赤ちゃんの口座開設の時期や選び方は?特典などのお得情報も参考に!

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2018/10/13

子どもの将来のために、赤ちゃんの時からしっかり貯金してあげたいですね。

実は、一部の金融機関では、子ども名義の口座開設がお得になるタイミングがあります。

赤ちゃんの口座を開設する際の金融機関の選び方のポイントや必要な持ち物、口座開設後の注意点をチェックして、子どもの将来のために、銀行口座を準備しましょう!

キャンペーン時期を狙って、お得に赤ちゃんの口座を開設しよう!

出生したばかりの赤ちゃんでも、役所に出生届を提出し、住民として登記されれば、すぐに口座開設することはできます。

出産祝いやお誕生日、お年玉などで頂いたお金や自治体から振り込まれる児童手当を子どもの将来のために貯金しておきたいママも多いのではないでしょうか。

各金融機関は、将来の大切な「お客さま」である赤ちゃん名義で口座開設をしてもらうため、さまざまなキャンペーンを実施しています。

詳しいキャンペーン内容は、それぞれの金融機関で確認する必要がありますが、口座開設を検討している金融機関のキャンペーンを確認してからでも遅くありません。

ゆうちょ銀行の赤ちゃん向けキャンペーン

赤ちゃん向けの口座と言えば、全国どこにでもあるゆうちょ銀行(郵便局)を思い浮かべるママも多いのではないでしょうか。

ゆうちょ銀行では、毎年秋ごろ、新生児向けに、「はじめてのお年玉」キャンペーンを実施しています(2018年の実施予定は、まだ公開されていません)。

筆者も昨年実施されたキャンペーンのタイミングで、子どもの口座開設をしてきました!

キャンペーン期間中に、0歳の子ども名義で新規口座開設をした場合、その口座にお年玉(1,000円)が振り込まれます。

また、希望をすれば、口座を開設した郵便局から年賀状が届くようになっています。きっと、人生で初めての子どもに向けた年賀状になる粋な取り組みですね。

ネット銀行のボーナス期キャンペーンに注目!

例年、ボーナスの時期(6月、12月)前後には、ネット銀行を中心に、様々なキャンペーンが実施されています。

金融機関にとって、ボーナス時期は、まさに貯金残高を集める絶好の機会です。ボーナス時期にあわせて、赤ちゃん向けの口座開設のキャンペーンをチェックすると、思わぬお得情報があるかも知れません。

2018年の夏のボーナス期には、ネット銀行のSBJ銀行でキャンペーン中の先着3,000名の新規口座開設者限定で特別金利(0.4%)が適用されるキャンペーンが実施されていました。

赤ちゃんの金融機関を選ぶ3つのポイント

赤ちゃんの口座開設をする時に、ちょうどいいキャンペーンが実施されていなかったり、キャンペーンの対象ではない場合は、どのように選ぶのが良いでしょうか。

    赤ちゃんの口座開設する金融機関選びのポイント

  • 金融機関へのアクセスのしやすさ
  • 金融機関が提供している金利
  • ママやパパのメイン口座との相性が良い金融機関

「アクセスのしやすさ」赤ちゃん連れだと外出も面倒…

口座開設のチェックポイントとして、まずは、金融機関へのアクセスのしやすさをみてみましょう。

自宅からの距離が近い金融機関を選んでも良いですし、ネット銀行なら、自宅で口座開設の手続きができるので便利です。

子どもにとっての初めての口座開設の場合、銀行の窓口で分からないことを質問したり、ライフスタイルに合わせた貯金の方法を提案したりしてくれる銀行の窓口で、口座を開設できると安心ですよね。

しかし、子どもが小さい時は、窓口での手続きにどれくらいの時間がかかるか分からないので、ちょっぴり億劫に感じてしまうこともあるかもしれません。

それでも、自宅から近くの金融機関であれば、窓口が空いている時間帯を聞くこともできますし、もしグズってしまうことがあっても、日を改めて行くことができます。

一方、ネット銀行での口座開設は、銀行窓口のように、リアルタイムで会話や質問はできませんが、自宅で、自分のペースで手続きができるので、ネットでの取引に抵抗がないママにおすすめです。

「金利の高さ」小さいことからコツコツと!

日本では、2016年に日本銀行がマイナス金利を導入して以来、低金利環境が続いています。

メガバンクや地方銀行など、店舗を持つ金融機関の多くは、普通預金の金利を0.001%としており、100万円あずけた場合でも、1年後につく利息はたったの10円です(税引き後は9円)。

ATM利用に手数料がかかる場合、入出金の回数が増えると、実質的には貯金がマイナスになっていることもあります。

店舗を持たないネット銀行は、店舗運営のコストや人件費がかからない分、お客さまへの金利で還元しており、金利が高めに設定されています。

保護者が管理する子どものネット口座は、入出金より貯金がメインになりますので、少しでも高い金利がつくネット銀行を選ぶと、将来受け取れる金額に差がつきます。

「ママ・パパの口座と相性の良い銀行」手数料なども加味して!

普段、給与の振り込み先などメイン口座と同じ金融機関で子どもの口座を開設すると、子どもへ送金するときに手数料がかからない(または、他行より安く設定されている)ため、お得になります。

多くの自治体では、児童手当の振り込み先に、子ども名義の口座を指定できません。

そのため、児童手当を子どものために貯金したいと思ったら、児童手当が保護者の口座に振り込まれる都度、子どもの口座に送金する必要があります。

この時に、同じ金融機関であれば、わざわざ現金で出金して子どもの口座に入金しなくても、手間がかからず送金できます。

金融機関によっては、ネット銀行への送金手数料が優遇されていたり、他行への手数料が無料になる回数が設定されているので、ママやパパのメイン口座との相性が良い金融機関で口座を開設すると安心です。

赤ちゃんの口座開設に必要なもの

口座開設時には必ずしも赤ちゃんを連れて行く必要はなく、ママと赤ちゃんの本人確認ができれば、口座を開設できる場合が大半です。

但し、金融機関によって異なりますので、詳しくは、口座開設をする銀行のホームページやコールセンターで確認しましょう。

ここでは、一般的に必要とされているものをご紹介します。

1. ママと赤ちゃんの本人確認書類
ママと赤ちゃん、それぞれの本人確認書類が必要です。最近は、アンチマネーロンダリング(犯罪収益移転防止)などの犯罪防止のため、本人確認が厳しくなっていますので、事前に確認しておきましょう。
    本人確認書類の例

  • ママ:運転免許証やパスポート(旅券)、マイナンバーカード(個人番号カード)などの顔写真が入った公的証明書
  • 赤ちゃん:赤ちゃんの健康保険証やマイナンバーカード(個人番号カード)
  • ママと赤ちゃんの関係が分かるもの:住民票や母子健康手帳など
2. 子どもの届け出印
ママと同じ印鑑を使っても大丈夫です。また、名字でなくてはならないという決まりもないので、赤ちゃんの名前で、新しい印鑑を作って登録しても良いですね。

但し、キャラクターのハンコなど、多数の人が同じハンコを使っていると印鑑照合の意味がなくなってしまうので、届け出印としては使えません。

また、ゴム印などの変形・劣化しやすい素材だと登録したときの印鑑と照合できなくなってしまう可能性があるので、注意が必要です。

3. 暗証番号
赤ちゃんの口座を開設する際には、あらかじめ暗証番号を考えていくとスムーズです。

急に誕生日や電話番号以外の4ケタで他人に推測されにくいもの…と考えても思いつかないことが多いです。ママも忘れないような暗証番号を設定してあげてくださいね。

銀行窓口とネット銀行を用途によって使い分けよう

赤ちゃんの将来のために、時間に余裕がある場合には、自宅から近い金融機関とネット銀行、両方でそれぞれ口座開設をしておくことをおすすめします。

自宅から近い金融機関で開設した口座は、通帳を発行して、将来、子どもが自分でお年玉やお小遣いを管理するための口座として利用します。

現在は、銀行窓口でも無通帳(通帳を発行しないで口座を開設する)を勧められることが多いですが、将来、子どもが管理することを考えて、通帳を発行するようにしましょう。

子どもに通帳をプレゼントすることを前提に、通帳の1行目を子どもの出生体重の4ケタにしたり、お誕生日と生まれた時間をそれぞれ4ケタにしたり、記念になる数字を入金すると子どもにも想いが伝わりますね。

ネット銀行で開設した口座は、主にママが子どものために児童手当などを貯金する口座にすると良いでしょう。

児童手当は、生まれた月によって若干異なるものの、コツコツ貯めていくと小学校にあがるまでに100万円程度貯めることができます!

児童手当ては、中学生まで支給され、15年間では総額約200万円になりますので、保護者がしっかり管理してあげましょう。

家庭によって、児童手当の使途は様々だと思いますが、当面使う予定がないのであれば、毎月の積立貯金や積立投信がおすすめです。

0歳からの資産運用については、ジュニアNISAという税制優遇を活用できます。

投資信託は、資産の変動がありますので、児童手当の半分をジュニアNISAで運用して、残りを積立貯金という形で設定するなど、無理のない資産形成をしていきましょう。

口座開設後の注意点

口座を開設した後、赤ちゃんが大きくなるまで取引がない場合、休眠口座(睡眠口座)になってしまう場合があります。

休眠扱いになる期間は。5年~10年と金融機関によって異なりますが、取引をしないと権利が消滅すると定められています。

実際には、10年、20年経過していても、払い戻しに応じている銀行が多いと思いますが、せっかく作った口座をきちんと赤ちゃんに渡せるように、管理してあげたいですね。

また、まとまった金額を入金する場合には、贈与税の支払義務が生じる可能性があるので、年間で110万円を超えないように注意してください。

110万円を超えない場合でも、毎年、定期的に贈与が発生していると贈与税の対象になる場合があります。

子どもの将来のためにしっかり貯金!

子どもが将来、自分でしっかりお金を管理できるように、ママが子どもの金融教育をサポートしたいですね。

赤ちゃんの口座開設は、金融教育の第一歩です。まずは、「アクセスのしやすさ」、「金利水準」、「ママとパパのメイン口座」をポイントに、赤ちゃんのために口座を開設して、貯金の土台をつくってあげてくださいね。

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