赤ちゃんのストローマグの練習方法。遊び感覚で楽しくが上達のカギ!
おっぱいや哺乳瓶しか知らなかった赤ちゃんにとって、「ストローマグ」で飲むことは未知の体験。
赤ちゃんの成長段階に合わせた練習ステップで上達をサポートしてあげましょう。トレーニングをしているうちにコツをつかんで、必ずマスターできますよ。ポイントは「遊び感覚で楽しく」です!
赤ちゃんの準備が整っているかチェック
無理なくストローマグの練習を始めるために、赤ちゃん側の準備が整っているかどうかチェックしましょう。
母乳やミルクからステップアップして、白湯やお茶で水分補給をできるようになるとママは楽ですよね。
しかし早すぎる時期からトレーニングをスタートするのは赤ちゃんに負担をかけてしまう場合もあります。焦らずにタイミングを見てあげてくださいね。
しっかりお座りができている
まずは赤ちゃんの腰がしっかりと座っていて、支えなしでもグラグラしないかが一番大切なポイントです。
一人でお座りができない場合は、スタート時期を少し待ってあげましょう。
唇で物がはさめる
上下の唇を使って物をはさめるかどうかも口を閉じて飲み込む際に重要です。上下からくわえることでストローに適度な力を加えて飲む量を調節する働きもあります。
物をしっかりつかめる
指の機能が発達して物をしっかりつかめるようになっていると、自分でストローマグのハンドルを持って飲めるようになります。
まだ持てない場合は、ママが手を添えてサポートしてあげましょう。
以上のことを踏まえ、生後6カ月以降に練習をスタートするママが多いようです。
離乳食が始まる時期なので、食事の時間にタイミングを合わせてストロートレーニングを行うのがおすすめ。
遊びながらトレーニングしよう
それでは具体的にトレーニングしていきましょう。成長段階によってできることが違うので、必ずしもすべての過程を練習しなければならないわけではありません。
赤ちゃんの様子を見ながら、苦手そうな部分をサポートしてあげましょう。遊びの延長で楽しく進めていくのがコツですよ。
ストローマグをおもちゃ代わりにして慣れさせる
飲み物を入れていない空の状態でおもちゃのように好きに遊ばせてみてください。
ひっくり返したり、投げたりするかもしれませんがすぐに取り上げず、そのまま様子を見て好きに遊ばせてください。
少し慣れた頃にママがストローを口に入れて刺激してあげると、噛んで遊ぶことを覚えます。正しい使い方をさりげなく誘導してあげましょう。
プラスチックストローに含ませて口に入れる
コップにストローを刺し、中に飲み物が入ったら親指で頭を押さえます。そのままの状態で赤ちゃんの口に入れて、吸う力を感じたら親指を離します。
初めはびっくりして口からこぼれるかもしれません。少量ずつゆっくりと試してくださいね。飲みこめた時は「ストロー上手だね」と笑顔で声掛けをしましょう。
目の前で使って見せる
ある程度の月齢になると、大人の真似をしたがるようになる赤ちゃん。実際に目の前で使い方を見せるとコツをつかめることがあります。
ママの前に、透明な容器とプラスチックストローを用意して、外から飲み物の動きが見えるようにします。
麦茶など色のついた飲料が分かりやすいですね。ストローマグにも同じお茶を入れて、赤ちゃんの口元にストローの端をチョンチョンと触れさせながらママがお手本を見せます。
ママはゲームのようなつもりで「次は○○ちゃんの番だよ」と声を掛けたり、ほっぺを触ってスキンシップをとったり、楽しい雰囲気を作ってあげましょう。
紙パック飲料で慣れさせる
小分けになっている紙パック飲料を使い練習したというママの話をよく聞きます。
赤ちゃんにストローをさした紙パック飲料を両手で持たせ、ママが両サイドを押します。そうすると飲み物が中から出て口に入り、ストローの感覚をつかめるようになるのです。
強い力で押すと量が出すぎるので、力加減は調整してあげてください。
コップ飲みをさせてみる
もしもストローの練習に行き詰った時は、気分を変えてコップトレーニングをしてみてはどうでしょうか。
すする感覚や口の中に飲み物をためる感覚を覚えると、ストローの上達にもつながりますよ。私の周りでも、ストローより先にコップで飲めるようになったという赤ちゃんが多くいますよ。
ケガに注意!必ずそばについていて
赤ちゃんは細くて長いものが大好き。ストローに反応を示して口に入れたり、手に持ったりするのではないでしょうか。そんな時に注意しなければならないのがケガ。
また、ストローマグに使われている柔らかいシリコンのストローは安全性を考えて作られてはいますが、「噛みちぎった部品を誤飲した」などという例もあるようです。少ししか歯がはえてなくてもかなり強い力で物を噛むことができるので注意が必要です。
ストローを使う際には必ず大人がそばにいて目を離さないでください。その上で、次のことに気をつけましょう。
- 必ず座った状態で使用する
- プラスチックストローは太めで先が尖ってない物を使う
- 長い場合は使いやすいようにカットする
- ストローマグのストロー部分は定期的に新しい物に取り換える
私の息子の場合、テーブルの上に置いてあったプラスチックストローをいつの間にか取って口に入れたまま歩いていたことがあり、ヒヤッとしました。赤ちゃんの見えるところにはストローを置かないように注意を払って、思わぬケガから守ってあげましょう。
嫌がったら無理せず休憩!笑顔で楽しく
ストローという物をどうやって使うのか初めて見た子どもは分かりません。
無理に練習をさせたり、叱ったりすると「ストロー=嫌な物」というイメージがついてしまい、ますます嫌がるようになってしまいます。
ママは笑顔で楽しい雰囲気を作りながら、遊びの中でトレーニングしましょう。
表情や仕草をよく見て、嫌がっていたりむせることが続くようだったら無理せず休憩してください。
思い切って一旦トレーニングをやめて、期間を置いてからトライすると案外すんなりできることもありますよ。
焦らず気楽に、ママも楽しみながら取り組んでいきましょうね。