赤ちゃんの食べ物アレルギーを知りたい!ベビーフードで試す方法

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2015/07/13

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離乳食セミナーに参加したり育児書を読んだりしていると、「○○ヶ月から○○を始めましょう」と書いてあります。

それが小麦や、乳製品、卵などの食物アレルギーを起こしやすいと言われる食材だと、ついつい食べさせる時期を遅らせてしまうということになりがちです。

例えば卵は固ゆでしたごくわずかな卵黄を赤ちゃんに食べさせるところから始まります。

赤ちゃんにほんのわずかの卵を食べさせるために、固いゆで卵を毎日作る、というのも思いのほか手がかかるもの。

そこで試験的に食材を試す際に、ベビーフードを使ってみるというのはいかがでしょうか。上手に使うことで強いストレスを感じずに食材の“テスト”を進められるきっかけを作ることができるかもしれません。

離乳食に「ベビーフード」取り入れるにはポイントをおさえて!

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ベビーフードで試してみるポイントは、食感、味などが赤ちゃんにとって食べやすく、初めての食材でも比較的口にしてくれる可能性が高いということです。

また、ベビーフードに入っているアレルゲン食材の量は、食品によってはごく少量である場合もあり少し試してみるにはもってこいではないかと思います。

試してみたい食材は1種類におさえる

ベビーフードの袋やビンには使われている食材と7大アレルゲン(卵・乳製品・小麦・落花生・そば・えび・かに)のどれが入っているかが記載されています。

初めて食べさせる時は、7大アレルゲンにひとつだけ丸がついているものを選びます。

しかし、それまでにクリアしている食材がある場合はその食材が入っていても大丈夫でしょうから、クリアしている食材+試してみたい食材に丸がついているものを選びます。

卵は鶏卵(全卵)と卵白、卵黄のどれが使われているのか、食材によってはしっかり確認しておくことも大切です。

1回目は小さじ1杯からスタート!

それまでの離乳食と同じで、1回目の試食は計小さじ1杯から始めましょう。

生まれて初めて食べる食材ですから、1口目の赤ちゃんの表情や様子、顔色などを確認して、念のためメモを取っておくとよいかもしれません。

アレルギー反応が出ることもありますから、食べてから1時間は赤ちゃんの様子を観察していましょう。

赤ちゃんが美味しそうに食べている時は、少量の1口づつ進めていき、計小さじ1杯まで与えます。5日~1週間かけて小さじ1杯から次第に増やしていくようにします。

与えるタイミングも大事!朝の食事(午前中)に試すのがおすすめ

初めてベビーフードを食べる日は、他の食材をテストする時と同じで、小児科があいている時間や休診日などを確認してから始めましょう。

お天気なども一応確認しておき、万が一赤ちゃんが強いアレルギー反応をおこした時にすぐに小児科に連れて行けるように、車やタクシーを準備しておくと安心です。

2回目の試食は1回目の次の食事で行おう

アレルギーがでるとしたら、食事30、40分~1時間30以内。1回目のテストよりも2回目のほうが出やすいと聞いたことがあります。

1回目の試食で赤ちゃんが問題なく小さじ1をペロッと美味しそうに食べたのなら、次の食事(昼食)に再度あげてみましょう。

その際も極端に量を増やすことなく小さじ1~1.5位を目安にします。くれぐれも焦らすに進めましょう。

小さじの量ずつ冷凍しておく

冷凍できるのもベビーフードの使い勝手のよい点です。小さじ1杯づつ氷冷皿に入れて冷凍しておくと、少しずつ量を増やすときにも簡単にカウントできます。

ベビーフードで試食がOK!次は手作り食に進みましょう

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ベビーフードで特に大きな症状も出ずに大丈夫そうだと思ったら、次にママが作った手作り料理で再度確認をしていきます。

ベビーフードで大丈夫だったと思うと、ママも少し気が楽になって離乳食を作ることができるのではないかと思います。

ママの手作り離乳食で乳製品(1歳未満はヨーグルトなど)や簡単な卵料理(スクランブルエッグや茶わん蒸しなど)が問題なく食べることができるか試してみましょう。

茶わん蒸しなんか作れない!という場合は、粉ミルクと卵を合わせて溶いて、スクランブルエッグ(炒り卵)のようにして、それをいつものお粥や軟飯に混ぜてあげるだけでもよいです。

1歳過ぎまでの赤ちゃんが1回の食事で卵を食べることができる量は、全卵1/2です。これまでと同様に午前中(朝ご飯)に取り入れて、確認していきましょう。

「アレルギーだったらどうしよう!」「怖い!」と心配しながら赤ちゃんにご飯をあげている時のママの顔はきっと怖い顔になっているのでは?肩の力を抜いて行いましょう。

メモや写真で記録を残しておく

食事をとっている時に赤ちゃんの様子や皮膚の状態などで少し気になることがあった。でもすぐに反応は消えて病院に連れていくほどではなかった。ということも起こるかもしれません。

そのような時は、症状やその食事で食べたものをすべてメモし、症状が出た部分を写真に撮っておきましょう。

気になる症状が続くようだったらなるべく早く、忘れてしまうくらいの頻度だったら予防接種等のついでにでも、小児科の先生に相談しましょう。

気になること(症状)が出たら「記録」しておくという習慣が大切です。

怖がらず指示通り始めてみる

「食物アレルギーを発症させたくないのなら、離乳食はなるべく遅くスタートした方がよい。卵は1歳過ぎてからがよい。」などさまざまな情報がネット等には載っています。

しかし、市の助産師さんに話を聞いたところ、「今は遅すぎてもよくない」「遅くしても出る時はでます」という考えになってきているそうです。

ベビーフードでアレルゲン素材を試すのは、多少荒療治かもしれませんが、赤ちゃんがその食材を好きか嫌いかも同時に見ることもできますし、何よりも「アレルゲンの試食をやらなくては…」という重荷をだいぶ減らせるのではないでしょうか。

食べることは赤ちゃんにとっても大人にとっても楽しいことです。アレルギー反応が出たとしても小学生になる頃には大半が治るといいますし、あまりストレスに感じずに楽しいい食事タイムを過ごしていきたいですね。

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