子供が絵本や大事な紙を破ってしまう…怒らず解決する方法

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2016/01/19

絵本を読む子供
手先が少し器用になってくると、大事な絵本や書類やお手紙などまでも赤ちゃんがビリビリ破いてしまう事があります。我が家の末っ子もなぜか絵本をビリビリ破っていて、何度注意したかわかりません。

上の二人は全くそのような事をしなかったので「どうしてこの子はそんな事をするのだろう」と悩んでいた時期があります。

私と同じようにビリビリ破られて困っているママさんたちに、先輩としてどうしてこのような事をするのか、また解決法をご紹介しましょう。

子供が紙をビリビリ破るのは、0歳から2歳くらいまでが主流です!

末っ子がビリビリ破りだしたのは8ヶ月くらいから、1歳半くらいまでの間でした。一番犠牲にあったのは絵本です。今でもセロハンテープで修正された絵本を見るたびに懐かしい思い出が蘇ります。

成長の中でやる子、やらない子がいるのですが、だいたい2歳までには終わる子が多いです。

1歳半にもなれば「ダメ」というこちらの気持ちも伝わるのですが、それでも止められない何かがあるのかもしれませんね。

意図的にやっているのではなく、音が好きだからかもしれません

紙をビリビリ破いていると「止めなさい」と注意するのが普通だと思うのですが、赤ちゃんにとっては「悪い事」だと認識せずに破いている事があります。

ですから親に「ダメ」と注意されてもなんとも感じないとか、理解してくれない可能性が出てくるのです。

赤ちゃんは破る事で出る「音」が面白いため、親が「止めなさい」と言っている傍ですぐに破く、というこちらとしては理解しにくい行動を取ることが考えられます。

破っている間にしか音が出ない、という大きくなれば誰もがわかる事も赤ちゃんにとっては新鮮に思えるのです。

紙を破る感触が子供にとっては楽しいから

確かにビリビリという音は面白いですし、何より自分が上手に破けるほど手先が器用になってきたと赤ちゃん自身も感じて嬉しくなる気持ちはあるでしょう。

思い通りにやっているかどうかはわかりませんが、手を動かしていれば紙が破れるというのは赤ちゃんには面白くて当然なのかもしれません。

紙を破る事はティッシュをどんどん出してしまうケースに似ているでしょう。

赤ちゃんにとっては次から次にティッシュが出てくるのは新鮮でしょうし、紙を破けばビリビリになるのですから止まらなくなってしまうのでしょう。

手先が自由になってきて、思うように動くのを嬉しく感じるから

赤ちゃんは成長すると手先が器用になってきて、自分の気持ちに従って手先が動くようになってきます。確かに手先が器用になって、自分が考えているように出来ればどんどん紙を破りたくなる気持ちも理解出来ます。

いくら大人に「ダメ」と言われていても楽しさが大きければ、なかなか破くのを止められないのではないでしょうか。

怒っても繰り返す…与える物の種類を選んだりするなどできる対策!

赤ちゃんの気持ちはわかっても、親としては絵本が決して安いものではありませんし、ビリビリ破られるといい気分にはなりませんよね。

時にはこちらが大事にしているお手紙や書類などまで破られてしまい、怒りが爆発する事もあるでしょう。

ただし怒ってばかりいるとこちらのストレスもたまるばかりで、精神的に良くないのは間違いありません。できる対策はないかを考えてみましょう。

  1. 破ってしまっても問題ない紙を与える
  2. 破られにくい厚手の本を選んでみる
  3. 布など破れない素材の本を渡してみよう
  4. 破られても気にならない古い本を与える
  5. 大事な紙は手の届かない所に早く片付けるを徹底させよう

1 破ってしまっても問題ない紙を与える

既に破ってしまう事を前提にするという、発想の転換をしてみましょう。注意しても注意しても赤ちゃんが絵本を破る事を止めない時は、もう破られる可能性があると判断して破られてもいいものを与えてみましょう。

そのほうが赤ちゃんも思う存分やれますし、親のメンタル面にも良いでしょう。

ただし絵本を渡すのは単価も高いので、まず最初は紙をあげましょう。紙ならばビリビリやられても絵本よりイライラしません。

2 破られにくい厚手の本を選んでみる

本を破られる場合には、その本が薄くて破りやすいという可能性もあるので、破りにくい厚手の絵本を与えるのはいかがでしょうか。

そんな時こそ厚手の本がベストです。赤ちゃん向けの絵本には厚手のタイプのものも販売されています。

だいたい0歳から1歳中心の本ならばかなり見つかりますし、コンパクトで旅行などに持参出来る絵本の中には簡単に破れないほど頑丈なものが目立ちます。

このような「簡単に破れない」タイプしか触れなければ、破らなくなっていくのではないでしょうか。

3 布など破れない素材の本を渡してみよう

流通している数はそう多くないかもしれないのですが、布の絵本もお勧めです。

布なので赤ちゃんによってはあまり好きではないという場合もあるのですが、布の絵本も当然破る事は不可能です。

我が家にも昔ありましたが、布タイプはちょっとした仕掛けがあるものなので、手先が少し器用になったら楽しめる仕様です。破れない絵本ですしおもちゃのような役割もはたしてくれるのでお勧めです。

4 破られても気にならない古い本を与える

破られてもいい紙を与えたがそれは破らず絵本を手にして破ることを続けてしまう…という場合は、最終手段としてお勧めなのが古い本を与えるです。

常に赤ちゃんに注意して見守るのは困難ですし、破る時期は限られているので、赤ちゃんが触る本は古くて破れても良いと判断したもののみを与えます。

古い本がなければ、古本屋さんなどで絵本を探してみましょう。中には贅沢な赤ちゃんもいて、古い本では破らないという子もいるのですが、そのまま本を破る事を止めてしまうかもしれませんので、一定期間は古い本に囲まれた生活にしてください。

「古本は誰が触ったかわからないから、衛生面で不安」という方もいらっしゃるかもしれませんので、そこはご自身で判断をしてくださいね。

5 大事な紙は、手の届かない所に早く片付ける!を徹底させよう

周りの人も気を付けたい事があります。絵本だけでなく、破る事が好きな赤ちゃんは手紙や書類なども楽しく破ってしまいがちです。

それらを避けるためにも、赤ちゃんの手が届く範囲にそのような大事な紙類をはじめ大事な物全般を絶対に放置しないようにしましょう。

「ちょっとの間だけ」と一瞬置く事も危険です。手の届かない所におけば、イライラする事が減ってくるのです。

ぜひ率先して高い場所に保管するようにしましょう。

破られたら当然注意しよう!コツは短く簡潔に叱る事です

破る事が成長の証とはいえ、破らない子のほうが多いかもしれないと思うと、破る子には注意が必要でしょう。この時にポイントとなるのが叱り方です。特に赤ちゃんは叱る時には短く言わないと理解してもらえません。

ある程度大きくなるまでは破ってはいけない理由も把握出来ないので、親も注意の仕方をしっかりと学びましょう。

【叱り方のポイント】0歳から1歳までは簡潔な言葉で!

赤ちゃんを叱るにはダラダラと言わない事が前提です。ですから「ダメ」とか「大事大事」などの言葉で簡潔に注意します。注意しないのもいけません。

言葉が長いと理解しにくいのはあるのですが、何も言わずに破いたものを奪うだけを繰り返したら、赤ちゃんはどうして取られるのかわからなくて泣いて騒ぐとかキョトンとするだけです。

ダメという言葉などを使い、必ず注意するようにしましょう。

絵本が破られて悲しい思いをしている、という意味合いを込めて「絵本が泣いてるね」とか「痛い痛いって言ってるよ」と絵本の気持ちを代弁してみても効果があると思いますので、試してみてください。

【叱り方のポイント】2歳から3歳までは理由をしっかり伝えて叱る!

2歳以降の子供で絵本を破ってしまうという子供は少ないとは思います。ただ、そういったお子さんに悩まれている方もいると思いますので、そういったお子さんに対する叱り方も考えてみましょう、

これ位の年齢になると、ある程度こちらの言葉の意味を理解出来る知能を持っています。今までのように簡潔に「ダメ」と言うだけで終わりにするのではなく、しっかりとした理由づけをしたいところです。

3歳といえば幼稚園に入園する子も多くなります。もうこの時点では紙を破る子を少ないと思いますが、入園前にはしっかりとやらないようにしたいものです。

絵本が破られたら「一度ビリビリされると、テープをつけないとダメだけれど、綺麗には戻らないんだよ」「絵本は破るものじゃなくて読むもの。みんなで読む事もあるのに、破ったらみんな悲しいよね」という伝え方はどうでしょうか。

破ってビリビリになったら、読めなくなってしまう事もあるという話も子供にしっかりと伝えてあげてください。

気付けばやらなくなっている事も多い!成長過程と思って見守ろう

我が家の末っ子を思い出しても、いつしか絵本を破らなくなってきたので、いつが最後に破ったのかすら覚えていません。

でも上の子が赤ちゃん時代に大好きだったアンパンマンのキャラクターがたくさん載っている図鑑をはじめ、上の子が好きな絵本、真ん中の子の絵本などをたくさん破いて、何度上の子たちが泣かされたかわかりません。

そのたびに上の子たちを励まして「仕方ないのよ。でもごめんね」と謝っていました。懐かしい思い出です。

兄弟がいると兄弟たちの大切にしている絵本までも犠牲にあうかもしれませんので、上の子たちの絵本も出来れば赤ちゃんの手の届かないところへ保管しておきましょう。

赤ちゃんが成長していくうちに、次第に絵本や紙を破らなくなりますよ。あと少しの辛抱だと、家族みんなで見守りましょう。

みんなのコメント
  • キティママさん

    まさにうちの下の子が毎日絵本を破ることが続き、母の怒りがおさまりませんでした。藁にもすがる思いで、こちらのサイトを見つけ、読むことができて良かったです。上の子の大切な絵本を今日も破られ、叱り、自己嫌悪でした。やはり古い本を与える事にします!
    絵本が好きな子なので…ありがとうございます!

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