折り紙や画用紙で赤ちゃんのモビールを作ろう!材料・作り方を紹介
妊娠中や赤ちゃんと過ごす毎日の中で、「この子のために何か手作りをしてあげたいな」と思う時がありますよね。
手作りアイテムにはさまざまなアイデアがありますが、好きなものを形にできて、お部屋を可愛く飾れて赤ちゃんの目にもとまりやすい“モビール”を手作りしてみてはいかがでしょうか?
モビールとは、空気の流れでゆらゆら揺れる天秤飾りのようなものです。お部屋の装飾品や赤ちゃんの知育玩具として、人気の高いアイテムです。
立派なものを見ると「こんなの作れるのかな…コストもかかりそう」と感じてしまいそうですよね。
今回は、折り紙や画用紙で簡単に作れるモビールを紹介します。参考にしてみてください。
材料は家にあるものが大半!イメージに合わせてカラー紙を用意しよう
モビールを作る際には、まずは飾りたい場所やイメージを考えてみましょう。
たとえば、どこから吊るすかや、背景となる壁紙の色、ママの好みやお部屋のレイアウト等によって、吊るす飾りの色や形、全体の大きさが変わってくるでしょう。
今回は、「赤ちゃんが過ごすスペースから少し離れた白い壁際に飾る」というイメージで、吊り下げ後のサイズが約80cm×25cm四方のモビールを作ってみました。
よほど大きかったり手の込んだ作品にしない限りは以下の材料で十分足りるかと思いますが、参考にしながら必要なものを増減してみてくださいね。
モビールづくりに必要なを紹介します。
- 色画用紙、または折り紙
- 糸(手芸用の太めの手縫い糸、たこ糸等)
- ワイヤー・針金(太さはお好みでOKですが、細すぎると変形しやすく、太すぎると加工しにくいようです)※
- 鉛筆・ボールペン等筆記用具
- カッターナイフ
- ハサミ
- カッターマット・工作用マット
- 両面テープ
紙や糸等は、すべて適量でOKですが、少量パックの折り紙や手芸糸1パック分もあれば十分です。
※ワイヤーは、天秤性・動きをつけられるものであれば他のものでもOKです。木やプラスチックの棒、公園で拾った枝等で作られている作品例もあります。
意外とこの支えの部分もモビールの見た目を左右しますので、イメージに合った材料とそれをカットできる道具を用意してみてくださいね。
モビールを作ってみよう!
今回は、「壁際に吊るす」・「簡単に作れる」ということを考え、飾りが平面のモビールの作り方となります。
立体的な飾りを作りたい場合には、1つの飾りに使用する飾り切りの枚数を増やし、折って貼り合わせる工程が多くなりますが、基本的には同じです。
1.好きな色の紙に、飾りたい形を描いていきます。
今回は、星と雲をモチーフにした飾りを作ります。
もちろん、自分で自由に描いてもOKですが、折り目をつけずにきれいな形を描きたかったので、今回はキッチンアイテムの星形(準備物外)をかたどってみることにしました。
鉛筆の跡が作品に残らないよう、裏面(貼り合わせる面)に下書きをするのがおすすめです。
ちなみに、星のサイズの直径は、小さい方が約5cm、大きい方が約7cmのものを使用しました。
2.飾りの形が描けたら、数枚の紙を重ねて切ります。
ハサミやカッターを使い分けて、きれいに切りましょう。
3.他の形も同様に下書き&カットをしていきます。
筆者は子どものイニシャル飾りも一緒に吊るしたかったので、アルファベットも作ってみました。
同じ飾りを大量にも良し、異なる飾りも良し!お好みの形が必要個数揃っているかを確認しましょう。
4.貼り合わせる準備をします。
対になる飾りの一方の裏面に両面テープを貼り、形に合わせてカットします。
のりでもOKですが、シワが出にくく持ちも良い両面テープの方が適しているかと思います。
すべてのペアの一方に丁寧にテープを貼っていきます。
5.完成のイメージを簡易図化しながら、イメージに合わせて飾りを並べていきます。
イメージ図ははじめに作成してももちろんOKですが、できた飾りの個数や雰囲気によって「やっぱりこうがいいかな?」というイメージ違いが出てくるかもしれません。
イメージ図の作成順序はお好みでOKですが、この後の糸の長さや飾りのつけ方、ワイヤーのバランスを考える上で、このような大雑把な図でもあると役立ちました。
イメージ図に合わせて、飾りを机の上に並べていきます。
この後糸をつけていく作業がしやすくなるので、列ごとに、貼り合わせる面を上側に並べておきましょう。
可能であれば実際の間隔に近づけながら並べておくと、大きさやバランスのイメージもつきやすく、糸もつけやすいです。
6.飾りの中心に糸をつけていきます。
両面テープを剥がし、飾り一つひとつに糸をピンと張るように貼りつけていきます。
7.ワイヤーを用意し、飾りを吊るしていきます。
糸に飾りをつけ終えたら、飾りを結びつけるワイヤーの加工作業をします。
適度な長さにカットし、両端をくるっと丸めます。
こうすると、むき出しよりも角が安全になり、糸もかけやすくなります。
今回使用したワイヤーは、100円ショップの工具コーナーにあった1.2mmのもので、ニッパーがあれば無理なくカットしたり丸める作業ができました。
重力や多少触っただけで曲がってしまうことはなかったので、ワイヤーの太さにお悩みの方は一つの目安としてこの太さのものを選ばれても良いかと思います。
イメージ図に沿って、飾りをつけた糸をワイヤーにかけて軽く結びます。
8.バランスを整えて、完成に向かいます!
机の上や床等平面でモビールが形になったら、今度は吊るしてみましょう!
室内用洗濯干しアイテムや、押しピン・セロハンテープ等で糸の最上部を天井や壁につけます。
- ワイヤーを支える糸の位置を調整しながらバランスを取る
- 3本の糸の長さがイメージ通りになるよう、各糸の上部で長さを調節する
- 少し揺らしてみて、ずれたり絡まりすぎないかを見る
- 全体のバランスが悪くないかを、少し遠くから確認してみる
このような微調整、最終チェックをおこないます。
しかし、飾りが多い、大きさや重さが違いすぎる、凝った装飾にしている等の場合には、天秤にかける糸の見直しやワイヤーの切り直し作業が必要となる場合もあります。
初めてモビールを作る際にはシンプルなものからはじめ、慣れてイメージを掴んでからステップアップしていくことをおすすめします。
ずれるのが心配であれば、ワイヤーと糸を接着剤で止めても良いかもしれません。(筆者は制作後しばらく吊るしていますが、接着なしでも今のところずれていませんので、お好みで。)
天井や棒等から吊るすとゆらゆらとした動きが、壁際に吊するとたまに動いた際にその陰が、モビールの味を出してくれるように感じます!
写真撮影時にもあるとかわいいモビール!我が子を思ったイメージで!
筆者自身、実は今回モビールを作るにあたり、はじめは「平面でたった3列、簡素過ぎて寂しい仕上がりになってしまうかな…?」と不安があったのですが…。
作って飾ってみると「殺風景な白い壁が淡い色の飾りで少し華やかになり、ごちゃごちゃしすぎず写真撮影のさりげないアクセントにもなって、これはこれでいいかな?」と思える仕上がりになりました。
お好みや技量によっては、もっと素敵なモビールを作って豪華に飾っていただければ写真映えも尚良しかとは思います。
ママの好きなもの、子供の好きなもの、季節のイメージ…。好きなものを好きなように取り入れ配置できるのも、手作りモビールの魅力ですよね!
ぜひ我が子がじーっと眺めたり喜んでくれる姿を想像しながら、楽しんで作ってみてくださいね。
最後に、「メリーのようにベビーベッドの頭上の飾ってあげたい」という気持ちをお持ちのママも多いかと思いますが、万が一モビールが落下した場合、ワイヤーや棒はとても危険です。
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