赤ちゃんのあごが真っ赤…肌荒れを悪化させない簡単スキンケア

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2015/07/20

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赤ちゃんの肌は一見水分がたっぷりで、プルプルだと感じますよね。コマーシャルなどで「目指せ!赤ちゃん肌」などと宣伝しているからでしょうか。しかしそうではないようです。

実際の赤ちゃんは産まれてからしばらくすると、水分量がぐっと減って乾燥肌になります。そのためトラブルが起きやすくなるのですが、あごに関しても同様でかぶれたり痒くなったり、痛みが出たりすることがあります。

このような肌トラブルを悪化させないスキンケアについてご紹介します。

赤ちゃんの肌はとにかくトラブルが起きやすい

先ほど記したように、赤ちゃんの肌というのは思ったより水分を蓄えることが出来ません。原因は皮膚の薄さです。皮膚が薄いので水分がすぐに蒸発してしまうという仕組みですから、普段から気をつけてあげないとすぐにトラブルが起きてしまいます。

生後1,2ヶ月を過ぎると,赤ちゃんの肌は乾燥に傾きやすくなります。特に口囲ではミルクを飲んだり、ウェットティッシュで拭いたりなどの刺激で、肌荒れが悪化しより乾燥に陥りがちです。泡石鹸で洗う、タオルでこするなどの刺激が乾燥を助長するようです。

下顎部や頬の赤み、かさかさなどの症状が悪化していくケースをよくみかけます。

引用…大木皮膚科

我が子たちの赤ちゃん時代を思い出しても、何か必ずその子なりの肌トラブルがありました。ほっぺたが真っ赤になる。首はよだれやミルクの吐き戻し、汗などの影響でかぶれることもありました。

おむつかぶれもよくあったので、一番ケアが大変な時期でした。しかも適切なケアをしないと、悪化に繋がります。あごの場合もミルクの吐き戻しが影響し、肌が赤くなることはあります。

あごの場合には、歯が生え始めるタイミングで大量に出てくるよだれや、離乳食が始まると食べ物の刺激でかぶれたり真っ赤になったりすることがあります。特に自分で食べようとすると、口周辺が食べ物だらけになるので要注意です。

それからつい忘れがちなのですが、赤ちゃんの爪は頻繁にチェックして伸びたらこまめに切ってあげましょう。爪で自分の肌をひっかくことがあり、あごなどの肌トラブルがあれば悪化してしまう可能性があるので要注意です。

肌に良くないことをしてしまっていませんか?

肌トラブルの悪化を防ぐためには、実は肌に良いと思ってやっていたのにその反対で肌にダメージを与えていたというものがあればしっかりと学ぶということでしょう。例えば汚れが気になるからと、毎日ゴシゴシ洗っていませんか?

赤ちゃんの肌はデリケートなのですから、ゴシゴシ洗ってしまったらせっかく持っている水分がなくなってしまうのです。汚れがあっても、決してゴシゴシ洗わないこと。優しくソフトなイメージで洗うことは大切です。

特にあごなどの顔の部分は目や口に石鹸が入りやすいので、石鹸を使うならばよく泡だてて少量にすると良いと思います。

自宅で出来るお勧めのケア!ぜひ今日から始めてみてください

自宅で簡単に出来るお勧めのケアはどういったものでしょうか。まずはスキンケア用品を手に入れて使うということからスタートしましょう。

赤ちゃんの場合には小児科や皮膚科を受診すると医療費控除の適応に該当することが多いので、保湿用のクリームを無料や格安で手に入れることが出来ます。

ただし赤ちゃん連れで病院まで行くのが大変だったり、億劫だったりした場合にはドラッグストアなどで一般的に販売されている保湿剤を購入して使うことをお勧めします。保湿剤を使うことで、皮膚に潤いが出てくるのでトラブルの悪化を防ぐことが出来ます。

保湿がもっとも大事!

保湿はスキンケアの基本です。大人の女性は特に今までスキンケアをされている方ばかりだと思いますが、自分が今まで試してきた保湿に関する情報を赤ちゃんにもそのまま活かしていいと思います。

よく言われていることとしては、お風呂上がりにすぐに保湿することです。これは赤ちゃんも全く同じで、入浴後に保湿剤を使ってあげると悪化は防げます。一度肌のトラブルがあるという段階で既に肌が弱っているということを意味します。

これ以上悪化させないためには保湿をすることなのですが、この保湿も刺激がないものを選んであげないとケアをしても無意味になるので要注意です。

保湿アイテムにはどういったものがあるの?

皮膚科でもらえる薬としては、保湿剤としてヒルドイドやワセリンがあります。細かい使い方は薬剤師さんか医師に確認してもらうとし、これらは何度塗っても害がないので「乾燥しているな」と思ったらどんどん塗りましょう。

とにかく気がついた時にこまめに塗ってあげると良いでしょう。あごが既に赤くなっている場合には、口周辺が食べ物だらけになるので、食事の前にワセリンを塗るなどして保護すると良いと思います。ワセリンは赤ちゃんにも安心して使えます。

市販品はローション、クリーム、ジェル、シッカロールなど様々あります。最近はシッカロールを使っているママは減っているようで、クリームやローションなどが主流かと思います。どちらを使うか、これは赤ちゃんの肌の状態によって決めると良いでしょう。

さらにチェックしたい部分として、赤ちゃん用に作られたものか。もしくは赤ちゃんでも使っていいものか、です。決して大人用を使わないようにしましょう。また香料も出来るだけ使われていないものがいいと思います。

あごに薬や保湿剤を塗るときの注意点として、口に近いので赤ちゃんが舐めてしまわないかという所があります。

医師から処方されるものの場合には、必ず医師か薬剤師に確認します。市販品は口に入らないよう、クリームなどの液だれしないほうが安心して使えると思います。

水浴びで汚れを取ることも大事

「汚れがある」という点も忘れてはいけません。汗に関しても同様で、汗自体が赤ちゃんにとって刺激物になると肌がかぶれるなどのトラブルが発生することになります。汗をかく時期になったら、水浴びさせてあげるほうが汗からは守ることが出来ます。

ただし水浴びのあとにしっかりとケアをしてあげないと、水分が蒸発してしまうので要注意です。さらに水浴びの際に毎度石鹸を使ってしまうと、それだけで肌の水分が減ってしまうので、肌荒れの原因になります。

大人でも石鹸を使わないやり方が流行ってきているのは、肌が乾燥しないようにするためです。赤ちゃんはおむつをずっと使っているので、おむつで隠れているお尻などに石鹸を使うことは良いと思いますが、石鹸の使いすぎは厳禁です。

赤ちゃんのスキンケアの始めどきは?

「まだ小さい赤ちゃんだから早い」と思っていませんか?新生児の赤ちゃんでも、スキンケアはしたほうがいいと思います。

いつまで続ければいいのか、に関しても肌トラブルの悪化を防いだのでストップさせるというのではなく、悪化させたということは肌のトラブルが起きやすいということを前提にしてスキンケアをするほうが良いのです。

うちの子供たちを見ていますと、小学生になるくらいまでは肌のトラブルは頻繁に発生しやすいと思いました。つまり未就学児の間は出来るだけ継続してケアをしてあげたほうが良いということになります。

悪化を防げなかったら無理せず皮膚科へ行きましょう

自宅で出来るケアでどうやっても悪化が防げなくなったら、無理しないで皮膚科を受診しましょう。うちの子供たちもよく小さい頃は皮膚科へ行って治療してもらったことがあります。

どうしても小さい子はかぶれたりすれば痒くて機嫌が悪くなりますし、やはりプロの診断に従ってケアをすると肌が綺麗になりやすいと思います。

一年中ケアを続けて、肌トラブルを引き起こさないことがポイント

肌トラブルを悪化させないためには、まずは最初に肌のトラブルを引き起こさないことがポイントになります。夏や冬といった気温差のある、一般的にトラブルが起きやすい時期だけスキンケアをするのではなく、一年中ケアをしておくことは必須でしょう。

ただしその場合には、夏場などはローションなどのさっぱりしたもの。乾燥が気になる時期にはクリームタイプを選ぶなど、柔軟に使うものを変えていくほうが良いと皮膚科の先生に言われたことがあります。

目の前の赤ちゃんの肌を見ながら、どちらにするのかチョイスして使っていきましょう。
最後に、参考にしたい赤ちゃんにとっての対策をまとめます。

  • お湯はぬるめが基本
  • 石鹸はよく泡だてて洗う
  • ナイロンタオルなどは使わない
  • 洗濯したらよくすすぐ
  • 爪は短く切る
  • 乾燥している時には2度保湿剤を塗る

シンプルで簡単なやり方ですが、継続することが大事なので頑張りましょう。

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