シラスは離乳食初期から使えて便利!塩抜き方法と簡単レシピ

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2018/08/01

離乳食が始まりおかゆや野菜に慣れてくると豆腐や魚などのたんぱく質も食べられるようになります。

丈夫な体をつくるためにも魚はたくさん食べさせたいですよね。シラスは離乳食初期から完了期まで使いやすくオススメの食材です。

初期から取り入れられる魚類は鯛やヒラメもありますが、シラスは頭からしっぽまで丸ごと食べられるので栄養満点!

柔らかい食感でパサパサしずらいので赤ちゃんも食べやすいし、調理の手間のかからないので忙しいママにも嬉しい食材です。

シラスを離乳食に取り入れる時のポイントや下処理方法、簡単なレシピを紹介します。

子供に食べさせたい!シラスが離乳食にオススメされている理由3つ!

ミルクやおっぱいをたくさん飲んで大きくなってきた赤ちゃんですが、離乳食開始ごろにはそれだけでは補えない栄養素が出できます。

成長著しい赤ちゃんにとってたんぱく質は筋肉や血液を作るのにとても重要!たくさんあるたんぱく源の中でなぜシラスが離乳食に向いていると言われるのでしょうか。

それは赤ちゃんだけでなく離乳食を作るママにも嬉しいポイントがあるからなんです。主にメリットとして挙げられるのが以下の3つ。

  • タンパク質だけではなく他の栄養素も一緒にとれる
  • 難しい下処理がなく使いやすい
  • 口当たりがよく食べやすい

栄養価も高く、手間のかからないシラスを使って離乳食をおいしく食べてもらいましょう!

体を作るのに必要な栄養素がシラスにはたっぷり含まれている!

ぐんぐん成長する赤ちゃんにはたくさんの栄養をとらせたいですよね。シラスには特に体をつくるのに重要であるたんぱく質や骨や歯の成長に欠かせないカルシウム、その吸収を助ける栄養素も一緒にとることができます!

《シラスに含まれる栄養素とその働き》

栄養素 働き
たんぱく質 筋肉、骨、臓器、肌、髪の毛、爪などを形成する。栄養素を運搬する。抗体や酵素の原料になる。酸素を運搬するヘモグロビンの材料になる。
カルシウム 骨や歯を形成する。神経の緊張や興奮を緩和する。ホルモンの分泌を調整する。免疫力を上げる。筋肉をスムーズに収縮させる。血液を固めて出血を防ぐ。
マグネシウム 骨や歯を形成する。血液の循環を維持し、血圧を調整する。筋肉をスムーズに収縮させる。
ビタミンD カルシウムの吸収を促進し、丈夫な骨や歯の形成を助ける。

吸収率UP!シラスと一緒に食べたい食品

シラスを離乳食に使うなら効率よく栄養素を体に取り入れたいですよね。たんぱく質ならビタミンCやビタミンB6、カルシウムならマグネシウムやビタミンD、ビタミンKと一緒にとることで吸収率を上げることができます!

それぞれの栄養素を含むシラスと組み合わせたい離乳食に使える食材を紹介します。

《たんぱく質の吸収率を上げる食材》

栄養素 食材
ビタミンC ブロッコリー、小松菜、ほうれん草
ビタミンB6 マグロ、カツオ、鶏むね肉、バナナ、アボカド

《カルシウムの吸収率を上げる食材》

栄養素 働き
マグネシウム 青のり、わかめ、ひじき、かぼちゃ、ごま
ビタミンD シラス干し、鮭、キノコ類
ビタミンK 納豆、小松菜、ほうれん草

離乳食初期は食べられる分量も少ないので、食材の組み合わせを意識して効率よく栄養をとりましょう!

シラスを離乳食に使うときの注意点

栄養満点で使いやすいシラスですが、離乳食に取り入れる時に気を付けたいポイントもあります。

可能性はゼロじゃない。シラスのアレルギーとちりめんモンスター

離乳食にオススメされているシラスですが、まったくアレルギーの心配がないというわけではありません。

シラス自体のアレルギー

シラスは丸ごと食べられるので栄養満点という側面もありますが、魚卵も含まれているため卵アレルギーの赤ちゃんは注意が必要です。

ただし鶏卵アレルギーがあるからといって必ず魚卵でもアレルギーが起こるとは限らないようです。

卵アレルギーがある場合は医師に指示を受けながら胃腸がしっかりしてくる8ヶ月頃から食べさせることができます。

ちりめんモンスターによるアレルギー
シラスはイワシの稚魚を塩ゆでして干した食品ですが、小さなエビ、カニ、イカ、タコや他の魚の稚魚が入っていることもあります。

エビやカニなどの甲殻類はアレルギーを引き起こすことで有名な食材ですが、含まれている分量が少なく加熱されていることからあまり心配はないようです。目に見える範囲で取り除いて取り除いてあげるといいでしょう。

ちりめんじゃこって離乳食に使える?シラスとの違いを理解しよう!

シラスは加工の段階で名称が変わる食材です。ちりめんじゃこは茹でても硬さが残るので離乳食には向いていません。

離乳食には柔らかく潰したり調理しやすい釜揚げシラスかシラス干しを使うようにしましょう。

水分量
釜揚げシラス 85%程度
シラス干し 50~60%
ちりめんじゃこ 25~35%

便利だけど傷みやすい…シラスは新鮮なうちに使おう!

シラスは水分量が多く傷みやすい食材です。冷蔵庫で3~5日は持ちますが赤ちゃんには新鮮な食材を食べさせたいですよね。

買ってきたその日のうちに下処理をして冷凍しておけば使いたい時にサッと使えてとても便利です。

まとめて作って便利!シラスの塩抜きと冷凍方法

シラスは加工時に塩ゆでしているため塩分が多く含まれており、そのままだと赤ちゃんの体に負担がかかってしまいます。

特に初期は食材の味を覚える時期なのでできるだけしっかりと塩抜きしましょう!

【時期別】オススメのシラスの塩抜き方法

【初期】茹でてしっかりと!

  1. 鍋にお湯を沸かし、シラスを1分間茹でる
  2. ザルや茶こしで水分を切る
【中期】レンジで手軽に!

  1. 水とシラスを耐熱容器に入れてレンジで1分チンする
  2. 少しおいてからザルや茶こしで水分を切る
【後期から完了期】程よい塩加減に!

  1. 沸かしたお湯を茶こしやザルに入れたシラスに回しかける
  2. そのまま水分を切る

使いやすいシラスの冷凍方法と保存期間

シラスは冷凍保存のできる食材です。塩抜きをしてすり潰したり刻んで冷凍しておくといつでも使えます。

製氷皿や離乳食専用の容器に入れるのもいいですが、ジップロックに薄く伸ばして冷凍しておくと使うときにパキパキ折ると分量を調節しやすくとても便利でオススメです!

保存期間は1週間ですが、なるべく早く使うようにしましょう。

【離乳食時期別】おいしく食べよう!シラスのオススメレシピ

初期から完了期までシラスは離乳食に大活躍です!シラスの栄養を効率よくとりつつ、赤ちゃんがおいしく食べられるレシピを紹介します。

【初期】基本のシラスペースト

材料

  • シラス 20g
  • お湯 適量
  1. 鍋にお湯を沸かし、シラスを1分茹でる
  2. シラスをすり潰し、お湯を加えながらポタージュ状になるまでゆるめる

基本のペーストを使って作れる離乳食初期の赤ちゃんに食べてほしいアレンジレシピをご紹介します。

初期アレンジ:かぼちゃとシラスのトロトロ

材料

  • かぼちゃ 15g
  • シラスペースト 小さじ1
  1. かぼちゃを柔らかく茹でるかレンジでふかして潰し、ゆで汁かお湯でのばしポタージュ状にする
  2. シラスペーストを混ぜる

初期アレンジ:ほうれん草とシラスのおかゆ

材料

  • 10倍がゆ 30~40g
  • ほうれん草 葉の部分1枚
  • シラスペースト 小さじ1
  • だし汁 大さじ1
  1. ほうれん草をやわらかく茹でてすり潰すか細かく刻む
  2. おかゆにだし汁とほうれん草、シラスペーストを混ぜる

【中期】豆腐とシラスの青のりあえ

材料

  • 絹豆腐 大さじ2
  • シラス 小さじ2
  • 青のり ひとつまみ
  1. 豆腐をレンジで30秒温め火を通す
  2. 塩抜きしたシラスを刻む
  3. 青のりを和える

【後期】シラスとブロッコリーの温野菜サラダ

材料

  • ブロッコリー 3房
  • シラス 大さじ1
  1. ブロッコリーを歯茎でつぶせるくらいのやわらかさになるまでゆでる
  2. 子房に分けて塩抜きをしたシラスを半分くらいの長さにきってのせる

【完了期】シラスと納豆のおやき

材料

  • ご飯 80g
  • 納豆 大さじ1
  • シラス 大さじ1
  • オクラ 適量
  • だし汁 ご飯の半量が浸るくらい
  • 片栗粉 小さじ1
  • 小麦粉 小さじ3~5
  • 醤油 少々
  1. オクラは茹でて小口切りにする
  2. 塩抜きしたシラスと材料をすべて混ぜる
  3. 油を引いたフライパンにスプーンで一口大に落としていき、中火で2、3分表面が乾くくらいまで焼く
  4. ひっくり返したら少し押しつぶして反対側も焼く

【完了期】シラスと小松菜のチャーハン

材料

  • ご飯 80g
  • シラス 大さじ1
  • 小松菜 茎ごと1枚
  • 卵 1/3
  • 醤油 少々
  1. シラスは塩抜きし、小松菜は食べやすい大きさに刻む
  2. 油を引いたフライパンで卵を炒り卵にし、取り出す
  3. 少し油を足して小松菜を炒め、しんなりしたらごはん、シラスを炒め合わせる
  4. 醤油をサッと回しかけ、卵を戻して混ぜる

シラスを使って栄養満点の離乳食を作ろう!

離乳食は今まで母乳やミルクで育ってきた赤ちゃんが足りない栄養素を補う役割もあります。

シラスは元気に大きくなるために必要なたんぱく質や、丈夫な骨を作るのに重要なカルシウムが1つでとれ組み合わせられる食材も多いので離乳食のメニューの幅も広がります。

シラスを入れることで風味が増し、赤ちゃんの食いつきもよくなります。ママも赤ちゃんにも嬉しいシラス、ぜひ取り入れてみてください。

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