ベビーフードを利用した“手作り感あり”の簡単離乳食メニュー例
赤ちゃんの食事はママとパパが食べるものを取り分けられるようになるまでは、作るのに時間と手間がかかるため、毎回手作りは無理!というママも多いことでしょう。
かといって、ベビーフード(BF)をそのまま上げてしまうのも、手抜きしているようで赤ちゃんに申し訳ない気持ちもします。
そういう時はベビーフードを上手に使って、手作り感のある離乳食を作ってみましょう。ベビーフードを使ってのちょっと手抜きしながらの手作りの離乳食で、ママも赤ちゃんも笑顔になることでしょう。
BFを使った離乳食の利点
ベビーフードを使うことに抵抗のあるママもいると聞きます。そんなママにとってはベビーフードを自分の作った物にプラスするなんて言語道断かもしれません。でもベビーフードを使ったメニューについて考えてみるとよいこともたくさんあります!
時間の短縮
忙しいママや料理が苦手なママは、赤ちゃんの栄養を考えながら離乳食を作るのは体力的・時間的にも辛いものです。
離乳食の生活はおおよそ1年間くらいですが、作ることが苦痛になってしまうととても長い期間です。
ベビーフードを使って一番のメリットは“すぐにできる”ということです。普段は毎食0からの手作りの食事を赤ちゃんにあげていたとしても、家族での外出から帰った時やママが体調が思わしくない日など、ママのストレスを軽減してくれるに違いありません。
家事・仕事などにあわせてうまくベビーフードを使うのも賢いママの証です。
赤ちゃんがご飯好きになる
離乳食を作ってみると、適度に味がついて適度にとろみがあるベビーフードは、やはり赤ちゃんにとって食べやすく美味しいものだと思います。
野菜を煮てすりつぶして赤ちゃんにあげてもあまり食べてくれず、「この食材は好きではないのかな?」と思っていても、同じ食材のベビーフードをあげると結構喜んで食べてくれたりします。
少しショックですが、やはり市販のものは赤ちゃんにとって食べやすく美味しくできているのです。
デリケートなのどごしに味付け…ざっと切って炒めて味をつければOKの大人の料理のほうが調理は楽なくらいですね。
ママが作ったご飯でも赤ちゃんがあまり好きではなさそう…という食材も、ベビーフードを上手く使って赤ちゃんの好きな食べ物にしてあげてみましょう。
メニューを増やせる
ベビーフードを活用することでメニューを増やすことができます。ベビーフードは1食の中に2~3種類の食材がほとんどですので、赤ちゃんが口にする食材の数も自然に増やすくこともできます。
またメニューを増やすことができれば、そのなかに赤ちゃんが好きなメニューもきっと出てくることでしょう。
ベビーフードの中に赤ちゃんが気に入ったメニューが見つかったら、ママが時間が取れる時に、ベビーフードに入っている野菜や食材を自分でそろえて調理してもよいかもしれません。
ベビーフードから逆に自分のオリジナルメニューが誕生することもあるのです。
BFを活用したメニュー例
ここでは具体的にベビーフードを活用した簡単なメニューを紹介いたします。ベビーフードはママが作る離乳食よりも少ししっかり味ととろみがついているので、小さじ1~2杯をママが作ったお粥や茹でた野菜に加えるだけで、きちんとした1品になります。
おかゆのベビーフードを活用する
ベビーフードのおかゆは実にメニューが多いです。野菜とお肉(ささみや鶏肉)、野菜とカレイや白身魚など、大人が聞いても美味しそうなものです。
少し味見をしてみると、においもですが、ほとんど大人が食べているものと違いがないような気がします。逆に考えるとそれだけ上手に“味”がついているのかもしれませんね。
ママとパパが食べたご飯の残りを月齢で食べてよいグラム数の9割ぐらい(生後9ヶ月であると炭水化物は60~70g位なので50~60gほど)を用意し、小さじ1杯強のベビーフードのおかゆを混ぜて水をご飯がしっとりするくらい入れレンジで加熱します。
時間があるようだったら、余ったご飯でおかゆを作りそのなかにベビーフードを入れてもよいです。
真っ白なおかゆ以外のものを食べさせてあげたいとき、少し飽きてきたかな、というときぜひお試しください。
野菜のベビーフードを活用する
ベビーフードの多くは「根野菜と○○」「さつまいととかぼちゃ」など2種類以上の野菜が入って1瓶(または1パック)になっているものがほとんとです。
ですからそこにママが茹でておろした野菜1品をくわえるだけで赤ちゃんは3品もの野菜を1食で摂ることができます。
1種類の野菜の下ごしらえだったら、忙しいママでもなんとかできそうですね。
私自身ベビーフードを使ってみて活用しやすいのは、コーンやアスパラなど離乳食のためにわざわざ買わない食材や大人の食卓にもあまり頻繁にはのらない食材が入っているものです。
とくにコーンペーストのベビーフードはほうれん草や小松菜などママが茹でたものに少量加えると甘みもでて赤ちゃんが食べやすくなるようです。
赤ちゃんせんべいを使う
生後6ヶ月以降になると、赤ちゃんせんべいも食べれるようになってきます。ひじき入りや小魚入りなど、カルシウムなどの赤ちゃんに必要な栄養素を含んでいるものも多いです。
離乳食を作る時間がないときは、赤ちゃんせんべいを少しお湯に溶かしておかゆのようにするのもひとつの方法です。
このように赤ちゃんせんべいは、おやつ、としてだけではなく、お粥としても、歯固めの時期にも、手づかみ食べの練習にも使えます。
おやつとして赤ちゃんにあげすぎるのはもちろんよいことではありませんが、上手く活用すればママを助けてくれるアイテムになるでしょう。
罪悪感を持たずに
すべてを手作りにするのは、手間と時間がかかり難しいママでも「赤ちゃんのために、できるだけ手作りのものを食べさせてあげたい」という気持ちはあるものです。
ベビーフードを電子レンジで温めるだけでは、ママも“手抜き”をしているのではないかと罪悪感をもってしまうこともあるでしょう。
そこでベビーフードを上手く利用して、手作り感のある離乳食を作ってみましょう。時間短縮できて美味しいものが簡単に作れます。
ベビーフードを使うことに罪悪感をもたずに「あるものは上手に使って」楽しく赤ちゃんのお世話をしましょう。
ベビーフードはメーカーによって多少味付けの濃さに違いがあります。またお出かけ用にスプーンのついているものもあります。用途によっても使い分けて楽しい離乳食期間を過ごしましょう。
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