父親的役割で子供に人気!男性保育士のメリットデメリット
皆さんご存知のとおり、保育士の需要が高まり保育士の数が足りていない現状があります。女性中心の職場だと考えられてきた保育現場に男性保育士が右肩上がりで増加しているところです。
もし、男性保育士が子供の担任になっても戸惑わなくて済むように、男性保育士の現状についてメリット・デメリット両面を知っておきましょう。
この記事の目次
男性ならではのダイナミックな保育は父親的なメリット
女性保育士が母親のような、近所の優しいお姉さんのような役割をしているなら、男性保育士も父親のような、頼れる近所の兄貴的な役割を果たしているのではないでしょうか。
子どもたちは男性保育士と一緒に体をダイナミックに使った遊びが大好きです。軽々と体を抱っこしてくれたり持ち上げてく入れたり、女性にはできない遊び方をしてくれます。
男性の特徴である力強さや背の高さを活かすことで、保育内容にバリエーションができますし、力仕事や万が一の不審者対策にも防犯面で女性だけよりは安心感があります。
女性・男性両方の保育士のおかげで家庭的な雰囲気になる
子どもには、大人の女性ばかりより男性の大人との関わりも大切です。体格が大きく、声もたくましい雰囲気の男性に対して慣れていない子を見かけることがあります。
お母さん方に話しかけられるのは平気でも、相手が男性となるともじもじしたり、おどおどする子もいたりします。いろんな人たちと接することで子どもの社会面も大きく成長します。
男の子同士、園庭で喧嘩になったとしましょう。慰めて欲しい子は女性保育士のもとへ走っていくかもしれません。
怒りを聞いてもらいたい子は男性保育士のもとへ駆け寄るかもしれません。きっと子どももその時の感情や気分でお話したい先生が違うと思うのです。
若くてアイドル的な先生が好きな子もいれば、お母さんに似た感じの先生が好きな子もいます。
そこにお父さんぽい先生や、ひょっとしたらジャニーズ系のカッコイイ先生も加わればとても楽しい保育園・幼稚園ですよね。
きっと大人がヤキモキしているだけで、子どもたちには男性保育士の存在は女性保育士と同様普通に受け止められていると思います。
父親的役割を感じさせる先生は母子家庭の助けになるかも
子どもにとって母親はとても大きな存在ですが、母子家庭では父親的なふれあいや遊びが日常なかなかできにくいと思われます。
母子家庭に限った事ではありませんが、小さい時はママと、そのママ友、先生など女性とはたくさん触れ合いますが、大人の男性との機会はなかなか少ないものです。
毎日園で男性保育士と遊ぶことで、身内以外の大人の男性にも慣れることができます。
お子さんが、普段大人の男の人と話す機会がないようでしたら、頼りになる存在ですよね。子どもの人間形成にもよい影響を与えると思われます。
また、家庭での育児の心配事や悩みの相談なども男性の立場からの意見も聞くことができます。
やはり、指導が女性ばかりだと偏った話になることもありますので、男性からの指導を聞くことも参考になるのではないでしょうか。
園行事などでの力仕事でも活躍!
家庭内でもそうですが、どうしても女性では苦労する力仕事や高所での作業等、男性ならではの特性が活かされます!
運動会などで重い道具類を女性数名でやっとこどっこい運搬していたものを男性に手伝ってもらえればとても楽にスムーズになります。
男性だからとあまり便利に使いすぎるのもいけないでしょうが、高所での電気機器の取替なども任せたいのが正直なところですね。
男性保育士も周りの先生方やPTAの皆さんに頼りにされることで、女性ばかりの職場でもちゃんと居場所が出来るのではないかと思います。
やはり気になる女児への性的な問題がデメリット
少数意見とは言え問題に上がるのが、女児を預けるお母さんの気持ちです。「小児性愛」「女児への接触行為・いたずら」などの言葉が頭をよぎります。
具体的には、男性保育士が女児に対してオムツを替えたり、トイレを手伝ったり着替えをさせたりという保育行為が気になるということです。
親の目の届かない園の室内で「ひょっとしたらうちの娘が犯罪と言われるような性的行為の対象になっているのでは…」という疑念が拭えないことがデメリットでしょう。
これは、子どもを預ける際に、保育士の男女の性別に関係なく疑えばきりのないことです。女性保育士だって子どもに嫌がらせをしたり、虐待行為に及んだりするのです。
やはり、その先生の個人の資質が問題であって性別はあまり意味がないようにも思えます。
女性に比べて勤続年数が短いので若い先生が多い
残念ながら男性保育士は女性に比べて勤続年数が短く、慣れてきた頃に辞めることが多いようです。
ちなみに男性保育士の平均年齢は30歳くらいです。勤続年数も5年程度と現場での経験値が低いことが問題点かもしれません。
さらに、公立に比べ私立の保育士の賃金が安いことも離職する原因かと思われます。この賃金格差はこれから改善されていくかもしれませんが、今は厳しいようですね。
しかも自身の結婚事情が絡んでくる年頃になると、再度就職活動して収入の良い勤め先に転職してしまうことも多いのではないでしょうか。
キャリアアップのためか、仕事内容を変えてでも収入アップの職場を探すか、男性の30歳くらいは仕事環境を変えることを考える年齢かもしれませんね。
若い先生の存在は子どもたちには嬉しいに違いないですが、全国的に頼もしいベテランの男性保育士は数が少ないということです。
男性保育士への不信感を克服する方法
男性保育士に対する不信感を払拭するためにできることはどんなことでしょうか。親の偏見や思い込みから妄想が悪い方へ悪い方へ広がっているように思います。
保育のプロとして子どもの指導に誇りを持って仕事をされている方にとって、親のうがった思い込みは悲しくとても辛いものです。
そこで、男性保育士を信頼できるようになるための親の考え方や取り組みを少しご紹介しておきましょう。
- 男性保育士に積極的に声をかけ挨拶をする
- 園での子どもの様子を度々尋ねる
- 先生の性格や態度を観察する
- 他の先生に男性保育士の評判をさりげなく探る
- 子どもに男性保育士とどんな遊びをしているか聞く
- ただ男性だからと不安がることは職業差別に当たると知っておく
- 行事などでフランクな会話が出来る時に保育士になった経緯などを聞いてみる
- 少し踏み込んで彼女はいるかなどプライベートな話題にも触れてみる
- 卒園児の友達親子に感想を聞いてみる
送り迎えの時などにこちらから積極的に情報を聞き出し集めることで、その人の人間像が浮かび上がってきます。
〇〇先生は、「ちょっと恥ずかしがり屋だ」「結婚したいらしい」「趣味は落語だ」「おしゃれが苦手」など人間味の部分が見えてくるととても親近感がわき安心につながります。
不思議なもので、相手をよく知らないと意味もなく不安になったりするものです。相手のことがどんな性格かどんな暮らしをしているのかがわかってくると距離が近くなります。
相手のことを何も知らないのに、「子どもを変なやらしい目で見るんじゃないか…」と疑うのは相手を侮辱するもので人権侵害の一歩手前とも言えます。
先生のことを「どんな人なのかな?」と暖かい気持ちで、興味を持って知ることが安心への近道です。
男性保育士は年々増加!保育士について理解を深めよう
過去に男性保育士がいなかったわけではありません。ただ、余りにも少数だったため全くその評価等が表に出ることがなかっただけだと思います。
保育園の経営者が男性ということはよくありますよね。用務員さんも男性のことがよくありますし、決して今までだって女性のみの職場ということではなかったはずです。
保育士の名称も、かつては「保母」といったように、子どもと関わる仕事で女性メインの職業だったことには違いありません。
でもよく考えてみますと、スチュワーデスも今ではキャビンアテンダントと呼び、男性も採用されています。
看護師も昔は「看護婦」と呼ばれ女性ばかりでしたが、「看護師」と名称変更になり男性看護師も増加傾向です。
逆にタクシー・バス・電車の運転手は、昔は男性が当たり前でしたが、女性の方も随分よく見かけるようになりました。
1985年に制定された男女雇用機会均等法や、1999年に出された男女共同参画社会基本法などによって男女の職域が双方拡大していることが要因だと思われます。
保育士は誰でも簡単になれるわけではない
保育士になるにはやはり「子どもと遊ぶのが好き」「教育関係の仕事がしたい」など動機があって専門に勉強し資格を取るわけですよね。
中には、幼稚園や保育園を経営している親のあと継ぐため息子さんが保育士になるケースもあると聞きます。
さらに、男性保育士に対する保護者の一番の心配点である「女児への性的いたずら」などですが、社会の敵「ロリコン男」と言われる輩が、わざわざお金と時間をかけて保育士養成課程をとり、難しい国家試験を受け資格を取得し、安い給料の保育士になるでしょうか…。
少し無理があるようにも思います。例え、もしあったとしてもそれは、多数いる女性保育士の一部が子どもに虐待を行う割合を考えれば、男性だから女性だからという問題ではないように思えます。
子ども相手の保育の仕事は、楽しい反面、体力もいりますし、多様な個性の子どもたちに一人一人対応しないといけません。
また、怪我させないように神経も使いますし、保護者とのやり取りもあり大変な仕事です。
保育士の性別や年齢に関係なく個人の能力や力量が問題であるべきで、性別は関係ないように思えます。
昔から小学校以上には男性教諭も存在しているのですから、男性だからという理由は性差別にもなりかねません。
女性、男性、若い、ベテランなど様々なタイプの保育士がいる方が、子どもたちにとっても社会面からしてもいいことなんです。
女性も男性も適性があるかどうか、技術があるかどうかというところがクローズアップされるべきだと、冷静に考える必要があるようですね。
育児は父親と母親でするもので男性保育士の増加は時代を反映している
子育てに参加する父親が増え、イクメンという言葉が生まれて随分立ちます。育児は母親の仕事とされてきた時代から、夫婦でするのが当たり前の時代になりました。
父親にも育てられた子どもたちが成長し、子ども相手の仕事、幼稚園教諭や保育士になりたいと思うことは自然なことだと思いませんか?
資格を持つ保育士は専門職であって、男女の性差の良いところを活かした保育は魅力的で豊かな教育と言えるでしょう。
女性だから、男性だからという違いが保育技術の違いになることはありません。個人の能力で比べられるものはあっても、身につけた技量が性差で比べられるものではありません。
それでもどうしても娘を男性保育士に触らせるのは抵抗があるという親御さんは、入園前に近隣の保育施設を下調べして、自分たちの理想にあう園を探す保活をするしかありません。
園選びは様々特色もあり、立地場所や外観も気になりますし、園児数の規模や教育方針なども調べておきたいところです。見学などもさせてもらえると思いますよ。
でも、直接子どもと関わる先生方のことが一番気になります。周りの先輩ママさんたちに聞いてみたりするといい情報が入ってきますよね。
初めて預ける場合心配な気持ちはわかりますが、子どものことを第一に考え対応するしかありません。
男性保育士のメリット・デメリット両方をよく考えた上でどこに入園するか決めるのが納得できる方法かと思います。
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三歳のママさん
育児中の夫婦の喧嘩、子供の前でしてしまいます。
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まいさん
縦割り保育、年少さんの息子の担任は小学校の頃から保育士さんを志した男性です。
女性の先生とはやはり違う!パワフルだし、男の子も女の子も皆彼のことが大好きです。お父さんがいて、お母さんもいる。
女の子先生がいるんだから、男の先生がいたっていい。男性の先生って必要だと思います。ただ、幼稚園を実家にもつ友人(男、保育士)が言うには、中には幼い子供が好きで志すものもいる。との事です。、
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