関西風楽しいお笑い育児!吉本ギャグを子育てに取り入れイライラ卒業!

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2016/10/29

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関西の言葉(関西弁)はテレビを通じて随分知られるようになりましたが、二人寄れば漫才のようにも聞こえますし、喧嘩しているようにも聞こえるようです。

夫や子どもとの日常会話に、関西でお馴染みの吉本ギャグを使ってみませんか?笑いながら叱れるという面白い会話が成り立ちますよ。

関西(特に大阪)の家庭では定番の、その場が和むギャグを紹介しますので、ぜひ吉本新喜劇のお笑いのエッセンスを取り入れてみてくださいね。

イライラすると早口できつい口調になってしまう

せっかちなママもそうでないママも、時間に追われるとついイライラきつい口調になってしまいますよね。

同じセリフでも、ゆっくり言ってあげれば優しく聞こえますし、早口だと叱られているようにも受け取れます。

子供は親の怒ったような雰囲気の言葉をドキッと萎縮しながら受け止めています。「早くしなさい!」「さっき言ったでしょっ」「何回言わすの!」などなど。

身に覚えがありませんか?つい何度言っても繰り返しできない子供に語気が荒くなってしまいます。

そんな時、場を和ますために関西人はお笑いを利用します。くだらないギャグもくり返し使ったり、ママ、パパが使うことで面白くなっちゃうんです。

関西の親は吉本新喜劇で鍛えられたお笑いで子を笑わす

全国区で知られている吉本興業は関西ではお笑いの神様です。一般的には漫才や新喜劇などのお笑いがテレビで知られています。

土日のお昼はテレビで吉本新喜劇を楽しみながらご飯を食べ、まったり家族がくつろぐといった風景が関西ではよく見られます。

赤ちゃんから子供時代に培われたお笑い力が、関西の親には備わっています。子供を叱り飛ばしながらもユーモアを忘れないところがあります。

大阪の子は、男の子も女の子も手馴れたもので間合い良く親にツッコミを入れたりできるんですよ。

よく知られているのが「なんでやねん!」でしょうか…(笑)

子育てには叱ってばかりでなくユーモアも大切

子供にとってママ、パパが、面白いことを言ったりしたり、時にドジッたりするのは嬉しいものです。

いつも真面目で完璧、きちんとしすぎているのも考えものです。子供も失敗が許されないような、息の詰まる感じがします。

子供の前で、わざとズッコケてみたり笑わせたりして「ママ変なの~、ママおもしろーい」と言わせてみましょう。

全然恥ずかしくなんかないですよ。関西人は「笑われてナンボ」と笑われることに生きがいを感じている人も少なくありません。

笑いのある家庭は子供にとってとても居心地のいい場所だと思いませんか?笑うことは体にもいいですよ。

笑うと免疫力がアップすることはよく知られています。緊張も取れますし、表情も良くなります。言葉一つで魔法のように気持ちが明るくなりますよ。

日常に取り入れやすい吉本ギャグ一言シリーズ

普段の生活や会話の中で入れ込みやすいギャグをいくつかご紹介します。聞いたことのあるものはすぐ使ってみましょう!

  • バキューン!
  • おじゃましまんにゃわ
  • あ~りが~とさーん
  • ごめりんこ
  • チンチラポッポ
  • 物ボケ

子供が言うことを聞かない時には「バキューン!」

手指をピストルに見立てて、「バキューン!」とか「バーン!」と言って子供を狙って撃つ真似をします。

そこでいかにうまく「ウッ!やられた~」と死んだふりができるかという遊びです。事前に一度はごっこ遊びの練習が必要ですね。

オーソドックスなネタですが一度この遊びをマスターすれば、ガミガミ怒らなくても「バキューン!」の一声で、子供は倒れ込みます。

子供に撃ち返されたときは、もちろんママも死んだふりをしてくださいね。女優魂を発揮してください(笑)。

  • 何度言っても子供がダダをこねる
  • 言うことを聞かない
  • どうにもならない膠着状態

これらの時に使うと効果的です。やる気を出させる、注意を引きたい時などにも使えますよ。

ちなみに大阪人は大人同士でも「バキューン!」とされたら「ウッ!」と返すのが、ほぼ礼儀のようなものです。

関西(特に大阪)圏外の方にとったらバカバカしく信じがたいかもしれませんが、お笑いが小さい頃から身に染み付いた結果と言えるでしょう。

扉を開けて部屋に入る時の言葉「おじゃましまんにゃわ」

部屋の扉を開ける時や、ちょっとお邪魔しますよという時に使う「おじゃしまんにゃわ」。「入るよ」というところを、この「おじゃましまんにゃわ」で和ませます。

私はよく使いますね。吉本新喜劇で井上竜夫さんがお爺さん役で放つギャグです。子供から「お母さんそれ何?」と聞かれるかもしれませんね。

その返事は「おじゃましますの進化形」「これから流行るギャグ」とかなんとかでいいのです。使い続ければ使い続けるほど耳に馴染んで面白くなってきます。

使うときはくたびれたお爺さん風にお願いします。ここでも演技力が試されます。始めから笑ってもらえるとは思わないでくださいね。

初めは「キョトン」あるいは「シラ~」という反応の可能性大です。すべろうがコケようが毎日しつこく同じことをやり続けるのが吉本ギャグの真骨頂です。

間延びした感じで「あ~りが~とさーん」

「あ~りが~とさーん」は、アホの坂田こと坂田利夫さんの超有名なギャグです。おじさんたちがよく真似たりします。(私の実家の父親ももれなく使用していました…)

普段から「ありがとう」という言葉はとても大切ですが、ありがとうの一言も歌うような節をつけると楽しくなります。

例えば食卓で、母親「ちょっとそこのコップとってくれる?」、こども「はい」と渡してくれた時に、母親「あ~りが~とさーん」といった感じです。

もちろん夫にも一緒に参加してもらいましょう。変顔、おどけた感じでパパがやるとお笑い効果が高いかもしれませんね。

とにかくお笑いには理由などいらないんです。なんだかギャグをしている自分自身にも笑えてきます。楽しい育児にはそんな心の余裕が大切です。

謝るのが苦手な親御さんには可愛い「ごめりんこ」

子供相手に素直に謝れない時ってありますよね。真剣に謝らないといけないときは使えませんが、普段使いに島木譲二さんのギャグ「ごめりんこ」はいかがでしょう。

ちょっと失敗したときなんかに可愛く「ごめりんこ」と使います。肩をすくめたり手の動きをつけたオリジナルアクションで挑戦してみましょう。

例えば、お出かけの準備に手間取って、子供や旦那さんを待たせた時に「ごめりんこ」と使います。

リズムよく「お待たせお待たせごめりんこ」などアレンジもできますね。

慣れるまでは「どこで使おう?」と考えることもあるかと思いますが、軽いノリで言葉遊びと思って笑顔で気楽に始めてみてください。

ついカッとなってしまうトイレトレーニングの対処法「チンチラポッポ」

オムツを外し始めの頃は失敗も多く、トイレに間に合わず廊下でおもらしなんてことありませんか?汚れた服を脱がしながら「洗濯物が増える…」とがっくりきますよね。

カーペットやソファなど染み込む素材の上でおもらしされると、「どうしてもっと早く言わないの!」とつい怒ってしまいます。

トイレトレーニング中の子供もわざとしているわけではないんですが、失敗が続くとビクビクしてしまってさらにうまくできなくなることもあります。

そんな時にリズムのいい言葉遊びを取り入れ気分を明るくしましょう。トイレに行きたくなった合図に「チンチラポッポ!」がいいですよ。

「チンチラポッポ!チンチラポッポ!」と言いながらトイレに向かいます。ママも「チンチラポッポは大丈夫?」と楽しく聞いてあげられます。

このよくわからない言葉も吉本新喜劇の中で使われていました。子供さんによくウケていましたので大人には理解できない面白さがあるんだと思います。

ちょっと難しい物ボケにもチャレンジ!

お笑い番組の中でお題として出される物ボケ。小さい子にはちょっとハードルが高いかと思いますが、あえて挑戦してみましょう。

【 例1 】お出かけ時にいつも子供がかぶる帽子の代わりに、キッチンで使っているザルを代わりにママがかぶせてあげましょう。

  • 母親「はい、帽子!」
  • こども「なにこれ、ザルやん!」

これが正解ですけど、マジに子供に叱られたらごめんなさい…。

【 例2 】オリンピックごっこの一つです。

母親「卓球一緒にやろう!」と、子供にご飯しゃもじを渡し、ママはしゃもじ片手にプチトマトを持ってサーブの構え。

ここで「サー!」と気合を入れていただくとかなり面白いです。子供が一緒にしゃもじで素振りしてくれるといいんですが…。

これまた伝わらず「キョトン」な時は、ママはノリツッコミで処理をお願いします。「これ、しゃもじとトマトやん!」

すべった時はとにかく「なんでやねーん!」や「どやさ!」「閉店ガラガラ」で突っ込んでおきましょう。

お笑いで免疫力や記憶力がアップする!

お笑いは病気の予防や治療に効果がある注目されています。皆さん大笑いした時って体が温まる感じがしませんか?

笑うとエネルギーを使いますから、血行が良くなって体温が上がります。体温が上がるということは免疫力も上がってくるということなんです。

私の知っているガン患者さんの会では、よくラフターヨガ(笑いながらヨガをする)や落語の会を開いたりしています。

少しでも免疫力を上げてガンをやっつけよう!という趣旨でお笑いを取り入れているそうです。お笑いには他にもいろいろな効果があるようです。

  • 免疫力が高まりウイルスをやっつける
  • 血行もよくなり記憶力もアップする
  • リフレッシュ効果と幸福感もアップする
  • 知らず知らずに筋力も鍛えられる

免疫力が高まりウイルスをやっつける

笑うことで脳に興奮が伝達されて神経ペプチドという物質がたくさんできます。それがリンパや血管を通って体に流れていき、NK細胞とひっつき活性化させるんです。

このNK細胞が元気だと、ウイルスやガンをやっつける力が強くなるということなんです。お子さんも風邪をひきにくくなるということです。

血行もよくなり記憶力もアップする

大笑いすると息が苦しくなって「笑いすぎて苦しい~」なんてことありますよね。息をいっぱい吸って酸素を取り込むため脳の血流も良くなります。

笑いが、新しいことを覚える場所、脳の海馬に働いて記憶力がアップするそうです。これで子供の成績もアップするかもしれませんよ。

リフレッシュ効果と幸福感もアップする

笑うと脳波の中でもα波が増加しリラックス、リフレッシュ効果があります。

他にも脳内ホルモンのエンドルフィンが作られ幸せな気分になりますし、鎮静作用もあるんですよ。

強い痛みの出産の後や、マラソンランナーがゴールしてハイになったりしますが、その時にもこのエンドルフィンが出て辛さや痛みを忘れさせています。

知らず知らずに筋力も鍛えられる

笑いすぎた翌日腹筋が痛くなっていることありませんか?

笑うと顔の表情筋はもちろん、腹筋、横隔膜、肋間筋がよく動くので筋力が鍛えられます。

じっとおとなしくしているより、ゲラゲラ笑った方がカロリーも消費できますし、知らず知らずに健康的な体になりますね。

家庭のお笑いムードが子供の心に余裕を育てる

会社や友人関係で皆さんの周りにも、冗談が上手くて話の盛り上げ上手な人がいませんか?そんな明るい性格の人が仕事場にいたりするとホッとしますよね。

他人を笑わせることができる人を私は尊敬します。意外と難しいものですよね。でも自分の娘や息子を笑わせるくらいならできそうですよね。

子供達にはいつも笑っていて欲しいですし、子供達にもユーモアのあるおしゃべりができるようになって欲しいものです。

家庭の中でみんなが「笑わせてやろう!」という姿勢でいれば、お笑いセンスも上達してきますし、頭の回転も良くなります。

子育てママの悩みやストレスを抱えたマイナス感情も、面白おかしいコミュニケーションや行動でプラス感情に変わりますよね。

怒った時の怖いママパパと、面白いことをしてくれるママとパパ。この緩急が子育てにメリハリをつけてくれます。

きっと子供にも魅力的に見えるはずです。夫婦にとってもおちゃめで笑わせてくれるパートナーはとてもチャーミングなはずです。

お笑いを取り入れた子育ての最大のメリットは、「心に余裕が生まれること」です。これは親も子供も両方に共通しています。

まじめ過ぎず「遊び心」のある子育てがいい

きまじめ過ぎる子育ては、親子ともに消耗してしまいます。「私って母親失格かも…」なんて思いつめすぎないでくださいね。

子供はママのことが大好きなんです。愛情たっぷりに笑わせてあげましょう。ドジでおふざけのママはもっと好きになってくれますよ。

子供をなんで?どうして?と叱るときこそお笑いで言うところの「ツッコミどころ」です。ここ一番で「なんでやねん!」とツッコミを入れましょう。

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絵本なんでやねん 著:中川ひろたか (出版:世界文化社)
https://goo.gl/mgW6oG

関西のお笑いの基本「なんでやねん!」を親子で学べる絵本をお紹介しておきますね。お笑いは「間(マ)」が命ですからテレビで見たり聞いたりするのが早道です。

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