子どもが時間を守らないのはなぜ?今からできる時間の管理方法
子どもってなかなか時間を守ることができないですよね。
時間を守ることは大切な生活習慣のひとつ。できれば、自分で時間を管理することを少しずつ身につけてもらいたいですよね。
なぜ子どもは時間を守らないのか?についてや、子どもが時間を守れるようになるための工夫をこれから紹介します。
この記事の目次
子どもはなぜ時間を守らない?子どもの時間感覚
子どもはなぜ時間どおりになかなか行動しないのか?その理由は、子どもの時間感覚にありました。
時間の感覚が大人と違う
時間の感覚は子どもの年齢によりますが、大人程細かく認識できていません。
2歳ごろは、時間の流れはだいぶ分かってきているものの、細かい時間軸の認識がありません。過去のことを全部「さっき」と言うことがあります。
筆者の子どももこの時期に、「さっきばぁばとお出かけしたね!」と何日も前の話をしていました。子どもにとって、時間の感覚はとても曖昧で漠然としたものだ、と思わされました。
まずはそのことを頭に入れておくと、子どものマイペースな姿を見てもそういうものか、と大きな心で受け止められるかもしれません。
親が心がけておくことは何?子どもに寄り添うことの大切さ
子どもが時間を守れるようになるためには、日ごろから私たち大人が心がけることがあります。
時間のゆとりが心のゆとりになる
時間がないのにあれもこれもしなくてはいけない…と思うとどうしても焦ってしまいますよね。そして気づけば、子どもに指示して急き立ててしまっているということがあるかと思います。しかし、それでは大人も子どもも疲れてしまいます。
大人の心のゆとりのなさが子どもに伝わると、子どもの行動が余計に遅くなってしまうと逆効果になることもあり得ます。
穏やかな気持ちでいると、子どももすんなり動いてくれるということもありそうですよ。
まずは子どもの気持ちに耳を傾ける
子どもの話をよく聞くことが大切です。子どもの話を途中で遮ってしまわないように注意が必要です。子どもには子どもなりの考えや気持ちがあり、子どもの中での優先順位があります。まずは耳を傾けてください。
言い換えれば、自分の言い分も聞いてもらえると分かっているなら、大人の言うことを受け入れやすくなるでしょう。
子どもの話をまずは「うんうん」と聞くことから始めてみて、その後で必要なことを伝えるようにすると良いでしょう。
理由をかみ砕いて説明する
説得の基本は「なぜ必要なのか理由を説明する」ことです。子どもも理由が分かると、理解できるようになります。
なぜ早くしないといけないのか、早くしないとどう困るのか、ということを子どもに分かりやすく伝えるようにします。
子ども自身が納得できれば、自ら行動できると思えるようになっていくでしょう。
少しの見直しと工夫で変わる!親子でできること
日常生活にほんの少し変化をつけるだけで、子どもの行動は変わるものです。
基本的な生活リズムを徹底
いつも遅刻しそう…というなら、一度生活全般を振り返ってみましょう。朝起きるのが遅くて支度が遅れるなら、就寝時間が遅くなっていないか?を考えてみてください。
生活リズムが整うと、忙しい朝もゆとりが持てるようになるでしょう。
時間を意識する習慣をつける
時間を意識してほしいなら、時計を使うのが有効といえます。デジタル時計ではなく、アナログ時計をおすすめします。針が動くことで時間が進んでいることをより意識できるからです。
何分までに○○をする、と決めましょう。例えば食事についてですが、遊び食べやダラダラと長時間かけて食べ続けてしまう場合、食事の時間を決めるのがおすすめです。食事にかける時間は30分程度が目安となります。
時間になったら食べている途中であっても、ごはんを下げるのです。
遊び食べなどを始めたら、時計を見るように促したり「それをしている時間はある?」と時間を意識するような言葉をかけます。
下げるときは「約束の時間が来たから片付けるね」と淡々と行います。つい感情が入ってしまうかと思いますが、そこは心を鬼にしてください。
残してしまった場合、後々お腹が空いたと訴えてくることがあるでしょう。そのときには、特別なおやつは与えないようにして「ちゃんと食べなかったからだね」「次はたくさん食べようね」と話します。
このように、時間に意識が向くようにします。
子どもが自己管理に挑戦できるような工夫をしてみよう!
子どもが、小学生なら子どもと一緒に朝のスケジュールを話し合ってみてください。
視覚化すると有効な場合がある
毎朝「早く歯磨きしなさい」「ハンカチは持った?」「忘れものはない?」などいちいち聞くというのは、私たち親にとっても負担が大きいですよね。
言葉で言われると頭に入ってこない場合でも、目に見える形にすると分かるということがあります。視覚化することが、「自己管理しなければ」と自覚を持つきっかけにもなりますよ。
あえて遅刻の経験をさせるとどうなるか?
子どもに何度注意しても聞いてくれない…こうなったら、思い切って一度遅刻させてはどうか?と考えたことのある人がいるかもしれません。
遅刻した恥ずかしさ、気まずさを体験することで、時間を守ることの大切さを学ばせる目的です。
これは、子どもの年齢にもよりますが積極的にはおすすめしません。「親から見放されてしまった」と心の傷が残るだけという可能性があります。
子どものやる気を引き出す言葉がけをしよう
子どもにもっと素早く行動してほしいとき、つい出てしまう「早くしなさい」という言葉。筆者もよく使ってしまいますが、この言葉は効果があるどころか、子どものやる気をなくしてしまうようです。
「早くしなさい」と言わずに子どもに伝えるには、言葉選びが大切です。子どもが思わずワクワクするような言葉がけをしてください。
では、言葉の言い換え例を紹介します。
勝負を持ちかける
競争心を利用すると、うまくいくことがあります。
すると、子どものやる気スイッチが入って素早く着替えてくれることがあります。
張り切ってトイレに行ってくれ、「勝った~」と喜んで出てくるでしょう。
子どもをコントロールしようと思わず、尊重しよう
子どもと親はたとえ親子であっても別人格です。コントロールしようとしてもできないものということをはじめから理解しておきましょう。
日ごろからの行動や言葉の選び方だけでも子どもの行動は変わってくるので、まずは親の方から意識を変えてみてください。
子どもの時間管理に悩む、子育て中のみなさんの参考になれば嬉しいです。子どもと一緒に親も成長していきたいですね。
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