意欲UPが大切!幼児期の子供向けのアタッチメント育児の方法

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2017/06/02

幼児期の子供にアタッチメント育児をしているママ

幼児期に入った子どもには、これから成長していく中で、自ら学ぼう、知ろう、考えようとしていける力の土台を身につけることが大切です。

アタッチメント育児では、幼児教育ではなく、親との関わり合いの 中で、そういった「学びのスイッチ」をオンにすることを勧めています。

3~6歳までの幼児期には自立・学習意欲のために良い原体験を積ませてあげながらの愛着形成をしていきましょう。

マッサージは子どもにも有効!キッズマッサージのススメ

子どもの体調に気を配っているママは多いと思います。しかし、幼稚園に通い出すなど、家庭から出る機会が増えてくる子どもは、心の調子もその日によって違うもの。

目にはっきり見えない変化だからこそ、「心調」にも気を配りたいものですね。

そんな心の調子を整えるために、アタッチメント育児には「キッズマッサージ」というものがあります。

ベビーマッサージはすでに広く知られているマッサージのため、上でご紹介する前から知っていたという方も多いと思います。では、キッズマッサージはどうでしょうか?

肌の触れあいがもたらす良い効果は、赤ちゃんであっても子どもであっても同じこと。子どもを励ますとき、不安に寄り添ってあげたいときなどに、キッズマッサージを取り入れてみませんか?

キッズマッサージのやり方の例

全部でも、一部でも、やれる範囲で取り入れてみましょう。

  • 腕:手をお椀のようにして、上から下になでおろす。腕の付け根は手の平でくるくるとさする。
  • 肩:後ろから前になでる。
  • 脚:上から下に全体を両手でなでおろす。膝・膝裏は手の平でくるくるとなでる。

立ったままでも、横になっても、どちらでも大丈夫です。

服の上からでも直接肌にしても大丈夫。肌にする場合は、ベビーマッサージのようにオイルを使用した方がすべりが良くてマッサージしやすいです。

なお、キッズマッサージには動かす方向で2パターンの効き目があります。

外:上から下へ…リラックス、癒やし効果
内:下から上へ…やる気アップ、励まし効果

運動会前で緊張している子どもをリラックスさせたい場合は「外」の動きを、やる気を引き出してあげたい場合は「内」の動きを選んでみるなど、シチュエーションによって使い分けるといいですね!

生活習慣を「楽しいこと」だと思える原体験が、スムーズな自立の秘訣

幼児期は、生活習慣を習慣づけたり、さまざまなことを経験・体験させて知的好奇心を伸ばしたりしてあげたいときですよね。

脳が成長する大事なこの時期に、習い事を始めさせたい、やれることはやってあげたい、と思う親は多いだろうと思います。

でも、このとき、子どもにとって大切なのは、今後生きていく上で、物事に対する姿勢をポジティブなものにしてあげること。

生活習慣にしても、「やらなければならないこと」になってしまうと、「イヤイヤしている」ようになっていってしまいますよね。そのため、動機付けをポジティブなものにしてあげることが、大切なのです。
歯磨き
  • 「歯を磨かないと虫歯になっちゃうよ!」→ネガティブ
  • 「一緒に歯を磨こうか? しっかり磨くとキレイになって気持ちよいよ!」→ポジティブ
着替え
  • 「1人でお着替え出来ないと困るよ!恥ずかしいよ!」→ネガティブ
  • 「困ったときは手伝うから教えてね。…1人で出来た!かっこいいね!」→ポジティブ

ポジティブな言葉がけをされ、親と一緒に楽しんで生活習慣を身につけた子どもは、生活習慣が「楽しいもの」であるという原体験を積むことになります。そのため、スムーズな自立に繋がっていくのです。

ポジティブイメージ獲得は学習意欲にもマル

小学校に上がるまでに、英会話を習わせたい…。脳みそが育つ時期だからこそ、習い事も始めさせなくっちゃ…などと考えているママもいるかもしれません。

でも、子どもにとって、幼児「教育」は本当に必要なのでしょうか?

子どもにとって、今、何より大事なことは、「楽しい!」という原体験を積んでいくことです。たくさんの「楽しい!」原体験が、知的好奇心や学ぶ意欲になり、これからの学習意欲にも繋がっていくのです。

幼児教育は、大人から「与えて」「教えて」やるものも多いです。そのような場合、自ら積極的に「調べよう」「知りたい」という欲求が満たされず、また伸ばすことができなくなることもあります。

他のお友だちと一緒にするようなものの場合、「みんなができるのに自分だけできない…」と、ネガティブな原体験をしてしまう可能性もありますよね。

幼児期には、「上手にできても、失敗しても、どんな自分でもありのままに受け止めてもらえる」という原体験が何より大切です。そのことが自己肯定感を育み、安心してさまざまなことに挑戦できる人間に成長していくことに繋がります。

そのため、親が先導して「習い事をさせなくちゃ」と焦る必要はないのです。

子どもが「やりたい!」と言い出すまでは、親子一緒に、いろいろなものを見て、体験して、そのような中で、将来芽が出る「学習スイッチ」は育まれていくのです。自分で「学びたい!」という欲求がある子は、「学力」も伸びていくものですよ。

男女で違う身体的アタッチメントの必要度

小さい頃は、女の子の成長スピードの方が早く思えるものですよね。「いつまでもうちの息子はべたべたして…」と思う男の子ママもいるでしょう。

「マザコンになっちゃうんじゃ?」と心配になるママもいるかもしれません。でも大丈夫。男女で、ママに求める「甘え」の種類が違うだけなんです。

  • 男の子は長い間「身体的甘え」が必要
  • 女の子は早い段階から「精神的甘え」を求め始める

男の子はママにくっついて甘えたいのに対し、女の子はママに「お姉さん」のような役割を期待するようになります。

女の子がママとお買い物に行って女子トークを交わしているという場面は、ママとのアタッチメントが高められているというわけですね。

正しい時期に正しく甘えさせてあげると、いずれ男の子は「お母さんと一緒とか恥ずかしい」と離れる時期に入っていきます。

子どもが求めているうちは、しっかりと満たしてあげたいですね!

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