていると、夜間夜泣きなどをした時に哺乳瓶でミルクをあげてそのまま寝かしつけてしまうことは、確かに虫歯のリスクをとても高めます。そのことを理由に卒乳に踏み切るママもたくさんいます。

ミルクを飲んだ後に歯磨きをすれば問題ありませんが、夜中などはなかなかそういう訳にもいきません。

完全ミルクの赤ちゃんで「まだ夜泣きはするけれど授乳は本人の気が済むまで続けたい」という場合には、夜間だけは哺乳瓶に白湯を用意しておくのも1つの方法です。

白湯でしたら哺乳瓶で飲んでも、そのまま寝てしまっても虫歯の心配はありません。もちろん昼間はミルクやフォローアップミルクを飲ませてあげてOKです。

また哺乳瓶に慣れている赤ちゃんの場合、ストロー付きのマグへの切り替えがスムーズに行える子が多いという話をよく聞きます。

昼間の間、徐々に哺乳瓶からマグへ切り替えることによって乳首への執着が薄れていき、夜泣きが減っていく赤ちゃんもいます。

マグが使えるようになると、赤ちゃんが自分の両手で持って飲むことができるようになるため、その分ママの負担は軽くなります。

マグの中身を粉ミルクから徐々に牛乳などの飲み物に変更できれば、卒乳が完了ということになります。

完全ミルクのママが卒乳を完了すると、定期的に購入していた粉ミルクを買う必要が無くなり節約になりますし、外出時の授乳のために持ち歩いていたお湯や哺乳瓶などの荷物から解放されます。

そういう意味でのママのストレスが減ることも大切な卒乳の要素です。

混合であげているママが卒乳する時のポイント

混合で授乳しているママは母乳と粉ミルク授乳両方の特徴を併せ持っているので、上記で説明した他の授乳方法のママたちのポイントもぜひ参考にして下さい。

それでは母乳とミルク混合のママが卒乳する時に、そうではないママたちと比べて異なるポイントです。

  • 哺乳瓶とおっぱい、それぞれどんな順序とタイミングでやめさせるのかが難しい
  • おっぱいの卒乳後は丁寧な乳房のケアが必要

混合のママたちが悩みやすいのが、おっぱいと哺乳瓶をそれぞれどんなタイミングでやめていくべきか?ということです。

その際考えるべきポイントで大切なことは、「ママが母乳をいつまであげたいか」ということ。

哺乳瓶を卒業させることに抵抗のあるママは少ないです。けれども母乳を卒業することが寂しいママはたくさんいます。

赤ちゃんがおっぱいをすでに欲しがっていないのなら話は別ですが、そうでないのなら、母乳は『ママと赤ちゃんの気が済むまで』続けるのが、お互いに幸せな卒乳を迎えるポイントになるはずです。

赤ちゃんの好みと執着にもよりますが、そのような意味では混合ママの卒乳は「哺乳瓶の卒業」から始めるのがやりやすい場合が多いでしょう。

完全ミルクのママのところでも説明しましたが、混合で授乳している赤ちゃんは哺乳瓶にも慣れているので、マグへの切り替えがやりやすい子もたくさんいます。

まずは哺乳瓶からマグへの切り替え、その後様子を見ながらマグの中身を変更してみたり、母乳の卒業へと移行していきます。

赤ちゃんが夜泣きをする場合、混合のママは哺乳瓶で授乳する方と、母乳をあげる方に分かれます。

哺乳瓶での授乳はやはり虫歯のことを考えると控えた方が良いでしょう。母乳は虫歯にならない訳ではありませんが、哺乳瓶でミルクをあげるよりは虫歯リスクは格段に低いです。

どちらにしても赤ちゃんの口腔内をきちんと確認し、仕上げ磨きや定期的に検診に行くなど、ケアを怠らないようにしましょう。

たとえ昼間哺乳瓶を使ってミルクなどを飲んでいても、夜中に母乳を飲み続けていても、毎日の歯のお手入れをきちんと行っていれば虫歯になりにくいでしょう。

そして混合のママももちろん卒乳後はおっぱいケアが必要です。せっかく卒乳が完了したと思ったらおっぱいトラブルに悩まされる・・・ということがないように気を付けましょう。

なるべくすんなり卒乳するために!対処法3つ

どんな授乳方法の赤ちゃんが卒乳する場合でも、何の問題もなく突然すんなり・・・とはいかないのが現実です。なるべくスムーズに卒乳を進めるための対処方法を紹介したいと思います。

1.卒乳のためにお昼寝をうまく活用する

乳幼児を抱える多くのママの希望、それは夜「赤ちゃんに夜泣きをせずに寝てほしい」ということです。

けれども卒乳取り組み中は、夜に授乳をすることに慣れていた赤ちゃんは夜泣きがひどくなることも多いですし、卒乳が一応は完了したものの、授乳なしの入眠に慣れていない赤ちゃんが夜なかなか寝付かなくなる、などといった状況になることもあります。

そんな時に対策方法のひとつとして、昼間のお昼寝に注目してみて下さい。まず卒乳開始時ですが、授乳しないで眠りにつく練習をお昼寝で始めてみるという方法があります。

添い寝しながら背中をトントンと優しくたたいてあげたり、抱っこで揺らしながら眠りにつかせてあげたり、とにかくおっぱいもミルクも飲まずに眠りを開始できるようにします。

これを夜の授乳で突然始めてしまうと、夜遅くという時間帯のために肉体的にも精神的にもストレスが大きくかかります。

それに比べて日中のお昼寝なら気軽に取り組むことが可能です。

そしてもう一つのポイントはお昼寝の時間帯と長さです。夜になるべくすんなり寝付いてもらうためにも、お昼寝をする時間帯は昼すぎ頃までに終わらせた方が良いでしょう。

眠る長さも、赤ちゃんが起きないからと言ってだらだら何時間も寝かせておいては一日のリズムが取りずらくなってしまいます。

お昼寝は1~2時間程度にし、その後は赤ちゃんがゆっくり起きられるように声をかけたり、トントンしたりして促してあげましょう。

お昼寝を早めにするということは、おのずと朝の起床も早くなります。ママも赤ちゃんも規則正しい生活を送るのは、成長にとっても健康にとっても大切なことです。

卒乳をきっかけに、毎日の生活リズムを見直してみるのも良いかもしれません。

2.お風呂上がりのベビーマッサージでママも赤ちゃんもリラックス

赤ちゃんをマッサージしてあげたことはありますか?

ベビーマッサージを行うと赤ちゃんの血行が良くなり、リラックスできることでストレスも解消され、良く眠るようになる効果があると言われています。

夜、赤ちゃんがなるべく寝付きやすくするため、お風呂上りにママがマッサージをしてあげるのも対処法のひとつです。

ベビーオイルなどを用意し、赤ちゃんの体を優しく撫でるように触ってあげて下さい。ママの手を、赤ちゃんの足のももの方から下へ向かってゆっくり滑らすように動かしてあげたり、お腹を「の」の字を書くように撫でてあげたりします。

その後、腕や背中、おしりなど、赤ちゃんの様子を見ながら優しく触ってあげて下さい。気持ちよさそうにしていたらマッサージ大成功です。

それから服を着て一緒にお布団に入れば、ぐっすり気持ちよく眠ることができるかもしれません。

ただし注意点があります。ベビーマッサージはくれぐれも赤ちゃんの様子を見ながら行ってください。

具合が悪い時やぐずっている時、嫌がる時などは避けます。あくまでも目的は赤ちゃんとママのリラックスだということを念頭に置いておいて下さい。

3.実は夜泣きの救世主?パパの役割

夜中に赤ちゃんが泣き始めた時、パパがあやしてくれることはありますか?「うちのパパはどんな大きな音がしてても絶対に目を覚まさないから!」というご家庭でも、ぜひパパに教えてあげて欲しいことがあります。

実は卒乳の時には「パパが一役買ってくれる」と上手くいく対処法があるのです。

卒乳に取り組んでいる最中に赤ちゃんが夜泣きをしてしまった時、いつものようにママが抱っこしたりあやしてしまったりすると、赤ちゃんは当然のようにおっぱいやミルクを欲しがります。

けれども授乳しないであやしているだけでは、赤ちゃんの機嫌が悪くなるばかり。泣き方もどんどんエスカレートしてこれ以上一体どうしたらいいの?と手詰まりに!

そこでパパの出番です。卒乳の時には、夜泣きはパパに対応してもらいましょう。赤ちゃんはパパがおっぱいをくれないことを分かっています。

いつも夜泣きの時にはパパが哺乳瓶でミルクをあげて対処していたという家庭ではちょっと難しいかもしれませんが、そうでなければ赤ちゃんは小さいながらにちゃんと「今はおっぱいやミルクを飲めないんだ」と理解することができるのです。

赤ちゃんも相手がママだと甘えてしまいますが、パパだと割り切って我慢することが出来るようになることが多いのです。これを機に、ぜひパパにも育児の参加をしてもらって下さい!

授乳の回数が徐々に減っていくのが理想の卒乳です

卒乳の考え方と、授乳方法別に気を付けるべきポイントについて述べてきました。

どの授乳方法のママでも、基本的に理想は「徐々に授乳の回数が減っていく」というパターンです。

少しずつ授乳の間隔が空いたり、回数が減っていくことによって赤ちゃんもママも精神的な負担がかなり軽くなります。

おっぱいのママは母乳の分泌も徐々に減っていくことができるので、おっぱいトラブルのリスクを減らすことにもつながります。

「卒乳をきちんとやらなければ!」と真面目になりすぎずに、肩の力を抜いて自分たちのペースで自由に取り組んでください。

途中で断念したって、やり方を変えてみたってもちろんいいのです。それが子育ての経験となって今後の育児の糧にもなるはずです。

「授乳」という行為は赤ちゃんにとってママの愛情を感じる大切な時間です。卒乳が完了した後でもママは赤ちゃんを抱きしめてあげたり、スキンシップをたくさんとってあげて満足感を与えてあげましょう!

みんなのコメント
  • つぶルーさん

    息子は1歳にかげつで私のインフルエンザが原因で断乳しました。
    ただ、もうちょっとでおっぱい止めないとね、と言い聞かせてました。
    最初は少し欲しがる素振りも見せましたが、出さなければ諦めもつくようです。

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